一話 寝取

1

僕の家の近所には昔からよく遊んでくれる文お姉ちゃんが住んでいる。
僕は白狼天狗でお姉ちゃんは鴉天狗で種族は少し違うけど同じ山の仲間だ。
普通は白狼は白狼同士、鴉天狗は鴉天狗同士で結婚するけど僕は文お姉ちゃんと結婚したいと思っている。
昔から極稀にだけどそういう種族違いで結婚した人達もいたらしいので僕らだけ特別ダメとは言われないだろう。
でも…お姉ちゃんは僕から大好きだよとかお姉ちゃんと結婚したいですって言っても子ども扱いしてまともに取り合ってくれない。
実際にまだ一人前じゃないから文句は言えないけど男としては辛いし悔しい。
いつか認めてもらえるように今まで以上に努力しようと毎日頑張ってきた。
きっと振り向いてもらえると信じていた。
でも何時かきっと、なんて考えていたのが間違いだったのだろう。
お姉ちゃんに恋人ができてしまった。
しかもどうやら普通の人間の男の人だった。

2

山にロープウェイが開通して人間が足を運びやすくなり何時かはそういうこともありえるのではと大人達が話しているのを聞いたことはあった。
その時は当分先の話だろうと言っていたし仮にそんなカップルが誕生するにしても自分には関係ないと思っていた。
それが甘かったのだと今更気づいた。
元々文お姉ちゃんは人間の里までよく飛んで行っていたし他の排他的な天狗よりは人間と近かったのだ。
天狗としての誇りはあっても拒絶する心はそこまでなかったのかもしれない。
文お姉ちゃんのことも大事だが他にも大きな問題がある。
なんとお姉ちゃんの恋人はお姉ちゃんの他に二人も別の女の人を囲っているのだ。
一人は最近新聞大会でも頑張っていて顔と名前を覚えた鴉天狗の姫海棠はたて。
もう一人は山の麓にある間欠泉地下センターで働いているらしい地獄鴉の霊烏路空。
はたてお姉ちゃんはいいとこのお嬢さんだし空お姉ちゃんも凄いエッチな身体で鴉天狗の中では噂になっていたらしい。

3

そんな三又ハーレム当然大っぴらにしているわけじゃない。
家が近所だったせいでたまたま話し声を聞いたりキスしているのを見てしまっただけだ。
最初は偶然とか何かの見間違いと思ったけど何度も何度もそういう場面に出くわして熱く見つめあっているのを見てしまってはそう思うしかない。
決定打になったのは大切な話があると家に招いて直接文お姉ちゃんに恋人とかいるのかと聞いたことだ。
お姉ちゃんは話していいか迷っていたけど僕は昔から好意を向けていたこともあって話しておくのが誠意と言って打ち明けてくれた。
そんなある種の弱みを使って言い渋る場面も無理して話を聞きだす内に大体の筋は見えてきた。
どうやら皆で話し合ってハーレムになったわけじゃなくてお酒の席での勢いが始まりらしい。
勿論嫌いな相手を酒の席に誘うことも無いし一応好意自体はあったみたいだけど僕としては当然面白くない。
文お姉ちゃんとはたてお姉ちゃんが二人で飲んでいるところに空お姉ちゃんを誘って文お姉ちゃんの家に移動。

4

その道中に見つけた現彼氏を皆で誘ってみたら天狗の酒が人間には効きすぎて暴走させてしまったらしい。
いくら酔っていても妖怪なら跳ね除けられそうだけど場の空気に流されて事に至ったと。
言い終えるとお姉ちゃんに絶対他の人には言わないでくださいねと真っ赤になって口止めされた。
烏は元々一夫一妻が基本で鴉天狗もそれが主流だ。
お姉ちゃんは見た目に反して古株らしいので体面を気にしているのかもしれない。
気まずい雰囲気が流れる中、聞くなら今しかないと思い切って口を開く。
赤ちゃん出来たらどのみちバレちゃうけどどうするのか、そう聞くとお姉ちゃんも悩んでいるのかなかなか答えが返ってこない。
人間相手でハーレムなんてどう考えても妖怪の山の中では生きづらい。
勢いでスタートした関係なんて長く続かないし彼氏も精々50年くらいで死んでしまう。
そういう言われたくなさそうなことをガンガン言い募る内にお姉ちゃんを泣かせてしまった。
僕の方が泣きたいくらいだけど心が痛む。

5

これは勿論僕の八つ当たりでしかないのだけど僕なら文お姉ちゃんを救えると思い始めていた。
ハーレムのことを知っているのは僕だけだし最初から無かったことにして僕と付き合えばいい。
それがとても良い案に思えて勢いのままにお姉ちゃんに襲い掛かった。
お姉ちゃんは咄嗟のことで反応出来ずにどんどん服を脱がし、つっかえた所も強引にずらしていった。
精神力に力を左右されやすい僕らは自力の差があっても勢いのある方がそのまま押せることもある。
今回はまさにその状況で自分の正しさを信じている僕と迷いの中にある文お姉ちゃんでは当然僕が勝つ。
昔から好きだと言い続けてきた僕への負い目もあってかあれよあれよという間にお姉ちゃんは裸になっていた。
「お願いだからこんなことは止めて…悪かったと思ってるから…」
あの強く綺麗な文お姉ちゃんが怯えながら弱弱しくお願いしてくる様に僕は余計に止まれなくなる。
この人を守れるのは僕だけだと確信し無理矢理キスすると同時におまんこに手を伸ばす。

6

ずっと想い続けていたお姉ちゃんを今から自分のモノに出来る。
そう思うとずっとお姉ちゃんを想ってオナニーしてきたちんぽも今までで一番大きく硬くなってくる。
お姉ちゃんは僕のちんぽを見て思わずといった様子で後じさりする。
お姉ちゃんとしたいという欲求を何年も詰め込まれたちんぽは大人顔負けの大きさで密かな自慢だった。
見たことは無いけどたぶん彼氏さんのよりも大きいだろうという自信がある。
その考えは正しいようで、実際にどっちのが大きいか聞いても言えないと弱弱しく頭を振るばかりだった。
「今なら無かったことにしてあげるから、もう止めましょう…ね?」
壁際まで後退しもう後がないお姉ちゃんのお願いを無視して細い身体を抱え上げて布団の上に運んでいった。
それでもまだ抵抗しようとするお姉ちゃんの口にちんぽを突っ込んで静かにさせる。
そのまま僕は今からちんぽを突っ込んであげるおまんこを傷つけないように念入りにクンニしてあげた。

7

憧れのお姉ちゃんの大切な女性の部分を目の前に興奮は高まるばかりで涎でべちょべちょになるまで舌で舐め尽くした。
おまんこの中に舌や指を入れてみるとお姉ちゃんが身体を捩って抵抗しようとしたけど喉までちんぽを突っ込まれているせいか抵抗が微々たるものだった。
征服感に酔いしれる中でもう充分過ぎる程濡れていると確信して何時射精してもおかしくないちんぽをお姉ちゃんの口からずるりと抜き出す。
ちんぽもおまんこに負けないくらい涎塗れでこれなら抵抗なく挿入できそうだと気持ちが逸る。
お姉ちゃんはちんぽのせいで息苦しかったのか諦めたのか浅く息をしながらぼぅっと天井を見上げている。
今なら間違いなくお姉ちゃんと出来る。
そう思うともうこれが限界の大きさと思っていたちんぽにぐぐっと血が集まり一回り太くなる。
それを見て文お姉ちゃんが小さく悲鳴を上げるけど構わず馬乗りになると一息にちんぽをまんこに突き入れた。
互いに充分濡れていたこともあって一気に奥まで届いたけれど抵抗は著しく肉がぎゅうぎゅうと締め付けてきた。
「あっ…がぁ…届いちゃダメなとこまで、きてるぅ……」

8

子宮まで届いたちんぽはそこでも止まらず子宮の位置を無理矢理押し上げることで根元まで全部挿入するに至った。
「まっ待って…こんなのむりぃ…壊れる…おまんこ壊れちゃうぅ…」
苦しそうに声を振り絞る文お姉ちゃんの為に止めてあげたい気持ちもあったけど身体が引いてくれない。
すぐさま射精してしまいそうな快感に耐えるためにもじっと動かずに我慢するのが精一杯だった。
ちんぽに持ち上げられてきたお姉ちゃんの腰を掴んで逃がさないように固定。
無意識にカクカクと細かく動いてしまう腰の僅かな振動だけでお姉ちゃんは声を漏らす。
「ぐうぅ…君のちょっと大き過ぎる…全部擦られちゃう…」
サイズ的には少し辛そうでも弱いところも全部擦られる感覚もあるらしい。
このままイカせてあげれば僕のちんぽに馴染んでいくはずだと考えると堪らず腰が動き始める。
「あぁっ!だめ、これだめぇ…」

9

両手で顔を覆ってイヤイヤと頭を振る文お姉ちゃん。
その仕草が堪らなく可愛いけどおまんこを征服することの方に夢中だ。
手をどけてほしくもあるけどこのまま落としちゃえば後で幾らでも見られるだろうしね。
長いちんぽ全部を行き来させるように深くストロークしてぐっちゅぐちゅにおまんこを掻き回す。
お姉ちゃんは僕自身からか快感から逃れようと脚をじたばたさせていたけど力を出せる態勢でもないので徒労に終わる。
逆にちんぽに締まりが加わり射精が近づくだけだと言ってあげるとがくりと力が抜ける。
「ひっ…ひぃ…ううぅ…ああぁ…ん」
嫌がっていても身体が勝手に快感を感じてしまうらしく鳴き声に嬌声が隠しようもなく混じってくる。
そんな声を聞かされて更に力がこもりどちゅっ!ぬちゅ!と子宮を熱くちんぽが叩いた。
おまんこもどんどん熱くなりお姉ちゃんの意志と無関係に精子を絞ろうとぎゅぎゅっとちんぽを締め付ける。

10

もう射精しそうと言うと文お姉ちゃんは最後の力を振り絞って身体を起こそうとする。
「せっせめて外にっ外に出してっ!お願いだからぁ!」
僕は避妊なんてしていないしお姉ちゃんもそういった類の薬は飲んでいないだろう。
彼氏さんと僕なら同じ妖怪である僕の子の方が孕みやすいはずだ。
僕はお姉ちゃんの目をしっかり見ながら中に出すとはっきりと宣言する。
「いやっ嫌ぁ!それだけはダメっ!ゆるしてぇ!」
感じ過ぎて力が入らない手が軽く僕の身体を打つが無駄な抵抗だ。
全体的に細いながらも立派な胸を大きくたぷたぷと揺らしながら幼子のように手を振るう様に興奮する。
僕は弾むお姉ちゃんの胸に飛び込むように顔を埋めながらがっしりと身体を抱いて固定するとともに欲望を解き放った。
永年溜めに溜めたお姉ちゃんへの気持ちが形になったかのような精子が玉からちんぽを通って子宮に直にどぷどぷと迸り出た。
「あっ…ああぁ…でてるぅ…できちゃうよぉ…」

11

抵抗虚しく最後までしてしまったお姉ちゃんはそこで力を抜いてぐったりと布団に沈み込んだ。
雄に組み敷かれ全てを奪われた雌はもう抵抗する意味を失ってしまった。
でも悲しまなくてもいいんだよ文お姉ちゃん。
人間の彼氏さんより絶対に僕の方がお姉ちゃんと幸せになれるんだから。
「しらない…ばかぁ…」
お姉ちゃんを泣かせてしまったのは僕も悲しいけれどこれでいいんだ。
今はまだ突然のことで受け入れにくいのかもしれないけれど、すぐに分かってくれる。
僕は静かに泣くお姉ちゃんから離れるとお姉ちゃんのカメラを持ってきてその姿を写した。
ハッとして起き上がろうとするお姉ちゃんを再び押し倒すと抵抗するのを強引にねじ伏せてまた挿入する。
「やだっ!もういいでしょ!?まだっあぅ!やっ!やめてぇ…あぁ…」
ちんぽで突かれる内に嫌がる声は収まっていき堪えるように小さな吐息だけが零れていく。

12

妖怪同士の方が身体の相性だっていいはずだ。
それが分かってくれるまで何度でも文お姉ちゃんを抱こう。
拒否されない為に逃げられない為にちょっと卑怯だとは思うけど弱みも握らせてもらった。
ハーレムのことは僕が嘘を言っていることにされたら終わりだけどフィルムは覆せない。
現像に持っていかれた時点でお姉ちゃんは終わりなのだから。
あわよくばこのまま妊娠してくれたら一番いいんだけど…。
隠した関係の彼氏さんは文句も言えないだろうし元々事故みたいなものなのだから諦めてもらおう。
文お姉ちゃんは僕という彼氏が新しく出来るし皆幸せになれる。
その為には僕が頑張らないといけないという決意の下で二度目の中出しを子宮に浴びせかける。
「うぅ…もう帰してください…満足したで、んあっ!そんなっまだぁ…」
その日は文お姉ちゃんを帰さずに昼間から一晩中抱き続け終わったのは翌日の夕方頃だった。
文お姉ちゃんは感情を上手く言葉に出来ないまま複雑な視線を僕に向けるだけで黙って帰って行った。

13

精液塗れにされた文お姉ちゃんの姿を何度も収めたカメラとフィルムが僕が手元に残してある。
昨日は流石に連絡もさせずにずっと相手をしてもらったので向こうも心配しているだろう。
今後は怪しまれないように時間をみつけていかないと。
帰り際お姉ちゃんには週末家に来るように言ってある。
フィルムがある限りなんとしても理由をつけて僕の家に来るだろう。
そう思うと何度も中出しして疲れているはずなのにまたちんぽが勃起しそうになる。
オナニーで空撃ちなんてしたくないので適当なことを考えて鎮めたけど。
これからきっと素晴らしい毎日が待っている…そんなことを考えていたら誰かが訪ねてきた。
誰だろうと様子を見に行くとはたてお姉ちゃんだった。
何事かと思ったけど文お姉ちゃんを探して訊ねてきたらしい。
行き違いになったのだなと思いシラを切ろうとしたのだけど…。
ふと思い直して心当たりがあると言って家に招くことにした。

二話 伝播

1

はたてお姉ちゃんとは文お姉ちゃんを通じて少しだけ話したことがあった。
最近では文お姉ちゃんの家に彼氏さんが住み込んでいるらしいので通いにくる姿をよく見る。
はたてお姉ちゃんは文お姉ちゃんに負けず劣らず綺麗な人だ。
どちらかといえば可愛い系統の人で親しみやすい。
ご近所の子供とあって僕のことを疑うことなく簡単に家の中にはいってくれた。
急に姿をくらました友人のことを知っていると言われたとしても家に上がれと言われたら少し警戒してもよさそうだけど。
一瞬この家でのことを文お姉ちゃんが全て白状してお礼参りに来たのかとも思った。
でもそれなら人間の彼氏さんとショックが大きい文お姉ちゃんはともかく空お姉ちゃんは一緒に来てもおかしくない。
それに裏がありそうな顔にも見えずどのみちバレたらどうなるか分からないのだしと賭けに出た。
僕ははたてお姉ちゃんも仲間にしようと考えたのだ。

2

聞いたところによるとはたてお姉ちゃんは結構な上役の家のお嬢さんらしい。
箱入りに近い形で育ったせいで男性との付き合い方もよく知らないのだ。
だから人間の男と簡単にくっ付いてハーレムまで許容してしまったのだろう。
考えてみれば妖怪の山の仲間がそんな状況にあるのは許しがたい。
実力のある上級天狗ならまだしも普通の男が主のハーレムならなおさらだ。
少なくとも山の仲間である僕の方がはたてお姉ちゃんに相応しい存在であるはずだ。
敵を知ろうと情報収集したけど彼氏さんは運の良さだけで今の立場になってるようにしか見えなかったのだ。
人間でも何か光るものがあれば僕だって諦められたのに。
よくよく近くで見てみればはたてお姉ちゃんは綺麗なだけでなくスタイルもかなり良い。
愛嬌の良さに気を取られがちだが脚もむっちりしていて触り心地がよさそうだ。
お茶を淹れて戻るとキョロキョロと周りを見ていた瞳が僕の方に向く。
「文のこと知ってるんだよね?できればすぐに探しにいきたいんだけど…」
情報源のヘソを曲げまいと大人しくしているみたいだけど心配の方が大きいらしい。

3

適当なことを言って飛び出されてはかなわないので最初に安心させておく。
少し込み入った話があって相談に乗っていたということにした。
嘘は言っていないし今後も少し同じ様なことがあるかもとも言っておく。
これでまた勢い余って一晩楽しんでしまっても言い訳ができるかもしれない。
「あ〜ここに泊ったんだ…連絡くらいくれればよかったのに」
今しがた帰ったと言ったところで安心したように用意したお茶をグイっと飲む。
別段変な物は入れていない…あったら入れたかもしれないけど。
「それで?玄関口で言えばいいのに中に入れたのはなんでなのかな?」
落ち着いた様子で当然の疑問を口にされる。
僕は文お姉ちゃんの相談に関して大切な話があると切り出す。
身内が一晩かけて相談した案件とあってはたてお姉ちゃんも身を乗り出す。
しかし僕が話始めると徐々に身体は後ろに下がっていった。
文お姉ちゃんの急所は同時にはたてお姉ちゃんの急所でもあるからそうなるよね。

