1

「はぁ……今まで何やってたんだろ……私……」
私、博麗靈夢はいい歳こいて独身である
しかも交際経験は無く年齢=彼氏いない歴である
昔早苗が『年齢=彼女居ない歴』と冴えない男のことを評していたことを思い出す
あの頃は彼氏だとか恋だとか……
人の恋路を見てドキドキすることはあったものの自分が恋人を欲しいと思ったことは一度も無かった
精々が幼い頃に初恋をして失恋をした程度の恋愛経験で、若さゆえの無鉄砲さで自分ならその気になればいつでも都合の良い男を捕まえられると本気で思っていた
そうして大人になった時の事を何も考えずに博麗の巫女としての役割を淡々とこなし男も必要ないと切り捨てて過してきた結果がこれだ
三十路で独身
しかもお腹も少したるんできているし二の腕はぷにぷに
妖怪たちは言わずもがなずっと若々しくて、お肌もハリがあって、姿は変わらない
魔理沙は久しくあって居ないがしばらく前から老化が止まっていたように思う
早苗なんかまだ二十歳くらいに見えるし妖夢は未だにちんちくりんだし、私と同じく老けている咲夜も全身がスラっとしていて綺麗だった
羨ましい

2

紫もたまに来ては無駄肉を指摘をするものの次代の巫女の育成に力を入れているのか、私が相変わらず修行をする気がない事を悟るとすぐに諦める
女としてどうかとも思うけど……ココって出会いも無いから女を磨く意味が無いからやる気が出ない
それにあと少ししたら私も引退だから修行をする気にもならないし……
こう……どこからか私のことが好きな素敵な人が会いに来てくれないかしら
「はぁ……いい加減一人も寂しいわね」
そんな事を考えたからだろうか
境内を掃除していると見知らぬ青年妖怪がやってきた
「あら、いらっしゃい、素敵な賽銭箱は向こうです……よ……」
いや、見知らぬ訳ではなかった……彼は、そう……私が幼い頃に出会い初恋をした相手
「あっ……え、えっと……その、今日はどのような用件で……?」
多少どもりながらも何とか話を聞くことが出来た
どうやら博麗の巫女の代替わりがそろそろだという話を聞いて見に来たのだという
残念ながら私には興味も無いのだろう
仕方のないことだ……こんなおばさんの相手をするほど妖怪も物好きではないだろう
あの子は今ココには居ないと、私は醒めた気持ちでそれを伝えた

3

だが、私の中の女がふと、このまま彼を引き止められないか…そう考えてしまった
彼の目的はあの子だから、あの子がいなければココに居る意味も無いだろう
だが……後で来るなどといえば、どうなる
彼をそのまま部屋にあげて、もう少し一緒に居られないだろうか
そう、考えてしまった
若い男性……もはや、私から見れば10以上も年下に見える目の前の彼
昔はお兄さんのように慕っていたが……今では……若い、雄に見える
若々しい顔の作りも、男らしく逞しそうな腕も、妖怪特有の妙な色香も
性欲を持て余してしまっている私にとって、とんだ劇物だ
「ね、ねぇ……よかったら、うちにあがらないかしら……?」
そうして私は、誰も来る予定のない神社に男を一人迎え、二人っきりとなった

4

よかったら、ご飯食べていきませんか?」
私は彼と話をしながら、何とか引き止めようとした
「よかったら、お風呂も……」
あの子が来ないなら帰ろうかと言った彼に対し、勝手にお風呂の用意をしては誘った
勇気を出して背中を流した
まさか紫から教わった男を誘う方法その8が役に立つときが来るとは……
この無駄なお肉が見られてしまったようでかなり恥ずかしいが、特に彼から嫌悪感などは感じなかった
喜んでくれていたように思える
「よかったら、泊まって……」
お酒を差し出しある程度酔わせた後、もう遅いからと宿泊を提案した
別部屋と同室をどちらも用意できますが……と、ぼそぼそ言えば、同室で、と言われた
私が、その気で誘っている、という事はバレて居たのだろう
それを嫌がらなかった彼も……つまりはそういうことだろうか……?
「は、はい……その、不束者ですが……よ、よろしくお願いしますっ……」
布団の用意と共に、一番男性を喜ばせられそうな下着に急いで着替えた

