神奈子様を敬った日
最終更新:ID:gSy613RVyQ 2011年09月19日(月) 23:33:19履歴
ここ守矢神社に僕が連れ込まれ、半月ほどになるだろうか。
僕を拉致…もとい召し上げた女神様は、その名を神奈子様という。
天を自在とし、風雨を能くし、山坂と池を司るという――つまりは偉い神様だ。
色々とあったけど、彼女は厳しくて、それ以上に優しいことが分かった。
強い意志と深い懐を持つ、いわゆる親分肌というやつだ。
母のいない僕にとって、そんな彼女と過ごした半月はとても新鮮だった。
そんなある日、僕は彼女の恩義に報いたいと思うようになった。
僕よりひと回りほど年上の巫女さんは、肩でも揉んであげて下さいと言った。
僕と同い年ほどに見えるもう一人の神様は、背中でも流してやりなと言った。
そして後者は妙に意地の悪い笑顔を浮かべていた…ような気がする。
かくして、僕は縁側でひとり月見酒に興じる神奈子様の肩を揉み。
一緒にお風呂に入ろうと提案して、盛大に噴き出され。
そして、今に至るのだった。
僕を拉致…もとい召し上げた女神様は、その名を神奈子様という。
天を自在とし、風雨を能くし、山坂と池を司るという――つまりは偉い神様だ。
色々とあったけど、彼女は厳しくて、それ以上に優しいことが分かった。
強い意志と深い懐を持つ、いわゆる親分肌というやつだ。
母のいない僕にとって、そんな彼女と過ごした半月はとても新鮮だった。
そんなある日、僕は彼女の恩義に報いたいと思うようになった。
僕よりひと回りほど年上の巫女さんは、肩でも揉んであげて下さいと言った。
僕と同い年ほどに見えるもう一人の神様は、背中でも流してやりなと言った。
そして後者は妙に意地の悪い笑顔を浮かべていた…ような気がする。
かくして、僕は縁側でひとり月見酒に興じる神奈子様の肩を揉み。
一緒にお風呂に入ろうと提案して、盛大に噴き出され。
そして、今に至るのだった。
これまで神奈子様とお風呂に入ったり、一緒に寝たりしたことはない。
その原因は遠慮や躊躇ではなく、神奈子様の気位の高さにあった。
「当たり前だろ。諏訪子じゃあるまいし、そんな目的で神隠しはしないよ」
髪飾りと鏡飾りを外しながら、どことなく不服そうに返答される。
では何の目的があったのか。そう訊くと神奈子様は
「ん…。あんたが寂しそうだったから……かね」
優しげな、どこか寂しげな目で、慈しむように、憐れむように僕を見た。
「ほんとはね、こういうえこひいきみたいなのは良くないんだけど」
装飾品を全て外し、するすると手際良く衣服を脱いでいく姿に、僕は見蕩れる。
「神様だって、たまにはズルをしたくなるのさ」
あっという間に下着まで脱ぎ終え、初めて晒された肌に釘づけになる。
「…? 先に行くから早く入っといでよ。背中、流してくれるんだろう?」
その豊満な、まろやかな後姿を見て、僕は漠然と自覚していた。
神奈子様に、母性とは別の何かを感じ取っていることに。
その原因は遠慮や躊躇ではなく、神奈子様の気位の高さにあった。
「当たり前だろ。諏訪子じゃあるまいし、そんな目的で神隠しはしないよ」
髪飾りと鏡飾りを外しながら、どことなく不服そうに返答される。
では何の目的があったのか。そう訊くと神奈子様は
「ん…。あんたが寂しそうだったから……かね」
優しげな、どこか寂しげな目で、慈しむように、憐れむように僕を見た。
「ほんとはね、こういうえこひいきみたいなのは良くないんだけど」
装飾品を全て外し、するすると手際良く衣服を脱いでいく姿に、僕は見蕩れる。
「神様だって、たまにはズルをしたくなるのさ」
あっという間に下着まで脱ぎ終え、初めて晒された肌に釘づけになる。
「…? 先に行くから早く入っといでよ。背中、流してくれるんだろう?」
その豊満な、まろやかな後姿を見て、僕は漠然と自覚していた。
