1

少しだけ汗ばむ初夏の心地よい夕暮れ
一日の勤めを終え沈む夕日を眺めながら明日への英気を養うはずの時間は…
…どうやら自分には訪れないらしい

ひょんな事から交流を始めた天狗と親しくなった結果
仲間を連れて押しかけてきては乱痴気騒ぎの酒盛りをするようになってしまったのだ
流石に天狗の酒量を用意するのは無理と言ったら次から酒を持ち込むようになってしまった
しかもこちらは酒はそれほど強くないというのにやたらと飲ませようとしてくる
一口二口飲めば勘弁してもらえるので仕方なしに口を付けている

見目好い女子とは言え中身は天狗 酒の強さも酔いの具合も
人間とは比べ物にならない 蟒蛇な上に酒癖も相当悪いのだ

まるで暴風の有様ではあるが今は兎に角耐えるしかない
そう 日が落ちるまでは…

2

酒で火照り温かく白く柔らかい尻を鷲掴みにして
熱く潤んだ女陰に怒張した男根を無遠慮に突き入れ
ぱんぱんと尻たぶと腰をぶつけて女を貪る

天狗共は日没後に決まって酔い潰れ 翌朝まで目が覚めることが無い
最初のうちは介抱するに留まったが 酔い潰れた女を前に男がやることは一つだ
股ぐらを弄り下の口が濡れたら覆いかぶさり犬のように交尾する
四つん這いにさせ腰を振っては別の誰かの乳や尻を揉んで快楽と征服感に酔いしれる
無意識に漏れるのだろうか細い嬌声を聞きながら最奥に注ぎ込んでは直ぐに膨らむ一物を次の女の肉に埋める

腰を振り続け 襞を絡みつかせ柔らかく纏わりつく穴から剛直を引き抜き
今日一番の長い快楽と共に 3つ並んだ白濁で汚れ切った尻に子種をべっとりと張り付かせた

夜明けの予兆が訪れるころには 汗と汁が纏わり付き酷い性臭を匂わせる3つの女体と
精魂尽き果てた己の荒い息遣いだけが 夏の夜に浮かんでいた

3

一夜明け 天狗共は朝と言うには遅い時間に起き出して帰り支度を始める
…狂乱の肉の宴の後 疲れ切った体に鞭打って証拠隠滅をした甲斐があったのか
3人とも自分の身体が男に好き勝手使われたことには気づいていない…ようだ

また来る旨を言い残し 天狗共は空へと消えていった

……里の知り合いに聞いた話だが 天狗の酒の強さは底なしのため
そうそう前後不覚になるまでは酔わないらしい
家に来る天狗共は特別に酒が弱いのだろうか…?

後これは関係の無い事だろうが 天狗社会は極端な女余りかつ個体数の減少に悩んいるらしく
異種族の種で殖えようと躍起になっているらしい 但し無理に男を襲うと巫女に制裁されるため
男をその気にさせて自分から襲わせる手口を使うらしい…?

天狗共はまたそのうち来るのだろう 妙に体が火照る酒を持参して…

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