5

彼と共に寝室へと向かう
本格的な睦事の用意はできなかった
なんせそういった予定は一切なかったのだから
だからというか、私の心臓は今だかつてないほどにドキドキしている
彼にだらしのない女と見られて嫌われないだろうか……ちゃんと悦ばせられるだろうか
一日に三度は行う自慰では一人で盛り上がる方法しか学べない
こんな事ならもっと運動して、身体を引き締めて、綺麗になってればよかったっ……!
だがそんな後悔はもう遅い……寝室に手をかけて彼の手を引く
「あの、本当に良いのかしら……?私、こんなだし……もっと若い娘だって居ると思うし……」
私の不安の声は、いつもは一人の寝室に響いたが、彼はそれに対して私は綺麗だと言ってくれた
恥らう姿も可愛らしいと、子供の頃と比べて色んな表情が見れて楽しいと、そういってくれた
男の人に褒められただけで、圧倒的な幸福感が身体を包む
ただ褒められただけなのに思わず濡れてしまった
だから、もう我慢できなかった
私は彼を抱きしめて、初めてのキスを彼に捧げ、彼の口を貪った

6

凄い……これが本物のキス……っ!おいしいっおいしいっ!おいしいっ!
彼の唾液はまるで甘い蜜のように、いくら舌を絡めても飽き足りない
私は夢中になって彼を抱きしめ、ただひたすら舌を絡めあった
「あむっ……じゅるるっ、えうっんっんっんはぁ……」
たりない……足りない……まだ足りないっ……♥
乳首が触れても居ないのに勃起していた
おまんこはぐしょぐしょで、いつでも張り型が入れられるだろう
だけど、夢中になっている私の身体を彼はそっと押してくる
そんなに力を入れている様子は無かったのに、凄い力だ
もし彼に組み伏せられてしまったら……一瞬脳裏によぎった光景に頬を染めたが、それよりも、まだ彼と離れたくない
もっとキスをしたい、もっと愛を伝えたい
もっと、もっと、もっと
「あっ……ま、待ってっ……!もっと……もっとしましょう……?」

7

彼は苦笑いをしながら相当ご無沙汰なのか聞いてきた
私は久しぶりどころか初めてだ……見得を張りたかったが、すぐにバレてしまうだろうから、正直に答えた
羞恥に悶えていると彼に肩を抱かれお尻を触られ、いや、揉まれた
「ひゃあっん……」
先ほどと同じく顔同士が至近距離となり、思わず見惚れてしまい、胸が高鳴った
そして、先ほどとは違い、彼から舌を入れられ、ただ貪るだけだった私とは違い、優しいキスだと思った
抱きつく手は私の身体を優しく撫で、腰周りの贅肉すらも可愛がられているよう
多幸感に頭がおかしくなりそうで、まるで極上の料理を目の前にした時のように唾液が大量に分泌されてしまう
それを、彼に舐めあげられ、飲まれている
「……っ、……んっ♥……♥」
まって、なに、ちょ、すご、えっ……うそっ……!キス、してる、だけなのにっ
私、やばっ、もうっ、あっ、だめっ、歯ぐき舐めちゃっ、ほっぺの裏側までっ
舌が、絡んでるっ、これ、もうせっくすっ!セックスなんじゃないのっ、したことないけど、これが……♥
キスっ…・・・だけでっ……イ、くうぅ……♥
「っ♥♥♥」

