1

一切の日の光が差し込まず、昼夜の区別もつかない地下室。
照明の光がぼんやりと室内にいる私と彼の姿を照らし出す。
「良く似合ってるよリリー」
私・・リリーホワイトは人間によってこの地下室へと監禁されていた。
服は全て脱がされ、さらに腕や脚、そして首は鎖で繋がれている。
「帰して・・帰してください・・・」
「駄目だよ、リリーはこれからずっと僕の傍で暮らすんだから・・・」
彼は顔を近づけて私に口付けする。
身を捩って逃れようとしても鎖で拘束された身体ではどうしようもない。
「ひっ・・んぅっ・・んん!」
「ちゃんと飲み込んでね」
口の中を舐め回され、さらに唾液を喉奥へと流し込まれる。
吐き出そうとしても唇が塞がれていてはそれもできず、大人しく彼の唾液を飲み下すしかなかった。

2

「ぅ・・ぁ・・・やめて・・」
「そんなに嫌なんだ。それなら挿入れるのだけはしないって約束するよ」
キスの後、許しを請う私に彼は貞操だけは守ると言った。
私は半信半疑ながらも僅かな希望に縋り付くように尋ねる。
「本当・・ですか・・・?」
「うん、本当だよ。セックスまではしないから安心して」
彼の言葉に私は少しホッとする。
身体を弄ばれても、貞操だけは無事なら・・・。
「でもリリーが自分からセックスしたいって頼んで来たら話は別だけどね」
「・・・っ! そ、そんなこと絶対にしません!」
安堵したところに冷や水をかける彼を睨み付け気丈に返事をする。
とにかく、逆らうことも逃げることもできない私は貞操は守るという彼の言葉を信じるしかなかった。

3

「今から永遠亭で貰ってきた媚薬を塗ってあげるからね」
彼は筆と透明な液体が入った瓶を持ち出してきた。
筆先を瓶に入れてたっぷりと液体を含ませる。
「まずは可愛いお臍からだよ」
「ひっ、ひぃぃっ!?」
お臍の周りを筆がなぞった瞬間、ぞくぞくっ!とした感覚が身体を走った。
くすぐったいだけではない、甘く切ない感覚。
「永遠亭の媚薬はすごいでしょ。身体のどこに塗ってもその部分を性感帯にしてくれるんだよ」
「やめっ・・! ひゃぁあん!」
筆がお臍の窪みの中に入り込み奥の部分に突き当たる。
媚薬の染み込んだ筆先がそこを刺激する度にお臍が熱くなり身体から力が抜ける。
「やめて・・やめてください・・・! お臍をそんなにされたらおかしくなっちゃいます・・!」
「お臍だけでそんなに感じてくれるなんてリリーはいやらしい娘だね。もし胸や割れ目に媚薬を塗ってあげたらどうなるのかな」
塗った部分を性感帯に変えてしまう程の媚薬。
お臍でこれなら、乳首やオマンコなどの元々性感帯である部分はどうなってしまうんだろう・・・。

4

「それじゃあ胸に媚薬をたっぷりと塗ってあげるね」
「だっ、駄目・・・ひゃぁぅっ!」
ついに胸への筆責めが始まり、円を描くように胸の輪郭を筆がなぞっていく。
その軌跡は少しずつ小さくなっていき、胸の中心へと近付いていく。
「そんなに胸をぷるぷると震わせるなんて、やっぱりリリーは胸を責められるのが楽しみだったんだね」
「ち、ちがっ・・! ひぃいぃぃいぃいぃん!」
筆先のむず痒さと媚薬による甘い疼きに思わず身を捩らせるけど、それによって胸がぷるんっと震えてしまい彼の劣情をさらに掻き立ててしまう。
そんな私をさらに追い詰めるように筆がピンク色の乳輪に到達する。
「ふぅうぅぅぅぅうぅううぅぅぅぅ!」
「周りをなぞられただけでリリーの可愛い乳首硬くなってるよ」
乳首の周りの乳輪を筆がじっくりと撫で回す。
直接弄られたわけでもないのに私の乳首はそれだけで硬く尖ってしまう。
「次は直接こしょこしょするよ。ほらっ」
「っっ!? ひぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁあああぁ!!」
そして、ついに乳輪を焦らすように撫でていた筆先がふぁさっと勃起した乳首を包み込んだ。