神奈子様に、母性とは別の何かを感じ取っていることに。
「へえ、なかなか上手じゃないか。その調子で続けとくれ」
渡された手拭いを泡立て、神奈子様の背中を懸命に擦る。
白くて、柔らかくて、すべすべで。男の僕とは何もかもが違う肌だ。
「ふふん、随分ませてるじゃないか。その若さで女の肌を評価とはねえ」
…ひょっとして怒らせただろうか。しかしその声音に怒気はない。
むしろ若者をからかうような、年上の余裕に満ちていた。
「はい、ご苦労さん。流してとくれ」
桶に汲んだお湯が、体の曲線に沿って泡と共に流れ落ちる。
その様を眺めていると、何だか、とても――
「さて、じゃあついでに髪もやってもらお…うか、ね………」
肩越しに振りむいて、神奈子様が凍りつく。
何しろ、彼女の眼の前に突き出されているのは、はち切れそうな肉の若芽。
「あ、あんた……なんで……」
神奈子様はまるで蛇に睨まれた蛙のように、身を竦ませ震えていた。
渡された手拭いを泡立て、神奈子様の背中を懸命に擦る。
白くて、柔らかくて、すべすべで。男の僕とは何もかもが違う肌だ。
「ふふん、随分ませてるじゃないか。その若さで女の肌を評価とはねえ」
…ひょっとして怒らせただろうか。しかしその声音に怒気はない。
むしろ若者をからかうような、年上の余裕に満ちていた。
「はい、ご苦労さん。流してとくれ」
桶に汲んだお湯が、体の曲線に沿って泡と共に流れ落ちる。
その様を眺めていると、何だか、とても――
「さて、じゃあついでに髪もやってもらお…うか、ね………」
肩越しに振りむいて、神奈子様が凍りつく。
何しろ、彼女の眼の前に突き出されているのは、はち切れそうな肉の若芽。
「あ、あんた……なんで……」
神奈子様はまるで蛇に睨まれた蛙のように、身を竦ませ震えていた。
僕だってこの器官のもうひとつの役目くらい、寺子屋で習って知っている。
なのに、ずっと年上の神奈子様が、何故こうも驚いているのか。
「い、いや……だってあんた、五倍くらいになってるじゃないか……」
何だかおろおろしている。僕は急に罪悪感にかられ、泣きたくなってきた。
あの神様の勧めとはいえ、一緒に入浴など我が儘を言うべきではなかったのだ。
「……ああ、そういうことかい。諏訪子の奴、いらないことを…」
溜め息を小さく吐くと、神奈子様は。
「ま…まあ、あんたに悪気はないだろうし…。このままってのも可哀想だ」
洗髪料を頭にかけると、座ったまま僕の方に向き直り、両手で頭を掴ませて。
「頭の洗い方は知ってるだろ? 背中のついでに頼むよ」
何だか熱でぼうっとしたような目で頼まれ、僕はぎこちなく手を動かし始める。
「そうそう、その調子だよ。こっちは私が綺麗にしてやるから、さ……」
良く分からないことを言われて首を傾げようとして、その顎先が跳ね上がる。
未知の感覚。僕のちんぽは、すっぽりと神奈子様のお口に包まれていた。
なのに、ずっと年上の神奈子様が、何故こうも驚いているのか。
「い、いや……だってあんた、五倍くらいになってるじゃないか……」
何だかおろおろしている。僕は急に罪悪感にかられ、泣きたくなってきた。
あの神様の勧めとはいえ、一緒に入浴など我が儘を言うべきではなかったのだ。
「……ああ、そういうことかい。諏訪子の奴、いらないことを…」
溜め息を小さく吐くと、神奈子様は。
「ま…まあ、あんたに悪気はないだろうし…。このままってのも可哀想だ」
洗髪料を頭にかけると、座ったまま僕の方に向き直り、両手で頭を掴ませて。
「頭の洗い方は知ってるだろ? 背中のついでに頼むよ」
何だか熱でぼうっとしたような目で頼まれ、僕はぎこちなく手を動かし始める。
「そうそう、その調子だよ。こっちは私が綺麗にしてやるから、さ……」
良く分からないことを言われて首を傾げようとして、その顎先が跳ね上がる。
未知の感覚。僕のちんぽは、すっぽりと神奈子様のお口に包まれていた。
