1

「儀式の人手が足りない…ですか?」年の暮れも近づいてきたというある日のこと、守矢神社内の一部屋で東風谷早苗は射命丸文にそんな話を持ち掛けられていた。
「ええ、そうなんです…」射命丸文は普段の快活さとは程遠い、妙にしどろもどろとした口調だ。態度も神社に来た時からずっとよそよそしい。まるで言いたくないことを渋々相談しに来たような面持ちだ。
「一年の間、分野に関わらず特に高い成果を出した若い天狗達に、お偉方から褒賞を与えるという儀式なのですが…その施しというのがですね…その…」文はもじもじしたまま続きを話そうとしない。
「文さんにしては変に口が進まないですね。その褒賞とやらが何か問題なのですか?」
「問題も何も…褒賞というのは、“私”、いえ“私たち”なのですよ」文は意を決したように目をつむりながらそんな事を言う。

2

「文さんが…?」「はい…もともとはお偉方が若い娘を囲いお楽しみに耽っていたのを若者達にも分けてやろうなんて言い出したのが始まりでして…先ほど申し上げた通り、高い成果を出した若い雄の天狗達に女性を当てがってやろうという儀式なんですよ…」文は柄にもなく顔を赤くしている。
「偉い方達のご指示で、文さんは男の天狗と、その…するということですか?」早苗も顔を赤くしながら文の話を確認する。
「しかもそのお偉方が集まっている前でですよ…女性の方は持ち回りで担当しているのですが、私はもう二十回目なんですよ…衆目の中でするというのは何度やっても慣れません…」
文はなんてこともなく言っているが、彼女も彼女で既に二十回近く若い雄天狗のお慰みになっているみたいだ。天狗の社会にそんな風習があるだなんて、と早苗は他人事みたいに思ったが、急に最初の文の話を思い出した。

3

「人手が足りないって言ってましたけど…」「ええ、今年はどういうわけか褒賞を受ける若い雄が多く、受け持ちの女性の天狗が一人分だけ足りないのですよ…他の天狗達はどうしても仕事の関係で入る事ができなくて…」
「ま、まさか…」「えぇ、そうなんです。お偉方が、それなら守矢神社の若い巫女がいるじゃないか、って…こんな事言うのは心苦しいのですが、早苗さん、その儀式にどうしても必要な“施し”をやっていただけませんか…?」
「で、でも“施し”って…!その、男の人に、あれこれ…」
顔見知りに、突然男に抱かれてくれと言われ動転する早苗。若い女性ならば当然の反応だろう。
「勿論嫌ならば断わっていただいても…と言いたいのですが、上層部の方達はこの山でも高い権力を持っています。私としてはそんな方達に逆らうわけにもいかず…本当にこんなばかばかしい事をとは思うのですが、どうか…」

4

珍しく頭を深々と下げて必死に頼み込む文。しかし、文にそんな態度をとられたからと言って簡単に首を縦に振れるような頼みではない。いや、早苗としては誰を何を言われても頑として受け入れないつもりだった。しかし、
「別にいいではないか。聞き入れてやったらどうだ」突然諏訪子と共に現れた神奈子が文の提案を受け入れようとした。
「か、神奈子様…!いくらなんでもこんな頼みは…!」早苗は無論抵抗する。自身の純潔がかかっている話なのだ。本気になって当然だろう。
「年々と続く儀式というのはそれなりに神聖さを帯びるものだ。たとえ内容が何であっても欠けが出てはいいものではないだろう。それに、お前も妖怪の山の神ならば天狗の頼みくらい聞き入れておやりよ」神奈子はなんてことのないように言う。女としての倫理観より、神として儀式の大切さを説く姿勢に早苗は肩を落とす。