5

「くひぃいいぃぃぃぃいぃいぃ!」
「ほらほらっ、勃起乳首に媚薬を塗り塗りされるのすごいでしょ」
媚薬をたっぷり含んだ筆が乳首をしゅっ、しゅっと刷いてくる。
それだけで身体の芯まで痺れるような快感が走って心が折れそうになる。
乳首は媚薬のせいで痛いほどに尖ってしまい、それを筆の無数の毛先で弄られるのは苦痛にも近い快楽だった。
「リリーの乳首はとっても苛めがいがあるね。・・・ふぅ〜〜〜っ!」
「んひぃぃぃいぃ、ひぃいぃぃぃいぃぃっ! やだぁぁぁぁ!」
感度の高まった乳首は息を吹きかけられただけでも耐えがたい快楽で疼いてしまう。
筆と息での二重責めはあっという間に私を絶頂近くまで押し上げていった。
だけど―――
「そろそろイキそうだから休憩させてあげるね」
「・・・・・・・・え・・なん・・で・・?」
絶頂に達する寸前、彼は筆を乳首から離して息を吹きかけるのも止めてしまった。
突然のおあずけに私は困惑する。

6

「イクのはおあずけだよ。リリーがアクメを味わえるのは僕のおちんちんで膣を掻き回される時だからね」
「そ、そんな・・・約束がちが・・・っぁあぁぁぁああ!」
抗議する私を黙らせるように再び筆が乳首を襲う。
「僕が約束したのはリリーが自分から望んだりしない限りセックスはしないってことだけでしょ。つまり、イキたかったらセックスさせてとリリーが言うしかないんだよ」
「う・・ぅうぅうぅぅうぅっ、くぅうぅぅうぅ!!」
筆が小さく円を描くように乳首を嬲り、そして絶頂が近くなったらまた離れる。
それが何度も何度も繰り返され、絶頂したいという欲求を増幅させていく。
「あははっ、こっちは”早くおちんちん挿入れて”って言ってるみたいにひくついてるよ」
「っきひぅううぅうぅううぅうぅぅうぅ!?」
乳首を責めていた筆が不意に割れ目を撫で、私は悲鳴を上げる。
筆の刺激と媚薬のせいで、自分の意思と関係無く秘裂がくぱぁっと口を開いてしまう。

7

「下の口みたいに素直になれば今すぐにでもリリーをイかせてあげるのになぁ」
「ぜ、絶対・・に・・! 絶対に挿入れてなんて言ったりしませんぁああああああ!?」
反抗の言葉を封じるように再び割れ目を筆が撫で上げ、私は悶絶しそうになる。
絶頂に届きそうで届かない絶妙な加減で責めが続き、理性が鑢で擦られたように勢いよく削られていく。
「んやぁあぁぁぁあぁあぁあぁ!! やだぁぁぁぁぁああぁ、もう嫌ぁあぁぁぁあぁ!」
「泣いてもイかせてあげないよ。ちゃんと僕のおちんちんでオマンコを掻き回されてアクメしたいって言わないと」
貞操だけは絶対に守り通すと自分に言い聞かせても、媚薬で熱くなった身体は『くだらない意地なんて捨てて彼のおちんちんでこの疼きを鎮めてほしい』と訴えてくる。
筆が割れ目を撫でる度に身体からの訴えは強くなっていき、もう耐えるのは限界だった。
「ほら、リリーが素直になってくれさえすればすぐにでもイけるんだよ」
「ぅ、ぅうぅうぅぅぅうぅううぅうぅううぅ・・・・・!!」
挿入れてくださいと言えば今すぐにでもこの焦れったい感覚から逃れて思う存分イかせてもらえる。
筆と媚薬で理性を削り取られた私には、もうその誘惑に抗うことはできなかった。

