学校から帰って来た北斗はGEAR本部へ行くために準備をしていた。
「急がないと…」
ジュピターに餌を与えると、北斗は走り出した。

「?」
ふと立ち止まる。道上に何かある。いや、誰かが倒れている。
「だ、大丈夫です…!?」
倒れていたのは北斗と同じくらいの歳の女の子だった。
「…うう…ん」
「き、君!大丈夫!?」
どうやら気が付いたようだ。
「あ…の、私、ここで何を…?」
「君、ここで倒れていたんだよ。何があったの?」
「…お、思い出せない…分からない!?」
「あ、名前は…覚えてる?」
「私の名前…私の名前はティス。」
ティスと名乗る少女はよろよろと立ち上がった。
「大丈夫、だいじょう…キャア」
二、三歩歩いた所でティスはまた倒れた。北斗が近寄る。
「やっぱり無理だよ。…仕方ない、僕の家で少し休んだ方がいいよ。」
「えぇ、別にいいよ。そんな見ず知らずの人の家なんかに…」
「まだフラフラしてるし…危なっかしいよ。」
「ふー、仕方ないわね…じゃあ、お言葉に甘えるわ。」
ティスは北斗に肩を貸されて、北斗の家に向かった。

「あら?北斗、銀河君たちとアミューズメントパークに行ったんじゃ…その子は?」
「あ…この子、道で倒れていたんだ。」
「ども、ティスです。はじめまして…」
「ど、どうも…北斗、銀河君たちにはこの事いったの?」
「あ゛あ゛っ!忘れてた!」

北斗は慌ててリビングに駆け込み、受話器をとった。
「ゆ、ゆっくりしていってね。」
「お、お構いなく…」
苦笑する織絵とティス。
北斗がキッチンに戻ってきた。
「エリスにこっぴどく怒られた…」
「二人はどうするって言ってたの?」
「巨大迷路に行くって乙女ちゃんが言ってるからその後来るって。」
「二階、片してこよう。」
「あ、私手伝おうか?」
「いいよ、別に。」
「いいじゃない、北斗。母さん、これから買い物に行ってくるわね。」
そう言って、織絵は出て行った。

「結構かたずいてんじゃん、ここ。」
「大事なもの隠さないと大変だからさ、ふとした誤りで壊れたら困るし。」
「…………」
「どうしたの?ティス?」
「ううん、なんでもない…ん?」
ティスの視線が釘付けになった。

「ああっ!そっそれはっ!」
北斗は大慌てでティスの視線の先にあるものを掴んだ。
この間銀河から借りたE-DRIVEの水着写真集だった。
「やっぱり男の子だねぇ〜。」
ニヤニヤしながらティスは北斗の顔を見る。
北斗は赤面した。
「ゴメン、ゴメン。そんなに恥ずかしがらないでよ。おわびにイイこと、してあげる。」
そう言うと、ティスは北斗のズボンのチャックに手をかけた。

「ええっ!?なっ何!?」
「あらあら、可愛いチンチンね…」
困惑する北斗のモノをティスはしごき始めた。
モノはすぐに堅くなった。
「凄く気持ち良くしてあげるね…んんっ…んくっ…」
ティスは北斗のペニスを舐め始めた。
「ああ…あわわ、ち、ちょっとォ…」
最初はありえないティスの行動にうろたえていたが、しばらくすると、見ず知らずの女の子に
フェラされていることなど脳裏から消えていた。
「んちゅっ…んんっ…んむっ・・・」
「あ、ああ、で、出るっ!」
「んぐぅっ!」
ドピュ、ピュルピュルルルピュルー
北斗の精液はティスの口内に注がれた。

「はあ…はあ…」
「気持ちよかったでしょ。」
「う、うん…」
「じゃあさ…私も気持ちよくして…」
そう言うとティスは服を脱ぎ始めた。
小振りだがやわらかそうな胸、毛は生え揃ってなく、タテスジの見える陰部。
それらが北斗の前に現れ、ペニスは元気を取り戻した。
「優しく入れてね…」
「うん…」
そう言うと北斗はペニスをゆっくりと挿入した。
「んんっ…ああっ!い、痛い!」
処女膜が破れ、結合部から鮮血が流れた。
「だ、大丈夫!?」
「大丈夫…続けて…」
北斗はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ…ああっ…ああ…気持ちいい…」
腰を動かすたびにティスの乳房が揺れる。
とうとう我慢できなくなった北斗は、その頂点に鎮座する乳首に吸い付いた。
「あああっ!ああっ!んあっ!もっとォ、もっと舐めてぇ!」
ティスの体がびくんびくんと反応する。
北斗は腰を早く振り始めた。

「んあっ!ああっ!はあっ!あんっ!イイっ!イクっ!イッちゃうっ!」
ティスが絶頂に近づくと同時に北斗も絶頂が近づいていた。
「も、もう、で、出るっ!」
「ああっ!も、もう…だ…め…っ!」
ドプッ!ドププッ!ドクドクッ!
「ああああああああああああっ!!!」
北斗は硬直し、ティスは体を大きく仰け反った。

しばらくの沈黙を崩したのはティスだった。
「私…シャワー浴びてくるね…」
「………」

「デスピニス、そっちはどうだった?」
『出雲銀河・エリス=ヴィラメットのデータ採集完了。ティスは?』
「草薙北斗のデータは採ったわ。」
『ティス、なんで裸なの?』
「ど、どうでもいいでしょ!そんなこと。」
乱暴に通信を切るとティスはシャワーを浴び始めた。
なぜ、あんなことをしてしまったのだろう。
なぜ、敵であるラウンドナイツの一人に自分の体を捧げてしまったのだろう。
ティスはそのことを思うたびに、体が熱くなるのを感じた。

「さて、やることも済んだし…」
服を来たティスは颯爽と家を飛び出した。
デスピニスと合流する前に銀河とエリスの二人とすれ違った。
「ねぇ、あの子の服…」
「ああ、パークで俺達をつけまわしてた奴と同じ服だな。」
「あの子、何だったのかしら。」
「さぁ…」

ティスの目には光るものがあった…

                         終

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

編集にはIDが必要です