「流石に予想できねえ、な」
白のジャケットとジーパン、頭にサングラスをかけたオールバックの茶髪の青年は、頭を押さえながらそう呟く。
彼の名はアラン・ダナウェイ。
国際特殊諜報機関、VSSEに所属するエースエージェントの一人だ。
新米ながらも確かな銃の腕を持ち、数々の難事件を解決してきた。
その功績を見込まれ、VSSEから「ルカノ紛争」で起きていた問題の解決を任命された矢先のこと。
ふと目を覚ましたそこは、一泊していたホテルではなく、見知らぬ土地だった。
そして、魔神皇と名乗る少年に殺し合いを命じられ、今に至っている。
無論、あの魔神皇と名乗る少年の悪行は看過できるものではない。
任務には含まれていないが、この事件も解決し、あの少年を早急に逮捕する必要がある。
そうと決まれば即行動だ、万が一のための銃だけを構えて――――
「何っ!?」
そこで、アランはようやく気がつく。
伸ばした手の先、そこにいつも携行しているはずのハンドガンが無いことに。
舌打ちをしつつ、仕方なくあたりを確認する。
だが、立ち並ぶのは住宅ばかり。
あたりを見ればここが日本だというのはわかるが、銃の所持が禁止されている日本の民家に銃があるとは考えにくい。
そもそも、ここは住宅街だというのに人っ子一人見当たらない。
もっと根本的な、何かがおかしい。
そこに気がついた時、ふと足元に袋があることに気がついた。
罠かもしれない、と警戒に警戒を重ねながら、その袋の中身を確かめていく。
真っ先に取り出したのは、一丁の散弾銃だった。
手早く確認を終え、それが実戦に耐え得ることを確認する。
使い慣れたハンドガン程ではないが、無いよりかはマシだとそのショットガンを脇に携える。
次に出てきたのは、透き通った無色透明の球体だった。
材質はガラスだろうか、と指で挟んで観察していると、突如として無数の文字が浮かび上がってきた。
何だ、と驚いている内に、文字はまたたく間に球体を埋め尽くし、そして光を放ち始めた。
眩い輝きに、アランは思わず目を背けてしまった。
やがて光は収まり、ガラスの球体は元の無色透明に戻っていた。
「何だったんだ……?」
不思議な光だった。
そう思いながら、ガラスの球体を懐にしまおうとした、その時だった。
アランの目には、信じられない者が飛び込んできた。
いや、これが魔神皇の言っていた"悪魔"なのか。それとも別の"何か"なのか。
一体何なんだ、どうするべきか、逃げるか、話しかけるか。
「あの」
そんなことをアランが考えている内に、"それ"は話しかけてきた。
恐る恐る目を合わせてみるが、やはり幻ではない。
けれど、何度目をこすっても、そこに立っているものは変わらなかった。
そう、彼の目の前に立っていたのは。
二足歩行の、ロブスターだったのだ。
【?????/1日目/朝】
【アラン・ダナウェイ@タイムクライシス3】
[状態]:健康
[装備]:COMP(球体型)、ショットガン
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:事件の解決
[COMP]
1:ボストン@ロマンシングサ・ガ3
[種族]:魔獣
[状態]:健康
白のジャケットとジーパン、頭にサングラスをかけたオールバックの茶髪の青年は、頭を押さえながらそう呟く。
彼の名はアラン・ダナウェイ。
国際特殊諜報機関、VSSEに所属するエースエージェントの一人だ。
新米ながらも確かな銃の腕を持ち、数々の難事件を解決してきた。
その功績を見込まれ、VSSEから「ルカノ紛争」で起きていた問題の解決を任命された矢先のこと。
ふと目を覚ましたそこは、一泊していたホテルではなく、見知らぬ土地だった。
そして、魔神皇と名乗る少年に殺し合いを命じられ、今に至っている。
無論、あの魔神皇と名乗る少年の悪行は看過できるものではない。
任務には含まれていないが、この事件も解決し、あの少年を早急に逮捕する必要がある。
そうと決まれば即行動だ、万が一のための銃だけを構えて――――
「何っ!?」
そこで、アランはようやく気がつく。
伸ばした手の先、そこにいつも携行しているはずのハンドガンが無いことに。
舌打ちをしつつ、仕方なくあたりを確認する。
だが、立ち並ぶのは住宅ばかり。
あたりを見ればここが日本だというのはわかるが、銃の所持が禁止されている日本の民家に銃があるとは考えにくい。
そもそも、ここは住宅街だというのに人っ子一人見当たらない。
もっと根本的な、何かがおかしい。
そこに気がついた時、ふと足元に袋があることに気がついた。
罠かもしれない、と警戒に警戒を重ねながら、その袋の中身を確かめていく。
真っ先に取り出したのは、一丁の散弾銃だった。
手早く確認を終え、それが実戦に耐え得ることを確認する。
使い慣れたハンドガン程ではないが、無いよりかはマシだとそのショットガンを脇に携える。
次に出てきたのは、透き通った無色透明の球体だった。
材質はガラスだろうか、と指で挟んで観察していると、突如として無数の文字が浮かび上がってきた。
何だ、と驚いている内に、文字はまたたく間に球体を埋め尽くし、そして光を放ち始めた。
眩い輝きに、アランは思わず目を背けてしまった。
やがて光は収まり、ガラスの球体は元の無色透明に戻っていた。
「何だったんだ……?」
不思議な光だった。
そう思いながら、ガラスの球体を懐にしまおうとした、その時だった。
アランの目には、信じられない者が飛び込んできた。
いや、これが魔神皇の言っていた"悪魔"なのか。それとも別の"何か"なのか。
一体何なんだ、どうするべきか、逃げるか、話しかけるか。
「あの」
そんなことをアランが考えている内に、"それ"は話しかけてきた。
恐る恐る目を合わせてみるが、やはり幻ではない。
けれど、何度目をこすっても、そこに立っているものは変わらなかった。
そう、彼の目の前に立っていたのは。
二足歩行の、ロブスターだったのだ。
【?????/1日目/朝】
【アラン・ダナウェイ@タイムクライシス3】
[状態]:健康
[装備]:COMP(球体型)、ショットガン
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:事件の解決
[COMP]
1:ボストン@ロマンシングサ・ガ3
[種族]:魔獣
[状態]:健康
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