最終更新:ID:GsIdXvdGog 2016年05月21日(土) 22:03:51履歴
「いや、ホント、マジで近付かないで下さい。……本当にキモいんで」
芥辺探偵所は悪魔を使って依頼をこなす事務所である。
そんな事務所で探偵助手をしている佐隈りん子は、現在最悪の状況に陥っていた。
そうは言っても、悪魔には慣れているし、人が死ぬのは多少ショッキングだったが周囲の悪魔のお陰で本人のグロ耐性はかなり高い。
ではなぜ最悪の状況なのかというと、それは呼び出した悪魔に問題があった。
「むっ、ワシのどこがキモいのだ!? ホレ、言ってみろ、ホレホレ!」
りん子の身体に頭を擦り付け、執拗にナニかを言わせようとしている悪魔。
それだけなら態度がうざいだけだと思われるかも知れないが、それだけならばりん子が拒絶する理由にはならない。
では、なぜりん子は強烈な拒否反応を示しているのか。
――それは、その悪魔の見た目にあった。
彼は綺羅びやかな荷車の様なものに乗っていて、2メートルを超えるであろうその巨体は全身が緑色に彩られている。
身体から生えている複数の腕や触手は、悪魔にとって強さの象徴とも呼べるであろう。
だが、その身体は、どこからどう見ても――チ○コだった。
陰茎。男性器。ペニス。etc…様々な名称で世に親しまれている男の象徴。
りん子の召喚した悪魔――名をマーラと言う――は美しいほどにご立派なのだ。
「それ、セクハラですよ。マジでやめて下さい。そろそろ怒りますよ」
「ほう、貴様が怒ったとてワシにナニが出来るのかな? グワッハッハッハッハッハ!」
りん子の軽い脅しにもマーラは屈することはなかった。
悔しいことにマーラの言うことは正論である。
りん子は悪魔召喚に慣れており、悪魔に対して罰を与える呪文なども複数知っている。
しかし、それは各悪魔の詳細が載っているグリモアを手にして初めて行えることであり、COMPによって召喚した悪魔には罰を与える事は出来ないのだった。
「多少悪魔に慣れとるからって、この大魔王マーラ様には逆らえんわ!」
それに加えて相手は魔界でも地位の高い魔王である。
どこぞのフリーター淫奔悪魔とは大違いの凄い悪魔なのだ。
ベルゼブブ並に偉いとすると、グリモアを持っていたとしても持て余してしまう可能性もあった。
逆らえないりん子に気を良くしたマーラは、更に増長し声量を上げていく。
もはやギンギンになったその頭部は、天高くそびえ立ち、神々しささえ感じられる程である。
「イクぞ佐隈りん子よ! 大暴れしまくって、この会場中の悪魔を昇天させるてやるのだ! グワッハッハッハッハッハァー!!」
「もうやだ……アクタベさ〜ん、早く助けに来て下さい〜」
勝手に道を突き進んでいくマーラに、すっかり意気消沈した佐隈りん子。
雇い主であるアクタベが救出に来てくれることを望んでいるが、果たして彼は来てくれるのだろうか。
下手したら魔神皇の少年と知り合いである可能性もあるが、それは誰にもわからないことだった。
とりあえず、りん子は頼りになるんだか頼りにならないんだかよくわからない魔王の後を追うことにした。
何も頼れない状況で自分は何の戦力もない一般人なのだから、仕方ないと言い聞かせて。
いつかグリモアを手にした時に仕返ししてやると心に誓って。
佐隈りん子はマーラに着いてゆく。
それが唯一の生き残る道であれば――人間はチ○コにも頼るのだ。
【?????/1日目/朝】
【佐隈りん子@よんでますよ、アザゼルさん。】
[状態]:健康
[装備]:COMP(スマートフォン型)
[道具]:基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本:帰りたい。
[COMP]
1:マーラ@女神転生シリーズ
[種族]:魔王
[状態]:健康
芥辺探偵所は悪魔を使って依頼をこなす事務所である。
そんな事務所で探偵助手をしている佐隈りん子は、現在最悪の状況に陥っていた。
そうは言っても、悪魔には慣れているし、人が死ぬのは多少ショッキングだったが周囲の悪魔のお陰で本人のグロ耐性はかなり高い。
ではなぜ最悪の状況なのかというと、それは呼び出した悪魔に問題があった。
「むっ、ワシのどこがキモいのだ!? ホレ、言ってみろ、ホレホレ!」
りん子の身体に頭を擦り付け、執拗にナニかを言わせようとしている悪魔。
それだけなら態度がうざいだけだと思われるかも知れないが、それだけならばりん子が拒絶する理由にはならない。
では、なぜりん子は強烈な拒否反応を示しているのか。
――それは、その悪魔の見た目にあった。
彼は綺羅びやかな荷車の様なものに乗っていて、2メートルを超えるであろうその巨体は全身が緑色に彩られている。
身体から生えている複数の腕や触手は、悪魔にとって強さの象徴とも呼べるであろう。
だが、その身体は、どこからどう見ても――チ○コだった。
陰茎。男性器。ペニス。etc…様々な名称で世に親しまれている男の象徴。
りん子の召喚した悪魔――名をマーラと言う――は美しいほどにご立派なのだ。
「それ、セクハラですよ。マジでやめて下さい。そろそろ怒りますよ」
「ほう、貴様が怒ったとてワシにナニが出来るのかな? グワッハッハッハッハッハ!」
りん子の軽い脅しにもマーラは屈することはなかった。
悔しいことにマーラの言うことは正論である。
りん子は悪魔召喚に慣れており、悪魔に対して罰を与える呪文なども複数知っている。
しかし、それは各悪魔の詳細が載っているグリモアを手にして初めて行えることであり、COMPによって召喚した悪魔には罰を与える事は出来ないのだった。
「多少悪魔に慣れとるからって、この大魔王マーラ様には逆らえんわ!」
それに加えて相手は魔界でも地位の高い魔王である。
どこぞのフリーター淫奔悪魔とは大違いの凄い悪魔なのだ。
ベルゼブブ並に偉いとすると、グリモアを持っていたとしても持て余してしまう可能性もあった。
逆らえないりん子に気を良くしたマーラは、更に増長し声量を上げていく。
もはやギンギンになったその頭部は、天高くそびえ立ち、神々しささえ感じられる程である。
「イクぞ佐隈りん子よ! 大暴れしまくって、この会場中の悪魔を昇天させるてやるのだ! グワッハッハッハッハッハァー!!」
「もうやだ……アクタベさ〜ん、早く助けに来て下さい〜」
勝手に道を突き進んでいくマーラに、すっかり意気消沈した佐隈りん子。
雇い主であるアクタベが救出に来てくれることを望んでいるが、果たして彼は来てくれるのだろうか。
下手したら魔神皇の少年と知り合いである可能性もあるが、それは誰にもわからないことだった。
とりあえず、りん子は頼りになるんだか頼りにならないんだかよくわからない魔王の後を追うことにした。
何も頼れない状況で自分は何の戦力もない一般人なのだから、仕方ないと言い聞かせて。
いつかグリモアを手にした時に仕返ししてやると心に誓って。
佐隈りん子はマーラに着いてゆく。
それが唯一の生き残る道であれば――人間はチ○コにも頼るのだ。
【?????/1日目/朝】
【佐隈りん子@よんでますよ、アザゼルさん。】
[状態]:健康
[装備]:COMP(スマートフォン型)
[道具]:基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本:帰りたい。
[COMP]
1:マーラ@女神転生シリーズ
[種族]:魔王
[状態]:健康
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