13/12/31(火)22:36:15

1

「正邪」
「……」
「ねえ正邪ってばあ!」
「何だ?私は今おまえにどんな悪戯をするか考えていたところなんだが」
「うわ、聞かなければ良かったわ」
「うひひ、嫌な顔した。これだから姫をいじるのはやめられないんだ」
「茶化さないの。でね、一緒に温泉入りたいって話なんだけど」
「いいのか?私と一緒に入れば十中八九温泉の素晴らしさを堪能することになるぞ」
「…せーじゃ、ぜーったいお椀をひっくり返す気でしょ」
「まっさかー。姫の思い過ごしじゃないですか…ん?」

2

「もー。どうかしたの?」
「いや、お前があまりにも温泉入りたいって言うから、ふと妙案を思いついた」
「やる分には大目に見るけど、やりすぎたら監督不届きで私まで退治されちゃうからね。程々にしてよ?」
「大丈夫大丈夫、心配はしなくていいぞ。私は嫌な顔が見たいだけだ、実害は無い」
「あ、おみや買ってきてねー!」
---
「さてと。ここが博麗神社の近くにわいた温泉か。もう寂れているが」
「ちょうど人もいないし…じゃ、男湯の方にお邪魔しまーす」
「抜き足差し足、ひっくり返し」
「ふむ、ふむ…いないか。よしよし、潜入は成功っと」
「こうなればもうこっちのものだな!ひっひっひ、来た奴はどんな顔をするのかな?」

3

「おお、ほー…男湯だろうが女湯だろうが、温泉は変わらないな。出来ればのぼせる前に来て欲しいんだが」
がらら。
「お、来た来た。独り身の若者か、好都合だ」
「…なんだ、まず体を洗うのか。ケツを向けてる姿は私が望む姿じゃないんだが」
「じぃー…ん?ああ、お構い無くー」
「…どうかしたのだ、そんなに胸、というか乳首をじろじろ見て。ここでは胸なんて珍しいものではあるまい」
「え?最近人里で悪戯被害が多発していて、そのおたずね者と顔が似ているだって?」
「ふふふ、お前私を疑っているのか?第一そいつは女だろう?ここは男湯ではないか」
「それに、あんまりそこで突っ立っていると風邪ひくし、そのまま立っていてくれても…いや、風邪ひくぞ?」
「…よし、また頭を洗い出したな。人里には私の行方をかぎ回っているやつがいるのか。やりにくい」
「けど、まだだな。もう少ししたら能力を…ぶくぶく」

4

かぽーん。
「……」
「…おい、どうしてそんなに近づくんだ?あれか、お前はホモか?」
「なんだ、まだ疑っているのか。言っただろう、ここは男湯だ。女が来るはずが無い」
「だからこうして胸を空気にさらして、頭にタオルを乗っけて、温泉を満喫しているのではないか。お前もそうだろう?」
「まあ見たければ見ればいい。減るものではないし…うん?」
「なんだお前、湯船の下で固くしてるじゃないか…♪」
「どうしてそんなに狼狽える?男同士ではないか、勃起することなんて生理現象の一つだろう」
「…どうしても下を確認したいんだな。いいのか?もし私にちんぽがあったら、お前ホモ確定だぞ?」
「しかも私が女だと信じてやまない…うーん、そこまで言うなら見せてやってもいいが」
「もし間違ってたらどうするかな…そうだな、裸のまま人里に行ってもらおうか。何、私も鬼じゃない。物陰に隠れながらでいいよ」
「それでいいんだな?よし。じゃ、ほら。私のちんぽ、存分に見ればいいさ…♪」

5

「ふふ、残念か?だろうなあ、お前は私を女だと思っていたんだ。残念残念♪」
「見ての通り私にはちゃんとちんぽもあるし、金玉も二つついている。正真正銘の男だよ」
「…お前、男の胸やちんぽを見て勃起してたんだな。んふふ、ふふふ…♪そんな顔をされたらぞくぞくしちゃうなぁ…♪」
「どうする?ちんぽ勃起しちゃうような子が男だったら、どうする?惨めだなぁ、後でこっそり扱いて抜くことも出来ないなぁ…♪」
「じゃ、人里に行ってもらおうか。勿論裸で。男と男の約束ってやつだよ」
「よっと。服は私がしっかり(質に入れて現金にして)回収しておくから、今の内に準備しておきなー…わ!?」
「お、おいこら!急に後ろから抱きついてきて、血迷ったか!?お前それでも金玉ついてんのか!?」
「ぐ、純粋な力じゃ勝てない…この、一時的に能力を解除するしかないか…」
ぎゅ、ぎちっ。
「わひっ!?ば、ばか!何どさくさに紛れて私のちんぽ握ってるんだっ、そんなことしたら、したらっ…♪」
「あふ、う、あ、あっ!?能力が中途半端になって、いっ♪ばれる、女でちんぽ生えてる状態になるぅっ♪」
「くあっ、ふぁああああああっ♪」

