1

夜這いというものは、される側の都合など考慮せず行われるものである
よって、時には思いがけぬ事態が発生することもある
その夜、蓬莱山輝夜の寝室に一人の男が忍び込んできた時の事、部屋の主は妖怪兎の少年の前に跪き、その股間に顔を埋めている真っ最中だった
「……これはこれは、お取り込み中にお邪魔しちまったかな?」
突然の出来事に、少年は露骨に狼狽した
気まずそうな表情で、男と主の顔をせわしなく見比べる
輝夜は少年の肉棒から口を離すと、侵入者へと顔を向けた
「悪いけれど、少し待ってもらうわよ」
そう喋りつつも、握り締めた肉棒をシゴく手は休めない
異様な状況で続けられる奉仕が、少年を急速に昂らせる
「この子をちゃんとイかせてあげないと可哀想だもの」
そう言うと、真っ赤に膨れて先走りを滲ませる先端に、再び唇を覆いかぶせる
少年のもっとも敏感な部分に柔らかな唇が吸いつき、濡れた舌がねっとりと這い回る
幹をシゴきたてる手の動きはますます速まり、もう片方の手が睾丸をやわやわと揉みしだく

2

「い、いくっ、ひめさまぁっ、も、もういきますぅ!」
悲鳴の様な喘ぎ声をあげながら、少年は精を爆発させた
「あうぅ、でてるっでてますからっ、そ、そんなに吸わ……あっ、あーっ!」
絶頂を迎えた肉棒をなおも貪られ、尿道に残された一滴までも啜り上げられる
少年は強烈過ぎる快感に悶えながら、身をよじって後ずさりした
輝夜の唇から体液の糸を引きながら肉棒が引き抜かれる
「うふふ、たぁっぷり射精したわね♥」
限界まで精を吐かされ、硬度を失い垂れ下がる肉棒を輝夜の指が弾く
「この様子ならもう十分そうね、下がって休みなさい」
「……はっ、はい、姫様」
まだ下半身に力が入らないのか、ふらふらとした足取りで少年は部屋を出て行った
それを見送ると、輝夜は侵入者へと顔を向けた
「……待たせてしまったかしら?」
「いやいや、構わないぜ、いいモノを拝ませてもらったしな」
言葉を返しながら、男は輝夜の前まで歩み寄る

3

「あんなガキのちんぽを美味そうにしゃぶりやがって、噂以上の淫乱だぜ」
男は輝夜の頭に手を載せ、その眼前に反り勃つ男根を突きつけた
「ほれ、お姫様の可愛いお口で俺のもおしゃぶりしてくれよ」
パンパンに膨れ上がった亀頭が姫君の唇を割り、ゆっくりと口内へと侵入していく
肉棒は止まることなく突き入れられ、根元までずっぽりと挿し入れられた
「いいぞ、そのまましっかり咥えていろよ」
喉奥深くまで達していた肉棒が一端引かれ、またすぐに突き入れられる
姫君の頭を両手でしっかりと押さえつけると、男は腰を激しく前後させ始めた
荒々しく口を犯す男根を、輝夜は唇で締めつけ、すぼめた頬の内側で吸いついて熱烈に歓迎する
「へへっ、いいぞお姫様!里の淫売共よりよっぽど凄え!」
姫君の愛撫に煽り立てられ、男の腰の動きはますます加速し、喉を突き破らんばかりに荒れ狂う
「ああ、たまらねえ、このちんぽ狂いの淫乱め、えげつない舌使いしやがって、あっと言う間にイかされちまう……そらっ、射精るぞっ!その綺麗なお顔にどっぷりと射精してやるっ!」

4

輝夜の唇からずるり、と肉棒が引き抜かれ、その直後に精を弾けさせた
勢いよく飛び出た精液が黒髪を白く染め、続けざまの放出が姫君の顔中を汚していく
輝夜は恍惚とした表情で男の精を受け止め、それから白濁塗れの肉棒に舌を伸ばした
「おっと、待ちな」
男の手が輝夜の頭を押しやり、肉棒から遠ざけた
「……?」
「後始末の必要は無いぜ、この精液塗れのちんぽをそのまま下の穴にブチ込んでやる」
男は輝夜を押し倒し、その身体に覆いかぶさった
大きく開かせた両脚、その中央で息づく薄桃色の花弁に赤黒く膨れ上がった肉の杭をあてがうと、嬲るかのようにゆっくりと、しかし着実に突き入れていく
「あはっ♥来たわ、私の膣内におちんちんが入って来たわ♥」
濡れそぼる柔肉を男の剛直で抉られ、輝夜の口から嬌声がこぼれ出す
しかし、男は挿入を途中で止めると、そのまま膣の浅い部分で緩やかな前後運動を始めた

