最終更新:ID:ulTObWMuNw 2023年04月22日(土) 10:21:26履歴
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最近無性に気になっていることがある
十四音が愛読している妙にページも少ない薄めの本である
内容は知らないが私が病院の個室を覗くと必ず隠すため
気を悪くしないよう触れないでいる
一応この病院は私が出資しているため顔パスを使い気軽に来れるものの
このまま膠着状態が続くのも癪なので思い切って聞いてみることにした
「前から気になっていたけどその絵本はなんなのかな?」
『ビクッゥ あっ…こ、これ………』
自分の持っている絵本に気づく
「うん、中身が気になっちゃってね。言えないならそれで構わないよ無理はさせたくないからね。けど、いつも楽しそうに眺めているから私も気になるなぁ」
『オチツケ…オチツケ…ルフノチャンスルフノチャンス…………………SM調教 ボソッ』
SM…なんだ?
『SM調教本…首輪着けてワンワン鳴く…』
小学生を甘く見ていた
これを幽華はどのように意気投合したか気になるが
今はその薄い本の内容が何より重要
絵本ではなく営みが描かれた本なら好都合
縫とは同じ夜を過ごすこともあるのだがスキンシップのことは全くの素人である
こればかりは他を頼ろうとしても思いつけない
夜に強い延子に追いつくにはスペシャリストの十四音に頭を下げるのが得策と今、確信しこうして薄い本と対峙している
「そのぅなんだ。少しの間貸してくれないかな?興味が湧いてきたんだそれ」
『⁉︎』
その台詞を待っていたように目を輝かせ始める十四音
『カルミアさん、興味あるんだ…そうだ!』
タンスの中を探し始め山積みになった薄い本が連なりはじめた
もはや薄いどころではない
『良かったらどうぞ……!全部!新しい扉が開くと思うよ!!』
「あっ……ははぁ」
とやかくして厚い本になった群れを目で処理した
「この姿勢は縫に出来るのかな?無理があるな。だがこれくらい奇を狙ってみるのも…延子みたいに蝋燭と鞭を使うのも………二番煎じになりかねないな。やはりここは…」
その夜、縫を囲むように死川宅で二人が鎮座する
延子『この子はね、私を選んだの。別に寝取ろうとしている訳ではないの』
カルミア「君はよく喋るなぁ、まぁ私を昨日と同じと思わないでもらいたいのだが」
縫「わ、私…二人なら何をされてもいいから…」
昼は霊華、夜は縫と良い身分をしている延子、思わず私泣きそう
延子の過激な手段は用いれないが私ならではのアプローチとマッサージをした
縫「んん、ふぅー……」と言っても背後から絶壁パイを鷲掴みするのだが
小柄なのが幸いして私でも回しやすい体なのだ
首筋を舌でなぞり甘噛み、続いて耳たぶを舌で踊らせる
縫「っっっーッ!」
延子『こ、これ以上は私も手加減しない』
カルミア「ちょっと待て!回す順番が…」
多少予定は狂ったが予想以上の反応だ
延子が焦り始めたのと縫が食いしばり始めた時から確信に変わった
延子『カルミア…いったい貴方がどこでそのテクニックを…?』
カルミア「調べたさ、この時の為に、縫を取り戻すため
もう加減をしないのはこっちの方!」
縫「そう……じゃあ私もそろそろ本気でいくね……」
何かスイッチが入るような音がした。これは感覚に訴えかける、危険信号でもあった
延子『ヒヤァ!?』カルミア「アアッ⁉︎」
忍ばされた手淫に気づかず一瞬意識が飛んだ
倒されていたのは私達………?
こちらを見下ろすのは縫。そのまま呟いた
縫「ごめんなさい。二人を見てると…ね。こっちもギア上げていいと思って。
っはぁー………(クソデカため息)」
カルミア「ど、どうしたんだい急に」
縫「察しが悪いのねカルミアさんったらぁ。今まで手加減してあげていたのよ。ほら」
延子『ヒギッ!?』
縫「前に言いましたよねぇ?聖女というより魔女だって。その通り
いくら喰らわせても完全に満足したことがなくて。けど今の貴方達ならありのままの私も受け止めてくれるわ、よ、ね?」
縫の愛情は深海のように深かった
しかしそれは私達を誘う深淵でもあった
開けてはならない扉に触れてしまった二人はその身をもって償わなければならない
死川縫を覗いているときもまた、死川縫がこちらを見ているのだ
後日、緋衣十四音の病院で
十四音『幽歌ぁ?今日はカルミアさん来ないねぇ?』
幽歌「死川さん……」
霊華「延子ちゃんまた音信不通だって…」
程なくして所在が気になり三人が集まりそうな死川宅で顔を合わせることに
満足気なパープルヘイズと萎びたようなイデアとトレーダーが抱き寄せられていた
それ以上は何も言うまい
(https://seesaawiki.jp/ssmahoushoujo/d/%CC%B5%C2%EA... )
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十四音が愛読している妙にページも少ない薄めの本である
内容は知らないが私が病院の個室を覗くと必ず隠すため
気を悪くしないよう触れないでいる
一応この病院は私が出資しているため顔パスを使い気軽に来れるものの
このまま膠着状態が続くのも癪なので思い切って聞いてみることにした
「前から気になっていたけどその絵本はなんなのかな?」
『ビクッゥ あっ…こ、これ………』
自分の持っている絵本に気づく
「うん、中身が気になっちゃってね。言えないならそれで構わないよ無理はさせたくないからね。けど、いつも楽しそうに眺めているから私も気になるなぁ」
『オチツケ…オチツケ…ルフノチャンスルフノチャンス…………………SM調教 ボソッ』
SM…なんだ?
