その一

幻想郷では良くある話なのだけど。
人里で小さな商店で働く僕は、ある日、守矢神社に参った。
そこで僕は初めて神奈子様と出会ったのだけど、
その時の反応が、明らかに、挙動不審で。後から聞いたら僕に一目惚れしたとの事だったらしい。
それ依頼僕が守矢神社に来る度、待ち伏せするように境内に居て、
他愛のない話から、偶に食事をとるようになったり、
夕餉の席で、諏訪子さんが、神奈子の事をよろしく頼むねーと、
神奈子様をからかうような発言をするようになった時は、
その神奈子様が顔を真っ赤にしてる事から、神様に想われている事に気付いた。

その二

人間と神様、身分不相応という言葉が浮かんだけど、
僕を前にした神奈子様の反応は、まさに、幻想郷の少女だった。
……少女だったはずだったのだけど。こうやって、二人きりの部屋で。
「す、好きだ!」
告白されてる僕の目の前には、
「私の御柱をもらってくれ!」
どう考えても、僕の何倍もある男の象徴が、目の前で先走りを垂らし鎮座してた。

その三

え、これちんこだよね?なんで僕の目の前にそれがあるの?
告白された喜びより、その戸惑いの方が大きかったけど、
「う……やっぱり駄目なのか……?
早苗に聞いたら、男への告白は、自分の肉棒を捧げる事ととか」
あの娘の常識はどうなっているんだろう。
それは違う、と訂正をする前に、神奈子様は行動に出てた。
僕の手に御柱をあててきた!
「ほら、お前を思ってこんなに熱く、昂ぶっているんだ」
せつなそうな顔でそんな事言われても、これはちんこだから。
……けど、神奈子様の顔を見てると、無碍に扱えなくて。
気が付いたら、その熱い思いを撫で始めている僕がいた。
「ふあぁぁああぁ♪だ、誰かに触られるのは初めてなんだ、優しくしてくれ♪」
可愛いと思っちゃ駄目なのに、抗えない魅力。
威厳ある神様が、僕に扱かれて、やらしく喘いでいるんだ。仕方無い。
……それに、神奈子様の御柱を見てると、僕もなんだか。

その四

気が付いたら僕は、神奈子様の股間に顔を近づけていた。
間近で見る太い茎は、カリ高で、色も綺麗で、僕を誘うように震えてる。
あれ、こんな趣味なんて無かったはずなのに。
「な……なんだ何をする気だ?」
肉茎越しに見える神奈子様の顔が、かわいい。
うん、しょうがない、全部神奈子様がかわいいのが悪い。
そう思って僕は、口を大きく開けた。
「あおぉぉおおぉおお!ま、待ってくれ、口でするなんて!
はぁあぁぁぁ♪お前の舌でまさぐられて、しゃぶられてる♪」
一度しゃぶってしまうと、何の抵抗も無くなってしまう。
かわいい神奈子様の、逞しいちんぽなら、いくらでも愛してあげられる。
「ひぃ♪もう無理だ♪おおおおぉぉ♪」
けど、肝心の神奈子様が全然もたなくて、びゅるびゅると精液が口の中に弾ける。
人と神様は違うのか、不思議な事にその精液は、美味しく飲めてしまった。
僕が天然の変態だった、という可能性は考えたくない。

その五

ナンデコンナコトヲシテシマッタノダロウ。
ふっと冷静になって、自分のした事に恥ずかしくなって、
顔をそむけていたら、突然、神奈子様が僕を倒した。
え、ちょっとそこは!?
「ここまでしたんだ……責任とってくれるよな?」
そう言って、僕の下を無理矢理に脱がして、御柱の先端をあそこに。
待って下さい神奈子様、そこは出る処で、入れる処ではありません!
「大丈夫♪神の御柱は誰でも幸せにする御柱だからな♪」
じゃあ僕が、気が付いたらフェラチオなんて真似をしていたのも。
その疑問を問う前に、僕の口から飛び出したのは、喘ぎ叫ぶ声だった。
神奈子様の太い肉棒が、硬く閉じられていた尻穴を、一気に貫く。
どう考えても裂けるはずなのに、神奈子様が言う神の力のせいか、
僕のお尻は抵抗無く、寧ろ喜ぶように、肉棒を受け入れる。
自分の下半身が、自分の物じゃなくなるくらい感じている。
女の子の様な声をあげて感じてしまった。

その六

お腹を圧迫する苦しさより、お尻の穴を熱い肉棒が、
出し入れされる気持ちよさの方が、勝ってしまう。
その上、神奈子様は僕を、対面座位で抱きしめながら、囁いてくる。
「はあ、好きだ♪好きだったんだ♪初めて会った時から♪」
尻穴をねっとり蹂躙しながら告白されたら、頭の中が蕩けてしまった。
座ってる状態から、大砲を放つように突き込まれる僕の肛門。
体が浮き上がる度、肉棒が中で擦れる。離れそうになる度、神奈子様は抱きしめる。
お互い抱きしめあってのセックスだけど、男と女のやる事が違う。
でもこの普通では無い快感と、神奈子様の暴走した愛情の前では、
幸せという言葉しか、思いつかなかった。
「ふあぁあぁぁああ♪出すぞ♪出すぞ♪私の御柱
お前に捧げるから、ああぁぁぁぁぁぁああ♪」
生まれて初めての直腸射精は、熱く中で弾けた。
体と体の間で擦られていた僕の物も、同時に達してしまった。

その七

その後、気絶してしまった僕は、翌日目覚めた時、改めて告白を受ける事になった。
今では守矢神社で、住み込みで働かせてもらってる。
四六時中愛する人と一緒に居られる。……とても良い事のはずだけど。
「な……♪ほら、もうこんな風になってしまった♪」
信者相手には見せない、僕しか知らない、神奈子様のかわいい顔と。
同じように、僕にしか知らない、布地に染みを作るくらいの御柱。
「はぁあぁあ♪ちょっと待って、なんだか今日は激しい……♪」
こんな爛れた毎日を送っていいのか、不安に思うのも事実だ。
「はぁぁいっちゃう♪んうううう♪」
……でも、これも全部神奈子様がかわいいのが悪い。そういう事にしておく。
それに、どれだけ倒錯的な行為の後には、最後に必ず。
「……好きだぞ♪」
お互いに、その事を確認出来るんだから。問題無いと思いたい。



(終)

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