13/08/07(水)23:42:27

「姉さん、お風呂出たわよ〜」
 夜の洋館には似合わぬ陽気な声が、長テーブルで紅茶を啜っていた少女の耳
に飛び込んできた。どうやら声の主は、浴室前からダイニングまで飛んでくる
ことすら億劫らしい。
「ん、わかった。……ところで、リリカは部屋かしら」
 椅子に座ったまま、少女は浴室へと続く廊下に向かって尋ねた。声を張り上
げるのは苦手なのか、先ほどの快活な声と比べ随分と小さな声だ。それでも声
が届くことを微塵も疑っていないのは、普段の慣れによるものか。
「リリカぁ? お風呂上がって、自分の部屋にいるんじゃない? 呼んでこよっか」
「ううん、いいわ。ちょっと聞いただけよ」
 返答をしながら、横目で時刻を確認をする。壁掛け時計の針は、午後十時半
……普段であれば彼女が入浴を始める時間を指し示していた。
「そう? ならいいけど。それじゃ姉さん、おやすみー」
「おやすみなさい、メルラン」

 少女は椅子の背もたれ越しに就寝の挨拶を告げた。そしてその耳は、誰もい
なくなった廊下へと向けられる。バタン、と扉の締まる音がダイニングまで届
いたのは、その直後のことだった。彼女の想像通り、声の主は直接自室へと向
かったらしい。
 それを確認した少女は、ティーカップを傾け、僅かに残っていた紅茶を一気
に飲み干した。琥珀色の液体を下す白い喉が、ごくりと蠢く。
「さて、と」
 空のカップをソーサーに戻し、少女は無造作に右手を払った。瞬間、部屋を
照らしていたランプが端から順番に消灯し始める。まるで、見えない誰かが火
を吹き消しているかのように。
 最後のランプが消えるよりも先に、少女は椅子から立ち上がる。ティーセッ
トをちらりと一瞥して、少女の黒い影は、廊下の闇の中へと滑るように消えて
いった。

 静まりかえった部屋の中。
 カタカタ。そう音を立てて震えだしたのは、先ほど少女が口をつけたティー
カップだった。後を追うようにして、ソーサー、ポットと次々にティーセット
が震え始める。
 カチャカチャ、カタカタ。陶器同士が触れ合う音の合奏。それが最高潮に達
しようかという時、ふわりとカップが浮かび上がった。他の陶器も後に続く。
カチャリ、カチャカチャと演奏を続けながら。
 カップを先頭に整列をしたティーセットの楽隊が、行進を始める。その行き
先は、おそらくキッチンの洗い桶であろう。
 観客のいない舞台で繰り広げられたある種の曲芸を、見る人が見ればこう騒
ぎ立てたかもしれない。そう、ポルターガイスト、と――

 月明かりに青白く照らされた廊下を、するすると足音も立てずに少女は進む。
彼女の口元には、ニタリと昏い微笑が浮かび上がっていた。

――
 パタンと、小さな音を立てて部屋の扉が閉まる。
 続いて、後ろ手に伸ばされた左手が鍵を掛ける。
「はぁっ……」
 目的を達成した安堵のためか、リリカ・プリズムリバーの口からは小さな溜
息が漏れた。力の抜けた小さな体が、ぼふ、と軽い音を立ててベッドに倒れ込
む。ベッドの上置かれた、薄い緑色をした星形のクッションが彼女の頭を受け
止めた。色がくすんでいるところを見るに、長年使っているお気に入りのもの
なのかもしれない。
「んしょ、それにしても……」
 一息付くと、リリカはクッションに埋もれた頭を起こし、ごろんと仰向けに
転がった。それから薄紅色をした寝間着のポケットから小さな布切れを引っ張
り出し、頭上に掲げてみせる。ピンクのバックレースショーツ。白いフリルの
付いた、可愛らしいデザインのものだ。
 それを眺めるリリカの顔に、ニヤニヤと野卑た笑いが浮かんだ。