4

僕にハーレムがばれたのを切欠に自分たちの状況はまずいのでは?と相談したということにした。
「…君、知ってたんだ…うわぁ〜バレてるんだ…恥っず…」
真っ赤になったはたてお姉ちゃんは座布団を抱えるように顔に押し付けてゴロゴロ悶えている。
僕は現時点では優位な立場なのでお姉ちゃんが落ち着くまで静かに待った。
暫く唸っていたはたてお姉ちゃんは座布団の蔭からおずおずと顔を出して僕へと視線を向ける。
「えっと…この話誰かに…文と私以外にした?っていうかひょっとして他の皆も知ってる?」
現在情報を知りえるのは近所に住んでいた僕だけだと思うこと。
文お姉ちゃん以外とは話していないこと。
他の天狗のことは分からないけど、この辺は天狗のテリトリーの端の方だしあんまり立ち寄る者はいないから知ってるのは僕だけじゃないかなと続けて言う。
とりあえず言いふらされてないことに安堵したようでお姉ちゃんはやっと座布団を手放した。
「そっか、ありがとう…あ〜でもどうしよっかな〜…」

5

はたてお姉ちゃんも一夫一妻が望ましく人間との交際は良い印象を持たれないことは知っている。
関係を言いふらさず秘密にしていたことで一応の信用は得られたのだろう。
もしくは秘密の関係を口にすることで気を楽にしたかったのかもしれない。
はたてお姉ちゃんは今の状況に関して言えることをポツポツと話してくれた。
聞いているとやはり迷いはあるらしい。
ハーレムと人間相手のどちらか片方ならまだしも二つ重なると問題はより大きく感じる。
でも言い方は悪いが既に肉体関係を結び穢れた身体であるし、それを黙っているのは新たに男を作るにしても不義理になる。
その辺りのことも覚悟はしていたけど実際に体感すると少しグラついてしまうのだろう。
しかし僕ならその関係を打ち破ることができる。
一頻り続いた話が終わったタイミングで僕と付き合ってみないかと持ち掛ける。
はたてお姉ちゃんはビックリしていたが構わず言葉を重ねる。

6

少なくとも僕なら同じ妖怪同士で彼氏さんより長く一緒にいられること。
ハーレム関係に関しても承知した上で迎え入れる心積もりがあり言いふらす気も無い。
今後自分のような男が都合よく現れる可能性が低いだろうことはお姉ちゃんも分かってくれるよね?と続けざまに被せていく。
お姉ちゃんは僕の話を聞く内に黙って考え込んでいる。
今よりはマシになれそうな状況が目の前に差し出されたら誰だって考えるだろう。
迷っているのは彼氏さんに対して不義理になるのと僕のことをよく知らないからだろうか。
僕はお姉ちゃんの隣に座ってそっと細い肩に手を添えて抱き寄せる。
お姉ちゃんはまたビックリして飛び上がろうとしたが落ち着いてよく考えてと言うと静かになった。
これから永くを一緒に過ごすかもしれない人とあって邪険にもしづらいのだろう。
この触れ合いも考える一助になればと言い添えて抱き寄せる以上のことはせずに待つ。

7

お姉ちゃんは太陽が沈む時間までたっぷり悩んでいたが結局答えは出なかったようだ。
そう簡単に答えの出せる問題でもないので当然だけど…僕はこのままお姉ちゃんを帰すつもりは無い。
昨日から夕方まで文お姉ちゃんと抱き合っていたにも関わらず既に精液で玉が重い。
お姉ちゃんは僕と結婚することの可能性について深く深く考え込んでいた。
つまり僕を受け入れることも前提に考えに没頭していた。
更にそれは彼氏さんとの別れも真剣に考えていたということ。
心が彼氏さんを離れて僕の方へと極限まで近づいている今がチャンスなのだ。
ここで帰せばやっぱり僕と付き合うのは無理と考えてしまうかもしれない。
幸い文お姉ちゃんの反応を見るに身体の相性に関しては僕の方が上のようなのだ。
これも考えの為の一助だと言うと僕は強引にはたてお姉ちゃんの唇を奪った。
勿論抵抗されたが思った通り力は弱弱しく簡単に抑え込めてしまった。

8

接した時間は少ないが僕ははたてお姉ちゃんのことも好きになっていた。
外見は勿論明るい性格にひしひし感じ取れる朗らかな心根に惹かれてしまっていた。
最初は文お姉ちゃんを引き抜くことに協力してもらえるよう揺さぶれたら程度だった。
しかしもう止まれないし止まるつもりもない。
はたてお姉ちゃんも僕が助けてあげなくてはならないと決心していた。
「ちょっ…!君そんないきなりっ!んぅ!」
昔からの繋がりが無い分、文お姉ちゃんよりは抵抗が強めだが自力の差でまだ楽だ。
抵抗するはたてお姉ちゃんに彼氏さんとの未来の展望の暗さを囁きかける。
そして穢れた身体でも僕は受け入れてみせると言いながら文お姉ちゃんにしたように服を剥いでいった。
窮屈そうにブラに収まっていたおっぱいが零れ出ると予想以上のサイズに感動すら覚える。
シミ一つない綺麗な肌に張りのあるおっぱいがたゆんと揺れて健康的なのに官能的だ。

9

「ダメだって!私の身体は彼氏君のだからぁ!あっ…」
胸をさらけ出され続けておまんこに触れる手の感触に逃げ出そうとするのを更に強く抑え込む。
本来一夫一妻関係が望ましいのに彼氏さんは三人相手にしてるんでしょう?
ならはたてお姉ちゃんだって二人目の男を知っても文句言われないよと組み伏せる。
その言葉が思いの外効いたようでお姉ちゃんはうつ伏せの状態で視線をこちらに向けながら恐々呟いた。
「で、でも交際してるわけだし…浮気になっちゃうし…文や空に負けちゃうし…」
本当に今の関係でいいのかとグラグラ揺れる心を最大限利用する。
交際だって事故から始まったようなもので強制力なんてないんじゃないかなと言うと考え込むように視線を彷徨わせる。
そこへ…文お姉ちゃんだって昨日僕としたから対等だとと言うと視線がばっと僕の方へ釘付けになる。
それだけで込み入った相談の内容を幾らでも想像してくれる。
文お姉ちゃんも色々悩んでいるみたいだったよと言うと暫くしてはたてお姉ちゃんの身体から力が抜ける。

10

「分かった…私もちゃんと考えるためなら…してみる」
どうやら文お姉ちゃんが無理矢理押し倒されてしまったという展開は予想出来なかったらしい。
僕と文お姉ちゃんの力関係なら考えるまでもなく無理と判断してくれたのだろう。
きっとしっかり考えたうえで行為に及んだのだと決めてかかっている。
僕としてはそのほうが都合がいいので抵抗しなくなったお姉ちゃんの拘束を解いて布団の敷いてある部屋に連れて行った。
片づける暇の無かったそこは事後放置されていて生々しい痕跡と空気が残されていた。
その様を見て僕が嘘を言っている可能性が消えたのかお姉ちゃんは促さずとも覚悟を決めた瞳でずんずん中に入っていった。
替えの布団を出そうかと提案したがこのままでいいと言うとまだ残っていた衣服を全て自発的に脱いでくれた。
はたてお姉ちゃんは予想以上に文お姉ちゃんに負けず劣らず素晴らしい身体をしていた。
じろじろ見られるのは恥ずかしいのか早くしましょうと誘われ僕も服を脱ぐ。

11

「うっわ…えげつな…子供だよね?」
曝け出されたちんぽを見て思わずといった風にお姉ちゃんが一歩引く。
それでも逃げる様子もなく大人しく腰を下ろすとやり方知ってるんでしょ?と前戯をするように言われる。
ここで手を抜くとやっぱり彼氏君の方がいいと言われかねないので行為に前向きで逃げる様子の無いので自分に出来る範囲でしっかりと濡らしてあげた。
「うっ…白狼の舌は凄いって噂ほんとだったのかな?…君が凄いだけ?んくっ…」
特にクンニはすぐに気に入ってくれたようですぐに挿入準備が整った。
そのまま挿入しようとすると流石に止められたが文お姉ちゃんはこうだったと言うと抵抗を止めた。
「同じ条件じゃないとね…子供なんて簡単に出来ないし大丈夫…大丈夫よね…」
雰囲気からすぐに折れるのが分かり切っていたのでがっつくことなく待った。
すると五分も待たずにいいよと生でする許可が下りたので遠慮なくそのまま入れさせてもらった。

12

「うっはぁ…これは…まずいって…変なとことどいてるぅ…やっ」
ぐいぐいと一番奥の方を突っつくと意志と関係なくはたてお姉ちゃんも嬌声を漏らす。
無理矢理じゃなくて前向きに行為に及んだせいで文お姉ちゃんより快感を感じやすいみたいだった。
これならすぐに落せると確信し、絶対にモノにすべく丁寧に弱そうな部分を攻め立てた。
「きゃぁ!君ちょっと上手すぎ…相性が良いだけ?どっちでも変わんないよぉ…やぁん!」
昨日童貞を失ったばかりの子供が相手であるにも関わらずはたてお姉ちゃんは存分に感じ、喘いだ。
このおまんこも文お姉ちゃんとは形が微妙に違うけど負けず劣らず凄い締め付けで気持ちいい。
簡単に射精したくないと思いながらも蠢くような肉穴にすぐに搾り上げられる。
そのまま無断で中に射精したがはたてお姉ちゃんも覚悟はしていたようで怒らなかった。
「や、やっぱそうなるよね…はぁ〜…出されちゃった〜…まだ、するの?」

13

一晩帰らなかった友人がどうなっていたか想像し自分も同じことをされるのかと確認される。
同じ条件じゃないと意味が無いですよね?と言うと諦めたように頷き、抵抗する素振りすら見せなかった。
はたてお姉ちゃんとのエッチは文お姉ちゃんとのに比べるとやはり行為に対して前向きなこともあって楽しかった。
純粋とは言えずとも近い感覚で感じてくれたので僕としてもやる気が途切れることなく何度も中出しさせてもらった。
セックスは文お姉ちゃん同様に翌日の夕方頃まで続いた。
そして今回は許可をもらって写真にその姿を収めると念写の力で現像してもらった。
こうして文お姉ちゃんとはたてお姉ちゃんの事後写真を手に入れることができた。
「その写真と私の手紙見せれば空も話聞くんじゃない?じゃあね」
空お姉ちゃんも同じ条件になるよう提案くらいはすべきと提案した結果だ。
その後、首尾よく彼氏さんの下へ向かう空お姉ちゃんを見つけて声をかけることに成功。
手紙と写真に予想以上の食いつきを見せる彼女を上手いこと家に誘い込み三度大切な相談をすることになった。

三話 全員

1

「これってさ彼氏君じゃなくて君がしたんだよね?」
空お姉ちゃんは二人の事後写真をまじまじと見つめながら僕の方へは視線も寄越さずに聞いてくる。
僕は文お姉ちゃんを強引に押し倒した部分以外を内心含め正直に語った。
今の関係は妖怪としては正しくないし山の風紀も乱れる。
先立たれて残されることも確実だし他の男を探してもいいのではないか。
そんな相談をした結果、考える要素を増やすためにも他の二人は秘密を知る僕とエッチしたのだ。
それで空お姉ちゃんにも同じ条件に立つ機会ぐらいは与えないと公平じゃないから今こうして話をしている。
角が立たないように言葉を選びながらそんなことをゆっくりと説明した。
でも内心では僕はもう目の前の空お姉ちゃんも自分のモノにしたいからなんとかうんと言ってくれるように必死だ。
最初は文お姉ちゃんだけ何とかしたかっただけだったのに、はたてお姉ちゃんが訪ねてきてからタガが外れている。

2

空お姉ちゃんとははたてお姉ちゃんより接点が少ないけど噂くらいは聞いたことがある。
自分の得意分野には相当な知識があるらしいけど基本能天気な鳥頭なんだとか。
少し身体を動かすだけでゆさっと揺れる大きなおっぱいに目を吸い寄せられそうになるのを堪えながら、あの身体を好きにしたいと思わずにはいられなかった。
本当に彼氏さんのことが好きなら僕と一回エッチしたくらいじゃ揺るがないはず。
他の二人も考えの足しになったみたいだし空お姉ちゃんもしてみたらいいんじゃないか。
二人も気持ちよくなってくれたみたいだし、きっと気に入ってくれると思う。
僕は空お姉ちゃんの隣に座ってそう誘い続けた。
欲を出し過ぎないように気を付けたいけど童貞卒業したばかりで性欲も高まりまくりでヤリたい気持ちがどうしても抑えにくい。
あからさまにエッチしようと誘導してしまっているけど幸い悪い反応は返ってこない。

3

「文とはたてはしてるのか〜…君ってエッチ得意なの?」
写真を口元まで下げて勃起してしまっている僕のちんぽに視線を向けながらそう聞かれる。
明らかに興味を引けている感触に勢い込んで頷く。
少なくともはたてお姉ちゃんは全体的に好感触だったし文お姉ちゃんも最後は感じてくれていた。
経験豊富では無いけど満足出来るように頑張りますと手を握って迫った。
「う〜ん…じゃあ、してみようかな…♥」
空お姉ちゃんは照れながらも嫌がらずはっきりとそう言った。
天狗社会の中である程度律されてきた二人と比べて奔放に暮らせる地獄の住人とあって大らかだ。
ひょっとしたら地獄では一夫一妻の決まりは無いのかと藪蛇になりかねないのも忘れて聞いてしまった。
「あるよ?私も彼氏君とするまで処女だったからね」
それなのに君としちゃうなんて不思議だね〜ところころ笑っていた。
それらしい理由さえあれば幾らでも誤魔化しが効いてしまう人のようだ。

4

念のためにどういう理由でエッチするつもりになったか確認させてもらう。
相談に乗っているていで話しているのだから聞かなければ逆に不自然だと思ったのだ。
「君の言ってることは正しいと思うし…二人がしてるなら仲間外れは嫌だから?」
一応真面目に考えてはいたようだけど最終的には自分も彼氏以外とエッチしてみたいという好奇心が決め手らしい。
そのように話を持って行った手前何も文句は無いが上手く行き過ぎて驚いた。
はたてお姉ちゃんの手紙も渡す前に確認してあるので変な入れ知恵が無いのは確認済みだ。
僕が言ったのと同じようなことが書いてあっただけだ。
むしろはたてお姉ちゃんの手紙の方がエッチするように強く勧めるような文面だった。
これで空お姉ちゃんだけ僕とエッチしなかったら操を守った空お姉ちゃんの一人勝ちになりかねないしね。
そこまで考えて無いにしても皆同じ条件でいたいのだろう。

5

「うわ〜…凄いねこれ…片づけないの?」
先に二人とエッチした部屋につくと同時に呆れの中に隠せない興奮を滲ませながら空お姉ちゃんが呟くように聞いてくる。
一昨日文お姉ちゃんとして昨日はたてお姉ちゃんと続けてやったままの状態と言うと躊躇うことなく興味深そうに生々しい痕跡の残る布団へと進んでいく。
布団の前で膝をついてべったりと色んな体液に塗れた布団をぽんぽんと叩く。
当然手にもそれらが付くはずだが気にした様子もなく目の前まで手を持っていきしげしげと見つめる。
「エッチな匂いがするね♥」
くるりと振り返りながら立ち上がりこそっと囁かれる。
何と返事をすればいいのか分からず僕は頷くことしかできなかった。
そんな僕の様子にどこか安心したように微笑むと空お姉ちゃんは恥ずかしげもなく服を脱ぎ始めた。
「見た目よりずっと手馴れてるのかな〜と思ったけど違ったみたいで安心しちゃった」

6

シャツを脱ぐ勢いで大きな胸を弾ませながら朗らかにそう笑う。
「私は彼氏君としか経験無いからさ♥すっごいテクで落とされちゃったらどうしよ〜って悩んでたんだけど経験人数は同じくらいなんでしょ?ならエッチした後でも考えるだけの頭残るかなって」
シャツに続けてスカート、靴下とどんどん脱ぎ続けブラを外すと今までで一番大きな胸が眼前でたぷんと震えた。
「子供相手だと思ってたけどやっぱり少し恥ずかしいな…♥ほらほら君も脱いでよ」
うっかり魅力的な身体に見惚れていたら空お姉ちゃんの方から飛びついてきてぐいぐい剥かれてしまった。
「ん〜…汗の匂い…文としてから身体洗ってないな?」
すんすんと匂いを嗅がれながら裸にされてお互い全裸で向き合う。
「まあ私も仕事してきたばっかりだからそんなに変わらないかもね!」
恥じらいながらも堂々とした佇まいで隠すことなどないと言わんばかりに見せつけられる肉体に目を奪われっぱなしだ。

7

匂いに関しては確かに少し汗の匂いがする気はするけど女性のフェロモンのほうがずっと濃くて白狼の鼻に余程効く。
素敵な香りですとお世辞抜きで言ってみたらありがとうとキスしてもらえた。
思えば先の二人とは向こうからしてもらえていないので新鮮だった。
「鬼みたいに立派なの持ってるね…」
僕が彼女の空お姉ちゃんの魅力にぼうっとしている間にも彼女はどんどん動き続ける。
今は曝け出されたちんぽの前に膝をついてそっと両手で玉と一緒に撫でまわされていた。
「ねえ私物覚え悪いからさ、せっかくだし色々練習させてもらっていい?」
ちんぽに口を近づけながら言われれば何をするのか聞かずとも想像はしやすい。
いいですよと言った瞬間にぱくりとちんぽを咥えられて勢いよくぐちゅぐちゅ激しくフェラされる。
物覚えが悪いと言う割には結構仕込まれているようで拙さもあるけど充分気持ちがいい。

8

もう僕が空お姉ちゃんを抱こうとしているのか僕が空お姉ちゃんに襲われているのか分からない状況だ。
熱い舌がちんぽ全体を情熱的に舐め上げて唇が時折ぎゅっと締め付けてくる。
受動的にエッチを甘受するのは初めてで僕はされるがまま喘いでしまった。
「他の人の味も興味あるから口の中で出していいよ」
空お姉ちゃんはそう言ってくれたけど出そうだから離してくれと言う余裕も無かった。
綺麗な空お姉ちゃんが滑稽に見えるほど頬を窄めてちんぽを気持ちよくしてくれる。
そんな最高の時間もいかんせん経験値の少なさから我慢も続かず出そうと認識した次の瞬間には精液が迸っていた。
嫌な顔一つせずにぎゅっと腰に抱き着くようにしてごくごくと精液を飲んでいくお姉ちゃんが愛しくて堪らなかった。
「…ふぅ…いっぱい出たね〜気持ちよくなれたみたいで良かった♥」
味はやっぱり好きじゃないかなといいつつ全部飲んでくれたらしく満足感が凄まじい。

