俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「う〜ん…参ったねこりゃ」

泉こなたは、突然の事態にそうゴチた。
確かいつものように部屋でネトゲをしていたはずなのだが。
いつの間にか寝落ちしたと思ったら、気がついたら魔神皇なる少年に殺し合いをしろと言われた。
そして現在、この殺し合いの舞台にいるわけなのだが…

「いてて…ほっぺたつねっても目が覚めないや」

こなたはまだいまいち実感がもてていなかった。
いきなりこんなうら若き女子大生を捕まえて殺し合いをさせようなどと、一体何を言ってるんだって感じだ。
え?大学生には見えない?小学生に見える?そこ、うるさいよ!

「このパソに悪魔がねえ…」

こなたに支給されたCOMPは、ノートパソコン型だった。
しかし、どこからどうみても普通のノートパソコンにしか見えない。
いつもアニメだ漫画だの言っていても、リアルとフィクションは別物ってくらいの分別はついているつもりだ。
それが悪魔召喚だの非現実的なことを言われても、はいそうですかとは頷きがたい。

「まあ、とりあえずポチッとな」

百聞は一見に如かずというし、とりあえずノートパソコンを起動させる。
すると、しばらくすると画面が現れ、いくつかのフォルダが現れる。
フォルダには、「悪魔召喚」や「地図」、「名簿」などいろいろあるが…

「んじゃ、まずはこの『悪魔召喚』をカチカチっと」

フォルダの中でも最重要の項目と思われるそれをダブルクリックする。
すると、光と共に悪魔が現れた。
泉こなたに支給された悪魔、それは…

「ウサギ…?」

目の前にいるのは、一言で言えばウサギだった。
ただし、その辺にいるようなかわいらしい外見のウサギでは決してない。
二足歩行だしやたら背が高い。
頭にはゴーグルをしていて、赤いジャケットに紺色のズボン。
腰には、黒帯をしている。
かわいいというより、かっこいいという感じだ。

「あれ、一緒に何か落ちてる」

ウサギの足元に落ちているものを拾うこなた。
それは、パソコンのキーボードだった。
ディスプレイや本体などはなく、キーボードだけだ。

「お〜い、もしも〜し」

とりあえずキーボードを無視して召喚した悪魔…もといやたらイケメンなウサギに声をかける。
だが、ウサギは反応を示さない。

「私の名前は泉こなた」
「やふ〜、どんどんぱふぱふ〜」

その後も色々と声をかけてみるが、やはり反応を示さない。
仕方がないので、COMPの中にある悪魔の解説に目を通すことにした。

「なになに…キングカズマ?…おー、ネットの格ゲーキャラなんだ〜。初めて見るなあ」

説明を読んで、目を輝かせるこなた。
彼女はゲームもジャンル問わず大好きで、格ゲーについてもゲーセンでしょっちゅうやっている。
ネットでの格ゲーというのは未体験のジャンルなのだが…

「格ゲーマーとしては、やっぱり極めなきゃね!」

説明によれば、先ほど召喚の際に現れたキーボードが「操作用キーボード」らしく、これを使って動かすことができるらしい。
ちなみにCOMPのフォルダ内にある「チャットモード」なるものを起動し、COMPのノートパソコンの方のキーボードに文字を打ち込めば台詞が表示されるらしい。
試しにチャットモードで「私の名はキングカズマ」と打ち込んでみれば、キングカズマの頭上にフキダシが現れ、入力した文字が出てきた。

「よし、それじゃあまずは操作方法覚えないと」

マニュアルに従って操作用キーボードを動かすと、キングカズマは走ったりパンチをしたりと動く。
操作をするこなたの表情は、とても生き生きとしていた。
ネトゲと格ゲーが大好きな少女にとって、それだけこの未知のゲームは魅力的だったのだ。
殺し合いのことなどすっかり忘れて、こなたは夢中でキングカズマを動かし続けていた。


【?????/1日目/朝】

【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:健康
[装備]:COMP(ノートパソコン型)
[道具]:基本支給品、不明支給品、COMP操作用キーボード
[思考・状況]
基本:不明。
 1:キングカズマの操作方法を覚えて極める
[COMP]
キングカズマ@サマーウォーズ
[状態]:健康
※COMPとは別のキーボードにて動かすことが可能です
※COMP内にあるチャットモードに文字を打ち込み入力するとキングカズマの頭上にフキダシと共に入力した文字が現れます。

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