俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「ここ、は……?」

 澄み切った空、燦々と照りつける太陽、そして立ち並ぶビル。
 自分の知らない景色を目の当たりにし、少年、金田は困惑の表情を浮かべる。
 東京、崩壊したはずの街。それを目の当たりにした、ということもある。
 だが、彼にとってはそれだけではない。
 あの日、あの時、発動してしまった"アキラ"の力。
 それに巻き込まれたはずの自分が、どうして今ここにいるのか。
 それが、不思議でたまらなかったのだ。

「……殺し合いがどうだが、言ってやがったな」

 ひとまず落ち着きを取り戻した金田は、状況を再確認する。
 あの力に飲み込まれたことはひとまず置いておく、そうしないと始まらない。
 まず、自分をここに呼び出したのは他でもない、魔神皇を名乗る同年代のあの少年だ。
 首輪で命を握られていること、殺し合いを"命じられた"こと。
 どうにもナメられているとしか感じなかった金田は、それに怒りを示す。
 ナメられっぱなしでは、性に合わない。
 健康優良不良少年として、魔神皇に屈さず、立ち向かわずにはいられない。
 どの道、この場所からは脱出する、それは決定事項だ。
 となれば、まずはこの忌々しい首輪をなんとかしなくてはいけない。

「メンテの道具がありゃあなァ……」

 淡い期待を胸に、傍の袋を探ってみるが、中から出てきたのは一台の仰々しい火炎放射器。
 万が一には使うことになるかもしれないが、できれば使いたくはないと思いつつ、金田はそれを背負い込む。
 それからもう一つ、袋から出てきたサングラスを手に取る。
 一体これでどうしろと言うのだ、と思いながら、それをかけようと手に触れた時、金田はその異変に気がつく。
 黒いはずのサングラスのレンズ、突然それが真っ白に染まり始めたからだ。
 何だ何だ、と驚く間もなく、サングラスはたちまち光を放っていく。
 思わず放り投げてしまったが、サングラスは止まること無く光を生み出し続ける。
 やがて光は一点に集まり、何かの形を生み出していく。
 そして、金田は驚愕する。
 光が晴れた後、そこから現れた一人の男、それは。

「よォ……金田ァ……」

 彼が最もよく知る男、島鉄雄だった。

【?????/1日目/朝】
【金田@AKIRA】
[状態]:健康
[装備]:COMP(サングラス型)、火炎放射器
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本:健康優良不良少年として、魔神皇にナメられないよう立ち向かう。
1:鉄雄……!?
[備考]
※3巻、アキラの能力に巻き込まれた直後
[COMP]
1:島鉄雄@AKIRA
[種族]:超人
[状態]:健康

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