最終更新: srweroparo 2011年12月27日(火) 19:23:33履歴
「はぁ……」
ユミの深いため息と共に、半径1メートル程にどよーんとした重い空気が流れる。
と言うものの、ユミはDさんことDボゥイに実質ふられてしまった。
本人はそれなりに諦めはついてはいるものの、やはりアキとのラブラブっぷりを見せつけられると、明るく振る舞っても何とも言えない気持ちになってしまう。
そんな暗い気持ちでユミは艦内を歩いていた、その時だった。
「ずいぶん暗い空気を出しているじゃないか」
「え……あ」
ユミの背後から呼びかける声がし、ユミは後ろを振り向く。
そこには、見た目は女だが男、デッドがいた。
デッドは素早くユミに顔を近づけ、ユミは思わず少したじろいだ。
「な、なに?」
「……ふぅん、ブレードにふられて悲しいんだね?」
図星だ。ユミは驚き、デッドは綺麗な笑みで顔に出ていると言う。
すぐさま表情を元に戻そうと試みるユミだが、まぁ無駄なあがきという奴だ。
「俺もブレードに仮面を壊されたし……案外似たもの同士かもね、俺達って………」
「……ッ!」
ユミは目を見開き驚く。
何故なら、デッドがユミに言葉を交わした直後、いきなり唇を重ねてきたのだ。
「んッ! や……んむッ」
驚きでしばらく間が空き、ユミはデッドから逃れようとするが、所詮テッカマンにならなければ男と女。
力ではデッドの方が勝っているため逃れられず、口内に舌まで入れられ身を硬直する。
ユミの思考も徐々にだが麻痺していき、力も抜けていく……それをデッドは見逃さない。
「んッ!! あんんッ……」
「ふふ……もう濡れてる……」
デッドの片手がユミのスカートの中へ移動していく。
そして、下着越しに秘所に触れると、すでに下着からでもわかるほど濡れており、デッドは下着を横にずらし指を直接秘所の中へ入れた。
「んんーッ! んふッ……んちゅ……」
指を出し入れすると、愛液は溢れユミは口を塞がれながらも喘ぐ。
床にはポタポタと愛液が落ち、ユミはデッドの責めに力を無くし脚をガクガクさせていた。
そして、ユミの呼吸が苦しくなってきた頃、デッドは秘所から手を離し、口から唇を離す。
下からは愛液、上からは唾液の糸が二人を繋いだ。
「はっ……はぁ、はぁ……」
「ふふ、気持ち良かった?」
力無く、内股でその場に座り込むユミをデッドは微笑みながら見下ろす。
しかし、肩で息をしながら困惑しているユミは答えられず俯くまま。
そんなユミを見下ろしながら、デッドは歩きだした。
「なかなか可愛かったよ。最後までやりたかったら、いつでも俺に言いな」
デッドは最後にユミに言い残し、何処かに行ってしまった。
しばらくユミは立てずに座り込んでいた。
「…………はぁ、なんかあたし、最低……はぁ〜」
そして一言漏らすと、ずれていた下着を元に戻し、再びどよーんとしながら自室へと向かったのだった。
―終―
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