5

「まぁ、正式な儀式として続いているんだ。余程眉をひそめるような事はやりゃしないだろう。早苗も楽しませてもらってきたらいいさ。」諏訪子は完全に楽しんでいる口調だ。もはやこちらの抗弁は聞き入れてくれないだろう。
「わ…わかりましたよ…文さん、その、変な事はしないんですよね?」早苗は悲しそうな目で文を睨みつける。
「も、勿論ですっ!所詮儀礼的なものですから!早苗さんが思うほどひどい事にはなりませんよ!」文は話が通ったことで非常に嬉しそうな様子だ。余程上層部の天狗が恐ろしいのだろう。その反応が余計早苗を不安にさせるのだった。
こうして、守矢神社の巫女であり、現人神の東風谷早苗は若い雄天狗の慰み者になる事が決まったのだった。

6

時は飛んで儀式当日、早苗は文の案内で天狗の屋敷に通されていた。守矢神社よりも立派な屋敷の一部屋に、早苗と文、そして他の“施し役”である九名の女性の天狗、総勢十一名が揃っていた。他の天狗も文と同年代の年若い少女に見える。全く乗り気ではないが、お偉方の指示なのだから手早く済ませてしまおうという感情が全員の顔に現れていた。
「私たちの衣装はこちらになります。早苗さん、ここで着替えてください」
早苗は文に衣装の一式を手渡される。非常に薄い白い布地の衣装だった。
周りを見れば他の女性の天狗達は既に着替え始めている。女性だけという事もあってか誰もなんの遠慮もなく服を脱ぎすて、乳房や股間を露わにしていた。
「そ、それじゃ…」早苗も仕方なく服を脱ぎ捨てる。小学生高学年の頃から育ち続けている豊満な乳房を晒すと、隣で全裸になっていた文が「あやや…」と感嘆の声を上げる。早苗の乳房は天狗の中でも非常に大きく映るようだ。その時、早苗は文の裸体を見て気づくものがあった。

7

「文さん…そんなに胸大きかったでしたっけ?」早苗は文の乳房をいぶかし気に睨んでいる。早苗が記憶している文の肉体は、尻から太腿にかけては肉付きがよいものの、上半身は慎ましやかだったはずだ。しかし、今の文は早苗にも負けず劣らずな豊かな乳房をその胸にぶら下げていた。
「あぁ、これですか…上の指示で、今日の“施し”のために体を整えてきたのですよ…ほら、妖怪はそのあたりなんとでもなりますから…」こんな塊の何がいいのですかねぇと唇を尖らせながら、この日の為に膨らませてきた自身の乳房を掬いあげている。全員が着替え終えると、早苗は今の自分の格好に顔を赤らめていた。「肌が見えすぎじゃないですか…?」上半身は襟が大きく開いているせいで谷間がしっかりと確認できるし、肩と袖が紐で縫われているせいで腋が丸見えになっている。下半身は脇が大きく切り取られており、股間と尻を隠すだけの布が垂れさがっているような状況だ。服がはだけない様に細い帯を巻いてはいるが、男の手にかかればすぐにほどけてしまいそうだ。勿論下着などつけていない。

8

「元は夜伽用の服だったのですよ…いつでも殿方に体を捧げられるように、という用途で使われていましたから…」豊満に仕上げた乳房と元より肉付きのよいふとももを晒しながら、文は申し訳なさそうに答える。どんな辱めにも耐える気でいた早苗だったが、淫らな装束のせいで早くも心が折れかけていた。こんな服を着ていると、まさしく自分というものの存在が男を悦ばせるための存在である事を印象付けているようだった。胸も尻もふとももも、自分の意志とは関わらず勝手に肉体が育っただけであるというのに。
部屋の外から「時間になりました」との声がかかり、十人の女性たちは一斉に部屋から出る。全員が早苗と同様、体の線がよくわかる薄手の衣装を身にまとっており、自身の「女」としての肉体を周囲にあからさまに見せつけていた。
案内役についていくまま廊下を歩いていくと、早苗と他天狗達は木張りの床に覆われた広い空間に出た。部屋の中心は舞台のように一段高くなっており、そこには既に十一名の男性の天狗達が正座で女性たちを待っていた。その周囲には上層部であろう、壮年の天狗が座している。いよいよ訪れるその瞬間を思い浮かべ、早苗は唾を飲み込んだ。