9

空お姉ちゃんは僕のちんぽがまだ元気なのを見ると布団の上に誘って座らせる。
そしてちんぽを胸で挟み込んでパイズリを始めた。
「三人の中では私が一番大きいみたいだからね♥頑張っちゃおうかなって♥」
言うだけあってフェラよりも慣れた様子でリズミカルに胸を弾ませていく。
大きな胸が時に勢いよく時にじっくり挟み込むように、どうすれば一番気持ちよくなれるか探ってくる。
互い違いにぐいぐいと刺激されるのが僕としては一番感じるみたいで、それが分かったらそれを中心にして奉仕してくれた。
それだけでなく他の動きも交えて飽きないように気を使っているのも凄くいい。
結果フェラで射精したばかりだというのに然程時間もかからず射精しそうになる。
一昨日からずっとエッチして射精してきているのにまだこんなに出せるのかと自分でも驚く。
それもこれも皆がそれだけ魅力的だということで、なんとしても彼女等が欲しくなってくる。

10

湧き上がる欲望に押されるように精子を迸らせて空お姉ちゃんの顔と胸をドロドロに染め上げた。
お姉ちゃんはまた言われるまでもなく自主的に精液を舐めて清めてくれた。
感想を求められたが凄く良かったですとしか言えず少しがっかりさせてしまったかもしれない。
ともあれ気持ちよくしてもらった僕が頑張る番ですと逆にお姉ちゃんを押し倒す。
クンニだけは慣れてきていたので、しなくても大丈夫そうだよと言うお姉ちゃんに二人にもやったからと押し通した。
しなくてもいいと言った割には二人よりも感じてくれて明確にイってくれた。
「んっ!あっ♥君凄いっ♥舌ぁ♥ぺろぺろ上手ぅ♥んあぁっ♥」
僕はお姉ちゃんが感じてくれたのが嬉しくて、よく濡らしておかないとと言い訳しながら二回絶頂させてしまった。
腰を少しガクガクさせながら恥ずかしそうにしている空お姉ちゃんは堪らなく魅力的に見えた。

11

休まずの三日目だったがそれでも精液がどんどん作られていくのを感じる。
目の前の女性を何としても孕ませろと本能が身体を熱く昂らせる。
絶頂したばかりで動けずにいる空お姉ちゃんに圧し掛かりちんぽをずりずりとまんこに擦りつけた。
空お姉ちゃんはどうして挿入しないのか不思議そうだったがそのまま擦り続けるとやがて我慢できず叫ぶように懇願してきた。
「意地悪しないで入れてよぉ…お願い♥」
無理矢理、仕方なく、お願いされてと三段階進んできたがやっぱりお願いされるとやる気が漲る。
こっちが我慢出来なくなる前にお願いしてもらえてよかったと内心ほっとしながら待ちに待ったおまんこを堪能すべく一気にちんぽで貫いた。
「やっ!…び、っくりしたぁ…♥すっごい奥まで届くんだねぇ♥んっ…♥」
二人と同じように大きさに驚きながらもおまんこはすぐに順応しようとエッチに蠢きだす。

12

心なしか体温の高めな気がする空お姉ちゃんは抱きしめているとこちらも熱くなってくる。
少し強めにちんぽを突き入れても平気みたいで地獄鴉の丈夫さを体感できる。
「いいよぉ♥君の好きなように気持ちよくなって♥」
胸で僕の頭を挟み込んで脚も絡ませ逃げないように固定されているような有様だ。
僕は一心不乱に空お姉ちゃんの身体全部を堪能するべく何度も腰を打ち付けて身体と心を揺さぶっていった。
ばちゅんどちゅんと肉を叩くような湿った音が大きく響く。
「おっきぃ〜…♥君のやっぱりおっきいよぉ…すごぉい♥」
今まで感じたことのない快感を得られているようで空お姉ちゃんの気分もがんがん高揚している。
「精子出す?出ちゃいそう?二人には出したの?じゃあ私にも中出ししてぇ♥」
平等になるためというより二人に出したのに私に出さないのはずるいとでも言いたげに射精をせがまれた。

13

裏心無く女性に中出しをせがまれたのは初めてでとても耐えられなかった。
我慢する余裕は元から無かったがお願いされた瞬間にどっぷりと精液が溢れて止めようがなかった。
「マグマみたいに熱い…気持ちいい〜…♥」
中出しされた瞬間に空お姉ちゃんも絶頂した。
ぎゅうっと痛い程に全身を抱きしめられたがむっちり柔らかい身体に包まれて苦しさより心地よさが勝った。
射精が終わるまで離してもらえず終わった後にはすぐに次をせがまれることになった。
「二人とは一晩中してたんでしょ?じゃあ私にもしないと公平じゃないよね♥」
にっこりと微笑む空お姉ちゃんは太陽のように眩しかった。
パワフルな彼女に合わせるのはとても体力を使ったが、それでも僕はなんとか二人と同じ時間彼女を抱き続けた。
事が済んでもお姉ちゃんはまだまだ全然元気だったが二人と公平という部分を律儀に守り帰っていった。
再会の約束は出来なかったが週末に文お姉ちゃんが来てから考えよう。

四話 約束

1

週末になると一方的に取り付けた約束だったけど文お姉ちゃんは来てくれた。
予想外だったのは外の二人も一緒だったことだけど。
考えてみれば無理矢理レイプされた形の文お姉ちゃんが口を噤んでもはたてお姉ちゃんと空お姉ちゃんは相談しようと声をかけるのが当たり前だった。
それでも僕は間違ったことを言ったつもりはないので堂々と三人を家に招き入れた。
あれだけのことが出来たんだから悔いは無い。
でも三人共表面上は落ち着いているように見えたので一旦居間に通してとりあえずお茶を出す。
文お姉ちゃんはお茶には手を付けずに睨みつける、というじゃないけど少し険のある視線で僕を見る。
他の二人に手を出したことを怒るに怒れないのだろう。
自分だけ一人負けするところを同じ所まで引きずり降ろしてくれたのだから…もちろん感謝は出来ないだろうけど。
恐らくレイプされたとは言っていないんじゃないだろうか。

2

そんな想像を裏付けるようにはたてお姉ちゃんが声を上げる。
「えっと…皆それぞれ考える機会が出来た訳で、その点だけは一応思うことはあったわ」
やっぱり将来を考える為に思い詰めて、というような説明をしたのだろう。
はたてお姉ちゃんは続く言葉が中々選べないのか口を噤んでしまう。
代わりに三人の中で一番精神的なダメージが少ないらしい空お姉ちゃんが続ける。
「でも三人で色々話し合ったんだけど簡単には答えが出せなかったんだよね」
三人でということは彼氏さんには言えなかったのだろうか。
私達揃って不貞行為してきたよとは流石に言えなかったか。
話したうえで腹を決めた四人で来られたらどうしようもないので助かったけど。
「でね?これからの将来の為に今の状況を出来るだけ前向きに使おうって話になったのよ」
空お姉ちゃんはそう続けた。
僕を拒絶した後、仮に僕が何もしなくても今後他の妖怪相手で似たようなことは起こりえる。

3

君の場合は最悪今事故を装って始末できるけど、なんて言われた時は震え上がった。
でもそう出来ない相手が来た時に困るでしょ?と続けられてほっと息をつく。
開き直って一夫三妻で行きますと言えたら最初に言っていてこんな事態になっていない。
この期に及んでも鴉天狗二人には長命故に永い時間をかけて心身に染み付いた掟やしきたりがずっしりと圧し掛かっているのだ。
以前は人間相手に交際、ハーレム、そこに不貞まで加わってもっと身動きが取れなくなってしまった。
「決心がどうにもつかなくってね…君もその気みたいだし利用させてもらっていいかな?」
どうしようもない状況はもっとどうしようもない状況にして無理矢理動かすしかない。
そう決めた三人は共通の相談相手である僕を頼ろうと思い至ったそうだ。
具体的にどういうことですかと聞く前にずっと黙っていた文お姉ちゃんがようやく口を開く。
「君は嫌がってもどうせ写真で脅して身体を要求してくるでしょう?だから抱かれてあげますよ」

4

三人はこれからも彼氏さんとのハーレムは継続し子作りを続ける。
半面蔭に隠れて僕とのセックスも続けて出来た子供によって対応を決めるのだという。
彼氏さんの子供を身籠ったら全てを捨てる覚悟で周囲に関係を明かす。
僕の子を身籠ったら彼氏さんには人妖の寿命の差などを理由に分かれて僕の物になる。
そして彼氏さんの子を孕んだ子には今後一切手を出さないことと、不貞に関しても秘密にすると約束するように迫られた。
「もしも三人とも孕ませた時には君に一番重圧がかかるけど覚悟できてます?」
僕の勃起ちんぽを見ながら呆れたように文お姉ちゃんが聞いてくる。
文お姉ちゃんも人間の彼氏さんと白狼の僕となら僕の方が身体の相性がいいのは分かっているはず。
孕む可能性が高いのはどちらかといえば僕の子だろう。
文お姉ちゃんも半端なつもりで彼氏さんとお付き合いを始めたわけでもないだろうに、どうしてそんな分の悪い賭けにでたのか聞かせてもらう。
どう考えても普通もっとやりようがあると思うんだけど…。

5

「…君の言うことの正しさに折れかけて身体を許してしまった…私が今更彼と一緒にいていいのか分からないんです」
だからもう天に未来を委ねるしかない…自嘲気味にそう言う文お姉ちゃんをはたてお姉ちゃんと空お姉ちゃんが慰めるように両側から抱きしめる。
「まあそんな感じだから…どうせやるんでしょ?」
「私は愛は勝つって信じてるからね♥今のうちに楽しんでおいたほうがいいと思うよ?」
はたてお姉ちゃんは気乗りしない様子でも覚悟は決めているようだ。
空お姉ちゃんは彼氏さんの子を孕む気満々のようだけど僕も譲る気は無かった。
二人は無理して文お姉ちゃんに合わせなくてもよさそうなのに女には女の絆があるんだろう。
その後幾つかの約束事を決めることになった。
その中でも重要なのは各自一週間に二度必ず中出し前提で抱かれにくることだった。
彼氏には一人の時間も大切だからと言って家を出る日を既に作ってきたらしい。
現状に満足しておらずどんな形でも決着を付けたいという気持ちが感じられた。
当然隠れて避妊しないし僕の子を孕んだら愛情もって育てることも約束させてもらった。

6

決めるだけ決めたらそのままお開きになってしまうかと思ったが今日は全員が相手をしてくれるつもりで来たとのこと。
写真もあるが全員同じ男と関係を持ったことをしっかり目で見て共有しておきたいそうだ。
僕としては子供を仕込む機会が増えるなら何でもいいけど。
皆で連れ立ってエッチをした部屋に歩く間、気まずさと高揚感の入り混じった雰囲気に酔いそうだった。
寝室には文お姉ちゃんが来るのを見越して既に布団が用意してある。
当然日を空けたのもあって今日は事後のままではなく綺麗にしてあった。
「普段はこんな感じなのね」
「布団って一組しか無いの?」
事後じゃない状況を見るのは初めてのはたてお姉ちゃんが呟くのと同時に四人でするには狭い状況を見て空お姉ちゃんが布団を探して部屋を漁り始める。
何か壊される前に僕が予備用のもう一組を引っ張り出してなんとか四人が寝ころべる状態になると誰に言われるでもなく皆服を脱ぎ始めた。

7

文お姉ちゃんは諦め半分、はたてお姉ちゃんは緊張混じり、空お姉ちゃんは今の状況を二人よりは重く受け止めていない様子で手早く、それぞれのペースで全裸になって僕の前に並んだ。
皆それぞれ見るのは二回目になるけれどやっぱり綺麗だ。
おっぱいは空お姉ちゃん、お尻ははたてお姉ちゃん、全体的なバランスは文お姉ちゃんが一番だろうか。
「する前に最後の確認をさせてもらうけど…」
誰から抱こうか考える僕に文お姉ちゃんが話しかける。
ここで変にごねても話が長くなるだけなので大人しく聞くことにした。
僕が後から文句を言わないように釘を刺しに来た訳だが内容としては彼氏と僕の条件は出来るだけ合わせる。
ただし今まで彼氏が三人を抱いた回数を今から補填するのは難しい。
今回の4Pでそこは納得してくれというものだ。
出来る回数が増えれば増える程いいのが本音だけど後から手を出したのは僕なわけだし、そこまで我儘を言うつもりは無い。
僕がしっかりと声に出してそれで納得すると言うとやっと安心してくれた。

8

その後は四人入り乱れ…と出来たらよかったのだけど僕にはそんな経験値は無い。
彼氏さんも同じようで普段は一対一が基本で意識のある状態での4Pは三人も初めてらしい。
「で…最初はやっぱり私ですか…くっ…相変わらず可愛げのないちんぽですねっ…!」
悩んだが一人目は元から特別な感情を抱いていた文お姉ちゃんだ。
元からやる為に今日呼んでいたのだし順当なところだと皆も納得済み。
文お姉ちゃんは平気そうなふりをしているけど僕の大きさにはまだ慣れていないみたいで必死に耐えている。
彼氏さんのとどっちが大きい?と聞くとたっぷり時間を置いてから答えてくれた。
「君のほうが大きいですよ…でも気持ちいいのは彼氏ですから調子にっ…乗るなぁ…やっ…」
聞きたいことが聞けたので彼氏さんに負けないように文お姉ちゃんを攻め立てるべくペースアップする。
歯を食いしばっているけど最初の夜、結局感じてしまっていたのを見逃してはいない。
同じ条件なら嘘を付くのもダメじゃないの?と言うと口を閉ざしてしまった。

9

すぐに同じような対応が出来ないのは分かるのでそれ以上の無理は言わない。
大きさに関しては迷った末にだけど正直に僕に軍配を上げてくれたし今後に期待しよう。
ただ一つだけ、イった時はそう言うようにとだけお願いさせてもらう。
媚びを売れとまでは言わないけど流石にノーリアクションを通されるのは味気ない。
文お姉ちゃんも僕の言うことには一応の理解を示してくれて僅かにこくりと頷いてはくれた。
「うっ…ふっ…!だめっ…!」
必死に嬌声を上げないように我慢しているのを見ているだけでも楽しくはあるんだけどね。
それでも我慢して我慢して…結局最後に絶頂宣言する文お姉ちゃんはやっぱり格別だった。
「イっ…てないっ…まだっ!まだ…あ、やぁ…イキたくな…!………イキ、ました…」
どくどく中出しされながら観念する様にちんぽがすぐに硬くなってしまう。
出しながらこのまま妊娠してねとお願いしてみたがプイっとそっぽを向かれちゃった。
「絶対…イヤです…!」
残念だけど気長にやっていこう。

10

文お姉ちゃんに一回出したことで、はたてお姉ちゃんに交代することに。
このまま文お姉ちゃんを抱き続けたら文お姉ちゃんだけ不利過ぎるからね。
順番は抱かれた順でいいでしょ?とはたてお姉ちゃんが言って空お姉ちゃんと僕が了承した形。
「うえっ…一晩だけじゃこんなの慣れないって…きっつ〜…」
三人の中では小柄な方のはたてお姉ちゃんはちんぽ全部入れるとお腹がぽこっと膨らんじゃう。
抜き差しするとどの辺に先っぽがあるか外から見ても分かるくらいだ。
肉体的に頑丈な妖怪じゃなかったらセックスなんて出来なかっただろう。
とはいえキツイなんて言いながらもしっかり感じ始めているのはエッチな適正があるからかな?
一番感じてくれてるみたいで嬉しいよと言うと真っ赤になってしまうのも可愛い。
「バカっ!君が変なとこばっか突くから…!あぁそこダメっ!」
素直過ぎて逐一良い反応をしてどこをどう突けばいいか教えてくれて凄く助かる。

11

それぞれ感じやすいところはあるみたいだけど共通してポルチオは弱いみたい。
サイズ差があるから彼氏さんじゃ届かなくて慣れてないのかもしれない。
実際どうなか聞いてみたいが流石に怒らせそうなので我慢する。
ただしこの辺は気持ちいいのかと子宮口をずんずん小刻みに押し上げながら聞かせてもらう。
「し、知らないっ!その辺はよく分かんないっ!だからっ!やめっ♥」
文お姉ちゃんへ視線を向けると気まずそうにそっぽを向かれるしたぶん間違いないかな?
彼氏さんに触れてもらえないところを不貞相手にだけ晒す罪悪感があるのだろう。
今から僕がしっかり感じられるように慣らしてあげることにしよう。
「うぅっ♥だめだっ♥私もイ…っく……イった…イったわよ…どうせ私も言わなきゃだめなんでしょ…?」
中出しされると僕からお願いせずとも絶頂報告をしてくれた。
よくできましたと褒めてあげると恥ずかしそうに身を捩って逃げられちゃった。

12

交代で最後は空お姉ちゃんに早速挿入させてもらった。
見ているだけで充分濡れていたみたいですぐに入れていいよと言われたのでそうした。
実際ぐちょぐちょに濡れまくりで前戯は必要無かったけど出来るだけしてあげるべきかな。
「ん〜♥やっぱり君のちんぽおっきいね♥」
多少乱暴な攻めも問題無く受け止めてくれるので最初からガンガン突かせてもらっている。
たぷんたぷんとおっぱいを揺らし一人だけ楽しそうにセックスを楽しんでいる。
あまりの罪悪感の無さに空お姉ちゃんは彼氏さんのことそんなに好きじゃないの?と思わず聞いてしまったほどだ。
「え〜?酷いな!彼氏君が一番好きだよ!でも気持ちいいのはまた別だからさ♥どうせするなら楽しんだ方がお得でしょ?」
こんなことでもなかったら絶対他の男の子とエッチしなかったもんと断言される。
軽い調子で勘違いしそうになるが彼女も鴉の妖怪なので本当なのだろう。

