「あの若さでこんな犯罪を計画するとは……」
青いジャケットに黄色のパンツ、ツーブロックの金髪の男は、静かに呟く。
彼の名はウェズリー・ランバート。
国際特殊諜報機関、VSSEに所属するエースエージェントの一人だ。
エージェントでありながら工学博士の肩書を持つ彼は、明晰な頭脳で難事件を解決してきた。
無論それだけではなく、銃や武器の扱いにも非常に長けている。
そんな彼の次の任務は、「ルカノ紛争」で起きていた問題の解決。
初めて行動を共にするエージェントと二人、アスティゴス島に乗り込もうとしていた矢先の事だった。
一人の少年の手によって、謎の空間に招かれ、そして殺し合いを命じられた。
その時に、まるで息を吸うように二人の人間、それもまだ若い少年少女を惨殺していた。
飛び出した紫の炎、有り体に言えば超能力を持ち、VSSEから目をつけられることもなく、この計画を実行したとなれば。
「……相当頭は切れるようだな」
推測される事実を口にし、腕を組む。
今の自分の命を握っている、この首輪の設計も彼の手による物なのだとすれば、技術力も相当高いことが伺える。
見た目以上に厄介な存在であろうことを確信し、ウェズリーは再び頭を抱える。
一組織にも匹敵するであろう持っているであろう個人に、如何にして対抗するべきか。
幸か不幸か、側にあった袋には一丁の拳銃が入っていた。
だが、一丁の拳銃だけで、この事件を解決することなど、できるのだろうか。
首輪の解除、魔神皇の居場所の割り出し、その他諸々、問題点はたくさんある。
「あいつなら、迷わないのだろうな」
その時、ふと思い出したのは、ルカノへと共に向かう予定だった、もう一人のエージェントの顔だ。
大言壮語を吐きながら、自信満々に困難へと立ち向かっていく姿は、ウェズリーには衝撃的だった。
そうだ、悩んでいても始まりはしない。
問題があるのならば、一つ一つ丁寧に解決していけばいいのだ。
まずは、魔神皇が立っているであろう場所の外堀を埋める。
自分がすべきことは決まった。あとは、成功させるだけだ。
「そういえば……悪魔、だったか」
そこで、ウェズリーは思い出す。
魔神皇が言っていた"COMP"、そしてそれに封じられている"悪魔"。
文学の分野でしか目にしたことのない言葉の存在は、正直言って少し惹かれる。
本当にこの携帯電話を操作するだけで、それに出会うことが出来るのだろうか。
そんな僅かな疑いを持ったまま、ウェズリーは操作を進めていた。
片っ端から認証と了承を繰り返し、最後に現れた「SUMMON」を了承した時、携帯電話の画面から光が溢れだした。
驚愕の表情を浮かべる間もなく、一瞬で画面から飛び出したそれは、またたく間に何かの姿を作り出す。
じっと見つめている内に、光は弱まり、影へと変わり、そして。
「ぷはーっ!! やっと外に出られたわ。あたいをあんな狭いところに閉じ込めるなんて、あのモヤシくん、絶対に許さないわよ」
やけに饒舌に喋る、一匹の鳥が姿を現した。
想像もしていなかった光景に、ウェズリーが思わず銃を落としてしまったのは、言うまでもない。
【?????/1日目/朝】
【ウェズリー・ランバート@タイムクライシス3】
[状態]:健康
[装備]:COMP(携帯電話型)、ハンドガン
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:事件の解決
[COMP]
1:カズーイ@バンジョーとカズーイの大冒険
[種族]:凶鳥
[状態]:健康
青いジャケットに黄色のパンツ、ツーブロックの金髪の男は、静かに呟く。
彼の名はウェズリー・ランバート。
国際特殊諜報機関、VSSEに所属するエースエージェントの一人だ。
エージェントでありながら工学博士の肩書を持つ彼は、明晰な頭脳で難事件を解決してきた。
無論それだけではなく、銃や武器の扱いにも非常に長けている。
そんな彼の次の任務は、「ルカノ紛争」で起きていた問題の解決。
初めて行動を共にするエージェントと二人、アスティゴス島に乗り込もうとしていた矢先の事だった。
一人の少年の手によって、謎の空間に招かれ、そして殺し合いを命じられた。
その時に、まるで息を吸うように二人の人間、それもまだ若い少年少女を惨殺していた。
飛び出した紫の炎、有り体に言えば超能力を持ち、VSSEから目をつけられることもなく、この計画を実行したとなれば。
「……相当頭は切れるようだな」
推測される事実を口にし、腕を組む。
今の自分の命を握っている、この首輪の設計も彼の手による物なのだとすれば、技術力も相当高いことが伺える。
見た目以上に厄介な存在であろうことを確信し、ウェズリーは再び頭を抱える。
一組織にも匹敵するであろう持っているであろう個人に、如何にして対抗するべきか。
幸か不幸か、側にあった袋には一丁の拳銃が入っていた。
だが、一丁の拳銃だけで、この事件を解決することなど、できるのだろうか。
首輪の解除、魔神皇の居場所の割り出し、その他諸々、問題点はたくさんある。
「あいつなら、迷わないのだろうな」
その時、ふと思い出したのは、ルカノへと共に向かう予定だった、もう一人のエージェントの顔だ。
大言壮語を吐きながら、自信満々に困難へと立ち向かっていく姿は、ウェズリーには衝撃的だった。
そうだ、悩んでいても始まりはしない。
問題があるのならば、一つ一つ丁寧に解決していけばいいのだ。
まずは、魔神皇が立っているであろう場所の外堀を埋める。
自分がすべきことは決まった。あとは、成功させるだけだ。
「そういえば……悪魔、だったか」
そこで、ウェズリーは思い出す。
魔神皇が言っていた"COMP"、そしてそれに封じられている"悪魔"。
文学の分野でしか目にしたことのない言葉の存在は、正直言って少し惹かれる。
本当にこの携帯電話を操作するだけで、それに出会うことが出来るのだろうか。
そんな僅かな疑いを持ったまま、ウェズリーは操作を進めていた。
片っ端から認証と了承を繰り返し、最後に現れた「SUMMON」を了承した時、携帯電話の画面から光が溢れだした。
驚愕の表情を浮かべる間もなく、一瞬で画面から飛び出したそれは、またたく間に何かの姿を作り出す。
じっと見つめている内に、光は弱まり、影へと変わり、そして。
「ぷはーっ!! やっと外に出られたわ。あたいをあんな狭いところに閉じ込めるなんて、あのモヤシくん、絶対に許さないわよ」
やけに饒舌に喋る、一匹の鳥が姿を現した。
想像もしていなかった光景に、ウェズリーが思わず銃を落としてしまったのは、言うまでもない。
【?????/1日目/朝】
【ウェズリー・ランバート@タイムクライシス3】
[状態]:健康
[装備]:COMP(携帯電話型)、ハンドガン
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:事件の解決
[COMP]
1:カズーイ@バンジョーとカズーイの大冒険
[種族]:凶鳥
[状態]:健康
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