9

女性の天狗達は壇の上に登り、自らの相手役と向き合うように座った。もちろん、早苗も今から自分がご奉仕する天狗の前に正座になっている。早苗と同様、薄い白の無地の袴を着た、見た目には早苗と同年代に見える天狗だった。顔は美形と言って差し支えないだろう。醜男だったらどうしようと内心思っていた早苗は少しだけ安心していた。
進行役を務める年老いた天狗が何か喋っているが、早苗は半分聞き流していた。今から自分が行う施しの方が、早苗にとっては重要な問題だった。
その内老天狗の話が終わったようで、早苗たち女性陣の前に盃に入った液体が差し出される。文から聞いていた段取りでは、捧げ物となる女性たちの身を清める酒だったと聞いた。
 隣の女性たちが次々と酒を口に運ぶのを見て、慌てて早苗も盃を両手で取り一息で酒を飲み干す。
(くぅ…結構強いお酒ですね…あ、でも体が暖かくなってきたかも…♡薄手の服で寒かったからありがたいですね…♡)
そのお酒には、精力剤として使われる薬草を漬け込んでいた事により強い催淫作用が含まれていた事を早苗は知らなかった。

10

次に、雄天狗の前に木桶に入った液体が差し出させる。文から聞いた話では、儀式に臨む男女の肉体の穢れを払う清めの水と聞いた。
(確かあれで体を清めるんでしたね…、あれ、でもどうやって清めるんだっけ…♡)酒の効果で頭がぼんやりとしていた早苗は、文から聞いていた段取りを思い出せずにいた。そのせいで、突然自分の体にひんやりとした感触が伝わった時に「ひゃうんっ♡」と驚きの声を上げてしまった。
何事かと感触が伝わった方を見れば、相手役の雄天狗が早苗の腕を液体で濡らした腕で撫でまわしている。清めの水は不思議と粘性を持ち、早苗の腕にはとろりとした液体が垂らされて袖の部分が完全に透けていた。
(あぁ、そうだった…♡殿方がその手で私たちの体に清めの水を塗り付けていくんだった…♡あっ、でもこの水、なんかとろとろしてて変に気持ちいい…♡)

11

左腕は清めの水によって完全に清められたようであり、雄天狗は続けて早苗の右腕を持ち上げて清めの水を塗り付けていく。
清める順番は決まっているようであり、周りの雌天狗達も同様に右腕に清めの水を塗りたくられている。早苗と同じように、清めの水のひんやりとした感覚と男に腕を撫でられる感覚でむず痒そうな表情をしていた。
(文さんのあんな顔初めて見た…♡私と同じように気持ちよくなっているのかな…♡)
右腕のお清めも終わり、雄天狗は手ですくった清めの水を早苗のふとももに垂らしてゆく。正座したままのむっちりとした太腿の隙間に清めの水が流れ込み溜まっていった。
雄天狗はそのまま早苗の太腿に手を添え、ゆっくりと清めの水を伸ばしていく。
(あっ♡ふともも触られるとぞくぞくってしちゃう…♡)雄天狗は早苗の脚を崩させ、ふくらはぎから足の指先にいたるまで丁寧に清めの水を塗り込んでいった。手でわっかを作り、早苗の太腿全体を揉むようにして清めていくと、早苗の息は少しずつ荒くなっていった。
(だめっ♡だめっ♡太腿の内側まさぐられるとぞくぞくってしちゃう…♡)

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脚のお清めが終わると、雄天狗は早苗の方から背中にかけて清めの水をかけ流し、マッサージをするように早苗の方と背中を清めていく、雄天狗の手は少しずつ下に移動していき、ついに早苗の尻に清めの水で濡れた手が届いた。
(私のお尻、もみくちゃにされちゃってる…♡)雄天狗の両手で尻をまさぐられている感触を早苗は楽しんでいた。既に早苗の体から緊張や嫌悪感は抜けおち、ただただ肉体を弄られる感触を愉しむだけであった。それは他の雌天狗も同じであり、視界の先にいる文も尻をまさぐられながら気持ちよさそうな表情を浮かべていた。
尻のお清めも終わり、早苗は再び正座にさせられる。腕、脚、背中と続き、まだお清めが終わっていないのは上半身の前側、つまり乳房がある箇所だけだった。