「ふふ、ルナサ姉さんが、こんな可愛い下着持ってたとはねー。それに……」
 下着を握った両手が、ゆっくりと布地を裏返す。あらわになったショーツの
裏地には肌触りのよいコットンが裏打ちされており、一見、下着やその持ち主
の品位を損なうようなものは見られない。しかしクロッチ部分に付いた小さな
筋状の黄ばみを、少女の目は見逃さなかった。
「姉さんたら、かわいい下着をおしっこで、こんなに汚くしちゃって……」
 黄色く汚れた染みを前に、リリカはうっとりとした表情で呟いた。彼女の中
で何かのスイッチが入ったのか、その額には汗が滲み、頬は赤く火照っている。
股間では既に、窮屈そうに寝間着を押し上げる隆起がテント状の膨らみを作り
上げていた。

「えへへ、とりあえず一発シちゃお……♪」
 リリカはそう言って、下履きを自身の下着ごとベッドサイドに脱ぎ捨てた。
ベッドの上に膝立ちになっているリリカの、包皮を被ったままの、それでいて
一般男性のそれよりも大きな怒張が、外気に晒されぶるりと震える。僅かに見
える先端部からは透明な粘液が溢れ出し、肉茎の揺れに合わせて、ツツーっと
銀糸を引いて垂れ落ちた。
「ぁは……おちんちん、ビンビンだぁ……♪ それに、お汁も……っ」
 ショーツをベッドに置くと、もはや待ちきれないといった様子でリリカは竿
を握りしめた。陰茎を掴んだ右手が手前に引かれ、皮の中から亀頭がぴょこん
と顔を出す。使い込まれているはずのそれが綺麗なピンク色を保っているのは、
霊体のなせる業なのか。
 彼女は慣れた様子で粘液を指に絡めると、露出した亀頭へ、そして性器全体
へと塗りこんでいった。

「んっ、んくっ……ん、ふぅ♪ おちんちん擦るの、やっぱりきもちい……♪」
 にちゅにちゅという卑猥な水音が次第に大きくなる。潤滑液を塗り広げる前
戯にも似た手の動きは、少しずつ乱暴なピストン運動へと変化してゆく。ただ
快楽を貪るためだけの、射精するためだけの動きへと。
「っはぁっ、次は、これをぉ……。えへ、えへへへ……♪」
 リリカは唇を歪めてだらしなく笑みを漏らした。ギラついた目の先にあるの
は、広げられたショーツ。それを左手で掴み顔前に引き寄せる。その間も肉棒
を扱く右手の動きは止まらない。
「すん、すんすん、はーっ♪ 姉さん、ルナサ姉さんの臭いっ……、姉さんの
おしっこの臭いっ……! 〜〜っぅ、はぁっ♪ ここ、おしっこの臭いキッツ
イぃっ♪ 姉さんっ、ほんと、すごぉっ♪」
 染みの一番濃い部分に鼻を押し付け、リリカは荒い呼吸でそれを嗅ぐ。むせ
返るようなアンモニア臭と雌の匂い。狂ったように姉の下着にかぶりつき、腰
を揺するその姿は最早、発情したオス犬となんら変わりはなかった。

「あっ、ぁぅっ、あくぅっ♪ もぉっ、出ちゃいそ、ぉ……♪」
 リリカは顔前にあった下着をペニスへとあてがった。がくがくと震える少女
の小さな身体は、既に子種を吐き出す準備を始めていたのだ。クロッチ部分を
鈴口へぴったりと押し当て、精液が噴き出すまで布ごと前後に動かし続ける。
「ね、姉さんっ! ルナサ姉さんんっ! ぅあっ、も、もう出る……っ♪ ル
ナサ姉さん、にぃっ♪」
 半開きの口から涎を垂らし、リリカは下着との擬似的な性交に没頭する。雄
の快楽に犯された頭は、下着の持ち主との……自身の姉との性交を妄想してい
るのかもしれない。
 素早く動かされていた右手の動きが一旦止まり、大きく力強いストロークに
切り替わる。強く握りしめられた男茎が一回、二回と扱き上げられる。三回目
に入る直前、それは一回り大きく膨らんで――

 コンコン。
 突然の物音に、リリカの動きがピタリと止まる。音がしたのは扉の方向だった。
 握りしめられた男性器はその役目を果たすことなく、普段の状態にまで縮み
上がる。それでもそこから手を離さないのは、硬直して手が動かせないからか、
それとも未だ刺激を逃すまいとする情欲からか。
「リリカ、ちょっといいかしら」
 続いて扉の外から聞こえた声に、リリカの左手からショーツがパサリと零れ
落ちた。
 扉から聞こえた声の主。彼女こそ、たった今自慰のネタにしていた自身の姉
……騒霊ルナサ・プリズムリバーその人だったからだ。