腰から下の肌が泡立つ。自然と踵が浮いてくる。
手を動かして髪を洗うどころではない。それほどに異常な感覚だった。
「ん、ちゅる、はむ……んむ、くぷ、くぷ……」
唇に包皮を剥かれて露出した亀頭を、ぬるぬるの舌先が這い回る。
唇に締め付けられるたび体が痺れ、手はおろか指先にすら力が入らない。
「ふぅ…。あの、気持ちよくなかったかい…? 私も随分とご無沙汰でねぇ…」
真っ赤に充血したちんぽを申し訳なさそうに眺め、次いで裏筋に舌を這わせ。
もはや立っていられず尻餅をついた僕に、頭を流した神奈子様が覆い被さる。
「なあ…。あんたは私のこと、好きかい?」
小さく頷いて、それから、何故か急に恥ずかしくなって赤面する。
「私もだよ。あんたが愛おしくて仕方がない。あんたはまだ童だけど――」
神奈子様のお顔は真っ赤で、それでいて何とも嬉しげな笑みを湛えて。
「――この場で男にしてやるよ」
猛り狂った僕を優しく抱き締めて、幾度も幾度も、時間をかけて鎮めてくれた。
手を動かして髪を洗うどころではない。それほどに異常な感覚だった。
「ん、ちゅる、はむ……んむ、くぷ、くぷ……」
唇に包皮を剥かれて露出した亀頭を、ぬるぬるの舌先が這い回る。
唇に締め付けられるたび体が痺れ、手はおろか指先にすら力が入らない。
「ふぅ…。あの、気持ちよくなかったかい…? 私も随分とご無沙汰でねぇ…」
真っ赤に充血したちんぽを申し訳なさそうに眺め、次いで裏筋に舌を這わせ。
もはや立っていられず尻餅をついた僕に、頭を流した神奈子様が覆い被さる。
「なあ…。あんたは私のこと、好きかい?」
小さく頷いて、それから、何故か急に恥ずかしくなって赤面する。
「私もだよ。あんたが愛おしくて仕方がない。あんたはまだ童だけど――」
神奈子様のお顔は真っ赤で、それでいて何とも嬉しげな笑みを湛えて。
「――この場で男にしてやるよ」
猛り狂った僕を優しく抱き締めて、幾度も幾度も、時間をかけて鎮めてくれた。
その夜、僕は神奈子様の寝室にいた。
布団の上で胡坐をかいた神奈子様の肩を、一心不乱に揉んでいた。
「…ん、いい具合だ。その調子だよ」
神奈子様は浴衣姿。その袷からは、胸の谷間が一望できる。まさに絶景だった。
そして母のない僕にとって、それは欲情よりも憧憬の対象だった。
「ご苦労さん。もういいよ」
ごろり、と布団に横たわると、神奈子様はそのふくよかな胸を自ら露わにし、
「おいで。ぎゅってしてやるから」
そうして両手を差し出し、僕は吸い込まれるように、その中へ。
「あんたの敬意、信心、受け取ったよ。…ま、悪気もないようだしね」
聞けば今日は敬老の日といって、年輩の方に感謝する祝日であるという。
悪意あって祝おうものなら、尻にオンバシラをぶち込んでいた――らしいが。
「あんたのちんぽも甘えたがってるよ。たくさん甘えにおいで……ね?」
敬老の日の夜。僕は神奈子様に抱き締められながら、幸せに浸るのだった――。
布団の上で胡坐をかいた神奈子様の肩を、一心不乱に揉んでいた。
「…ん、いい具合だ。その調子だよ」
神奈子様は浴衣姿。その袷からは、胸の谷間が一望できる。まさに絶景だった。
そして母のない僕にとって、それは欲情よりも憧憬の対象だった。
「ご苦労さん。もういいよ」
ごろり、と布団に横たわると、神奈子様はそのふくよかな胸を自ら露わにし、
「おいで。ぎゅってしてやるから」
そうして両手を差し出し、僕は吸い込まれるように、その中へ。
「あんたの敬意、信心、受け取ったよ。…ま、悪気もないようだしね」
聞けば今日は敬老の日といって、年輩の方に感謝する祝日であるという。
悪意あって祝おうものなら、尻にオンバシラをぶち込んでいた――らしいが。
「あんたのちんぽも甘えたがってるよ。たくさん甘えにおいで……ね?」
敬老の日の夜。僕は神奈子様に抱き締められながら、幸せに浸るのだった――。