13

(とろとろとした液体が胸にかかってる…♡)早苗の胸に清めの水がかけられていく。谷間に水が溜まっていき、装束が清めの水によって透けたことで乳首がうっすらと浮かび上がっていた。
(こんなにたくさんの男たちがいる前で…私のおっぱい透け透けになっちゃった…♡でも、これが私の役目なんだから仕方ないよね…♡)
雄天狗は早苗の正面に立ち、両手で早苗の乳房に清めの水を塗り込んでいく。粘り気のある水の感触と男の手でまさぐられる感触によって、早苗は今までにない快感を味わっていた。
「ん…んう…んっ♡」出来るだけ息を殺していた早苗だったが、我慢できず悦びの声を上げてしまった。しかし、それは早苗だけの話ではなく、いつしか大部屋内には乳房を揉まれてよがる雌天狗達の声が響いていた。
「あんっ…♡きゃっ♡うぅん♡んっ♡んっ♡あぁん…♡」文を含め十人の雌天狗の嬌声が早苗の耳にも届く。

14

乳房のお清めが終わり、雄天狗の手は早苗の腹、そしてその下へと続く。
(えっ?えっ?♡もしかして…“あそこ”もですか…♡)
雄天狗は早苗の太腿を開かせ、布一枚で隔てられた股間に手を伸ばす。液体まみれの手で、布の上からくすぐるように早苗の股間に清めの水が塗り込まれる。
「きゃあんっ!♡」今までで一番大きい声を上げてしまった早苗。しかし、その声は同様に秘部を弄られてよがる雌天狗達の声に紛れていった。
決して直接触る事はせず、あくまで服の上からくすぐるように早苗の股間を清め続ける雄天狗。しかし、その微妙な感触によって早苗の中にはもどかしさが高まってゆく
(だめ♡だめ♡そんなちょっとだけくすぐるような触り方じゃもどかしいよぉ…♡もう直接いじっちゃってよぉ…♡)
快楽に屈した早苗は叫び出しそうになったが、これが儀式である事を理由にしてぎりぎりで踏みとどまっていた。
無限に思われていた快楽の時間もようやく終わり、早苗の肉体から雄天狗の手が離れた。

15

(あぁ…終わっちゃった…♡……あ、そういえば次は私の番…♡)
女性のお清めが終わったら、次は男性の体を清めるのだと文から聞いていた。敏感になった全身を起こし、今度は早苗がその手に清めの水を取り、文たちと同じように雄天狗の体に塗り込んでいく。
(たくましい身体…♡こんな人が、私の体中をいじくっていたのね…♡)
早苗はうっとりとした顔で雄天狗の体を清めていく。早苗がされたのと同様、腕、脚、背中、胸の順で雄天狗の体を清めていく。雄天狗が気持ちよさげに息を長く吐くと、早苗は自分の手でこの人を気持ちよくさせられたんだと喜びを感じるようになっていた。
(さ、さいごはここね…♡)早苗は最後の清め場所、雄天狗の股間にさしかかる。さっきよりも大量に清めの水を手に刷り込んで、早苗はゆっくりと雄天狗の股間にを伸ばすと、固くて長い何かに触れた。

16

(これが…♡この人の…♡)衣服越しに清めているため全貌はわからないが、早苗の両手でも包みきれない長い棒状の物が袴の下に詰め込まれている。
(私がご奉仕するモノなんだから…丁寧に…♡丁寧に清めなくっちゃ…♡)早苗は今まで以上に念入りにソレを撫でまわす。指の先まで神経を遣い、ゆっくりと雄天狗のソレを愛撫すると、雄天狗の口から気持ちよさそうな声があがる。文の方も、蕩けた表情で相手役の股間をゆっくりとまさぐっていた。
(みんな嬉しそうに男の人のを清めている…♡そうよね♡これからこの人のソレで気持ちよくしてもらうんだから…♡)早苗は今の状況に疑問を抱かなくなっていた。酒と同様、催淫効果のある薬草が漬け込まれていた清めの水で全身をまさぐられ、早苗を含む十一名の雌達は完全に発情していた。