6

「ぐぅ…なんてことするんだっ、結局頭のタオルが落ちて角でばれた挙げ句半端な性別にされるとか…くそっ」
「あー?…もし自分の言うことを従ったら博麗の巫女に突き出さない?ふん、どうせ許す気も無いくせに、金玉どころかちんぽも小さい人間…んっ!?」
「むぅ、ぅ、んっ、んもも…んっ、んっ!ふぐっ、むぶっ…」
「…ぷあっ!はぁ、ふ、はぁふ…っ、けほっ、急に口にねじ込みやがって、それがお前のやりたかったことかっ、この変態!」
「ひぃっ♪やめ、ちんぽ足で踏まないでっ、いだ、あっ♪従う、従うから足でつんつんしないでっ…!」
「で、今度は舐めろって…うう、湯船に浸かっていたとはいえ、酷い臭い…はぎっ!?やります、くわえますからっ!」
「ん、ん…ちゅぷ、ちゅ、れる、れる…うひろも?うぅ…んっ、んんぅ…♪」
「はむ、ちゅーっ…ちるる、はぷ、ふ…ふー、ん、んっ♪んー、んんんーっ!?」
「…ぷあっ!だから無言でちんぽを踏むな、思わず噛みついてしまったじゃないか!ったく、何でこんなやつに従わないといけないんだか…」
「あ、思えばこの間に逃げればいいんじゃないかって、ひあっ!?」

7

「ぐっ…逃げないように逆さにするとは、随分入念じゃあないか…」
「これでは牛の乳搾りみたいな格好じゃ…ひっ!?うあ、ぁ、あくうぅぅ…♪」
「全く、男ってのは分かり、やすい…っ、女だと分かったらすぐちんぽをねじ込みたがる…んくっ!」
「…もう分かっただろ、私は処女なんかじゃない!だから痛がることもしない、おふ、残念だったなぁっ…!」
「う、んう、うっ…だからなんだっ、そんな風に頭を撫でたって、同情なんかいるか、この、おふぅっ♪」
「うぁ、あ♪あふぁっ♪いっ、ぎ…嫌いだ、お前なんか嫌いだぁっ!ひぅ、嫌いだ、うぁ、おっ、嫌いだぁあああっ♪」
「は、はふっ、ぅ、んくっ♪しね、お前なんか死んじゃえっ!いがっ!お、おふっ…♪そんにゃ、しごいちゃあっ♪いやだ、しゃせーやだっ、やだ、うあぁっ♪ひうぅううううっ♪♪」
ずにゅ、ずに…びゅる、ぶびゅっ、びゅくくっ、ぶ、びゅー、びゅるるるるーっ…♪
「んはあっ♪あー♪あぁ、んく、うぅ…♪はあ、ふあっ…♪うぅ、覚えてろ、このぉ…ひぁあああっ…♪擦れる、擦れるぅう…っ♪」
びゅく、びゅ、びゅ、びゅっ、ぶび、ぶりゅっ…♪
「ふぁああああんっ…♪♪」

8

「うぐ…ただいま」
「あ、お帰りせーじゃ。どうだった?」
「……」
「やー、なんで!?なんで黙って頬を伸ばしてくるのー!?やめひぇ、やめひぇー…!」
「お帰りも何もあるかっ。ったく、散々な目にあったよ!おかげで生えたまま戻らないし…」
「んー?でも良かったよ、また正邪が帰ってきて」
「…それはどういう意味だ、我が姫さんよ」
「だって今まで転々としてたでしょ?でもこうして戻ってきたってことは、ちょっとは私に信頼を置いてくれてるってことだよね?」
「……。はい、リバース」
「…あれ、正邪の下半身が何だかもっこりしてる…あー!私の小屋を反対にしないでー!」


END

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