13/11/17(日)00:03:05

(あらすじ:ふたなリリカちゃんがルナサ姉さんの下着でしこしこしてたらご本人登場)
 洋館の一室に、二人の少女が対峙していた。
 ベッドに腰を掛けるのはこの部屋の主、リリカ・プリズムリバーだ。向かい
合って数歩、小さな木製の椅子に彼女の姉、ルナサ・プリズムリバーは足を組
んで座っている。椅子は化粧台のものを使っているらしく窮屈そうにも見える
が、ルナサは特に気にする様子もない。対するリリカは何処か落ち着かないよ
うで、前髪や寝間着の裾を指でいじくりまわしていた。
「なんだか、やけにバタバタしてたわね」
 腰を下ろして一息し、ルナサが部屋を見回しながら言った。風呂から上がっ
たばかりなのか、いつも通りの眠たげな顔は微かに上気している。
「あははは、部屋が散らかってて、ちょっとね」
 愛想笑いとも誤魔化し笑いともつかない表情でリリカは姉に笑いかけた。彼
女の頬もまた、ほんのりと赤い色に染まっていた。
 リリカは姉の視線を気にしながらも、話を続けた。
「それで、ルナサ姉さんはなんの用? こんな時間に」

「あら、夜中に姉が妹の部屋を訪ねたらいけないのかしら……それとも、私に
も言えない隠し事をしてたとか」
 ルナサが意味ありげに目を細める。何かを面白がっているような、意地の悪
い表情。リリカはあたふたと首を振った。
「い、いや。隠し事とかじゃなくてさ。ほら、姉さんこの時間はいつもならお
風呂入ってるじゃん、だから」
「ふうん。リリカったら、私の入浴時間に随分と詳しいのね。リリカのえっち」
「そ、そんなんじゃなくてっ! だってルナサ姉さん長風呂なんだもん、だか
ら今くらいだったら、絶対お風呂入ってると思って……っていうかそもそも姉
妹なんだから、お風呂の時間くらい知ってるでしょ普通っ!」
 慌てて早口に返すリリカの頬が、一層赤みを増す。ルナサは彼女をからかう
のを楽しんでいるようだった。
「そんなに慌てなくてもいいじゃない。冗談よ、冗談。……だけどまぁ、リリ
カが慌てるのも分かるわ」

「冗談って……。はぁ……それで、なんで私が慌ててると思ったのよー」
 楽しげな姉とは対照的に、リリカは露骨に唇を歪めた。どうやらうんざりし
ているというアピールらしい。
「ふふ、だって、ねえ」
 ルナサは口元に手を当て、何か言いたげに妹を見た。まるで玩具を見つけた
子供のように、瞳を輝かせながら。
「……だってリリカは冗談じゃなくて、本当にえっちなんだもの」
 その一言で、リリカの肩がビクリと跳ねた。
「……え。何を」
「だって今も、している途中だったんでしょう?」
 続く言葉に、リリカの目が大きく見開かれる。話題の急変に表情が追いつか
ないのか、口にはまだ先程までへの字が張り付いていた。
「そ、それって、どういう……」
「あらあら、とぼけるんだ? 分かっているくせに」
 ルナサは口元に仄暗い微笑を湛え、もったいぶるように足を組み替えた。
 そして、言った。
「リリカは、オナニー、していたのよね」

 瞬間、場の空気が凍りついた。正確に言えば、この部屋で凍りついたのはリ
リカの表情だけだったが。
 ルナサは心底楽しそうな調子で続けた。
「ルナサ姉さんのおしっこの臭いきっついー、だったかしら。ふふ、ルナサ姉
さんに出るー、とも言っていたっけ……ね、リリカ」
 いつもより声のトーンが高いのは、声真似のつもりなのだろうか。ルナサの
唇の両端が、ニイと吊り上がる。彼女の顔に浮ぶのは、妹に対する優しいそれ
でも、余裕の証としてのそれでもない、サディスティックな笑い。
 その視線の先には、冷や汗をじっとりと滲ませたリリカの蒼白な顔があった。
「……み、見たの? さっきの、見てたの……? い……いつ、から……ど、
どうやって……」
 昏い笑みを浮かべたまま、ルナサは軽く首を傾げる。
「リリカったら、おちんちん擦るのに夢中で何も見えてなかったのね。洋服ダ
ンスの横から、顔だけ出していたのに」