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男の身体のお清めも終わり、早苗達は立ち上がる。全身清めの水を塗りたくられ、申し訳程度の衣服は完全に透けていた。天狗でもそうそういない巨乳も乳首ごと浮かび上がり、尻には布がぴっちりとはりついてその形がわかるようになっているし、股間にも布がはりついてうっすらと毛が見えている。しかし、早苗たちはそんな自分の状況に恥ずかしさを感じることもなく、むしろ今から行う行為への期待と、そのために仕上げられてきた自分の肉体を誇らしくさえ感じていた。
(早く…♡早く…♡)早苗は上滑りした思考でとにかく雄を求めていた。進行役から指示の声がかかると、雌天狗達はすぐさま自分の衣服をはぎ取った。早苗もそれに合わせてびしょぬれになった自分の服を脱ぎ捨てる。清めの水によって濡れに濡れた早苗のおっぱい、お尻、そしてマンコが、相手役の雄天狗、そしてそれを見守る天狗の上層部達の前についに晒された。
(見て…♡もっと私の裸を見て…♡)自分の体を自慢げに見せつける早苗。文も彼女と同様、雄に弄ばれるために膨らませてきたおっぱいを含めその全身をさらけ出していた。

18

雄天狗達も清めの水で濡れた袴を脱ぎ捨てる。たくましく鍛え上げられた肉体に、雄の象徴である勃ちあがったソレが露わになると、早苗は感嘆の声を上げる。
(あれが…あの人のおちんちん…♡あれが今から私の体に…♡)早苗は思わず生唾を飲み込む。その声が自分のほかに十回聞こえた気がした。
雄雌ともに体を近づけていき、壇の中心で体が触れ合いそうな程に迫ってゆく。雄雌全員が、これから待ち受ける快楽に期待の表情を浮かべていた。
進行役の声を合図に雄天狗は雌達の片脚を持ち上げる。そのままもう片方の脚も持ち上げると、雌達は太腿を大きく開いて完全に宙に浮いた格好になる。下向きになったマンコのすぐ下には、雄の怒張しきったチンコが待ち構えている。どうやら、この体位でまぐわうのが正式な儀式の流れのようだ。

19

(私、完全に体の自由を奪われちゃった…♡これじゃ、完全に男の人におまんこ好きにされちゃうだけの女ですね…♡これが天狗流の“施し”…♡)
雄天狗は少しずつ早苗の体を下ろしていき、その肉体に備えられた雌穴に自身の男根をはめ込んでいく。やがて、完全にチンコが早苗のマンコに挿入されると、雄天狗は早苗の体を揺らし始める。
「あんっ♡きゃっ!♡うんっ♡きゅうんっ!♡」突然始まったセックスに、早苗はただただ嬌声をあげるばかり。早苗を含む十一名の雌は、自身の肉体を存分に利用して雄たちへの“施し”に励んでいた。
(こっ♡これがセックスっ♡おちんちんすっごくきもちいいっ♡こんなに気持ちよくしてもらってっ♡男の人にも喜んでもらえるなんてっ♡セックスって最高っ♡)
発情した十一名の雌全員が早苗と同じことを考えていた。今この時、彼女達は儀式の事を忘れ、ひたすらチンコが与えてくれる快感に身を震わせて悦びに浸っていた。

20

「あんっ!♡あぁんっ!♡でちゃってるよぉっ!♡」文の叫び声が早苗の耳に届く。文の相手役は早々に射精してしまったようであり、文のマンコには大量の精液が注がれていた。しかし、雄の方はそれに構う様子もなく、持ち上げた文の肉体を揺らし続けている。周りを見れば、文と同様膣内に射精された雌天狗が何名かいるようで、獣のような嬌声をあげながら自身のマンコで子種を受け止めていた。
(すっごいっ♡みんなおまんこにせーえきだしちゃってるっ♡わたしも♡わたしもおまんこにせーえきだされたいっ♡はやくっ♡はやくおまんこにせーえきちょうだいっ♡じゃないと、わたしっ♡もうだめぇっ!♡)
「きゃあっ!あぁーんっ!♡」膣内を走る快感に耐えきれず、早苗は気をやってしまう。マンコから勢いよく噴き出た潮が、雄の肉体に勢いよく浴びせられた。

