俺ロワ・トキワ荘にて行われている二次創作リレー小説企画の一つ。 サマナーズ・バトルロワイアルのまとめWikiです

「ああ…御主人様………お許し下さい。貴方様以外の者に、首輪を嵌められるなどという醜態を晒したこの私を」

廃墟の中に響く少女の声。幼さを感じさせるが、低く、落ち着いた声音で『御主人様』なる者に謝罪の言葉を述べている。
いかがわしい行為に耽る男女だか女二人だかを連想してしまいそうだが、この廃墟にいるのはたったの一人だ。

「ですが御主人様、貴方のクラウディアを信じていてください。貴方様からお教え頂いた魔術の業(わざ)を以って、必ずやこの恥辱を晴らしてみせます」

あの魔神皇という男、御主人様以外の男には触れることさえ許していない私の躰に触れ、御主人様でも無いのに首輪を嵌めた、あの男。
最早万死に値するというのに“片腕にしてやる”とは何事か。

「私は私の主と前世から魂で結ばれている……!」

そうして少女は支給品にあった、魔道書(グリモワール)型のPCを起動させた。
何が出るかは完全に不明。出てきた悪魔にむーしゃむーしゃされるかもしれない。薄い本が分厚くなる行為を延々とされるかもしれない。
しか少女には怯えた様子は微塵も無く、傲然と胸を張り光を見据える。

「御主人様は偉大な魔術師だった…その薫陶を受けたわたしが、高々あの様な輩に用意できる悪魔を使えないわけが無い」

そうして光が収まったとき…そこに立っていたのは、金髪金眼の青年だった。
その余りにも美しい容貌は、この青年が人の形をした人外の徒である事を、一目で認識させるに十分過ぎた。

「はじめまして…余はマスターテリオン。短い付き合いになるだろうが、今後ともよろしく」

「お待ち申し上げておりました!!御主人様!!!」

「………は?」

「私です!共に世界を旅したクラウディアをお忘れですか!!!」

(ドクターの同類か……?)

「ああ…御主人様程のお方をこの様な目に……いいえ!御主人様が負けるはずなど御座いません!きっと何か卑劣な手を……。は!?まさか囚われた私をお気遣いになられて……」

(なんだか面白いからこのまま見ていよう)

その後延々と続く少女の一人芝居を、黙って見ていることにした大導師だった。


【?????/1日目/朝】
【栗浜亜魅@レッスルエンジェルス サバイバー2
[状態]:健康
[装備]:COMP:魔道書(グリモワール)型
[道具]:基本支給品、確認済み支給
[思考・状況]
基本:魔神皇を誅殺する

[COMP]
1:マスターテリオン@デモンベインシリーズ
[種族]:魔人
[状態]:健康

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