「な……ッ!」
 リリカの血の気が引いて白かった顔に、さっと赤みが差した。それから一転、
鋭い目つきで姉を睨みつける。
「壁すり抜けて勝手に部屋に入るとか、覗くとかっ、そういうのは絶対やっち
ゃいけないルール違反だって、みんなで決めてたのに……! 一番最初にみん
なで……四人で決めたことなのにっ! それなのに姉さんは……っ」
「……ふぅん、ルール違反、ね。じゃあ、人の下着を勝手に盗んでオナニーに
使うのは、ルール違反じゃないのかしら」
「それ、は……」
「本当、リリカは賢い……いえ、狡賢い子ね。追い詰められても隙あらば被害
者のフリをして、私を悪者にするんだから……それもあの子のことまで持ち出して」
 依然として笑みを浮かべるルナサの口調は、今までと同じ落ち着いたものだっ
た。しかし妹を見る彼女の目には、僅かな侮蔑の色が見え隠れしていた。
「ぁ……! ね、姉さん、ちが、違うのっ、それは……」

「いつも言っているはずよ。冷静に、自分の境遇を考えてみなさい、って。頭
の良いリリカなら分かるでしょう? あなたはもう詰んでいるのよ。今更どう
やって言い繕っても、あなたは姉の下着でオナニーしていた変態なの」
「ぅ……ぁ……」
 リリカの目には、うっすらと涙が滲んでいた。ルナサは椅子から立ち上がり、
そのまま一歩一歩、震える妹の元へと歩み寄る。
「リリカはお調子者だし、すぐ私達をダシに使うけど……それでも本当は相手
を思いやれるいい子だと、思っていたのに、ねえ」
 姉の言葉は彼女の耳に届いていたのだろうか。リリカは変わらず顔を俯かせ
ている。そのすぐ隣にルナサは腰を掛けた。
「それもこれも……」
 ルナサの右手がついと、リリカの背中を回り込むように伸びる。リリカの口か
ら「あっ」と小さな声が上がるが、手の動きは止まらない。そのまま、寝巻の隙間に滑りこんで……。
「……この馬鹿ちんぽが悪いのよねぇ?」
 リリカの耳元で優しい声でそう告げながら、ほっそりと白い指が『それ』を握りしめた。

「ひゃぁああっ! ……な、何をっ」
「そんなの、お仕置きに決まってるじゃない」
 右手で妹の股間を弄りつつ、ルナサは空いた左手で寝巻きを下着ごと摺り下
ろす。座った姿勢のため完全に脱がすことは敵わないが、それでもすぐに、縮
こまった男性器がポロリと零れ落ちた。
「くすっ、出ちゃったわよ? リリカの可愛いおちんちん。さっきまで散々シ
コシコオナニーしてたから、先っぽからえっちな汁が溢れちゃって……本当に
雄臭い、酷い匂い。リリカのおちんちんの匂い、ね。ふふっ」
「〜〜っ! そ、そんなの仕方ないじゃん……! 姉さんだって、ぇ……」
「私の匂いが、どうかしたのかしら。あぁ、リリカは私のおしっこの匂いで発
情する変態だものね……ほら、もうおちんちんが膨らんできちゃった」
 ルナサの言う通り、くりくりと包皮越しに先端部を刺激された陰茎は、徐々
に鎌首をもたげ始めていた。その鈴口は餌を前にお預けをされた犬のように、
だらしなく涎を垂れ流している。

 何も言えず顔を真っ赤にする妹を前に、ルナサはすんすんとわざとらしく鼻
を鳴らした。
「大体、部屋にこんな匂いを篭もらせて、本当に誤魔化せるとでも思ったの。
きっとメルランも気付いてるんじゃないかしら……リリカがおちんちん擦るの
だぁいすきな、オナニー狂いだってこと」
「うぅ……そ、そんなこと、ぉおっ!?」
 リリカの口から、急に高ずった声が漏れた。彼女の股間で剛直を掴む手が、
根本まで一気に引き下ろされていたのだ。パンパンに腫れ上がり、それでいて
淡い桃色をした亀頭が、ぴょこりと顔を覗かせる。
「あら、剥けちゃった」
 ルナサは悪びれもせずそう言って、一瞬、何かを考え込むような顔をした。
「そうね、リリカは皮でするのが好きみたいだけど……たまには直接刺激して
あげなくちゃ、ね」

