ルリはいつもの通り、ナデシコのブリッジでオモイカネと話している。
「ねぇオモイカネ・・・ワタシ、最近変じゃない?」
「変  変」
オモイカネもルリの変化を感じ取っているようである。
「なんでだろう・・・体が熱くなって・・・真っ赤に燃えるような・・・」
その時、ドアが急に開いた。そこから出てきた一人の男。
「ホシノ・ルリよ!!体が真っ赤に燃えるのは淫乱の証拠ォ!!行くぞォォ!」
部屋に入ったと同時に襲い掛かる男。キングオブハート、ドモンカッシュである。
いきり立つ股間。それはまさに真っ赤に燃えると呼ぶに相応しい代物である。
(・・・これが日本の誇る富士の大山なんでしょうか・・・)
ルリはショックのあまりそんな他愛も無いことが頭をよぎる。
「ド・・ドモンさん・・・痛いです・・・放してくれないと警報を・・・」
「警報だと!?・・・鳴らすが良いさ。ただし・・・皆が駆けつけた時、お前はどんな状態にあると思う?」
ルリはドモンの脅しに何も言い返せなかった。
「皆に自分の痴態を晒したくはあるまい?俺に身を委ねろ!!」
「は・・・ハイ・・・・」(誰か・・・助けて・・・)
ルリはこのままでいるよりも後の恥を恐れ、身を委ねる他なかった。
「・・・・・・・」黙り込むルリ。
「やっと大人しくなったか・・・・行くぞォォォ!!」
その時、ルリの中で何かが弾けた。眠っていた力が目を覚ましたのである。
「待ってくださいドモンさん」「ん!?何だ!!いいからしゃぶれ!!ホレ!」
「まずワタシの体を弄くるのが基本でしょう?順序は守ってください」
ルリの挑発にドモンが乗らないはずが無かった。ドモンの唇が発展途上の乳房に伸びる。
「ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・」ドモンの唇が激しく音を立て乳房を責め立てる。
「ど・・・どうだ?俺のテクニックは?」誇らしげにドモンが言い放つ。
「・・・・今・・・何かしてたんですか?」ルリは何一つ動じていない。
「ワタシ、がっかりです。あの有名なキングオブハートの力がこんなものなんて・・・」
ルリは呆れたように言い放つ。事実、ルリの体は何の反応も示さない。
「こうなったら・・・・本気で行く!!・・・・行くぞォォォォ!!」
ドモンの股間がルリの大事なモノ目掛けて突進する。荒野を駆けるライオンのように。
(どうせ・・・駄目なんでしょうが・・・)ルリが半ば諦めかけている、その時だった。
「・・・見えたぞ!!ルリのGスポット!!」だんだんと金色に輝いていくドモン。
全身金色ながら、一部から白濁色の物が見えるのは気のせいだろうか。
「はぁぁぁ・・・っ!!」金色に輝くドモン。・・・一部を除いてだが。
ルリはかつてない不安に駆られていた。何故アソコだけ黒いままなのだろうか・・と。
「ドモンさん・・・金色になったからって驚きませんよ?テクでワタシを驚かせて下さい」
嫌味たっぷりにドモンを挑発するルリ。この時ドモンは何かを感じ取っていた。
「もう・・・もう我慢できん!!明鏡止水となったこの俺が!!お前をひいっ!とエンドさせてやる!」
「フフ・・・やってみて下さい」ルリはどこか喜んでいるようにもみえた。
そしてここぞとばかりにドモンは技を繰り出す。出し惜しみなどするはずもなく。
「行くぞォォ!!俺のアソコが腐って唸る!!お前をイかせと不気味に伸びるゥ!!
ダァァァクネスチンポォソォォォド!!突き!!突き!!!突きィィィ!!!」
ドモンの腰のスピードはもはや人のものではない。ルリのスポットを激しく突く。
「ジュポ・・・ヌポ・・・パシン・・・・」音だけはいっちょ前だが・・・ルリは満足でないようだ。
「フゥ・・・フゥ・・・ル・・ルリ・・・どうだァァ!!俺の最高の力はァァ!」
ルリは多少火照っているようだが、満足にいっていない様子である。
「なんでそんなスピードを持っていながらそんなに下手なんですか・・?
しょうがないですねドモンさん・・・ワタシが攻めますから、寝ててください」
「お・・・おお・・・」(・・・・俺の股間は何の効果もないのか・・?毎日自慰で鍛えたこの股間が・・)
そして・・・ついにルリの反撃が始まるのである。そのテクニックは並ではないはずだ。
「まずは・・・ドモンさんの臭くて汚いおちんちんを・・・」早速咥えるルリ。
「ジュブ・・・ヌプ・・・ぴちゃ・・・」激しい音がなり始めたと思った瞬間だった。
ルリがドモンのモノを咥えたほんの数秒後だった。
「あああああああ!!もうだめだ!!で・・出る!!出るゥゥゥ!!」
なんとドモンはほんの数秒咥えられただけでイきそうになっているのである。
「・・・は?」ルリは愕然とした。咥えてから八秒の出来事だった。
「あっ・・・おうう・・・ハア・・・ハア・・・す・・素晴らしいファイトだった!!
お前・・!!出来るな!!いや!お前は神だ!!」
ドモンは感激のあまり舞い上がっているようだ。
「い・・いや・・・ワタシ、特に変わったことしてないんですが・・・
とにかく速すぎです・・・精子も余りの出の速さに飲み干してしまいましたよ・・」
ここでルリはあることに気がついた。「ドモンさん・・・童貞・・・だったんですか?」
「・・・・そうだが?・・童貞で何が悪いィィィ!!」「開き直られても・・」
ルリはもうどうでもよくなってるようである。こんな下手糞としたのは初めてだったのであろう。
「もう・・・いいです。早漏は帰って下さい」「早漏だと!!・・・帰るか・・」
この時、ドモンは不敵な笑みを浮かべていた。ルリは気付く由も無かったが。


数分後・・・ドモンの死亡が確認された。自殺らしい。
ルリが皆と顔を会わせる。すると誰もが変な目でルリを見るのである。
「ど・・どうかしたんですか・・・?」ルリが不安そうに聞く。
一同が一斉に艦内モニターを指差した。「え・・・」愕然とするルリ。
先程までの行動がすべて撮影され、放送されているのである。「なんで・・・」
「ドモンは命を賭してまでルリの痴態を晒す為に・・」「死なねば自分も生き恥を晒すだけだしな・・」
その後・・・ルリが男性クルーのおもちゃにされたのは言うまでも無い。
そして彼らは一様にこう言う。「ドモンは神!!」・・・と。

「一体・・・誰ですか・・・あんなの撮影して・・・ワタシもう・・・」
ルリは口でそういいながら喜んでいるのは、誰の目にも明らかであったが。


覆面「ドモンよ・・・我々の為に犠牲にしてすまなかった!!兄である私も・・やりたかったんだ・・
だが・・・死ぬ前に童貞を卒業できて良かったな・・・いや、我々はもっと楽しむがね。」

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