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淫乱ウサギルド ユリジュ編青い木氏(31スレ目)ユーリ×ジュディス(×ユーリ)2009/06/112013/2/27

少し前ダングレストに寄った際、ウサギルドの素晴らしさを広めてくれ!とラブリーウサギルドと呼ばれるギルドの老人に言われ、ユーリ達凛々の明星一行はそれに協力した。
しかしそのお礼に貰った物が、何故かうさみみ"紳士用"だ。
他にも腕に付ける人形だとか、ラピードがくわえられそうなジャーキーなども貰った。
が、うさみみだ。エステル達女性陣の分はまだわかる。
だが、二十代の、大の男がうさみみなんて付けるか?と押し付けられた青年、ユーリは思っていた。いや、普通はそういう考えなのだろうが。
ユーリは貰った途端、叫びながら投げてしまった。
これで懲りたか、と思いながら叩き付け、それ以降彼はラブリーウサギルドに嫌味を持つようになってしまった。
『あんなギルド、もう関わるか!』

それから数日後、その老人に声を掛けられる。
「おお、お前さん達か。また会ったのう」
「よう変な趣味をしたじいさん」
「ユーリ!そんな言い方をしたら駄目です!」
「だってあんなうさみみくれたってなれば…」
と、恨み(?)を持ったユーリとその態度に怒るエステルを見、老人は突然手を差し出した。
「?なんだよ」
「前に渡したうさみみはあるか?」
「どうしたの突然?まさか没収とか?」
「…オレはそっちの方がありがたいんだけどな」
「いや、少し返してほしいのじゃ」
「少し返して…って一体何をするのかしら?」
「今のうさみみは只のうさみみだろう?
だからもっと便利なうさみみにするために改造するのじゃ!」
と、老人は叫ぶが一行は突然黙りこんでしまった。
「…な、なんじゃ?興味ないのかの?」
「そりゃあ、便利なうさみみってどんなうさみみよ!
勉学にも運動にも使えそうにないし」
と、リタは言う。
他の仲間も同等の意見だったのか、小さく頷く。
「まあ…ある意味運動には使えるかのう」
だが、その瞬間約一名が突然興味を示した。
「えー、おっさん気になっちゃうよー!」
「おお!興味を持ってくれたか!ただお前さんにやるうさみみはないがな」
その一名――レイヴンは、自らが付ける訳ではないのに、興味津々に四人分のうさみみを手渡す。

「…ってちょっとおっさん!そんなホイホイ渡しちゃって良いの!?」
「良いじゃないの。なかなか面白そうなことになりそうだし」
「おっさんが言うと今一信用性がねえよな…」
「でも、便利なうさみみって何でしょう?」
「そうね、魔物を引き寄せる作用のついたものなら素敵じゃないかしら?」
「確かにそれならオレも付けられ…ってねえよ」
「だったら勇気をくれるものが良いな!それならボクもナンに…」
「その前にあんたドン引きされるわよ」
と、一行が盛り上がっている束の間に、先程何処かへ消えた老人が戻ってくる。
「…早すぎ」
「ほれ、これが"ニューうさみみじゃ"」
「でも、見た目は対して変わっていませんけど…」
と、エステルが述べる。確かに渡す前の物となんら変わりはない。
本当に『便利』なのかは疑問に思う。
「とにかく付ければ良いんじゃ。付けることによって効果を発揮するからのう」
「…ならオレは付ける気はねえな」
と、ユーリは一行の道具袋へ四つ分きっちりとしまい、踵を返す。
「宿屋へ戻るぞ」
「あら、それ付けたかったのに」
ユーリに続きジュディス、エステルと足を進め立ち去って行く中、一人レイヴンだけが老人の元へ駆け寄った。
「やっぱりアレ、変なことしたでしょ?」
「ほほっ、気付いたかの?」
「女の子3人と若い青年用、そして運動っつうたらなんとなくおっさん気付いちゃったわよ。
そちらさんもまだまだ元気だわねえ」