 ルナサの顔に、再びなニヤリと厭らしい笑みが浮ぶ。リリカは慌てて姉を止
めようとしたが、遅かった。透明な淫液に塗れた細い指が、つるんとした亀頭
をガシガシと擦り、磨き上げる。
「うぁあっ♪ そ、それっ、駄目ぇっ! 強すぎ、ぃいいっ♪」
「ねぇ、いつもの皮オナニーと、どっちか気持ちいいかしら?」
 口の端から涎を吹きこぼしながらも、リリカは首を横に振った。
「そ、そんなのぉ、言えな、ぁひぃいいっ♪」
 限界を超えた快感に、リリカの腰が後ろに引ける。だがルナサの手がそれを
追って動くだけで、快楽からは抜けられない。
 リリカは蕩けた表情で叫んだ。
「嘘、うそらからぁ♪ 言うっ言いますっ、ルナサ姉さんの手まんこのほうが
きもちい、きもひいいですぅっ♪」
「ふふっ、手まんこって……。リリカは本当におまんこが好きなんだから」
 そう優しげに微笑むルナサの手は、しかし緩むことなく動き続ける。いつの
まにか彼女の頬も、妹と同じくらい朱に染まっていた。

「ぉ……おまんこぉ、姉さんの、おまんこに射精ひたいよぉぉっ♪」
「だぁめ。これはお仕置きなんだから。……ほらっ、早くイッちゃいなさいっ」
 獣のように盛る妹を軽くあしらい、ルナサは右手のピストン運動を早める。
射精しようと夢中な肉棒から、幼い精を絞り尽くすために。
「やめぇっ♪ ほんと、ほんとにイッちゃうっへ♪ でひゃう、でひゃうのぉっ♪」
 舌を突き出しただらしない顔を晒しながら、リリカの身体がガクガクと震え
る。それでも、ルナサの手の動きは止まらない。
「いっ、イくっ、イくイくイぐっ♪ イっ、んぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♪」
 射精と共に、リリカは腰を見せつけるように前へと突き出した。雌の子宮に
子種を吐き出すための本能的な動き。突き出されたペニスはビクビクと跳ねな
がらながら、断続的に精を吐き出し続ける。
 だが、射精欲を満たされたリリカの満足気な表情は、即座に引き攣ったもの
に変わっていた。
 妹の吐精を赤い顔で眺めるルナサの手は、変わらず動き続けていた。

「ぃああああっ!? イっ、イッてるのぉ! イッへるからやめっ、やめてぇっ♪」
「だから、お仕置きって言ったじゃない。下着を盗んだり、姉妹でえっちした
いなんて思わないように、最期の一滴まで搾り取ってあげるんだから……ね、リリカ」
 そう妹の耳元で呟くルナサの顔には、あのサディスティックな微笑みが浮かんでいた。
(おわり)

おまけ

「ところで、どうしてメルランじゃなくて私の下着を選んだのよ」
「……。それは、その……っひゃいぃ!? 姉さ、やめっ、も……もげるっ! ちんちんもげちゃうぅっ!」
「いいから言・い・な・さ・い」
「わ、分かった、分かったから放してぇ……っ」
「はい」
「はーっ、はーっ……。うぅ……あの、姉さん? ちゃんと言うよ、言うけどさ……。
その前に、言っても絶対怒らないって約束して……?」
「はいはい、分かったからさっさと言っちゃいなさい」
「ぅ、うん……。だって、さ。メルラン姉さんのぱんつより、さ。ルナサ姉さんのぱんつのほうが、さぁ……」
「私の下着のほうが?」
「匂いが、濃かったからぁぁぁぁあああああああぁっ!?」
「……ねぇ、リリカ? 言いたいことはそれだけなのかしら?」
「ぅああっ、そ、そんな、怒らないって約束したのにぃっ! ぃひぃぃぃっ!
ちょ、無理、無理無理っ! もう無理だって一滴も出な……っらめぇぇぇぇぇぇぇぇええっ♪」

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