21

(わたしったらイっちゃった…♡でもまだおまんこにせーえきもらってないっ…♡もっと、もっとわたしのおまんこつきあげてぇ♡)
しかし、早苗の願いをよそに相手役の雄は早苗の肉体を床に下ろしてしまう。すぐさま裏方の天狗が横たわった早苗に乾いた衣服をよこし、彼女に着せてしまう。
(あれ…♡わたしまだおまんこにだされてないのに…♡あ、そういえばさいしょにあやさんが言っていたような…)
儀式による“施し”は、供え物となった雌がその肉体を限界まで雄にゆだねるまで続く。言い換えれば、女性側がイくまでセックスを続けなければならないという事である。文のように男性側が射精しても女性側が気をやらないかぎり施しは続くし、早苗のように女性側が先に気をやってしまえばそこで儀式の上での“施し”は終了するのだ。
自身でも気づかぬうちに儀式を遂行し終え、早苗は清めの水で濡れた肉体のまま壇を降りていったのだった。

22

最初に通された部屋で体を拭きつつ待っていると、他の雌天狗も自らの“施し”を終え戻ってきた。彼女達も早苗と同様雄のチンコによってイかされたのだろう。一番最初に戻ってきたのは早苗だった。同じ経験をした女性の事を、早苗はまるで盟友のような気分でみつめていた。
「いや〜、今年は結構長くかかってしまいました…♡」文が部屋に戻ってきた。早苗と同様、簡素な服に身を包み、太腿から垂らされた精液を隠すこともなく早苗の隣に座る。
「文さん、お疲れ様です」「いやいや、早苗さんもご苦労様でした」雄への奉仕を終えた二人の女が互いの労をねぎらっていた。
「文さんったら、最初は嫌々やっているような口ぶりだったのに、途中から完全にノリノリだったじゃないですか」
「いやぁお恥ずかしい。空気に呑まれたと言いますか、どうもあの舞台に立つといつも気がたかぶってしまって…今年こそはと思いつつも結局乱れてしまいました…♡」頭をかきながら恥ずかしそうにする文。その後、早苗に向かってこっそりと話しかける。

23

「早苗さん、儀式はこれで終了です。今夜はもう帰っていただいても構いません。ですが…」声を潜めながら、笑顔になる文。
「儀式が終われば、我々施し役はその後に何をしようと一切口を出されません。これは暗黙の了解となっています。形ばかりのまぐわいで不満を残した男女がこっそり集合し、儀式の後再び肌を重ね合うのが毎年の恒例となっているのですが…早苗さんはどうしますか?♡」
早苗は体が、正確には股間がうずいた。
「文さん…結局こういうのが大好きなんでしょ♡」「言ったじゃないですか♡気がたかぶってるんだって♡」
文が言うと同時に、十一人目の女性が“施し”を終えて帰ってきた。これで儀式は終了した。その後施し役が何をしようが、たとえ再度淫らな行為にふけようが誰も口をはさむことはない。
「それじゃあ…♡」早苗はゆっくりと立ち上がった。文を含む十人の雌天狗達も同時に立ち上がり部屋を出た。

24

男性側の待合室に女性たちが総出で現れると、雄天狗達は歓喜の声をあげる。男性側も、この恒例行事の事は理解していたようだ。
さっそく早苗は先ほどまで自分を犯していた雄天狗の下に近づき、いきなり接吻を交わす。
「むちゅ…♡くちゅ♡ぴちゅ…♡」互いの舌を絡め合う濃厚な接吻で、ひとまず落ち着いた体が再び熱くなってゆく。その他十名の雌達も、既に男たちと抱き合っていた。
「さっきはごめんなさい…♡私だけ先にイっちゃって…♡あなたも他の方みたいにおまんこにびゅーびゅーしたかったんですよね?♡私のやわらかいとろとろおまんこにたっぷり種付けしたかったんですよね?♡」
舌を離し、早苗は雄天狗を誘う。既に衣服は脱ぎ捨て、たわわに実ったおっぱいも愛液でしめったマンコも晒している。
「見てください♡あなたがたっぷり触ってくれたおっぱいとおまんこです♡あなたの手がとっても気持ちよくって、私ったらすっかりエッチになっちゃいました♡だから♡ねぇ♡つづきしましょう?♡儀式なんて関係なく二人でたっぷり気持ちよくなりましょう♡」