宿屋に帰り、自分の部屋に戻ったユーリは黒いうさみみを手に取り、じっと見つめる。
あの時自分は装着することを躊躇ったが、実際どんな効果が付いたのかは誰も知らない。
もし、ジュディスの言っていた通り魔物を引き寄せるものなら、大きめのフードを被って隠せるなら使用する価値がある。
だが、その作用の付いたうさみみをエステルやリタが付けたら危険極まりない。
そう思うと、何の効果があるか誰かが実験しなければならない、とユーリはふと思った。
ジュディスに頼む手があるが、自分は他人に頼み込む様な人間ではないとユーリ自信も理解していた。
(ドアの鍵はさっき掛けた…エステルとリタは買い物、カロルはラピードと色々やってるだろう、おっさんも多分平気だろうしジュディも散歩…)
キョロキョロと周りを見渡し、ユーリはついに其れを頭部に装着したのだ。
「もう何にでもなりやがれ…!」
と、1分ほど固まるが何も無い。
「結局意味ねえんじゃ…
「あらユーリ?」
「!ジュディ!?」
ユーリがぼやいたその時、突然ジュディスが部屋へと入って来、身体がびくりと反応する。
「ノックくらいしろよ…」
「したのに返事がないから入ったのよ」
「というか、鍵は…?」
「普通に開いていたけれど?」
と、ジュディスの言葉を聞き、ユーリははっと思い出した。
先程エステルが『これからリタと買い物に行ってきます。ユーリは何か欲しいものあります?』と部屋に入って来たことを。
そして彼女がどさくさ紛れに白と橙のうさみみを持っていったことを。
(そういりゃあの時鍵閉めるの忘れてた…つうかうさみみ持ってかれたらオレが付けた意味って…)
「そう言えば、あなたうさみみ付けてるのね」
「そ、それは…」
「"ツンデレ"ってやつかしら」
違えよ!とユーリが怒鳴る横で、ジュディスは隅にこっそり置いてある道具袋から、自分用のうさみみを取り出して自らも装着する。
「おい、ジュディ付けて良いのかよ」
「構わないわ。それに、新しいうさみみの効果が楽しみだし、ね」
「そう言えばジュディ、なんでこの部屋に―――

と、言い掛けた途端ユーリの身体がドクン、と震えた。
何だ、とユーリは思うと自分の体温が少しずつ上がっていく様な気分に陥る。
「あら、あなた顔が赤いわ」
「…風邪でも引いたのかもな」
「けど唐突すぎないかしら?」
「確かに…」
と、ジュディスを見上げると、突然自らの視覚が変わった気がした。
彼女の胸部だとか、脚部だとか、"女性らしい部分"に目がいく。と言うよりも離れない。
ユーリはジュディスを男の様な友人だと思っており、性的な感覚は抱いたことがなかった(たまに綺麗なスタイルに引きつきられるが)。
しかし、今は違う。
壊したい、という感覚が徐々に込み上がっていく。
例え、強姦という形になれども。
「ジュディ…っ」
ユーリは自らの思うがままに腕を動かし、ジュディスをベッドに押し倒す。
「ユーリ…?」
「……っやべえ、突然、発情期が来ちまったみてぇだ」
人間は万年発情期、とどっかのお偉いさんが言ってたのを聞いてた筈なのに、と考えるつつもジュディスのブラトップに手を掛ける。
「そう言えば…兎って人間に負けないくらい万年発情期だって…聞いたことあるわね…今のあなたみたい」
「そうなのか……………ってまさか!?
このうさみみの効果って…」
はっ、と目を大きく開き、頭部のそれを外そうとするが、ぴったりと固定されて外せない。
外そうとすればするほど自分の欲求が高ぶっていき、やがて腕を下ろしてしまった。
「…催淫、というより、兎の性欲効果か…?」
「…ユーリ」
と呼ばれ下を向くとジュディスも頬を染め、息を上げ、色っぽい目で自分を見つめるのが分かった。
自分の幻覚ではない。彼女そのものだ。
自分の考えは、ビンゴだった。
(まさかレイヴン、こういうのわかって興味持ったのか…?)