『SM調教本…首輪着けてワンワン鳴く…』
小学生を甘く見ていた
これを幽華はどのように意気投合したか気になるが
今はその薄い本の内容が何より重要
絵本ではなく営みが描かれた本なら好都合
縫とは同じ夜を過ごすこともあるのだがスキンシップのことは全くの素人である
こればかりは他を頼ろうとしても思いつけない
夜に強い延子に追いつくにはスペシャリストの十四音に頭を下げるのが得策と今、確信しこうして薄い本と対峙している
「そのぅなんだ。少しの間貸してくれないかな?興味が湧いてきたんだそれ」
『⁉︎』
その台詞を待っていたように目を輝かせ始める十四音
『カルミアさん、興味あるんだ…そうだ!』
タンスの中を探し始め山積みになった薄い本が連なりはじめた
もはや薄いどころではない
『良かったらどうぞ……!全部!新しい扉が開くと思うよ!!』
「あっ……ははぁ」
とやかくして厚い本になった群れを目で処理した
「この姿勢は縫に出来るのかな?無理があるな。だがこれくらい奇を狙ってみるのも…延子みたいに蝋燭と鞭を使うのも………二番煎じになりかねないな。やはりここは…」
その夜、縫を囲むように死川宅で二人が鎮座する
延子『この子はね、私を選んだの。別に寝取ろうとしている訳ではないの』
カルミア「君はよく喋るなぁ、まぁ私を昨日と同じと思わないでもらいたいのだが」
縫「わ、私…二人なら何をされてもいいから…」
昼は霊華、夜は縫と良い身分をしている延子、思わず私泣きそう
延子の過激な手段は用いれないが私ならではのアプローチとマッサージをした
縫「んん、ふぅー……」と言っても背後から絶壁パイを鷲掴みするのだが
小柄なのが幸いして私でも回しやすい体なのだ
首筋を舌でなぞり甘噛み、続いて耳たぶを舌で踊らせる
縫「っっっーッ!」
延子『こ、これ以上は私も手加減しない』
カルミア「ちょっと待て!回す順番が…」
多少予定は狂ったが予想以上の反応だ
延子が焦り始めたのと縫が食いしばり始めた時から確信に変わった
延子『カルミア…いったい貴方がどこでそのテクニックを…?』
カルミア「調べたさ、この時の為に、縫を取り戻すため
もう加減をしないのはこっちの方!」
縫「そう……じゃあ私もそろそろ本気でいくね……」
何かスイッチが入るような音がした。これは感覚に訴えかける、危険信号でもあった
延子『ヒヤァ!?』カルミア「アアッ⁉︎」
忍ばされた手淫に気づかず一瞬意識が飛んだ
倒されていたのは私達………?
こちらを見下ろすのは縫。そのまま呟いた
縫「ごめんなさい。二人を見てると…ね。こっちもギア上げていいと思って。
っはぁー………(クソデカため息)」
カルミア「ど、どうしたんだい急に」
縫「察しが悪いのねカルミアさんったらぁ。今まで手加減してあげていたのよ。ほら」
延子『ヒギッ!?』
縫「前に言いましたよねぇ?聖女というより魔女だって。その通り
いくら喰らわせても完全に満足したことがなくて。けど今の貴方達ならありのままの私も受け止めてくれるわ、よ、ね?」
縫の愛情は深海のように深かった
しかしそれは私達を誘う深淵でもあった
開けてはならない扉に触れてしまった二人はその身をもって償わなければならない
死川縫を覗いているときもまた、死川縫がこちらを見ているのだ
後日、緋衣十四音の病院で
十四音『幽歌ぁ?今日はカルミアさん来ないねぇ?』
幽歌「死川さん……」
霊華「延子ちゃんまた音信不通だって…」
程なくして所在が気になり三人が集まりそうな死川宅で顔を合わせることに
満足気なパープルヘイズと萎びたようなイデアとトレーダーが抱き寄せられていた
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