俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「こんな首輪をつけるだなんて、ボウヤの割にマニアックなんだから」

寂れた様子のホテル街。
愛を確かめ合うその部屋で、鏡を前に一人呟くのは一人の女。
目も眩むような妖艶で誰もが振り返るほどにセクシー。
そう評するのに相応しい美貌を備えていた。
彼女の名は峰不二子。
正体不明、謎めいた魅力に満ちた女である。

「それだけじゃないわ。血なまぐさい殺し合いさせるなんてとっても下品」

命のやりとりの経験が無いわけではない。
自分の欲しいものを手に入れる為に手段を選ばなかった過去もある。
手を汚すことへの躊躇は無いものの、その過程を楽しむような狂人ではなかった。
優先するのはあくまでも自分の欲する物。
具体的に言うなれば、価値のあるお宝のみが峰不二子という女を動かすのだ。

「でも、悪魔……良いわ、ミステリアスで」

夢物語と一笑に付すことはしない。
財宝を求める内に、神秘や奇跡といった物も幾度と無く目撃している。

「空想の存在とお友達になる……そういうのは好きよ。夢があるじゃない」

最新のスマートフォン型COMPを臆することなく、操作する。
悪魔召喚プログラムは滞りなく起動した。
すると室内の闇が濃くなった、そう彼女は感じた。

「悪魔さんのお出ましってワケ?」

「悪魔……フフ、どうかしら」

暗がりから姿を見せたのは、不二子に負けずとも劣らぬ程の魅惑の美女。
悩ましい曲線が震える、ありえないほど整ったスタイル。
そのラインを隠そうともしていない、大胆な衣装。
翡翠の輝きが流れているような美しい髪。
吸い込まれるような瞳は、見つめたが最後二度と眼を反らせなさそうにも見える。
そして、はためく黒い翼。
モリガン・アーンスランド。
魔界より現れた、絶大なる魔力の保持者である。

「あなたの使い方次第で、私は悪魔にでも死神にでもなるわ」

「あら、気をつけなくっちゃね」

互いを見て、薄く微笑む。
その行為に悪意は含まれていない、むしろ好感を抱いてのことだ。

「少なくとも感じたわ」

「何をかしら?」

「悪魔さんと私、案外似た者同士かもね?」

快楽主義、自分の愉悦を何よりも優先する。
そんな二人の邂逅であった。

【?????/1日目/朝】
【峰不二子@ルパン三世】
[状態]:健康
[装備]:COMP(スマートフォン型)
[道具]:基本支給品 AK-47(残弾・多)
[思考・状況]
基本:???
[COMP]
1:モリガン・アーンスランド@ヴァンパイアシリーズ
[種族]:夜魔
[状態]:健康

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