俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「プリキュア」と呼ばれる戦士たちがいる。
彼女達は皆10代の少女であり、超人的な力をもって平和を乱す悪と戦う。
そんなプリキュアの中に、「幻のプリキュア」とでも呼ぶべき存在がいた。
これは、彼女の物語である。


◆ ◆ ◆


坂上あゆみは、殺し合いの中に放り込まれるという今の状況に恐怖していた。
だが同時に、正義感を燃やしていた。
必ずこの状況を打開しなければならないと、決意していた。
もう彼女は、自分の気持ちを他人に伝えられない内気な少女ではない。
実際に戦った時間はわずかとはいえ、彼女は愛と正義の戦士「プリキュア」の一人となったのだ。


「とはいっても……どうしたらいいんだろう」

決意はしたものの、具体的な方法が思い浮かばず、あゆみは途方に暮れていた。
今の彼女の傍らには、パートナーとして絆を結んだ妖精・グレルとエンエンの姿はない。
二人の協力がなくては、変身してプリキュアとしての力を行使するのは不可能だ。

「そうだ! たしか友達になれるかもしれない悪魔がいるとか……」

魔神皇の言葉を思い出したあゆみは、荷物から自分に支給されたCOMPを見つけ出し、操作を始める。

「悪魔の力を借りれば、私もまたプリキュアに変身できるかも……」

我ながら都合のいい考えだと、あゆみは思う。
悪魔という言葉の持つイメージは、あのかわいらしい妖精たちとはほど遠い。
だが、それがどうしたというのだ。
プリキュアの中にはキュアパッションやキュアビートのように、最初は敵としてプリキュアと出会いながらも改心した者たちがいる。
彼女達以外にも、プリキュアと心を通わせることができた敵は決して少なくないと聞く。
何よりあゆみ自身が、悪意の塊だったはずのフュージョンと絆を結ぶことができていた。

「どんな悪魔でも、きっと仲良くなってみせる……。だから……来て!」

決意と共に、あゆみは召喚ボタンを押す。
次の瞬間彼女の前に現れたのは、全身を赤で彩った戦士だった。

「よくぞ私を呼んでくれた、少女よ」

結論から言ってしまえば、あゆみの思いは杞憂であった。
彼女に支給された悪魔は、数十年の間地球を脅かす悪と戦ってきた戦士たちの平和を願う心から生まれたヒーローだったのだから。

「スーパー戦隊! アカレッド!」

あゆみを鼓舞するかのように、その男は力強く名乗りを上げた。


【?????/1日目/朝】
【坂上あゆみ@プリキュアオールスターズNew Stage3】
[状態]:健康
[装備]:スマホ型COMP
[道具]:基本支給品、未確認支給品
[思考・状況]
基本:なんとかして殺し合いを止める
1:キュアエコーに変身する方法を見つける
[COMP]
1:アカレッド@轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊
[種族]:超級英雄
[状態]:健康

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