13

でもこの前向きさは寝取ろうとしている身で少しだけ彼氏さんに同情しそうになるが僕とのエッチを楽しんでくれるならそれでいいかと考え直す。
このまま寝取ったとして僕以外に誰彼構わず股を開くようなことはあるまい。
「ほらぁ♥今だけは君の空なんだからもっと私を見て♥」
ぎゅうっと大きな胸に抱かれて雌のフェロモンが鼻に直撃する。
この香りを吸うとあれこれ考えているのが馬鹿らしくなってくる。
僕は一心不乱に子宮口をこじ開けんと猛然と腰を振りまくる。
発情期の犬そのものの有様で交わる様に圧倒されたのか見ている二人がごくりと息を飲む音が聞こえた。
空お姉ちゃん好き!僕のモノになって赤ちゃん産んでと熱烈に求愛しながら本日三回目の中出しを放つ。
「イくイくイクぅ♥ふわぁ…イかされちゃったよ〜♥でも君のモノにはなってあ〜げない♥」
その後はまた文お姉ちゃんから順番にそれぞれ何発出したか分からないくらい中出ししまくった。
そして翌日の夕方頃になって、子宮いっぱいに精液を詰め込んでからようやく皆を解放した。

五話 始動

1

こうして三人の合意の下で孕ませセックスできる環境が整った。
彼氏さんも近所にいるとはいえ僕が誰かとしている時には他の誰かと抱き合っているはずだ。
感覚も僕の方が鋭いので偶然現場を目撃される恐れはまず無いと思う。
当然三人も現時点で彼氏にこの状況を知られたくはないので協力的だ。
彼氏さんの方だって大っぴらに出来ない関係なので誰か来てるから隠れてとでも言えば素直に家の奥に引っ込んでくれるらしい。
一応僕の家の方には人間の気配に敏感な妖怪がいるとか適当な嘘をついてもらった。
実際はかなり遠くまで行かなきゃ他の妖怪の縄張りには入らないのを確認済み。
僕との情事を更に別の妖怪に見られたらもうどうしようもないから皆しっかり近辺を調査して安全を確保してくれた。
安全が確保できたところで皆約束通り週に二回ずつ僕の家にやってきてくれるようになった。
用事があって順番が前後したり今週三回出るから来週一回で許してなんてこともあったが些末なことだ。
お姉ちゃん達とセックスできるならそのくらいは我慢するさ。
それから僕はやっと本格的に皆を孕ませることだけを考え、来る日も来る日も中出しし続けたのだった。

2

そんな歪な子作りの日々がだんだん日常になり始める頃。
生活の擦り合わせに少し手間取ったけどもうだいぶ安定してきたところだ。
そして今日のお相手は…暗黙の了解で週の初めはまず文お姉ちゃんがやってくる。
今日でもう五週間目、一ヶ月は経っているけど不貞行為に後ろめたさがあって表情は硬い。
最初の夜と4Pも加えて計十回はしているので身体はだいぶこなれてきているけど。
出来るだけ早く仕事を終わらせてきてもらい可能な限り夕方、日が落ちるまでには来てもらう。
夜遅くに来て一回だけして終わりなんて許す訳が無い。
お姉ちゃんは小声で形だけの挨拶をすると誰かに見られたくないと素早く家に上がる。
寝室に直行はせず最初は居間でお茶を飲んでゆっくりしてもらうことにしている。
最初は少しでも多く中出ししたいとすぐにヤろうと思ったが文お姉ちゃんがあまりにも悲しそうな顔をするので改めた。
上手くいけば妻になってくれる女性なのだからと優しくしなきゃ罰が当たる。
ただその優しさも逆に辛いみたいなんだけど…そこは慣れてほしい。

3

食事や入浴も済ませてリラックスできる手順を踏んでから家に上がって約三時間程経過した段階でやっと二人で寝室に向かう。
凄く早い時は七時、どんなに遅くとも九時までには布団の上で裸身を晒してもらう。
文お姉ちゃんは未だに脱衣するのに躊躇いを見せるが僕は先に裸になってじっくりと待つ。
全て脱ぎ終えると今からセックスをする合図としてあ姉ちゃんの方からキスしてもらう。
キスは嫌がっていたけど無理矢理されるよりはと消極的に受け入れてくれた。
気持ちのうえで複雑なのは分かるけど形だけでも和姦のていをとるようにお願いしてある。
僕の子供が出来た時にレイプされて出来た子だとは言いたくないだろうしね。
キスしてもらったら僕の愛撫練習に付き合ってもらう。
僕だって未来のお嫁さん候補を気持ちよくしてあげたいのだ。
これはその分本番の時間も削れるので皆了承してくれた。
下手な前戯で時間を浪費するのは最初だけで後々は僕に有利になってくるだろうと思ったのだけど最近やっとその手ごたえを感じ始めた。

4

ある程度身体を解させてもらい挿入できるようになったら今度はお姉ちゃんが代わりに僕を気持ちよくしてくれる。
文お姉ちゃんは基本的に手ですることが多い。
口や胸でするのはまだ抵抗が大きいみたいだけどお願いすればしてくれる。
そうして一発目をおまんこの外に射精してしまう訳だけど…その日一番濃いのを空撃ちするのは痛いけどこれも愛あるセックスの形をとるのに必要なことだ。
それに空撃ちする分は大きな補填が一つある。
当然空撃ちすると妊娠する確率が下がるので一つお願いを聞いてもらったのだ。
「…っ…文のおまんこに中出しして…君の赤ちゃん、妊娠させてくだ、さい…」
それが心を籠めなくてもいいから妊娠を望むような発言をしてほしいというものだった。
これ以上無い程羞恥で赤くなりつつも律儀に約束を守ってくれる文お姉ちゃんの表情と今の時点では偽りであっても言葉の内容が内容なのでちんぽがぐぐっと元気になる。
それでも一発目の精液が一番精子量が多いのは確かなので我慢して言ってくれるのだ。

5

ここまでくればもう僕を止めるものは何も無い。
文お姉ちゃんも不本意そうだけど一切の抵抗をせずに僕のちんぽを受け入れて大人しくしていてくれる。
三人共おまんこは全部気持ちがいいけど文お姉ちゃんは初恋補正もあって格別だ。
僕は心からの愛を籠めて何度も文お姉ちゃん大好きと言いながら僕のちんぽの形に馴染みつつあるおまんこを穿っていく。
聞きたくないのか聞いている顔を見られたくないのか顔を隠そうとする手を押さえつけると精一杯顔を背けられる。
それで露になった綺麗な首筋にキスしながらキスマーク付けていい?と聞くとイヤイヤしながら仕方なくこっちを向いてくれる。
キスをしていれば絶頂宣言出来ないししなくていいと言ってある。
「ちゅっ…あっ…イっく…イきますぅ…イってる!イってますからぁ!早く君もイってくださいぃ!」
キスして安心しているところで急に唇を話すと慌てて絶頂報告してくれる。
イった瞬間にガン突きして連続でイかせまくり涙目の文お姉ちゃんに中出しすると最高に可愛い顔を見せてくれるから大好きだ。

6

「昨日も酷かったみたいね」
干してある布団を見たのだろうはたてお姉ちゃんが玄関口で呆れ声で呟く。
昨夜はあのまま僕が限界になるまで中出ししまくった。
文お姉ちゃんも疲れていたけど流石に僕より先にへばることは無かった。
最後は動けなくなるくらいぐったりしていたけどさ。
はたてお姉ちゃんにも同じくらい出してあげるからねと言っておく。
「生意気なお子様だこと…そんな子に抱かれてる私はなんなのって感じだけど」
やれやれとため息をつきながらも悲観的にはならず軽くは無いが重くも無い足取りで歩く。
食事の時も文お姉ちゃんほど口数が少なくも無く適当な愚痴まで零すくらいだ。
旦那になるつもりがあるならこのくらい聞けということだろうか。
ちなみに今のところ全員お風呂には一緒に入ってくれない。
一番可能性ありそうな空お姉ちゃんもダメと言って追い出されてしまうくらいだ。
あんまり長風呂すると乱入すると言ってあるので、そこまで待たされないけどね。

7

居間で待っていると少ししっとりした髪を左右で結びながらぺたぺたと歩いてくるのが見える。
気を抜きすぎないように戒めているのかよく分からないけどツインテールの方がはたてお姉ちゃんっぽい印象があるから僕としては嬉しいので何も言わない。
「ほら、行くわよ」
視線が合うと僕が立ち上がるのも待たずに先に歩いていってしまう。
変に時間稼ぎされてエッチの時間が減るよりはよっぽどいいけど。
寝室に急ぐと布団の手前に立って待っていてくれた。
どうやら彼氏さんとも一緒に布団に入っているらしく僕にも同じようにしてくれているみたい。
はたてお姉ちゃんは掛布団をまくると僕の手を引いて一緒に布団の上に座り込んだ。
そして少しの間だけもじもじしていたかと思うと開始の合図としてキスしてくれた。
「…どうする?脱がしてみる?」
それだけでなく身体を引くと浴衣の紐に指をひっかけてそんなことを聞いてくる。

8

はたてお姉ちゃんはどうやらエッチなことに隠し切れない好奇心があるみたいだ。
まだ僕とするのを完全に受け入れたわけではないけど譲れるところは譲ってくれている。
性格的に僕の機嫌をとってみようとかいう心積もりじゃないのは確かだ。
無理矢理脱がすか自分でさっさと脱いでしまうことが多いので有難く脱がさせてもらった。
「んん…ちょっと変な感じ…相手が子供なのもな〜…」
恥ずかしながらも大人しく裸身を晒してくれるのは興奮を掻き立てる。
はたてお姉ちゃんがサービスしてくれた分は僕もたっぷり気持ちよくしてあげよう。
そう思い優しく胸へ触れると、あんっ♥といきなり良い反応が返ってくる。
ひょっとして僕から優しくしてもらいたくてのサービスだったのだろうか?
どちらにせよ僕に損は無いのでそのまま全身愛撫させてもらったけど。
文お姉ちゃんより反応がいいから気持ちよくさせやすくて僕も気分がいい。

9

愛撫の後はフェラなり何なりで空撃ちするんだけど…気持ちよくさせすぎたらしい。
「ごめん動けない〜…もういいからさ…中出しして赤ちゃん仕込んでくださいっ…ほら、言ったわよ…」
予想外のことで僕も迷ったけど…条件は同じにしてあげたいからはたてお姉ちゃんをオカズにオナニーしてぶっかけてあげることにした。
胸からお腹までべったりになっちゃったけど空撃ちしてあげたんだからいいよね。
本来なら中出しされるはずだった濃厚な精液に顔を赤くしながらよかったのかと聞かれる。
本当はよく無いけど…その分はたっぷり中出しさせてもらうからと言って早速挿入したのだが…。
「げっ…うっそ…入れただけでイかされちゃった…♥あっ♥これやばいっ♥イキまくるっ…♥」
まさかの空撃ちが精神的に効いたのか、はたてお姉ちゃんは絶頂宣言も出来ないくらいイキまくった…。
「さいあく…♥あ〜…落ちそう…」
事後、疲れで眠りに落ちそうな僕の耳にそんな声が聞こえた気がした。

10

「来たよ〜!お風呂にする?ご飯にする?私は最後ね!」
空お姉ちゃんは本当に不貞行為しにきたのか疑わしいほどに明るい。
死にそうな顔で抱かれに来られるよりは万倍いいんだけど…。
文お姉ちゃんを抱く時はまだ罪悪感を感じるけど空お姉ちゃんの時はほぼ無い。
元々接点が少なかったのも影響しているのかもしれないけど。
「今日で十回目だっけ?あれ?十一?」
居間へとことこ歩きながら指折り数える顔には一切の陰りが無い。
どうせするなら楽しんだほうがお得理論は健在らしい。
お茶を出してもお菓子を出しても何か混入している可能性を微塵も考えずに躊躇いなく口にする。
「疑ってたら何も出来ないからこれでいいのよ♥じゃっ、私お風呂入るから覗かないでね」
疑問にもあっさりとした答えを返し、食事もささっと終わらせてすぐに入浴に向かってしまう。

11

髪が長い分、一番長く時間がかかりそうなものだが入浴時間も意外と短い。
それ程経っていないのに軽く浴衣を羽織った姿で寝室に向かいつつ早く来てね♥と手を振られた。
清潔にしているのは抱き合っている僕が一番分かっているから何も言う気は無いけどね。
「遅かったじゃない!早く早く!」
それなりに急いだつもりだったけど空お姉ちゃんは待ちきれなかったようだ。
布団の上でもう半脱ぎ状態で手が届く範囲に入った瞬間引きずり込まれた。
「ん〜ちゅっ♥今日もいっぱい交尾しようね♥」
すぐさま熱い口づけを受けてごそごそと脱がされてしまう。
このままだとすぐに体力を使い果たしてしまいそうで逆に恐ろしい。
僕は対格差を利用してするりと腕から抜け出すとお姉ちゃんを押し倒して馬乗りでキスして大人しくさせる。
そのまま皆の身体を弄り回して勉強した性技を駆使して手の届くおっぱいを揉みしだいた。
「んっ♥やぁんっ♥あっ♥」

12

空お姉ちゃんの力なら振り払えそうだけど雌として大人しく雄を立ててくれた。
大きなおっぱいを揉み乳首をコリコリと摘まむ感触は僕にとってもお姉ちゃんにとっても楽しく気持ちのいいものだった。
おまんこもジュクジュクに熟れてきて挿入できそうな濡れ具合になってくる。
これまでの勉強の成果が出てきていると言えるだろう。
まだ僕が空撃ちしていないから挿入は出来ないけど勃起したちんぽで割れ目をぐちゅぐちゅ擦るのはありだ。
「あっ♥はっ♥上手ぅ♥欲しくなっちゃうけど、入れちゃダメだよぉ?」
空お姉ちゃんは甘いようでこの辺はちゃんとしている。
もしも空撃ちせずに挿入したら当分お預けをくらうことだろう。
一時の感情に任せて暴走しないように気を付けていると太ももでぎゅっと挟み込むようにちんぽを包んでくれた。
「中にいれるのはダメだけどぉ…♥まんコキで出しちゃうのはいいよね♥」
そう言うやいなやむっちりした太ももで更にちんぽを締め上げられて思わず暴発させられてしまう。

13

びゅうびゅうと大量の精液を放出し喘ぐ僕に空お姉ちゃんが囁く。
「いっぱい出せたからもう入れちゃっていいよ♥中でたくさんぴゅっぴゅして赤ちゃん作っちゃおうね♥」
どこまで演技か本気か分からない誘惑に出しながらおまんこへ挿入する。
入れていいと言われたのだから文句は言わせないと射精しながらぐちゅぐちゅとピストンする。
「すっごぉい♥いっぱい出てたのに一番濃いのまだこんなに出ちゃうんだぁ♥ほんとに出来ちゃうよぉ♥」
僕の射精量を見誤っていたみたいだけど勿論このまま中出しを続けさせてもらう。
既に子宮の中がたぷたぷし始めているけどまだ終わらない。
「あぁ♥イっちゃうっ♥種付けされながらイくぅ♥彼氏君ごめん♥負けちゃいそぉ♥」
最後にずどんと子宮口をこじ開けんとする勢いでポルチオを貫きながら二回目の射精を迸らせる。
空お姉ちゃんは衝撃で仰け反りながら蕩けた声でイくぅ♥と叫び、そのまま最後までイき続けた…。

六話 着実

1

長いと言えば長く短いと言えば短い三か月が経過して暫く。
すぐに孕むなんて甘いことは考えていなかったけど焦りが無いと言えば嘘になる。
長引けば長引く程皆彼氏さんともエッチしてるってことだし内心複雑だ。
本音を言えるなら妊娠またずに僕に鞍替えしてよと言いたい。
でも無理を言って結果が出る前に嫌われては困るから我儘は言わない。
最大限譲歩して今の形になっているんだからね…。
手応えは感じているしこのまま続けていけば間違いは無い…んじゃないかな?
一番声抑え気味の文お姉ちゃんだって最近は声結構出てるしね。
空お姉ちゃんも完全に彼氏さんにべったりな感じ薄れてる気がするし。
はたてお姉ちゃんは最初から微妙な揺れ方してたから一番変化少ないかも。
そろそろエッチにももっと変化を付けてみようかな、なんて考えている。
僕自身もちょっと不安はある方法だけど、物は試しと言うし相談してみよう。

2

「我慢しなくていいんですよ?君もその方がお得なんじゃないですか?」
その日は文お姉ちゃんに手コキしてもらっていた。
綺麗な細い指だけどよく見たら頑張って新聞作ってるのが見て取れるから文お姉ちゃんの手が好きだ。
そんな大切な指で気持ちよくしてもらえていると思うと凄く愛されている感じがする。
なんてことを言ったらちょっと狼狽えちゃって可愛かった。
その後、事務的な感じだったのが少し優しくなった気がしてまた嬉しかった。
指摘すると口や胸でするよりマシなだけですとか言われちゃいそうだけど。
あんまり早く出すと勿体ないし恰好つかないからと言って自分でも少し時間勿体ないかなと思いながらも手コキを楽しんでいた。
何よりどっかりと腰を下ろし、後ろから支えられるようにして身体を預けた状態で包まれるように愛撫してもらっているからおっぱいの感触や恥ずかし気な吐息とか離れ難い要素が多過ぎる。
文お姉ちゃんの体温を感じながら優しくシコシコ気持ちよくされていくのは最高だった。