25

早苗は四つん這いになり、バックで雄天狗に犯されていた。雄天狗が腰を打ち付ける度、早苗の尻は淫らに震え、肌に浮かぶ汗は玉のように弾け飛んでいる。
他の雌達も思い思いの方法で快楽を貪っていた。クンニされてよがっている天狗もいる。チンコを愛おしそうに見つめながらパイズリしている天狗もいる。文は男を寝そべらせ、騎乗位でチンコを挿入していた。
「はっ♡はっ♡もっとおまんこきもちよくしてくださぁい♡おっぱいもみてぇ♡わたしきょうのためにおっぱい大きくしてきたんですよぉ♡男の人にもみくちゃにされるためにおっきくしたおっぱいがぷるぷる揺れてるのちゃんと見てくださぁい♡」
「あんっ!きゃんっ!♡もっとおまんこついてぇ♡あなたのぶっといおちんぽでわたしのからだぜんぶ気持ちよくしてよぉっ!♡」
雄雌が十一名ずつ、総勢二十二名が部屋の中で淫らに重なり合っていた。互いが互いの淫らな姿を見てさらに精気を増していき、部屋全体が一つの熱気で包まれていた。

26

「あぁんっ!♡おまんこびゅーびゅーされてるよぉっ!♡」早苗は今夜初めての中出しを決められた。チンコが挿入されたままのマンコから、あふれ出した精液が太腿を伝って零れ落ちてゆく。
「はぁ…♡はぁ…♡あなたの子種たくさんいただきました…♡私の体、満足していただけましたか…?♡」早苗は雄天狗の方を振り返りその顔を見つめる。その顔は、射精によりスッキリした顔をしてはいたが、まだまだ精力は衰えていない様だった。
「ふふ…♡まだまだおちんちんは元気みたいですね…♡」早苗は周囲を見回す。自分と同様、雄の肉体に夢中になった十体の雌が声を荒げながら様々な体位で快楽に耽っている。
「私もまだ満足できません♡もっと、もっとあなたのおちんちんください♡私の体全部あなたの子種で染まってしまうまで、私の事離さないでぇ♡♡♡」
早苗はその後も雄天狗に犯され続けた。何度と知れず膣内に射精され、宴は朝まで終わる事がなかった。

27

「…あれが去年の事なんて、一年はあっという間ですねぇ…」翌年の暮れ、文と早苗は守矢神社の一室で話しこんでいた。話題は昨年体験した儀式の事だ。「あの時の早苗さんの乱れっぷりと言ったらこっちが恥ずかしくなるくらいでしたよ…あの後、結局何回中に出されたんですか?」「あら、気がたかぶっていた文さんよりは少ないとは思いますよ?」「うぅ…だからあの時は正気じゃないんですってば…」他愛ない話と共に時間は過ぎていく。やがて夕刻となり、帰ろうとする文を早苗は引き止める。「あら、今年は人出は足りているのですか?」「あぁ…今年はちゃんと数を揃えられたので、早苗さんの手を煩わせる事はありません。今日はただの世間話ですよ。」「そうですか……」通常の反応を心掛けたつもりだったが、早苗の声には落胆の色が混じっていた。そんな早苗の様子を見て、文はコホンと咳払いする。「ま、まぁ、どうしても“施し役”を担いたいという変わり者がいる時は受け持ちを変わってもらうという事もできなくはないですけどね…。最後には夢中になってしまうとはいえ、最初は嫌がる娘も多い事ですから」「……そうなんですか♡」早苗は嬉しそうに微笑んだ。

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