作品名作者名カップリング作品発表日作品保管日
彼の思い、彼女の思い六神将氏シンク×アリエッタ2006/07/252006/08/07


「………今日は楽しかったか?」
「うんっ!」
「………アンタ来てただろ」
白々しく言うリグレットにシンクは突っ込んだ。

彼の思い、彼女の想い

遊園地から帰り、シンクは自分の部屋のベッドに倒れ込む。
顔を手で覆い、ため息をつき、シンクはごちゃごちゃとした考えを整理しようとする。
「アリ………エッタ………」
無意識のうちに呟いたその言葉に、シンクはぎくりとする。
「〜っ………くそっ!」
何故かこみ上げてきた怒りを抑えかね、シンクは荒々しく部屋のドアを開け、
「うわ!?何をするんですかシンク!」

ドアのすぐ外にいたディストにドアを思いっきりぶつけた。
「………悪かったよ」
「おやおや?シンクがすぐに謝るとは………アリエッタに影響されましたかね?」
「何でそこでアイツの名前が出てくる!?」
思わず怒鳴りつけたシンクにディストはにやりと笑み崩れ、爆弾を投下した。
「何故って………あなたがアリエッタの事が好きだからに決まっているじゃないですか」
「んなっ!?」
直撃。
真っ赤になったシンクに、ディストは続ける。
「あなたに贈り物があるんです」

「……何なんだよ、これ……」
ディストから渡された意味不明な液体が入った瓶を弄びつつ、シンクはぼやいた。
透明なその液体は毒ではないと聞いてはいるが、じゃあ何なんだという疑問が拭えない。
「ってかこれじゃジュースにも見えるよな……」
そう言いながら瓶を弄んでいると、横からアリエッタがひょこっと顔を出した。
「何してる、ですか?」
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