3

最後は飲んでくれたら嬉しいんだけどと一応お願いしてみた。
少し扱くペースを緩めて暫く考える間の空いた後、手を放すと前面に回ってちんぽを掴みなおしてまた扱き始める。
「出そうになったら言ってくださいね…」
あからさまに仕方なくしてあげますみたいな空気を出しながらもやってくれる。
扱きながら少しずつ顔も近づけてすぐに咥えられるように動いてくれるあたり律儀だ。
本日の一番搾りだから今の距離なら射精する前から匂いも凄いはずだ。
それでも嫌そうな顔をせずむしろ鼻がひくひく動いてるように見えるけどハマっちゃったのかな?
僕のちんぽに魅せられるようにすぐ近くまで顔を近づけて来てくれていた文お姉ちゃんの頭を両手で優しく挟み込む。
一瞬びくっとされたけど掴んだままゆっくりちんぽに近づけると素直にぱくっと咥えてくれた。
文お姉ちゃんの口の中の温かな感触に一気に射精感が高まるのを感じながら更に奥まで進めさせてもらう。
こほっと少し咽たけど逃げずにそのまま喉の奥にちんぽがくっつくまで素直に飲み込んでいく。

4

そのまま暫く口の中を堪能していると文お姉ちゃんが早く出せとでも言いたげにぎゅっと腰を抱きこんできた。
自分からぐっとちんぽを飲み込むように刺激してくる文お姉ちゃんの動きに思わず暴発しちゃった。
焦らすつもりじゃなくて快感の中でうっとりしちゃっただけだから許して欲しいな。
熱い鼻息をふぅふぅ出しながら口は離さずごくっごくっとちゃんと飲んでくれている。
どこまでが妊娠確率下げるためのサービスなのか僕にはもう分からないくらいだ。
演技でやっているなら騙されたまんまでも構わないとすら思える。
たっぷり時間をかけて精液を全部飲み終えると文お姉ちゃんが起き上がろうとするので制止する。
訝しみながらもピタリと動きを止める文お姉ちゃんの背後、突き出された状態のお尻の前に移動する。
そのお尻を両手で柔らかく掴むように撫でながら、このままバックでしていいかと聞く。
犬だのなんだの揶揄される白狼としては獣のような後背位は微妙に避けたい気持ちもあるのだ。
でもこの体位が一番本能を剥き出しに出来るのも分かる。

5

本気で孕ませに来た…文お姉ちゃんもそう思っているだろう。
「………ワンちゃん交尾で、文の雌犬おまんこ種付けしてくださいっ…」
僕にとっては100点満点の前口上を述べながら更に両手でおまんこを拡いて見せられた。
子供の僕にはそれ程だけど結構白狼に当たりの強いこともあると噂の文お姉ちゃんがこんなことまでしてくれるなんて…。
「わんっ!わんっ…きゃんっ!わっわうぅ!」
勢いで今日はイく時わんって言ってください!なんて言ってみるものだ。
本能のままに覆い被さるようにお姉ちゃんに襲い掛かった僕は正常位とはまた違った激しさで腰を振り乱す。
これは確かに犬と言われてもしかたないんじゃないかと思わざるを得なかった。
途中から僕は射精が始まっても腰が止まらずそのまま続けざまにおまんこを突き続けたのだった。
その日、初めて文お姉ちゃんは僕より先に体力が尽きてしまった。
僕は力無く突っ伏す文お姉ちゃんの上から降りず気力尽きるまで犯し続けてしまった。

6

翌日やってきたはたてお姉ちゃんに文の様子おかしくない?と聞かれた時は冷や汗が噴出した。
一応、あの後起きた文お姉ちゃんにも謝って許してもらってはいる。
かなり強めにデコピンされたけど、それだけで終わらせてくれた。
何より次はもっと優しくすること、とバック封印命令すらなかった。
そういったことがあったんですと説明すると呆れ顔でデコピンされた。
「あんまりイジメちゃダメよ?」
面目無いです…と僕も流石に反省しきりだ。
「本当に反省してるなら今してる手コキはなんなのかな〜?」
文お姉ちゃんにしたプレイの説明でかなり詳細に聞かれて答えていたので今のところ同じプレイをなぞっているのがバレた。
「私を練習台にするつもりなんでしょ?君確か文が一番好きだもんねぇ?」
ぎっちりちんぽを握りながらごしごし痛いくらいに擦られて堪らず呻く。
文お姉ちゃんが一番だったのは確かだけど今はもう横並びに想っているつもりだ。

7

はたてお姉ちゃんともバックしたいし文お姉ちゃんとだけしてたらそれこそ練習台扱いになってしまう。
優しくできるように頑張るからさせてほしいと必死にお願いするとパッと手を離される。
強く握られ過ぎて変な感じがするちんぽを今度は優しく撫でてもらえた。
「誰が一番かともかく私もバックに興味無くは無いし…優しくしなかったらまたデコピンだかんね」
そう言うとはたてお姉ちゃんは僕をぎゅっと抱きしめるとほっぺにキスをしてくれた。
そして身体を放すと子供の涙目のお願いってずるいわ…なんて言いながら前面に回り込んでくる。
僕がお願いする前にちんぽに顔を近づけ優しく何度もキスしながら飲めばいいんでしょ?と上目遣いに聞かれて思わず無駄に大きな声でハイ!と返事しちゃった。
だって動作がいちいちエッチ過ぎるんだもん。
「ちんぽ以外も元気でよろしい♥じゃあいただきまふっ♥ふふっ♥」
不思議と打ち解けた空気が流れ場が弛緩していくのが分かった。

8

はたてお姉ちゃんはそのまま嫌な顔一つせず熱心にフェラしてくれた。
僕が毎回ちゃんとお姉ちゃん達を気持ちよく出来るように前戯の練習で頑張ってる点は認めてくれているらしく、きちんと出来ている時は私もちゃんと気持ちよく出来るように頑張ってあげる、ということらしい。
彼氏の為の練習にもなるしね!と慌てて付け加えてたけど…まあいいや。
「ねえこの辺がいいの?素直に吐きなさいよね」
僕の反応を見ながらどんどん気持ちよくなれるところを探してくれる。
誤魔化すことでも無いかと素直に教えると確かに上達していくのが身に染みて分かる。
限界が来ると文お姉ちゃんいしたのと同じように頭を掴んで引き寄せる。
はたてお姉ちゃんはやっぱり文句を言う事無くされるがまま喉奥にどっぷり射精された精液をごくっと飲み込んでくれた。
「ぷあぁ…やっぱ美味しくはない……ほらっ…おいで…」
少し顔を伏し気味にしたままお尻を振って急かす様にまたちんぽを硬くされる。

9

「ええと…?ああ、狼君の立派な獣ちんぽで雌犬まんこ躾けてください♥とかでっ!…いいっ…みたいね…♥」
すらすらと僕に刺さる口上を耳まで赤くしておきながら平気なふりして早口で言うはたてお姉ちゃんの全てが可愛くて、つい優しくしなきゃいけないのも忘れて一気にちんぽを突っ込んでしまった。
すぐに謝ったけど狂暴なので貫いたまま可愛い声出すなと震えた声が返ってくる。
「二回目ですぐ慣れろなんて…無理なのはぁ♥ちょっと、動かないでっ♥…はぁ〜…文よりは体力無いと思うから…そこだけ気を付けてくれたらいいわよもう…おいで…♥」
言い終わりと同時にきゅっとおまんこを絞めてくれるお姉ちゃんの優しさに僕はどっぷりと溺れた。
結局僕は暴走しちゃって、子犬が体力尽きるまで全力ではしゃぎながら懐いてくるみたいだったと息も絶え絶えにジロリと睨んでくるはたてお姉ちゃんに謝り倒すことになってしまった。
まあ可愛かったけどと言いつつしっかり三回デコピンされた。

10

「そっかだから今日は手でして欲しいってことなんだね」
そりゃあ二人とも怒るよと笑いながら空お姉ちゃんが楽し気に手でちんぽを愛撫してくれている。
自分も今から同じ目に合うのは分かっているはずなのに随分気楽そうだ。
ひょっとしなくても拒否されちゃうかなと確認してみる。
「別にいいよ?二人が楽しんでるのに私だけ仲間外れなんて嫌だよ」
最終的に二人とも気絶しちゃったこともしっかり言ってあるのに楽しそうとは…。
本当にいいの?と聞いても返事は変わらない。
「気絶しちゃうくらい激しく愛してもらえたってことだもん♥羨ましいくらいだけどな〜♥」
それとも私は愛してないの?と耳元でくすくす笑う声がゾクゾクする。
絶対そんなことないよと言うとよかった〜♥とぎゅっとおっぱいを押し付けられた。
相変わらず空お姉ちゃんは抜けているのか計算しているのかよく分からなくて振り回されちゃう。
それがまた楽しいんだけどさ。

11

「んっ♥ちゅっ♥んふっ♥ほぉら♥出して出してぇ♥」
エッチに対して一番情熱的な空お姉ちゃんはフェラでもグイグイ攻めてくる。
僕がそろそろお口でと言うと待ってましたと言わんばかりにしゃぶりつかれた。
唇も舌も吸い付いてくるようで一気に射精させられそうになって我慢もあんまりできない。
「頭掴んでずんずん突いちゃっていいよぉ♥喉まで入れて♥」
他の二人だとあんまり言ってくれないようなこともポンポン言ってくるしギャップが凄い。
地獄育ちって凄いと思わされながらお言葉に甘えて激しく思う様に射精させてもらう。
僕が突き入れているのか空お姉ちゃんに食べられそうになっているのか分からなくくらい深くちんぽを突っ込んだ状態でびゅびゅっと勢いよく精液を噴き出すと殆ど直に喉を通って胃に落ちていく。
ごくんっごくんっと喉が動くのがまたちんぽを締め上げるようで蕩けそうだ。
中に残ってるのもぢゅうぅっと吸い出して飲んでくれるし大満足だ。

12

いい気になり過ぎかもしれないけど愛されてるって感じがする。
「ごちそうさま♥ん〜濃いねっ♥好きになってきたかも♥」
好きと言われてドキッとしたけど味のことだよね。
ビックリしていたら下からニコッと意味深に微笑まれちゃった…揶揄われてるのかな…?
「どしたの?後ろからするんでしょ?」
あたふたしてるとちんんぽをツンツン突きながら続きを急かされちゃった。
僕が後ろに回ったって言ってあったから待ってくれているんだろう。
急いで回り込むとぐっしょり濡れたおまんこが突き出されていて何度見てもドキドキする。
空お姉ちゃんの言葉を待たずにすぐにでも入れちゃいたいくらいだけどグッと我慢だ。
両手をお尻に添えてずりずりまんコキしながらおねだりしてみせてとお願いする。
空お姉ちゃんは楽しそうにう〜んと悩みながら口を開く。
「君の逞しい狼ちんぽで空のおまんこ屈服させて番にしてください♥なんてどうかな?ダメ?」

13

皆揃って犬だのケダモノだのバックでするのを理解した言葉選びしてくれるせいで欲望が燃え上がる。
「うにゅぁっ♥毎日してるのに元気すぎっ♥だよぉ♥あっ♥ほんとにっ♥バックだとすごっ♥」
お尻を手で叩いているような音がするくらいバチバチと肉同士が打ち合うように激しく腰を打ち付けまくる。
若い欲望が女体に触れて雄としての本能が際限無く昂っていく。
「がむしゃらでっ♥らんぼぉなのにっ♥感じるっ♥メスにされるぅ♥」
一度二度三度と射精を続けても終わらない欲望の暴走を一身に受けて流石の空お姉ちゃんもふらふらだ。
それを頭では分かってるのに止まらない止められない。
「イっちゃうっ♥イくっ♥だめっ♥終わんないぃ♥またイくっ♥もっとぉ♥」
空お姉ちゃんは溢れる程に精液が詰まって子宮がぱんぱんになるころには気を失っていた。
それでも起きたら笑顔でまたしようね♥と言うあたり凄いなあと感心してしまった。

七話 変化

1

自信満々に妖怪同士なら子供出来やすいと思っていたのにもう半年だ。
半年も三人のお姉ちゃんとエッチしまくっていると思えば凄く幸せなんだけど…。
関係は特に変わっていないのが安心であり憂鬱であり…。
皆僕とのエッチでちゃんと気持ちよくなってくれているし減点は少ないと思いたい…エッチしてる時点で大減点なんだろうけど。
随分息も合ってきてどんどん楽しく気持ちよくなってきてるし僕としては皆のことが前よりもっともっと好きになってきている。
だからこそ今日も誰かが彼氏さんと寝てるんだろうなと思うとやり切れない。
最近はめっきり彼氏さんを引き合いに出されることが減った気がして情報が入ってこない。
情けない話だけど探りに行くのはキスとかそれ以上のことしてるのを見るのが怖くて出来ない。
関係として褒められたものじゃないのは分かるけど気持ちだけは本物なんだ。
僕に出来るのはお姉ちゃん達にこの気持ちをしっかり伝え続けて、もっと気持ちよくなってもらうことだけだ。
そして妊娠してもらおうと気合を入れなおした。

2

「んっ…ふぅ…さぁ、しましょうか…」
最初のころからは考えられない程ねっとりと熱の入ったキスでエッチが始まる。
半年もしてれば色々麻痺してくるのか文お姉ちゃんも楽しむ派に鞍替えしたのか…。
どちらにせよ積極的なのは大歓迎と早速後ろから大きなおっぱいを包み込むように揉みしだく。
「おっぱい…好きですね…空の方が大きいと思うけど…」
重量感のあるおっぱいを揉みながらじっくりと愛撫してあげる。
抱く程に艶を増すお姉ちゃん達の身体に飽きる訳が無く、全身どこも触り足りないくらいだ。
少しづつ大きくなってるのに僕が気付いてるくらいなんだから文お姉ちゃんだって自分の身体がエッチに成長してるのは分かっているはずだ。
僕のせいか彼氏さんのせいかは分からないけど僕からの影響も無いはずないので堪らなく嬉しい。
「こんなねっちっこいのは君だけよ…ブラのサイズ合わなくなって困るんだから…」
嫌味のつもりか嬉しいことを言われて更に念入りに揉み解してあげる。

3

「んっ♥…ふぅ…イきそうです…」
文お姉ちゃんは積極的に声は出さないけど無理して我慢するのは止めている。
絶頂報告もつっかえずにちゃんと言えているから僕もそれに合わせて攻め手を変えられる。
「あっ…おまんこも一緒に?…これすぐにイっ…ちゃうやつだから、加減、してくださいよ…」
焦らすのもいいけどどちらかといえば絶頂回数を増やすほうが好きだ。
この半年でどうされると弱いのかだいぶ分かってきているのでイかせるのは結構簡単だ。
でも負担も考えてじっくり時間をかけて気持ちよくしてあげていると文お姉ちゃんが嬉しいことを言ってくれる。
「今日は気分がいいから一緒にしてあげますよ。その方が君もいいでしょう?」
空撃ち分を一緒に出来るなら本番の時間も増えるし当然嬉しい。
いそいそとお姉ちゃんの下に潜り込んでシックスナインの体勢になろうと移動する。
「はぁ…もっと自分勝手に振舞ってくれたら私も…」
何か言っていたような気がしたけど目の前のおまんこに集中しててよく聞こえなかった。

4

一緒に触りあうのはあんまりしてくれないから嬉しくてそわそわしちゃう。
せっかく譲歩してもらえたのだからと調子に乗らず丁寧に愛してあげるとお姉ちゃんもいつになく情熱的にフェラしてくれた。
喜びと技巧の上がったご奉仕が合わさり随分早く射精しちゃったら、そんなに早くしたかったんですかと呆れられてしまった。
なんとかお姉ちゃんにもイってもらえたから最低限の面目は保てたと思いたい。
絶頂の余韻か文お姉ちゃんのおまんこは物欲しそうに引くついている。
トロトロと蜜のような透明な愛液を垂れ流して雄を、僕を誘っているようだ。
この後はいつものおねだり口上の後エッチなんだけど少し雰囲気の違う流れになった。
「今日は私の方が君を食べちゃいますね…狼君」
お姉ちゃんは僕を寝かせたまま自分からちんぽに跨って挿入させてくれた。
大抵は僕が能動的に動くので騎乗位は珍しい。
特に文お姉ちゃんはエッチに消極的なほうだから特にだ。

5

慣れてきたと思えばこうして新たな一面が覗けてまた惹かれていくようだ。
好きに動いていいよと言うと最初からそのつもりとニヤリとした笑みが浮かんだ。
「ほらっ!どうです、かっ?伊達に最速っ!名乗ってませんよっ!」
初っ端からの超高速ピストンでイったばかりのちんぽが痺れそうだ。
パンパンパン!と凄い速さだけど丁寧に先っぽから根元までしっかり咥え込んで全体を包んでくれる。
僕はあまりの快感に腰を浮かしそうになりながらただただ呻くように感じるしかなかった。
出そうだと零すと早く出しちゃいなさいと余計に速度が上がり瞬く間に射精させられてしまう。
下手したら一回目以上の量がどっと文お姉ちゃんの子宮になだれ込んだ。
「イ…くぅ…はぁ…染み込む…もう、私…♥」
お文お姉ちゃんはふぅ〜…と息を吐きながら僕に覆い被さり長い長いキスをしてくれた。
その日はたっぷり文お姉ちゃんに搾り取られてしまったけどお姉ちゃんもいつもより凄く感じてくれたみたいで無性に嬉しかった。