5

「さあ、これからどうして欲しい?」
「突いて、もっともっと突いて頂戴」
「突く?どこをどんな風に突かれたいんだ?」
「私の膣内の奥の奥まで、強く、激しく突き刺して、ぐちゃぐちゃにかき回して♥」
「ようし、お姫様たっての頼みだ、望み通りに突きまくってやるよ!」
男の腰が勢いよく突き出される
パンパンに膨れ上がった肉棒が、輝夜の内壁を思いきり押しやり、強く擦り上げながら突き進み、狭い膣内を限界まで押し広げながら根元まで潜り込んだ
「ひぃっ♥ひあぁんっ♥すごいっすごいぃ♥」
「どうだ、人間様の極太ちんぽは?あのガキなんかとは比べ物にならんだろ?」
「いいっ♥いいわっ♥とっても硬くてっ♥熱くてぇ♥大きなおちんちんがっ膣内で暴れまわって♥とっても、とってもいいの♥あぁ♥ああぁっ♥」
「その大きなちんぽをずっぽり咥え込んで、痛がるどころか締めつき吸いつき絡みついた挙句にこの乱れっぷり、本当にとんでもねえ好き者だぜ!そら、もっと良くしてやるよ!」

6

男の腰の動きに変化が生じた
ひたすらに激しく叩きつけるような動きに緩急と深浅が加えられ、雌肉の反応を確かめながら、時には捻り時には角度を変え、姫君の心身を快楽の坩堝に沈めていく
「いいっ♥そこぉ♥いいの、とってもいい♥あぁ、もっと、もっとよ♥そこをっ、もっとぉ♥」
「どこを突いても感じまくりの淫乱名器だが、中でも特にイイ場所はあるようだな、突くたび膣内が蠢きまくって、ちんぽを貪り尽くそうとしてきやがるぜ」
探り当てた姫君の秘泣き所を執拗に攻め立て、雌の悦びに咽び泣かせている一方で、男の肉棒も乱れ狂う秘肉に翻弄され、決壊直前にまで追い込まれつつあった
「おおっ!いいぞ、いいぞ!直に射精してやる、そうだっ、膣内に生で射精してやるぞ!だから、お姫様も遠慮なくイっちまいな!」
「あっ♥あぁっ♥あーっ♥あああぁっ♥ひぁぁぁぁあああっ♥」
荒れ狂う悦楽の嵐に身を任せ、輝夜は思いきり上体を仰け反らせ、大きく開いた口からあられもない叫びをあげる
全身が断続的に痙攣し、柔らかな乳房が弾んで踊り、ぴんと伸ばした脚がびくびくと震える

7

体内の動きは外部に輪をかけて激しかった
膣壁が肉棒を食いちぎらんばかりに収縮して強烈に痙攣する
たまらず射精した肉棒をなおも締めつけ搾り上げ、無数の襞のさざめきが射精の続行を促していく
輝夜の絶頂は長く激しいものだったが、やがてそれも終息を迎えた
強張っていた肉体が弛緩し、ぐったりと床に横たわる
男は低い呻きを漏らすと、ようやく緩んだ秘裂からゆっくりと肉棒を引き抜いた
ぽっかりと開いた赤い肉の洞から、逆流した精液がどろりと流れ落ちる
「……ふう、本当にたまらねえ、こりゃ何発ヤってもヤり飽きねえだろうが……」
男の見下ろす先には、蕩けきった表情の姫君
清楚な美貌に発情した雌の色香が加わり、それでも隠し切れない気品とあどけなさが同居している
この上もなく蠱惑的、いっそ凄絶なほど美しさだった
まるでこの世のものではないかのように
「いやいや、このまま続けりゃ吸い殺されて干物だな、名残惜しいがおさらばだ、お姫様」
姫君の肉体の甘美な味に後ろ髪を引かれ、ちらちらとそちらに視線を送りつつも、どうにか未練を断ち切って、男は部屋を去っていった