「…もう我慢できない……っ」
とジュディスはユーリを見つめた後起き上がり、ユーリのズボンに手を掛け、下着ごと下げていく。
「…ってちょっとジュディ!?」
ユーリはジュディスの腕と頭を掴み、離そうとするが巧く力が入らない。
彼女のやることが解っているから離そうとするのか、または離せないのか。本能が後者にさせようとしていると思うが。
僅かな理性を動かし、その場にゆっくり座るとジュディスはユーリの中心に手と顔を近づけるけ、すでに大きく昂ったそれに、細い指を絡めて動かしていく。
「…………っ」
続いて右手でがっちりと掴み、上下に扱いていくと、ユーリは目を瞑り、低い声で唸る。
それを見てジュディスは満足したのか、今度は先の膨らみを口に含み、舌を遣って丁寧に慰めていった。
「…んん…っふぅ…あ…」
「…ジュ…ディ………っ」
よく店に通う自分にとって少し物足りない気もしたが、十分に感じられるほどの愛撫だと思った。
しかし、彼女も慣れて来たのか、
「ほう?ひもちひいはしら?(どう?気持ち良いかしら?)」
「ほれはほう?(これはどう?)」
と含んだまま喋ったり、筋に指を滑らしたり、割れ目に舌を入れたりと兎に角感じるポイントだけを掴んだ行動に、ユーリは満足を得た。と同時に自らの限界が訪れたことに気づく。
「ん、ふ…ユーリ…」
「……っ」
「!んんっ…あ…っ」
ユーリが、いや彼の本能が腕を動かし、ジュディスの頭を掴み大袈裟に動かす。
根元にまで口腔の温さが伝わって、気持ち良さともどかしさの両方が全身に響く。
だが欲情が昂っていたこともあって、果てるのはそう長くはなかった。
「……く…っ」
「あ…は、あぁっ」
口から外れた時に吐き出した影響か、白濁はジュディスの顔、口、胸部など様々なところに飛び散った。
「いきなり…びっくりしたわ…」
「悪い…でも気持ち良かったぜ…」

ジュディスは口に入った液体をゆっくりと飲み干す。
とユーリは彼女が左手をベッドのシーツに擦り付けているのに気が付き、腕を掴む。
「!」
「ジュディ、なんでこんなに濡れてんだ?」
「……我慢…出来なくて…」
「オレの扱きながら自分はオナニーしてたのか」
「…や……っ」
「とんだ変態だったんだな、ジュディは」
耳元で囁いてやればびくり、と年相応の可愛らしさを見せ、既に湿っている下着に手を触れれば小さく喘ぎ出し、その細かな動作がユーリの視覚、聴覚共に満たされる。
「ひゃっ…んあっ」
更に指を進め、膨れた肉芽を弄り、少しずつ乱れる様を眺める。と、頭部を見ると、装着したうさみみがぴくぴくと反応しているのに気付いた。
「何で動いてるんだ…」
「…え?」
「まさかずっと付けてる間に同化したのか…?ったくあのじいさん…」
と考えるが、今は自分と相手をどうにかしたいという思考がすぐに膨らんだため、もう気にしないことにした。けれど、本当に外せなかったらこれはどうなるのだろうか。

「ひっ…ぁあん…あぁ…っ」
下肢に顔を埋め、吸い上げる様にすれば相手は面白い様に反応してくれる。
更にくちゅくちゅと水音がしつこい程に耳につき、どんどん興奮が高まるばかりであった。
「…っそこ、はっ…あ…っ」
指を奥に進めて曲げれば、何時もより甲高い声で叫ぶ様に喘ぐ。
兎に角彼女の全てが、彼を悦ばせ、興奮する源であった。
今はただ、それだけを。
「あっ、もうだめ、い、く…」
その声が聞こえ、ユーリは指でつつくことにより応えてやる。
「あ、はっ、ぁああああぁ…っ!」
びくびく、とジュディスは身体を弓形に反りながら頂点に達した。