6

翌日、文お姉ちゃんとのエッチの余韻がまだ身体の芯に残っているような感覚に少し浮かれていた。
はたてお姉ちゃんが来るまでには切り替えておかないとダメかなと思っていたけど、はたてお姉ちゃんも少しいつもと違う様子だった。
「たまにはこういうのもいいでしょ?ひょっとして甘いのダメ?」
珍しく手作りおやつなんて持ってくるものだから驚いちゃった。
関係が関係だからこういう持ち込みはほぼ無いから凄く嬉しい。
尻尾がパタパタ揺れるのを抑えられなくて可笑しそうに笑われちゃった。
でも一緒に普通の恋人みたいに過ごせて夢みたいに楽しかったから幸せだ。
今日はどうしたのって聞いても、なんとなくねって言うだけでよく分かんなかったけど…。
でもエッチの前に少しでも時間潰そうなんて後ろ向きな考えじゃないのは確かだと思う。
もしそうならもっと早くから色々仕掛けてきてるだろうしね。
教えてくれそうにないから無理して聞かなかったけど、また一緒にこういう時間が過ごせたらいいなと思う。

7

「ちゅっ♥やっぱりキスあまいね…♥」
する前にお菓子食べたおかげで何だか雰囲気までいつもより甘く感じる。
いつも可愛いはたてお姉ちゃんだけど今日は格別可愛く見えて時間が過ぎるのも忘れてたっぷり甘やかしちゃった。
「うぁ♥あまいお菓子食べたら優しくなるなんて現金なお子様ね♥でも、そういうのも嫌いじゃないよ♥」
蕩けるような顔でぎゅうっと抱きしめてくれたり、はたてお姉ちゃんも人の事言えない気がするけどね。
脚の先から髪の房まで愛おしさに突き動かされるようにキスをする。
このまま全身に僕の匂いを付けてしまいたいなんて思っちゃう。
「くふっ♥ちょっとくすぐったいけどいいね♥」
上手く出来たご褒美にとくしゃくしゃと頭を撫でられる。
こういうスキンシップは今まであんまり無かったのに今日は本当にどうしたんだろう?
少しだけ心配になってはたてお姉ちゃんの手にキスしながらじっと様子を窺ってみる。

8

特に悪い感じはしないし大丈夫だとは思うけど…なんて考えてるとまた抱きしめられる。
「なんか変なこと考えてる?君が気にするようなことは何にもないよ」
子供もまだ出来そうにないしねと言ってもらえて安心しちゃった。
彼氏さんの方で何かあったってことじゃないならたぶん大丈夫…だよね?
ここで気落ちしてても仕方ないと僕からもはたてお姉ちゃんを抱きしめて元気をもらう。
「ほらほら人の女寝取ろうなんて子が今更くよくよしないの」
そういう励まし方はいいのかと他人事のように思いながらもあっけらかんとした態度に引っ張られてだいぶ持ち直した。
「元気になった?じゃあさ…今日はもう入れちゃおっか?」
まだ空撃ちしてないのにそんなことを言っちゃっていいの?と確認するけどいいよと言ってくれる。
自分でも単純だと思うけど持ち直すどころか一気にぐんぐん機嫌が良くなってるのが分かる。
「やっぱり子供ね〜♥このままじゃ子供の子供出来ちゃいそう♥」

9

はたてお姉ちゃんは楽しそうにちんぽを自分で導いて本当にそのまま入れさせてくれた。
「二人に怒られちゃうかな〜…同条件って約束だから二人も一発目中出しされちゃうもんね♥」
私のせいで文と空妊娠させられちゃうかも♥なんて楽し気に笑っているけどどこまで本気なのか…。
少し引っかかるところもあるけど大きなチャンスであることは間違いない。
僕は遠慮無くこのまま中出しさせてもらうべく、すっかり僕の形に馴染みつつあるおまんこを更に慣らしながら一番奥の方ばっかり執拗に突きまわした。
「うわっ♥目が本気だぁ♥私もそろそろ危ないかっ♥なっ♥」
連続突きこみではたてお姉ちゃんの意志と無関係にどんどん中出し態勢整えていっちゃう子宮に猛烈に求愛する。
「イくっ♥出されるっ♥出されながらイくぅ♥」
久しぶりに一番濃厚な一番搾りを中出しできるとあって身体が凄く漲ってくれた。
玉の中から全部出し尽くすような勢いで射精したのに抜く間も惜しんで最後まで入れっぱなしで何発もヤり続けた…。

10

「そうなんだ〜…二人ともちょっとサービスしてくれたんだね」
翌日やってきた空お姉ちゃんに昨日と一昨日の様子を伝える。
空お姉ちゃんも何かやってよというお願いではなく出来るだけ同条件にするための情報共有だ。
流石に相談も無く勝手にしたことを他の人に強いるのは可哀そうだから僕も譲歩するつもりはあるけど。
空お姉ちゃんは話を聞き終えると何もない空間をぼおっと見ながら何やら考えている。
変に喧嘩になっちゃうよりは僕が折れるべきだよねと譲歩する地点を大幅に見直していたら、後ろからすっと自然な感じで抱きかかえられてしまった。
そのままスタスタと歩き出すものだからどうしたのかと聞こうとしたけど目的地に先に着いたみたい。
「私は一緒にお風呂に入ってあげようと思うんだけど釣り合うかなぁ?」
浴室への扉一歩手前に来る前に相談できた気はするけど有難い申し出に釣り合いますと即座に頷いた。
なんだかんだでこういう自然な親密な体験は少ないから凄く嬉しい。

11

連日の幸福が振り切れて振り戻しで死ぬのでは?なんて思ったくらいだ。
空お姉ちゃんは良かった♥と安心すると僕の横をすり抜けて行くとすぐに服を脱ぎだした。
脱衣シーンは何度も見る機会はあったけどこういう場での経験は無いからつい視線が向いてしまう。
ジロジロ見たら怒られるかなと心配しながらも自分の服を脱ぐのも忘れて見てしまっていた。
「見飽きるくらい見てるでしょ?視線が熱いよ♥」
きゃっ♥とわざとらしく胸元を隠すようなポーズととられてムラムラしてくる。
おかげで勃起したちんぽがひっかかって上手く服が脱げずに脱ぐのを手伝ってもらう羽目になった。
小さい子じゃないんだからと恥ずかしくなったけど大きいと大変だねと言われて気を取り直す。
お風呂はそんなに広くないけど僕がまだ体格的に小柄だから思ったより余裕があった。
広さに余裕はあったけど僕の方が余裕が無くなってくる。
期待こそしたけど一緒に入るだけで終わるつもりで臨んだのに実際は泡塗れになって身体をくっ付けて全身洗ってくれたり僕の方からも素手でおっぱいもおまんこも洗わせてくれるしサービス旺盛過ぎる。

12

「楽しかったね〜♥もっと早く一緒に入るようにすればよかったかも♥」
濃密過ぎるくっつきあいに頭が茹りそうになりながら、ようやく落ち着いて一緒に湯船に浸かっている。
まだ全身に空お姉ちゃんの柔らかい感触がムチムチと押し寄せてきた感覚が残っている。
狭い浴槽の中で向かい合いながら視線をどこにやればいいのか迷ってしまう。
ただでさえ暴力的なまでのエッチな感触に曝されまくったので、空お姉ちゃんを見てるだけで射精しかねないくらい興奮しちゃっている。
幸せなのに逃げ出したい不思議な体験にそわそわしていると逃げるのを予見でもしたのかぐいっと胸元に引っ張り込まれて、そのまま抱きしめられてしまう。
空お姉ちゃんはじっと僕と視線を合わせて楽し気に笑っている。
こんな顔をされたら何も言えないなとなすがままにされていたら躊躇いがちに空お姉ちゃんが口を開く。
「私ももうしたくなっちゃった…どうしよっか♥二人に怒られちゃうかな?」

13

空撃ちせずの挿入の代わりに一緒にお風呂だったのにお風呂エッチ空撃ち無しだと過剰だろう。
同じだけのサービスをしろと二人に言うのは難しいけど…今は目の前の空お姉ちゃんだ。
「あはっ♥入れちゃったねぇ♥でも私が誘っちゃったもんね♥動いていいよ♥」
言われてそのままお風呂の中でじゃぶっざぶんと湯船のお湯が大きく揺らしながらエッチ。
激しく動けない代わりにお湯のせいで体温がぐんぐん上がって興奮が冷めない。
目の前のおっぱいに顔を埋めながら不格好に腰を動かして奥へ奥へとちんぽを突き入れていく。
「うにゅ♥変な感じっ♥普通のお湯なのにっ♥マグマより熱い気がするぅ♥」
空お姉ちゃんも初めての行為に戸惑ってるみたいだけど感じてくれてる。
おまんこもいつも以上に熱く蕩けあうようにして自然と射精させられちゃった。
「私もイっくっ…♥…ふふっ♥…せーえきの方が熱かったね♥…ね、もっかいしよ?」
その後のぼせる直前までお風呂で楽しんだけど疲れちゃって布団では数回してすぐに寝ちゃったのは残念だったなあ…。

八話 陥落

1

妊活って大変なんだなと世のお父さん達の苦悩が身に染みてきた十ヶ月目。
流石に僕も種族関係なく子作りって難しいんだなと現実を受け入れ始めた。
三人共まだ赤ちゃんできそうな様子が全く見えなくて自分の種に問題があるのかと心配になる。
気にし過ぎだと宥められたり慰めるられたり元気付けられたりしてなんとかもっている感じだ。
一人の時はちょっと気が滅入ることもあるけど誰かがいる時は凄く楽しく過ごせている。
皆が色々サービスしてくれた辺りから何かしら妥協してくれることが増えたのだ。
まずお風呂エッチは皆解禁してくれたし機嫌がいい時や僕がきちんと愛を伝えられた時なんかは空撃ちしなくても挿入許してくれるんだけど、その敷居も最近下がってきてる気がするんだよね。
誰が何してくれたって言えば、じゃあ私もしてあげるってなるし…。
今でもくたくたになるくらい感じまくるのにお願いしたらバックも簡単にさせてくれるしね。
これは僕が多少自制覚えてきたのもあるかも…煽られると簡単に暴走しちゃうのは変わってないけど。

2

「今日は随分と甘えん坊さんですね…まだ気にしてるんですか?」
文お姉ちゃんに抱き着きながら早く妊娠しないかなと念じていたらすぐに考えを見通される。
僕からの愛撫でお姉ちゃんの全身を敏感にしてあげた後も暫く身体を放さずくっついていた。
これから中出しするのだから念を送るとしたら今が一番かなと思ったのだ。
まだ気にするのかと言われても妊娠するまではやきもきしちゃうよ。
「…そろそろ諦めてもいいんじゃないですか?もうすぐ一年経ちますよ」
感情の読めない少し硬い口調で突き放すようにそう言われてしまうけど…時間制限はかけてないし文お姉ちゃんのことは昔よりずっと好きになってるから自分から諦めるのは絶対嫌だ。
多少プレイ内容で妥協することはあっても文お姉ちゃん自身を妥協することは無いだろう。
死ぬ程後悔した後に奇跡的に掴み取った最後の機会なんだ。
文お姉ちゃんからしたら駄々っ子にしか見えないかもしれないけど子供は子供なりに本気だ。
愛の大きさなら彼氏さんにだって勝ってると言いきってみせる。

3

文お姉ちゃんこそ自戒なのか自棄なのか勢いこんで僕とエッチしてるけど僕のことどう思ってるのか。
100%の好意を向けられているとは思ってないけど実際どうなのかと聞いてしまった。
聞いてから気分を害して出て行かれやしないかと後悔しそうになったけど視線は逸らさなかった。
「…今は言えません…ただ、冷静に考える時間は沢山あったと思いますよ」
数十秒見つめあった末に文お姉ちゃんの方が根負けしてそれだけ言ってくれた。
確かなことは言ってくれなかったけどエッチしてもいいくらいの気持ちはあるってことで…直前まで真剣だった顔がニヤけちゃうけどこれは仕方ないと思うんだ。
文お姉ちゃんも僕の顔を見て赤くなってきてるけど視線は逸らさないで僕を見つめていてくれた。
そんな赤みの差す可愛い顔に思わず抱き着いてキスしちゃう。
自分でもちょっとべったりし過ぎと思うけどとても止まれるものじゃない。
なんせ初恋のお姉さんからしっかり考えた結果エッチしてもいいと思ってもらえてるんだから男の子としては舞い上がりもするさ。

4

「…しかたありませんね…そんなにしたいならお好きに子作りしてください」
僕のはしゃぎように押されてか少し微笑みながら即座の挿入を許された。
一番ガードの硬かったように思う文お姉ちゃんも最近ではなんだかんだで毎回空撃ちしていない。
元々気休めでしかなかったし、それ程意味を感じなくなっているのかもしれない。
まあ理由は何であれすぐに文お姉ちゃんの中に入れるのは嬉しい。
目で見なくてもすぐに穴の位置を見つけて文お姉ちゃんと見つめあいながら挿入する。
「慣らしても、やっぱり大きく感じますね…成長してます?」
圧迫感からたまに息をつめながら思わずと言った風に感心された。
正確に数字を記録してるわけじゃないから分からないけど確かにエッチ初めてからますます大きくなった気はする。
ゆっくり動きながら、文お姉ちゃんが育ててくれたんだよと感謝する。
「最初はかなり辛かったんですからね?大きければいいってものじゃありません…まあ最近は気持ちよさの方がずっと大きいですけど」
後半は徐々に恥ずかしさで小声になっていったけどちゃんと気持ちいいと伝えてくれて嬉しい。

5

なんだか今日はとても愛を感じられるみたいで心がふわふわする。
文お姉ちゃんにも同じ気持ちになって欲しくて僕は一層の気合を入れて文お姉ちゃんが好むだろう動きを心掛けた。
僕はお姉ちゃん達のおまんこ相手ならどう動いても気持ちよくなれちゃう単純なちんぽだから相手の気持ちよさ重視が返って自分のためになる。
「ふぅ…あんまり、優しくされると…」
ぽうっと頬を真っ赤に染めて喜びを隠せていない文お姉ちゃんの顔を見てるだけで射精しそう。
でももっと気持ちよくなってもらいたいしと悩む僕の射精を後押ししたのは当然文お姉ちゃんだ。
「赤ちゃん欲しいなら出さなきゃダメでしょう…ほらっ一緒にイきますよ…♥」
言われるまま我慢するのを止めた瞬間にぎゅっと抱きしめられて一緒に気持ちよくイかせてもらえた。
今日の文お姉ちゃんは本当に甘々でどうにかなりそうなところに優しく魅力的な提案を囁かれる。
「次は君が一番好きな動きも試してみましょうか?」
そう言うと今度は文お姉ちゃんが上になってくれて…それからは交互に相手の感じやすい動きを試しながら理解を深められた最高の夜になった。

6

「え〜っと…?つまり私ともそういう愛のあるプレイがしたいと?」
状況報告の時にはそんな感じで対応に悩んでいたはたてお姉ちゃんも実際にエッチが始まると躊躇いが消える。
僕からの愛撫を待たずに自分から熱心に全身キスしたり撫でてくれたり優しさで蕩けそう。
「いつも君の方から気持ちよくしてもらってるしね。ちょろっと出させてあげるだけで他は全部お任せなんてもったいないな〜と思ってたんだよね」
関係上お姉ちゃん達の方から積極的にご奉仕する理由は薄いから僕が頑張るのが当然だと思っていたから殆ど相手任せなのは何をされるか分からなくて楽しい。
はたてお姉ちゃんは僕がちゃんと気持ちよくなっているのを見て満足げに頷く。
「うんうん。せっかくエッチしてるんだから二人で協力した方が楽しいよね。オナニーじゃないんだからさ」
上機嫌で愛撫を続けてくれるけど出そうになると手を止められちゃう。
最初は中出しさせてくれるつもりなんだと察して僕もぐっと我慢する。
でも我慢してるの見てちょっと焦らすような動きするのは止めて…。

7

でもはたてお姉ちゃんが最初から中出しでいいよと言ったわけじゃないし止めてとは言えない。
僕が勝手にそう思ってるだけだったら怒られちゃうかもしれないと思うと余計口を開けない。
はたてお姉ちゃんは僕の頬に優しくキスしたり軽く息を吹きかけながら柔らかい手で射精しない程度の刺激を維持したままシコシコと擦り続けた。
指先が先っぽをクニっと強めに押してきた時僕は声を抑えきれず喘いでしまった。
「出ちゃうそう?出したい?」
ピタリと手を止めてはたてお姉ちゃんがすぐ真横からじっと僕を見ながら聞いてくる。
僕は素直に出ちゃいそうとは言えたけど、出したいと言ったらそのまま手コキで終わっちゃう気がして続く言葉が出てこなかった。
何て言えばいいんだろうと快感に耐えながらクラクラする頭で必死に考えているとまた同じような質問が投げかけられた。
「出ちゃいそうかぁ〜…じゃあ、どこに出したいのかな?教えてほしいな♥」
場所の指定が許されると即座におまんこに中出ししたいですと白状した。

8

「ふふふ♥正直でよろしい♥」
はたてお姉ちゃんはパッと手を放すとそのまま僕の上に跨ってちんぽに股を擦りつけるようにしながら見下ろしてきた。
また我慢するのかなと思ったら我慢は我慢でもちょっと違った。
「今日は限界いっぱいまで我慢してから出してみてほしいんだよね」
なんでも僕は一回出してある程度余裕がある状態ですることが多くて精液満タン状態から我慢して我慢して我慢出来なくなって出す経験がほとんど無いんじゃないかと推測したらしい。
「ほらこういうのって我慢するともっと気持ちいいらしいじゃない?でも子作りしたいならオナ禁…っていうかセックス禁止なんて論外でしょ?だから最初の一発目焦らすしかないかな〜ってね♥」
嫌なら即出ししてもいいけどねと試すように微笑まれ僕もその気になってくる。
確かに言われてみたらこの数か月我慢なんてそうそう記憶に無い。
それに内容に関しても分かる気がするし頑張ってみると頷いた。
すると上に跨っていたはたてお姉ちゃんが暴発しないようにゆっくりとちんぽを挿入させてくれた。