8

「い、挿入れて・・セックスしてください! リリーのはしたないオマンコをあなたのおちんちんでぐちょぐちょに掻き回してイかせてください!」
ついに私は恥も外見も捨てて、彼の思惑通りにセックスを望んでしまう。
鎖で繋がれた脚を大きく開いて、焦らし責めで蕩けきった割れ目を晒しながらおちんちんを求める。
「よく言えました。それじゃあリリーの初めてをたっぷり味わわせてもらうよ」
「はやく・・はやく・・・! っ、ぁああぁぁあぁあぁぁあぁ・・・!!」
彼は服を脱いで、勃起して我慢汁で照り輝くおちんちんを取り出し私の割れ目にあてがった。
そしてずぶずぶずぶぅっとゆっくり膣内へと先端を埋めていく。
「うわあ・・・すごく締め付けてくるよ。リリーは初めてだけど痛くない?」
「気持ち・・良い・・・! 気持ち良いです・・! 初めてなのに気持ち良過ぎて変になっちゃいます・・・!」
おちんちんが処女膜を破り、肉襞を掻き分けて奥に入ってきても痛みは全くなかった。
熱く硬いおちんちんが中でピストン運動する度に甘い感覚が身体全体に広がっていく。

9

「イッちゃうぅぅ・・イッちゃいますぅうぅぅう・・・! あっ、ぁ、ぁああぁあん!!」
今まで焦らされた分、快楽への耐性が無くなった身体はすぐに絶頂へと到達する。
心地良い快楽が頭を塗り潰して他のことは何も考えられなくなってしまう。
「はぁっ・・はぁっ、ぁああぁぁああああん!? やっ、まだイッたばかりなのに・・!」
「遠慮しないでいいよ。散々焦らしたお詫びに何度でもイかせてあげるからね」
絶頂の余韻に浸る間も与えず、彼は腰を動かし続けて再び私を絶頂へと追い立てる。
おちんちんが肉襞を掻き分け、抉り、擦り上げて膣の形を変えていく。
「あはぁあああんっ! そんな、っに、されたら・・私のオマンコ、あなたのおちんちんの形になっちゃうぅぅぅ!」
「リリーのオマンコをおちんちんで整形して、僕だけの肉オナホにしてあげるよ」
性交によって押し広げられた膣は彼のおちんちんにフィットする形になっていく。
まるで互いの性器が繋がっているのが自然な状態であるかのように。

10

「あ・・・ひ、ぁああああぁぁああぁあああああぁあ!!」
「オマンコをおちんちんの形に整形されながらイくなんてリリーは本当にいやらしいね。肩書きを春告精から春売精に変えた方が良いと思うよ」
整形された私の膣内は初めからそうであったかのように彼のおちんちんがぴったり嵌る形となってしまった。
完全に彼のための肉オナホとなった膣は悦ぶようにおちんちんに絡み付いて絶頂を貪る。
「リリーが僕のおちんちんにぴったりの肉オナホになった記念に精液をたっぷり注ぎ込んであげるよ」
「っ・・・!? 駄目っ、駄目ぇっ! そんなことされたら妊娠、っんんぁあああぁああああぁぅ!」
中出しと妊娠への嫌悪感で一瞬快楽から覚めて逃れようとするが、身体を鎖を拘束されているので全くの無駄であった。
そして抵抗を封じるように彼は腰の動きを激しくしてラストスパートをかける。
「出すよっ! 全部残さず受け取って!」
「ぁ・・・・・ぁひぁああああぁあぁぁぁあぁぁぁ!!」
最後は膣の最奥におちんちんの先端を押し付け、一滴残さず精液を子宮に流し込んできた。
どろどろに溶けた鉄を注ぎ込まれたような熱さが子宮を満たした後、堪らなく心地良い快感が身体も心も支配する。

11

「・・・ふぅ。これだけ注ぎ込めばちゃんと妊娠するよね」
「ぁ・・んんぅ・・・・ぁ・・ぅう・・・・」
ずるりとおちんちんが引き抜かれると、栓を抜かれたように精液がどろっと割れ目から漏れ出す。
しかし、今の私はその光景に嫌悪感を抱くどころか『漏れ出した精液がもったいない』と感じていた。
「女の子が生まれたらリリーのように僕の肉オナホにして、男の子が生まれたらリリーのための肉バイブとして調教しよう。楽しみだね」
「・・・・・は・・ぃ」
彼は精液が詰まった私の下腹部を優しく撫でながら、将来の子育てについて楽しそうに話す。
私はそれを聞きながら快楽の余韻に浸る。
これからずっと続くであろう肉オナホとしての性活に想いを巡らせながら・・・。

END

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