8

「はっ……はっ……はぁっ……はぁっ……」
彼が唇から離れ、私は荒く息を整える
まだ服を脱いでおらず……寝巻きの股部分はまるでお漏らしをしたように濡れていたが、しかし、そんな事も気にならないくらい
夢心地とは、このことを言うのだろう……絶頂の余韻に浸っていると、彼に耳を撫でられ意識を戻され、そのまま耳元で囁かれた
「あっ……♥……はい……もっと凄い事、したいです……♥」
私は恥じらいもなく服を脱ぎ、彼も服を脱いだ
彼は自分の服と、私の服を丁寧に畳んでから私と向き合う
お互いに座ったまま見つめあう形だが、私の視線は彼の目よりもずっと下……
胸よりも、おなかよりも更に下へと視線を向かわせて、そそり立つ雄の証に釘付けになっている
「っ……」
生唾を飲み込んだ
これが、男の人の……
生で初めて見たが、どうしようもなく惹かれて、自分の中の雌が、ソレを求めているのが実感できる
男の人のいやらしい匂いが、私にまで届いてきたような気がして、許可を求めるように媚びた目で、彼の目に視線を向けて……逞しい雄の証に手を伸ばす
彼は頷き、私はそれを合図に雄の証……おちんぽに手を触れた

9

不思議な感触……張り方とは全然違うんだ……
彼のおちんぽに触れ、知識だけの奉仕行為を実践する
優しく握るようにし、上下に擦る
おちんぽは不規則にびくんっびくんっと脈動し、固さを増していた
幾度と無く妄想してきたソレらとは違った反応で、どうすれば良いのか、悩んでしまう
このまま手でする?それともお口?男の人は胸も好きなのよね
悩んだ結果、口で咥えさせて貰うことにした
だって……なんだかすごく、おいしそうに見えてしまったから……♥
おちんぽに顔を落とし、彼にしてもらったように亀頭へとキスをした
唇を窄めて鈴口へ吸い付き、そのまま舌でくすぐる
びくりと跳ねたおちんぽに、なんだか可愛らしい、という場違いな感想を覚える
気持ち良いの……?
嬉しくなってしまった私は、そのまま亀頭を口に咥え、歯が当たらない様に気をつけながら口の奥へと飲み込んでいく
張り型を相手に自慰の一環としてやってみた事はあるけど……悦んで貰えるだろうか
じゅぷっじゅぷぽっじゅるっ♥じゅるるるっじゅぞっ♥えうれろれろじゅぞぞぞぞ……ぽっ♥

10

喉奥まで咥え込み、彼の反応を見ながら根こそぎおちんぽを引っこ抜くように吸い取る
彼は苦痛のような、ソレでいて気持ち良さそうな顔で表情をゆがめていた
まるで子供のように、悪戯心が沸いてしまった私は、そのまま奉仕を緩めることもなくペースを上げておちんぽをしゃぶる
それと同時におまんこも弄る
そんな顔見せられて、我慢できるわけ無いじゃないの
これは最高のオカズだ
彼の反応が、おちんぽの匂いが、味が、おちんぽを咥えているという変態チックな背徳感が、その全てが私を盛り上げる
キスも凄かったけど、これも、癖になっちゃうわ……♥
じゅる、じゅる、じゅぞぞぞぞっ♥
口先から喉奥まで使い、おちんぽ全体をしゃぶりつくす
またイきそう
より一層ペースを上げておちんぽを嬲り、マンズリに加えて乳首も弄る
いいっ♥気持ち良いっ♥もっと舐めさせてっ♥もっとおかずにさせてっ♥
はぁっはぁっ
じゅるるるっっ♥じゅぱっじゅぽっ♥

11

そろそろ達しそう、という時、突然頭を掴まれおちんぽを喉奥に突っ込まれた
「んぶっ♥お゛っ♥」
な、なにを……イく?飲んで?まさか
そう思った瞬間、口内に、いや、食道に直接、熱い何かが叩き付けられる
まさか、これって
「お゛ぇっ、ぶっ、んんんんんっっっっ♥」
達した
食道に直接……きっと、男の人のザーメンをぶっ掛けられて……
私は達した、イった、絶頂した
喉奥に射精されてイく……変態だ、私……♥
でも、なんだろう
物みたいに扱われたあの感じ
……彼になら……ちょっといいかも……♥
射精の余韻が収まるまで私は彼のおちんぽを加え続け、一滴も逃さないように全て飲み込んだ
とっても苦いけど、とってもおいしく感じた

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