最終更新:ID:UmhGIRYdCA 2016年05月02日(月) 21:45:43履歴
「困ったなあ……。どうすればいいんだろう……」
とある小学校の廊下を歩きながら、その少女は力なく呟いた。
彼女の名は、椎名桜子。
異常にギャンブルが強かったりするが、基本的には普通の女子中学生だ。
そんな彼女が、何の因果かこのバトルロワイアルの参加者に選ばれてしまった。
彼女の幸運も、ついに陰りが見えたということか。
いや、幸運の女神はまだ、完全に彼女を見放したわけではなかった。
「とりあえず……COMPって、これのことだよね?」
桜子が手にしているのは、無骨なデザインの携帯電話だ。
彼女が普段使っている物とはまったく異なる外見であり、魔神皇とやらが用意した代物であることは明白である。
「悪魔……かあ……。どんな怖いのが出てくるのか不安だけど……。
どうせ私一人じゃたいしたことはできないし……。えーい、いっちゃえ!」
覚悟を決めて、桜子はボタンを押す。
その瞬間、彼女の視界は光に包まれた。
「……ほえ?」
光が消えた時、桜子は思わず間の抜けた声を漏らしていた。
そこに立っていたのは、彼女が想像したような恐ろしい存在ではなかった。
むしろ見惚れてしまうような、ナイスバディーの美女であった。
「忍者 綱手、召喚に応じ参上した。よろしく頼む」
「え、えっと……。忍者? え?」
思わぬ事態にうろたえる桜子に対し、綱手はフレンドリーに話しかける。
「おやおや、ずいぶんかわいらしい主だね。まあいいさ。
ここにいる間は、あんたが私の主君だ。好きに使っておくれ」
「はあ……」
その態度に気を許したのか、桜子の方も徐々に落ち着きを取り戻す。
「えーと……綱手さんでしたっけ。綱手さんは忍者なんですよね?
忍術とか使えるんですか?」
「ああ、力量を見ておかないと不安か。いいだろう、見せてあげるよ」
そう言うと、綱手は壁際まで歩いて壁に軽くデコピンを放つ。
その瞬間、その場に轟音が響いた。
目を丸くしながら桜子が確認すると、壁は爆薬でも仕込まれていたかのように木っ端微塵になっていた。
「…………」
「どうだい?」
「す、すごい! ぶっちゃけ忍術でもなんでもないけどすごいですよ、綱手さん!
ぜひ、この力を私に貸してください!」
「もちろんだよ。言っただろ? 今の私の主はあんたなんだから。
それに、戦う覚悟のない人間を戦場で死なせるのは気分が悪いしね」
笑顔で返すと、綱手は桜子の頭を優しく撫でた。
ちなみにこの綱手、強大な力を持つ忍者であると同時に、ギャンブルにめっぽう弱い「伝説のカモ」でもある。
そういう意味では、対照的な二人なのであった。
【?????/1日目/朝】
【椎名桜子@魔法先生ネギま!】
[状態]:健康
[装備]:ガラケー型COMP
[道具]:基本支給品、確認済み支給品
[思考・状況]
基本:生き延びる
[COMP]
1:綱手@NARUTO
[種族]:忍者
[状態]:健康
とある小学校の廊下を歩きながら、その少女は力なく呟いた。
彼女の名は、椎名桜子。
異常にギャンブルが強かったりするが、基本的には普通の女子中学生だ。
そんな彼女が、何の因果かこのバトルロワイアルの参加者に選ばれてしまった。
彼女の幸運も、ついに陰りが見えたということか。
いや、幸運の女神はまだ、完全に彼女を見放したわけではなかった。
「とりあえず……COMPって、これのことだよね?」
桜子が手にしているのは、無骨なデザインの携帯電話だ。
彼女が普段使っている物とはまったく異なる外見であり、魔神皇とやらが用意した代物であることは明白である。
「悪魔……かあ……。どんな怖いのが出てくるのか不安だけど……。
どうせ私一人じゃたいしたことはできないし……。えーい、いっちゃえ!」
覚悟を決めて、桜子はボタンを押す。
その瞬間、彼女の視界は光に包まれた。
「……ほえ?」
光が消えた時、桜子は思わず間の抜けた声を漏らしていた。
そこに立っていたのは、彼女が想像したような恐ろしい存在ではなかった。
むしろ見惚れてしまうような、ナイスバディーの美女であった。
「忍者 綱手、召喚に応じ参上した。よろしく頼む」
「え、えっと……。忍者? え?」
思わぬ事態にうろたえる桜子に対し、綱手はフレンドリーに話しかける。
「おやおや、ずいぶんかわいらしい主だね。まあいいさ。
ここにいる間は、あんたが私の主君だ。好きに使っておくれ」
「はあ……」
その態度に気を許したのか、桜子の方も徐々に落ち着きを取り戻す。
「えーと……綱手さんでしたっけ。綱手さんは忍者なんですよね?
忍術とか使えるんですか?」
「ああ、力量を見ておかないと不安か。いいだろう、見せてあげるよ」
そう言うと、綱手は壁際まで歩いて壁に軽くデコピンを放つ。
その瞬間、その場に轟音が響いた。
目を丸くしながら桜子が確認すると、壁は爆薬でも仕込まれていたかのように木っ端微塵になっていた。
「…………」
「どうだい?」
「す、すごい! ぶっちゃけ忍術でもなんでもないけどすごいですよ、綱手さん!
ぜひ、この力を私に貸してください!」
「もちろんだよ。言っただろ? 今の私の主はあんたなんだから。
それに、戦う覚悟のない人間を戦場で死なせるのは気分が悪いしね」
笑顔で返すと、綱手は桜子の頭を優しく撫でた。
ちなみにこの綱手、強大な力を持つ忍者であると同時に、ギャンブルにめっぽう弱い「伝説のカモ」でもある。
そういう意味では、対照的な二人なのであった。
【?????/1日目/朝】
【椎名桜子@魔法先生ネギま!】
[状態]:健康
[装備]:ガラケー型COMP
[道具]:基本支給品、確認済み支給品
[思考・状況]
基本:生き延びる
[COMP]
1:綱手@NARUTO
[種族]:忍者
[状態]:健康
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