「あっ……っはあ、はあ…っ」
「…ジュディの、ご馳走さん…っ」
まだ達した時の余韻に浸るジュディスを横目に、ユーリは大量の愛液を掬い、舐めあげる。
まだ付けたままであるうさみみもぴくぴくと細かに動き、まだ欲求が満たされていないと、互いに悟った。
「悪い、オレもそろそろ限界だわ」
「…だったら」
「?」
「…私が上に乗っても…良いかしら?」
自分が攻めたい、とは思ったが潤んだ瞳で、上目遣いで見つめられたその時にユーリは自分の何かが壊れたのに気づいた。
(オレの馬鹿…)

ユーリはどさり、と腰を下ろし、上半身も肘だけで支える形になる。
ジュディスはそれに膝立ちに跨がり、はち切れんばかりのそれに触れ、自分の腰を沈めた。
「…ちょっ…もう少し、力抜け…っ」
「あ、やぁっ」
なかなか上手く入らずもどかしい思いをする。
それに痺れを切らしたのか、ユーリは上半身を起こし、ジュディスの肩を掴み無理矢理自身を挿入させる。
「ひゃあ、あぁああっ!」
唐突すぎたのか、ジュディスは悲鳴をあげ苦しみだす。

「…いた…っ」
「大丈夫…か?」
「これが…大丈夫に見えるの?」
と、赤い瞳で睨まれ、流石にユーリも小さくなる。
「でも、我慢出来なかったんだよ」
「…動いて、平気かしら?」
「大丈夫なのか?」
早く痛みを忘れたいから、とジュディスは告げると腰を動かし始める。
「あっ…んっ…ぁああっ、やあ!」
「…はっ……ジュディ…」
「あぁう、あんっ」
ゆらゆら、と言うべきか。速くもなく遅くもない動きでジュディスは腰を揺らしていく。
動くたびに結合部から鳴る水音と、彼女の豊富な胸の揺れがユーリの興奮を更に高めていく。
たまにその結合部付近や胸の先端に触れれば更に鳴いていく。
と、自分の限界が近いのを感じ、ユーリはジュディスの腰を掴み、激しく上下させた。
「や……っだめ、いっちゃ、う」
「…イケよ」
「んぁ…はっ、ぁああぁああああぁああ…!!」
丁度奥をつついた時に、ジュディスは高い声で鳴き、二度目の頂点に達する。
「……っ」
その時の締め付けが良かったのか、続いてユーリも果てた。
「あ…っ中に…」
「はっ…中出し…ってのも良いだろ?」
「…んっああっ」
「まだ…足りてねえだろ?」
「…ええ」

ぐちゅぐちゅ、と何だかよくわからない液体の音が結合部から溢れ、彼らの腹部に掛かる。
もう、何度打ち付けたからわからない。何度果てたかわからない。
本能がまま、欲望がままに舌を、腕を、腰を動かし、自分を満たす。
「…これでっ、最後だ、」
「ぁあ…っき、て…っ
ひゃぁ、あぁああああっ」
「……うぅっ」
ほぼ同時に達し、ジュディスかどさりと倒れるのを見、ユーリもそこで気絶し、記憶が途切れた。

「ん……っ」
ジュディスが目を開いた頃にはもう夜が明けていた。
と、ぽろり、と頭部から何かが外れるのに気づいた。
「そういえばこのうさみみ…」
「今更取れたのか」
ユーリ、とジュディスが告げると彼の黒のそれもベッドから転げ落ちているのを見つける。
「もしかしたら満足して初めて外れるものかもしれないわね…」
「…にしてもなんつう効果のうさみみだ…もう付けたくねえ…」
「あら、私は良かったけれど?」
「はあ!?」
「そのまんまよ、あなたとは悪くなかったわ。」
と、ジュディスは部屋の時計を見、まだ時間があると確信し微笑んだ。
「良かったら…またお手合わせ願えるかしら?」
「…良いぜ、すぐ果てんなよ?」
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