俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「ゆんやあああああああああああああああああああ!!!」

商店街に響く身も蓋もない絶叫。

「ヲーーーーホッホッホッッホッホッホッホッホッホッホ」

商店街に響く人類のものとは思えぬ笑声。
哀れにも巻き込まれた不幸な人間が悪魔に襲われているのだろうか?

答えは――――

否である。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

雄叫びを上げて上条当麻はひた走る。脇目を振る余裕も、道を変える余裕も無い。
捕まったら――――喰われるか犯されるか。その恐怖に突き動かされてただ走る。

「ヲーーーーホッホッホッッホッホッホッホッホッホッホ」

奇怪な笑声の主はピタリと後をついて来ている。

あの場所から飛ばされた上条は、右肘から先を頑強な籠手で覆われていることに気付いた。
神の奇跡すら打ち消せる“幻想殺し”、このふざけた殺し合いからの脱出に、多いに役立つであろう右手を封じられた上条は、当然籠手を外そうとした。
すると籠手が光だし、悪魔が姿を顕したのだった。

西洋甲冑に身を包んだ巨大な丸い人型。目を合わした上条は、無言で踵を返し走り出した。
人型の眼に宿る性欲とも食欲ともつかぬ光を見て取ったからだ。

それから30分、上条は全力で走っていた。後ろの化け物見た途端、悪魔達が蜘蛛の子散らした様に逃げて行くおかげでスピードを落とさず走り続けられたのは幸いだった。

だが、そんな幸運は、比べ物にならない不幸で幕を閉じる。

「行き止まりぃぃぃぃぃぃいいいい!!!!!」

行き着いた先は三方が壁に囲まれた突き当たり、前と左右に道は無く、後ろには

「ヲーーーーホッホッホッッホッホッホッホッホッホッホ」

「不幸だああああああああああああああああ!!!!!」


【?????/1日目/朝】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録
[状態]:健康・救命阿(ジュウミンア)ッッ!
[装備]:COMP:籠手型
[道具]:基本支給品、未確認支給品
[思考・状況]
基本:
1.不幸だああああああああああああああ!!!!!
2.誰か助けてッッ!!!!!
3.右腕は肘から指先までCOMPで覆われています
[COMP]
1:小早川奈津子@創竜伝
[種族]:怪人
[状態]:健康

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