9

「はぁ…♥あ〜やっぱり君のおっきい…♥この体勢だと余計に深くまで届いちゃう♥」
入れているだけでも満足しちゃいそうな蕩けた声音に僕も誇らしくなる。
そのまま快感に身を暫く馴染ませると挿入する時みたいにゆっくりと腰を動かし始めてくれた。
僕は見ているだけでいいと言われたので僕のちんぽがはたてお姉ちゃんのまんこを押し広げ出入りする様を存分に観察できた。
ぷにぷにのおまんこがちんぽに引っ張られて形を変えるのが凄くエッチだ。
ちんぽが一番奥までみっちり入り切ると少し腰をくねらせて子宮口で愛撫される。
出ちゃいそうになると腰を止めて少し待つことを繰り返し、そろそろ本当にダメというところで止めが刺される。
「もう、これじゃないと…♥ダメ…♥あぁ…イくっ…♥」
ちんぽを飲み込んだまま陶酔しながら無意識に呟かれたであろうその言葉に我慢など出来るはずがなかった。
僕はぎゅうっとはたてお姉ちゃんの腰を掴んで一発で子宮を満タンにするほどに最高の射精を注ぎ込むとはたてお姉ちゃんの身体を更に深く落とすべく一晩中愛し尽くした。

10

「そう、二人もそんな感じなんだね」
二人の様子を話すと空お姉ちゃんは訳知り顔でうんうん頷く。
空お姉ちゃんは最初からエッチ楽しんでたから二人の先を行っていたと言えなくもない。
「気持ちいいことを我慢するのは難しいからね〜…悪いことも一緒にセットだと難しいけど…」
今回の場合は妊娠のリスクが悪いことになる訳だけど皆もう歯止めが効いてないね他人事のように笑う空お姉ちゃんは不思議な色気を放っている。
空お姉ちゃんは距離感が近いのはいいんだけど何を考えているかは少し分かりにくい。
僕のことを気に入ってくれてるのは確かっぽいけどどういう意味合いかは微妙だ。
嫌悪感がだんだん無くなってきて気持ちが繋がってきた二人とは全然感じが違う。
穿った見方をしないで考えると…もう僕の方に転んでくれてるような気もするんだけど。
そんな僕の悩み顔を見ると空お姉ちゃんはニコリと笑って抱きしめてくれる。
「君は難しいこと考えずに今まで通りにしてればいいの♥だからもう入れちゃおうよ♥」
挿入していいと言うけどまだ前戯もしてないのに飛ばし過ぎだって。

11

せっかくの空お姉ちゃんからのお誘いでも準備だけはしておかなくちゃとおまんこに手を伸ばすと僕が触る前からびっしょりと濡れていて確かにもう入れてもいいみたいだけど何でこんなになってるんだろう。
空お姉ちゃんは流れですぐに入れてくると思っていたのか先にちゃんと様子を探られて恥ずかし気に俯く。
「えっとね〜…君とするんだな〜って思ったら身体が疼いてお風呂でね、一人でしちゃったの♥」
言っちゃった♥と恥ずかしそうに黄色い声を出す。
「だから本当に入れても大丈夫だからさ♥子作りエッチしちゃお♥」
囁くようにおねだりしながら細いながらちゃんとむっちりしたエッチ過ぎる身体を摺り寄せられては堪らない。
ちょっとだけはたてお姉ちゃんとの我慢を思い出したけど空お姉ちゃんはもう限界みたいだしこれ以上焦らしてもただの意地悪にしかならないよね。
僕は待たせてしまったお詫びに寄り添ってくれてる空お姉ちゃんにキスをしながら押し倒す。
そして身体が布団に沈むのと同時にちんぽをずっぷりと入れてあげた。

12

空お姉ちゃんは上から圧し掛かるようにしてちんぽを突き立てる僕を優しく包み込んでくれる。
本当に好き合っている者同士がするエッチにしか思えないし、もし他の人がいてもそう見えそう。
それなのにこれは僕が寝取るためのエッチなんだと思うと少しの興奮と虚しさが沸き上がる。
こんなに愛してるのに空お姉ちゃんは他の男の人の彼女だと思うと惨めだ。
相手が僕のことを嫌っているなら開き直れるけど好き同士でも壁があるのは少し違う。
もちろん贅沢で我儘なのは分かってるけど…どうしても空お姉ちゃんがほしい。
僕のそんな後ろ暗い想いを敏感に察して空お姉ちゃんがより優しく僕を包み込む。
「エッチしてる時は幸せなことだけ考えなきゃダメだよ♥私を気持ちよくしてくれようと頑張って色々考えてくれて自分もいっぱい楽しんで幸せになってくれてる君が好きだな♥」
だから笑って♥とニッコリ笑ってみせてくれる空お姉ちゃんは地獄からじゃなくて天国から来たんじゃないかと疑いたくなるくらい尊い存在に見えた。

13

僕は一層空お姉ちゃんに心惹かれて熱い心を思い出して精一杯の気持ちをぶつけた。
大好きだからずっと一緒にいたいんだと子供っぽく我儘を言わせてもらう。
出会ったのは三番目だけど今では皆かけがえのない僕のお姉ちゃんだ。
これまで覚えた全部を使って空お姉ちゃんが特に気持ちよくなってくれるような動きを思い描く。
「そうだよっ♥上手♥すごい気持ちいいよ♥もうイけそうなくらいっ♥」
優しさの中に力強さが加わって僕の身体が強く抱きしめられるけど、その腕の中に納まりきらない愛情でもって空お姉ちゃんを満たしてあげたい。
「イっちゃうっ♥精子くるっ♥赤ちゃんっ♥君の赤ちゃん欲しいよぉ♥」
これまでに無い確実な陥落宣言に玉とちんぽが痛くなるくらい一気に精液が飛び出す。
もう孕ませたらどうのという約束も忘れて、とにかくこの愛しい人に自分の子を産んでほしいと本能が叫ぶままに愛し合った。
精液で少しぽっこりお腹が膨らんで見えるくらい出したせいで僕は暫く気絶するはめになったけど、空お姉ちゃんにずっと介抱してもらえたから幸せだった。

九話 決着

1

ハーレム乗っ取り計画が始まってそろそろ一年が経とうとしている。
この一年で僕は見習いの子供天狗から一人前扱いの大人の天狗への昇格が目前に迫る時期になった。
こうなると三人を抱く時間も減ってしまいそうで憂鬱だが収入は大きく増える。
新人だとまだまだ少ないが将来的に結婚することにも現実感を帯びてくる。
残念ながら未だに誰も妊娠してないんだけどね…。
まあ彼氏さんの子も妊娠してないからまだ可能性はあるんだけどね。
この一年で全員モノにしたいというの気持ちは当初よりも何倍も大きくなっている。
皆の心も最初よりは僕の方に傾いてると思うんだけど…気のせいなのかな…。
身体は落ちてるけど心は全然屈してないとか?どうなんだろう?
悩みながらも皆を抱く時は全身全霊を籠めて孕ませるべく中出しを続けていた。
そしてとうとう大人の仲間入りを果たした日の夕方、家に帰ると何故か皆が三人揃って待っていた。

2

なんで全員いるのか?というか今日は誰も来ない日だったような?彼氏さん放置でいいの?
幾つかの疑問が浮かんだけどそのまま外に立たせておく訳にもいかず家に招く。
とりあえずお茶を出して話をする態勢をとる。
いつもエッチしてる時の流れそのままで一瞬期待したけどむしろ別れ話が切り出されそうで怖い。
今までに無い状況に悪い考えばかり浮かんでしまってクラクラしてきた。
でも自分なりに覚悟をもってしてきたことだから逃げずに向かい合おう。
最悪彼氏さんの前で腹を切るところまでは覚悟完了させた…僕ならしてもらうと思うから仕方ないね。
腹を決めたら皆の顔を見る余裕も出てくる。
なんだかそわそわしているみたいだけど悪い雰囲気ではなさそうかな?
僕と三人では良い悪いの基準が違っていても全然おかしくないけどさ。
用事があって訪ねてきたのは三人なので誰かが発言するのを待つことにする。
幸い大人としての心構えを整える名目で明日から少しの間休みがあるのだ。
幾らでも待つぞと思ったところで文お姉ちゃんが口を開いた。

3

「実を言うと…私達彼氏と別れたんです」
文お姉ちゃんは俯きながら上目遣いに僕の様子を恐る恐る探るようにそう告白した。
突然のことで驚いたけど言われてみると最近見かけていないことに気づく。
「しかも結構前のことなのよね…半年くらい?」
携帯を握りながらはたてお姉ちゃんがそんなことを言い出す。
接触を避けていたし三人がしてるのを想像したくなくて意識してなかったとはいえ半年か…。
「全部君のせいなんだけどね♥理由聞くでしょ?」
振っ切っているのか空お姉ちゃんは気楽な様子だ。
確かにこれは聞いておいた方がいいだろうと僕が身を乗り出すと三人は互いに補足しながら説明してくれた。
別れ話を切り出したのはそもそも彼氏さんかららしい。
というのも僕とエッチし始めて一ヶ月目くらいから三人とも彼氏さんとのエッチでイけなくなっていたそうだ。
最初は演技も交えていたそうだが彼氏さんが気付いて気乗りしなくなってしまったと。
浮気という発想は無く単に人妖間の問題だと思っていたみたい。
彼氏さんも男として相当堪えていたようで凄く気まずかったらしい。

4

エッチが全てではないにしろ元々不安定な関係だったこともあって一つピースが欠けたことで他のところもどんどんグラついていったそうだ。
「精力体力の絶対量で言えば人妖の差と言っても間違ってはいないんですけどね」
彼氏さんとのエッチを思い出すように文お姉ちゃんがそう零す。
「彼も頑張ってくれてはいたのよ…でも君の形に馴染んじゃったのよね」
はたてお姉ちゃんはお腹を撫でつつ少しだけ恨めし気に睨んできた。
「彼氏君とはお互いに気まずいのに君との夜は逆に燃え上ってきちゃって困ったんだよ?」
夜だけじゃなくなってきた時にはもう無理かな〜って、と寂し気に空お姉ちゃんが呟く。
加えて色々言ってもらっていたのもかなり効いていたらしい。
振りだけとはいえ赤ちゃん欲しいというような言葉をセックス前に何度も言わせたのが特に効いたという。
肉体も連動させた強烈な精神的暗示に近かったのだろう。
三人の身体が落ちて心もどんどん僕の方に傾いていったのだ。
予想以上の効果にビックリだけど本当に妊娠したくなっているってこと?

5

「何考えてるか当てましょうか?私達が孕みたがってるんじゃないかと期待してるでしょう?」
「大正解なんだけどね…あ〜子供相手に恥ずかしい…ちなみになんで孕まなかったかだけど…」
「君が子供のままパパになったら色々困るでしょ?だからお薬飲んで今日まで避妊してたんだ♥」
ごめんね♥と小首を傾げて謝る空お姉ちゃんに合わせて他二人も頭を下げる。
僕の為とはいえ最初に隠れて避妊しないでって言ってあったもんね。
彼氏さんとは別れていたから他の種に卵子盗られる心配は無かったとはいえ約束破りではある。
とはいえ今最重要なのはそこじゃない。
僕は出来るだけ冷静さを保ちながら、避妊のことは置いておいて結局三人がどうしたいのかを確認することにした。
彼氏とは別れて…その後に続く決定的な発言がまだ出ていない。
三人はチラリとアイコンタクトをすると代表してか文お姉ちゃんが何か紙袋を差し出してきた。
処方箋で…排卵誘発剤と読める…山からあまり出ない僕ですら知ってる凄い有名な奴だ。

6

僕が差し出された物が何か把握したところで改めて文お姉ちゃんが口を開く。
「これが私達なりの誠意です…面倒を背負いこみたくないなら私達を捨てる選択肢もありますけど」
「婚姻については根回しは済ませてるから君は考えなくていいよ。断られても君の名前出さずに有耶無耶にするし」
「皆君に落とされちゃってるからね♥これ飲めば100%妊娠するよ♥…君はどうしたいのかな?」
確かにこの一年散々楽しんだと思えばハーレムを維持するリスクは冷静になれば破棄すべきなのかもしれない。
だけど男として僕の精子で孕みたがっているお姉ちゃん達を捨てる選択肢をとれるか?
しかも100%絶対確実に孕める薬まで持ち出してくれたのだ…きっと恥を忍んで処方してもらったことだろう。
僕は自慢のちんぽが更に大きく熱く肥大化していくのを実感する。
ハァハァと自分の息がうるさいほどに聞こえるくらい興奮している。
視線を左右に走らせ僕が一年抱き続けた大好きなお姉ちゃん達のエッチな身体をジッと熱く見つめる。
皆視線から逃げるどころか見せつけるように堂々としていた。

7

「男の子だったのに…すっかり雄の顔ね…♥」
クスリと笑みを含みながら文お姉ちゃんが呟くのを聞いた瞬間処方箋の紙袋の中を検める。
中には確かに排卵誘発剤と…精力剤も入っているのが見える。
それを取り出すと空お姉ちゃんだけ満面の笑みで他二人は途端に狼狽する。
「買っちゃったんですかアレ!?あの先生が凄いって言うレベルのですよ!」
「なんで!?絶対やばいから止めようって言ったじゃん!」
「え〜絶対楽しいことになるって♥それにもう手遅れみたいだよ?」
空お姉ちゃんが指さす先で僕は精力剤を飲み込んだ。
ごくりと嚥下する音が聞こえて二人はがっくりと肩を落とす。
そこへ一人一つずつ排卵誘発剤を差し出すと二人も素直に受け取り、三人一緒にしっかり飲んでみせた。
「これ私絶対気絶しますね…」
「たぶん順繰りに起こされるやつね…頑張るしかないって…」
「楽しみだね〜♥」
僕の後ろにテンションの低い二人の手を引いた空お姉ちゃんが続く形で寝室へと向かうこととなった…。

8

「ダメッ♥ダメだからっ♥イっぐっ…ああぁ♥うあぁっ♥」
だいぶ僕のちんぽに慣れてきていたはずの文お姉ちゃんが獣のような声で叫び続けている。
薬の効果もあるだろうけど…欲しくてたまらなかった雌をモノにできた雄としての猛りが大きい。
薬と感情効果で二回りも大きくなったちんぽは文お姉ちゃんのおまんこ全てを抉りまくった。
文お姉ちゃんの方も薬効果と僕の子を孕みたいという気持ちでおまんこの熱さが凄い。
元々やっと慣らして拡張したおまんこだったのに孕みたがりの子宮が下りてきてきゅっと小さくなっているみたいだ。
当然僕のちんぽの大きさをいつも以上に感じまくっていることだろう。
「イぐぅ♥イキ続けてますぅ♥好きっ♥あぁ♥もっと♥もっと言ってぇ♥声だけでイくぅ♥」
心の壁を取っ払ったせいで僕の声も今まで以上に心に突き刺さる。
好きという一言でビクンと大きく身体が震えるほどで、それを連続で囁きまくった。

9

「子作りすごいぃ♥今なら絶対孕むっ♥精液出してぇ♥出して出して出してぇ♥」
お願いお願いと涙ながらに叫ぶ様に玉がぎゅんぎゅん精液を作り出す。
熱いおまんこの締まりに呼応するように僕のちんぽも爆発しそうに熱くなっている。
痺れそうな快感に腰が砕けそうになるのを孕ませたい気持ちだけで動かす。
「欲しいぃ♥君の子産みたいっ♥種付けしてっ♥孕ませてっ♥妊娠させてぇ♥くるっ♥すごいのくるぅ♥」
声に応えるようにまた一回り大きくなったようなちんぽから遂に本日一発目の特別濃厚な孕ませ精液が子宮に直に炸裂した。
「あっ…♥…これで、私は…君のモノ、ですね…♥」
嬉しそうに囁くと文お姉ちゃんは目を瞑ってふつりと意識を手放してしまった。
僕は気を失った文お姉ちゃんの中にそのまま全部射精しきった。
ちんぽを抜いてみたけど殆ど溢れ出さず、子宮で受け止めてくれたのがよく分かり嬉しかった。

10

「いつもより太いし長いしどうなってるのよ?凶器?」
文お姉ちゃんがダウンしてるのを見ても怖じ気ずにちんぽを撫でるはたてお姉ちゃん。
「始まると喋れなさそうだから今言うけど…好きだよ♥約束破っちゃってたし優しくしなくても許してあげる♥」
暗に激しくしてというお願いをされてその通りにしてあげた。
脚を広げて誘ってくれるはたてお姉ちゃんのおまんこが濡れていると見るや一気に突っ込む。
「きたっ♥本気交尾すごいっ♥文みたいに滅茶苦茶にしてっ♥」
ちんぽが中からぽこっとお腹を膨らませるくらいの勢いでガンガン突く。
はたてお姉ちゃんは気持ちよくなれているか心配する必要が無いくらい蕩けっぱなしだ。
「本当のエッチ凄い♥好きな人とっ♥避妊しない本気子作りっ♥」
好きな人と言われてちんぽがびくんと反応すると、はたてお姉ちゃんはお腹の中滅茶苦茶に攻められてるのに構わずに好き好きと連呼して僕の心とちんぽを喜ばせ続ける。**一話 寝取

1

11

「あはっ♥凄いっ♥気持ちいい♥イきすぎてまたイくぅ♥」
絶頂しまくりで止まらないといった感じで激しく乱れ狂うはたてお姉ちゃんの動きでちんぽが抜けそうになっても強引に押し込んで奥まで突き穿ってやる。
無理矢理なエッチになっている感じなのに二人ともこうなることを望んでいる不思議な感じだった。
「昨日まで子供にしか見えなかったのにぃ♥まだ小さいのにかっこいいよぉ♥」
嘘一欠けも混じってない心からの言葉でかっこいいなんて言われて震えるほど嬉しかった。
僕だってこんな綺麗で可愛いはたてお姉ちゃんと子作りエッチできて最高に幸せだと言うとおまんこがビクンと大きく震えてイったのが分かる。
こうなるともうお互いに口喧嘩してるような勢いで思慕の心を叩きつけあった。
「だめぇ♥幸せ過ぎて死んじゃうぅ♥イくっ♥天国までイっちゃうぅ♥」
渾身の射精を受けてはたてお姉ちゃんは中出しされながら深い絶頂に痙攣してたけど、すぐにがっくりと布団に沈み込んで幸せそうな顔で意識を手放した。

12

「やっと私の番!まだまだ元気だよね?」
二人が僕にイかせられまくって最後には起き上がれなくなってるのに空お姉ちゃんの瞳には期待しかない。
興奮して息も上がってるし全身今から感じるだろう快感に武者震いしてるくらいだ。
さっきまで僕たちのエッチを見ながら自分でぐちゅぐちゅに掻き回していたおまんこは早くちんぽが欲しいと蜜を流している。
きっと一人で何回もイっちゃってることだろう。
待たせちゃったお詫びに目一杯頑張らないととメラメラやる気の炎が燃え上る。
ちんぽはまだまだ大きいままで薬なんか無くたってこんなにエッチ過ぎる空お姉ちゃんを見たら萎える気がしない。
「早く早く早くっ♥きてっ♥あっ♥入る♥赤ちゃん出来るエッチ始まっちゃうぅ♥」
僕がにじり寄るのを両手を広げて迎え入れ、腕に、胸に手を触れてそのまま押し倒す間にも空お姉ちゃんの声は大きくなり続け、ちんぽが少し中に触れただけでびくっと大きく絶頂しちゃった。
「ほんとだぁ♥幸せでトんじゃうっ♥触っただけでイっちゃったぁ♥掻き回されたらどうなぁっ♥あぁ♥うにゅぅうぅ♥」

13

最初は平気そうだった空お姉ちゃんも僕が本気交尾を始めると言葉が悲鳴じみた嬌声にしかならなくなっちゃった。
「あぁ♥私っ、私好きな人の赤ちゃん産めるんだっ♥幸せ♥幸せだよぉ♥」
空お姉ちゃんはそんな男冥利に尽きる言葉で僕の心を真っすぐに射止めてくる。
嬉し涙で煌めく瞳は太陽の輝きにだって負けない光を放って僕の身体と心はもっと熱くなる。
これで孕ませなきゃ男が廃るどころの話じゃない。
絶対に孕ませてあげるからねと約束するとコクコクと頷き絶対に孕むからねと言ってくれる。
「すごいっ♥全然身体もたないっ♥愛に溺れちゃうよぉ♥」
体力は一番ある空お姉ちゃんも精神的な満足感に圧倒されてもうクラクラしてる。
更なる幸せを今すぐに注ぎ込んであげるよと我武者羅に動いてしまうが全ての動きが空お姉ちゃんに効いてしまう。
「射精くるっ♥くるっ…♥きたぁ♥あっあぁ♥イっ…くうぅ♥」
こうして三人のお姉ちゃんにしっかりと中出しした僕は、はたてお姉ちゃんが言っていたように文お姉ちゃんから順繰りに妊娠がより確実になるように朝まで中出しし続けた。

十話 家族

1

僕等は体力が尽きて寝落ちするまで子作りし続けて目が覚めた時はエッチを翌日の夕方だった。
全然疲れも感じなかったし精液も最後まで濃いままで全力を振り絞った。
起きてすぐは皆動くのも難しいくらいぐったりしてたけど何とか最低限食事やらお風呂を終わらせてまったりした空気の中で話をしていた。
「なんかもう妊娠してるみたいな感覚になりますね…」
射精され過ぎて本当にお腹少し膨らんでる文お姉ちゃんが感慨深そうに呟く。
「してるんじゃない?そういうお薬でしょアレって」
はたてお姉ちゃんも期待を隠せない様子で自分のお腹を撫でる。
「でもさ…万一のことがあったら困るよね?」
滅茶苦茶にイキまくって息も絶え絶えだったのに期待するように僕を見る空お姉ちゃん。
それもそうだと他の二人も僕に熱い視線を向けてくる。
僕は恋人としてその視線を受け止め、新しい布団敷こうかと三人をエッチに誘った。
昨日と違って全員浮ついた足取りで寝室に向かう空気が何だかとても幸せだった。

2

それからは四人で色々なプレイも交えてエッチを楽しんだ。
子作りが第一だけど取り合う相手もいなくなり心に余裕が生まれたのもあるけど皆が自主的に奉仕してくれた。
トリプルフェラにトリプルパイズリなんかも試してくれるし三人を横に並べて一人ずつ順番に中出ししていったり狭いけど無理矢理四人でお風呂に入ってぎゅうぎゅうとお姉ちゃん達に挟まれたりとやりたい放題だ。
文お姉ちゃんに中出ししながらはたてお姉ちゃんとディープキス。
「ほら♥文の中に一杯出して孕ませてあげて♥」
はたてお姉ちゃんに中出ししながら空お姉ちゃんのおっぱいに包まれる。
「はたての中気持ちいい?私のおっぱいに挟まれるのも気持ちいいよね♥」
空お姉ちゃんに中出ししながら二人を手まんでイカせる。
「ちんぽが一番ですけど手もすっかり馴染まされちゃいましたね…♥」
「片手間で即イキさせられちゃうくらいになっちゃったわね〜…♥」
色んな協力プレイをお姉ちゃん達が位置を順番に変えながら色々試してくれた

3

休みの間は場所も選ばずにずっとそうやって子作りしていた。
お姉ちゃん達は僕の休みに合わせて休みを取ってきてくれていたからずっと一緒にいられた。
一人でいた時間は数日間のお休みで一時間切ってるんじゃないかな。
鍵かけ忘れたせいで文お姉ちゃんとトイレで顔を合わせた時もそこでさせてもらったりした。
「お嫁さんを肉便器扱いはどうかと思いますよ?イキまくってから言うもんじゃないですけど♥」
いつもお茶飲んでた部屋でもムラムラしてはたてお姉ちゃんを押し倒しちゃったりもしたかな。
「ここでするの凄い変な気分…♥日常がすっかり書き換わっちゃった感じ?」
お夕飯の後で台所でデザートとして空お姉ちゃんを食べちゃったこともあったな。
「おっぱい出るようになったらミルクで何か作ってみようかな♥卵とミルクでプリンとか美味しそうかも♥」
皆どこででもエッチを拒まずに優しく受け入れてくれるものだから思い切って誘っちゃうんだよね…。
それで毎回最高に気持ちいいからどんどん甘えちゃう。

4

ずっとそうやって甘え続けていたいけど出勤日は必ずやってくる。
極楽を満喫した分、日常に戻るのが辛いけど皆から代わるがわる抱きしめられてお仕事頑張ってきてねと見送られては情けない失敗報告は絶対に許されない。
失態を晒してお小言で拘束なんてもっての外だと同期の誰よりも真剣に仕事に打ち込んだ。
その甲斐あって慣れない部分でごたごたもしたけど良い滑り出しになったと思う。
帰れば必ず誰かは待っていてくれるようにしてくれてるから寂しい思いもせずにすんでる。
遅くには皆揃うし手狭だけど僕の家に引っ越してくる計画まである。
その前に結婚しないと色々問題になるからとエッチし始めてから一年目に家族に引き合わされることに…。
娘さんの他に二人囲ってますと言われて喜ぶ親はいないよねと骨の十本くらいで許してくれないかなと後ろ向きな想像しか出来なかったけど案外普通に許してもらえた。
挨拶自体は凄く緊張したからもうあんな体験したくないけど…。
まず文お姉ちゃんは一人暮らしで親もいないので挨拶する人がいなかった

5

今までは気楽な一人暮らしだったのが、これからは僕とはたてお姉ちゃんと空お姉ちゃんに皆が産む子供含めていきなり七人家族になって内心かなり緊張してるみたいだ。
空お姉ちゃんのところは基本放任主義で僕が仕事ちゃんとしてると聞いたら割と簡単にお許しが出た。
色々覚ってニヤニヤしてたけど実力で奪ったなら好きにすればいいと笑っていた。
むしろ処女奪っておいて少し壁を感じた程度ですぐに空お姉ちゃんとの幸せを諦めた…ように見えたらしい彼氏さんに興味があるみたいで寝取っておりてなんだけど心配してしまった。
一番キツかったのははたてお姉ちゃんのお家で聞いていたのより数段格が上の家だった。
心の準備のために最後にしてもらったけど全然準備足りて無くて息吹きかけられただけでショック死するんじゃないかってくらい緊張していたような気がする。
実際にははたてお姉ちゃんが言ってた根回しのおかげで顔合わせだけで済んだんだけどね…。
親御さんからは凄い目で見られたけどはたてお姉ちゃんは終始ニコニコしていて知らない内に何か裏工作したんだなと察した。

6

こうしてなんとか一応親元や保護者に挨拶も済ませて最大の障害は攻略した。
それでもハーレムは外聞がいいとは言えないから積極的に触れ回るのは止めた方がいいと釘を刺された。
僕もお姉ちゃん達が好奇の目でじろじろ見られるのは嫌だ。
どうしても明かさなきゃいけない人に秘密にしてもらう約束をしてから話すようにしようと皆で決めた。
お腹大きくなってきたらそうも言ってられないけどさ。
あと最後にある意味一番気がかりな元彼氏さんの様子も探った。
彼が今更戻ってきて復縁を迫る可能性があるのか僕からはなんとも言えない。
皆の身体と心に触れた僕からしたら何があっても自分から手放さないから考えが分からないんだ。
付き合っていた皆も半年は会ってないわけで今の状態は分からないってことだから念のための調査だ。
もしも変に開き直って昔の関係を吹聴してたらどうしてくれようかと思ったけど…幸い大人しく人間らしい生活をして人間の女性と付き合っているっぽい。
このままそれぞれの場所で幸せに生きられたら一番だから二度と山に来ないで欲しい。

7

こうして僕等は後で困らされそうなことを一つずつ解決していった。
結婚式は大っぴらに出来なかったけど身内だけでこっそりとさせてあげることができた。
これからは正式に夫として三人のお嫁さんと生活できることになり幸せの絶頂だ。
皆も関係上結婚式は無理と思ってたみたいでこっそりとでもちゃんと式を挙げられて凄く喜んでくれた。
喜んでくれたんだけど、そのお蔭で初夜はすっごい盛り上がりになってしまった。
式は白無垢だったんだけどドレスも憧れだったと言って着飾って寝室にやってきた時は何事かと思った。
驚いたけどすっごく綺麗で見惚れてたら皆も僕が喜んでることを喜んでくれた。
「今夜はせっかくですから一回このまましてみましょうかね?」
「ぶっかけOKだから好きにしていいわよ♥」
「明日お休み貰えてるし朝までやっても大丈夫だよね〜♥」
穢れない純白のウェディングドレスを着ながらエッチなことしか言わないお嫁さん達にちんぽが勃起させられっぱなしで幸せ…。
少しずつ僕の精液でドレスを汚しながら時間かけて脱がせていくのが最高に興奮したからまたしてみたいな。

8

式後のお休みが終わったら本格的に日常に戻らされちゃったけど皆がいる日常が一番だ。
それぞれ仕事があるからずっと一緒にいるのは無理だけど朝と夜は絶対皆揃って幸せを分かち合う。
僕から皆にどれだけ幸せのお返しが出来てるか心配だけど皆は僕からいっぱい愛情を貰えていると言ってくれる。
安心したけどまだまだ子供感覚が抜けてない僕がしっかりした大人になればもっと大きな愛で皆を幸せにできるんじゃないかと思ってこれまで以上に頑張って毎日を過ごしている。
昼は真面目に過ごすけど夜も今までより乱れた生活になってきてる。
エッチは一人ずつの日が三日、ペアを組んでの3Pが三通りで三日、全員揃っての4Pが一日で合計七日になるから順番を弄りながら一週間を過ごすことになった。
今までは一週間に二回だけだったから皆は倍の四回になって僕はしない日が無くなった。
皆身体は大丈夫か心配してくれるんだけど昼間二人きりになると自分の日じゃなくてもこっそり誘ってきちゃったりして可愛い。
した回数は後で僕からフォローするから結構大変だけど誘いを断る気にはならないね。

9

皆それぞれなんだかんだで週五回ずつくらいしまくる生活を送りながら毎日を一日ずつ楽しんで過ごした。
そして遂に検査薬が効果を確かに発揮する日になったらしい。
正確な日付を教えてたら絶対昼間仕事に手が付かないでしょと言われると聞くに聞けなかった。
だから帰った時皆がそろってもじもじしながら待っていた時はドキッとした。
明らかにいつもと違う雰囲気で僕を見つめるお姉ちゃん達からそれぞれ検査薬を見せられて…僕は皆を抱きしめて感謝した。
一人の仲間外れも無く全員が陽性反応で確実に僕の子を孕んでくれている。
「ありがとうございます…これからは、あなたと呼んだ方がいいですかね♥」
「お父さんのほうがいいかもよ♥どっちがいいの?」
「私はいっぱい愛してもらえるならご主人様でも旦那様でもなんでもいいかな♥」
皆心から妊娠を喜んで涙まで流してくれていて自分がどれだけ恵まれているか改めて実感した。
悩んだり落ち込んだりしたこともあったけど僕は間違って無かったんだと信じることができた。

10

ささやかにお祝いして和やかな空気だったんだけど僕がこれからはエッチ我慢しないとねと禁欲を誓おうとしたら優しくしてくれる分には大丈夫とか愛を感じれた方が赤ちゃんにもいいって説得された。
利点を挙げ尽くすと本音として僕とのエッチ無しの生活は逆にストレスだから抱いてと恥ずかしそうにお願いされては禁欲なんてしてる場合じゃない。
それじゃあ優しいエッチの仕方も確認しとかなきゃいけないよねと孕んでくれたお礼とお祝いもかねて即日から早速寝室で練習会になったけど落とすために色々試してきたから予習はバッチリで初日から満足してもらえた。
二人以上一緒に相手にする時は一人に時間をかけにくいから難しいけど一対一の時はスローセックスも試しながら妊娠前より敏感になっちゃった皆をしっかりと満足させてあげることができた。
慣れていけば三人を相手にしながら全員を待たせず満足させることもできるのかな?
難しそうだけど夫として妥協することは出来ないぞと自分に活を入れて毎晩を濃密に過ごしていった…。

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…その意気込みは数か月後に確かに実を結んでくれたみたいで大きなお腹が僕の前で満足げに揺れている。
「あっ♥あっ♥はぁ♥もうあなた無しじゃ生きていけません…♥」
おまんこから赤ちゃんがいるため中に入り切らなかった精液を流しながら文お姉ちゃんがうっとりと呟く。
「本気で愛されてるってっ♥こんなに幸せなのねっ…♥」
愛おし気に大きなお腹を撫でながらはたてお姉ちゃんも夢見るような声で囁いた。
「これはっ♥産んだらまたすぐ妊娠させてもらいたくなっちゃうね♥」
一番大きかったおっぱいが妊娠で更に大きくなって大迫力の空お姉ちゃんがニコニコと微笑む。
空お姉ちゃんの言葉に二人も同意するようにこくこく頷いて揃って僕に熱視線を送ってくる。
結婚前は大好きなお姉ちゃん達を寝取る為に、結婚後は愛してるお嫁さん達に満足してもらうために毎晩のように皆の身体に触れてきたおかげで成果は上々だった。
僕が頑張れば頑張るほど皆からの気持ちも大きくなるのを日々感じていた。

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我武者羅になって落したけど落ちた後は大切にするのが普通のことになってたから昼も夜も変に力まずに自然体で一緒にいたれたのが良かったんじゃないかな。
事後疲れて横になってる皆が愛しくて自分の疲れは忘れてケアしに行けるしね。
誘ってくれた皆に感謝しながら一人ずつ抱きしめて頬ずりするのも好き。
子供っぽいかなと思うけど皆も喜んでくれるからいいかな。
「正直自棄になって始めた関係でしたけど…結果的には一番良い形に落ち着いたのかもしれませんね♥」
文お姉ちゃんはすっかり僕の虜になってくれて今では一番甘えて来てくれる。
エッチの時にキスするとなかなか止めさせてくれなかったりしてね。
今もキスしてくれそうだったんだけど僕が反対側から引っ張られて空振りする。
「文だけのじゃないんだから独占禁止。私にも構ってよ♥」
引っ張られた先ではたてお姉ちゃんに抱きしめられて僕の方が頬ずりされちゃう。
はたてお姉ちゃんは皆の潤滑剤というか雰囲気を和めてくれて一緒にいて空気が悪くなった覚えがない。

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さりげなくいつも助けてくれることに感謝して抱きしめあっていると上から空お姉ちゃんがのしかかってきた。
「両側取られちゃったから私は上から♥こうしてお腹くっ付けるの何か気持ちいいよね♥」
空お姉ちゃんは両側の二人毎僕を抱きしめてきて周りの肉感がすごい。
家族が大好きで皆のことが好きな空お姉ちゃんも二人と凄く仲良くなってる。
皆僕を一番に立ててくれるし思い返してみると幸せな思い出しかないな…。
僕が感慨に耽ってると皆が三方向からよしよしと撫でてくれる。
「これからもよろしくお願いしますね♥…昼も夜も、ね♥」
「ずっと一緒にいてよね♥皆あなたのこと大好きなんだから♥」
「赤ちゃん産んだらまた子作りしたいな♥次はお薬無しで競争してみようかな♥」
こうして毎晩優しく温かに愛を感じながら眠ることができる僕は果報者だ。
これにて僕の一世一代のハーレム乗っ取り計画は大成功を収め、これから何百年も続く幸福を掴み取ったのだ。

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