8

一人残された輝夜はしばしの間考えこみ、おもむろに声をあげた
「イナバ、そこにいるんでしょ?すぐに私の所まで来なさい」
呼び声に応えて姿を現したのは、先程退出させられた少年だった
きまりの悪そうな表情で、主の足元まで歩み寄る
恐る恐るうかがう先には、交わりを終えたばかりのしどけない姫君の姿
艶やかな黒髪は乱れて広がり、真白い肌は冷めやらぬ興奮で朱に染まっている
「下がって休めと言ったのに、そこでずっと覗いていたわね?」
「う……はい」
キツく睨めつけられて、少年は主の顔から視線をそらせ俯いた
視界に映ったのは、呼吸にあわせてゆっくりと上下する二つの乳房
その先端では桜色の乳首が硬く尖ったまま揺れ動いている
「覗きの間、一体何を考えていたの?頭の中で、散々に私を犯していたのかしら?」
「も、もも申し訳ございません!」
しどろもどろに謝罪しつつ、少年は頭を下げる
結果、視線はさらに下がり、胸からヘソ、さらにはその先へ──

9

「……いいわよ」
「え?」
「あなたのおちんちんで、あなたがじぃっと見ているその場所を貫きなさい」
「……!」
「突いて突いて突きまくって、私をよがり狂わせて御覧なさい♥」
思いがけない許しを得て、少年は主へと飛びかかった
もの欲しげにヒクつく秘唇に肉棒をあてがい、勢い任せに押し挿れる
そこはすでに存分に突きほぐされ潤みきっていた
欲情に爛れきった秘肉が難なく肉棒を飲み込み、熱烈に歓迎する
「ああっ、かぐやさまっ、かぐやさまあぁっ」
不慣れな少年が耐えられるはずも無かった
夢中で主の名を呼びながら、だくだくと精を漏らし続ける
「うふふ♥いいわよ、好きなだけ射精させてあげるわ♥そのかわり、何度果てようとも勃たせ続け突き続けて、私を満足させなさい♥」
「はいぃ、輝夜様のおまんこを突きまくってっ、あぅ、見事イかせられるよう、がっ、がんばりますぅうっ!」
喘ぎ混じりの答えを返し、少年はがむしゃらに腰を振り始めた

10

「ふふっ、少し物足りないけれど……」
輝夜は少年の背に手を回して抱き寄せる
「可愛い顔を真っ赤にして、拙い動きで一所懸命腰を振りたくって……♥これはこれで、腰が甘く疼いてしまうわ♥あぁ♥あぁ♥そうよ、その調子よ♥」
輝夜はいたいけな少年の姿にうっとりと目を細めた
しかし、その一方では肉の悦びの追求も忘れない
少年の動きにあわせて下から腰を押しつけくねらせ、未熟な少年の技術を補う
「そ、そんな動きをされたら、また、またすぐに……あぁうでるぅ!」
「はぁん♥射精てる、また射精てるわ♥熱いのがっ♥奥にぃ♥たくさんでてぇ♥でながらまだ動きつづけてるぅ♥」
「かぐやさまっ!かぐやさまっ!あぁぁかぐやさまああぁっ!」
再度射精を迎えてもなお止まらず、少年は無我夢中で腰を振る続ける
タガの外れた肉棒の暴走に火をつけられ、輝夜の秘肉も熱く燃え上がる
「いくぅ♥いかされちゃうぅ♥あぁ♥だすの、だすのよ♥私がいくときは貴方もだすの♥熱ぅい精液を膣内に浴びせて私をとってもきもちよくさせるの♥」

11

上の唇が淫らな言葉で、下の唇が淫ら過ぎる動きで、少年の精を甘く強請る
「いくわ、もういくの♥ほら、早く射精すのよ♥ほらぁ♥あはぁ♥いくうぅぅっ♥」
「ひぁっ、そ、そんな、何度もでたのにっ、さっきでたばっかりなのにっ、でるっ、かぐやさまの中が良すぎてっ、また、すぐにでちゃうぅぅ!」
ついに輝夜も絶頂を迎えた
百戦錬磨の男すら陥落させた秘肉の喰い締めが、少年の肉棒を容赦なく搾り上げ、続けざまの射精を実行させる
固く抱き合ったまま、二人はその身で荒れ狂う悦楽の嵐に身を任せた
そうして強い快感の波が引いた後でも、しばしの間、二人はそのままの体勢で余韻を楽しんでいた
やがて、少年が身を起こした
しかし、激しい腰使いと度重なる射精で消耗したのか、そのまま後ろに倒れこんでしまう
輝夜は少年に身を寄せると、その顔を見下ろした
「うふふ、良く頑張ったわね、貴方」
「は……はい、ありがとう……ございます」
上機嫌そうに微笑む主に対し、少年は気の抜けた声でどうにか言葉を返した

12

「それに比べて先刻のあの男、全くもって無礼な奴だったわ」
「は、はあ……」
「おちんちんはとっても立派だし、技巧も持続力も文句無しだったし、まあ存分に愉しめるなら多少生意気でも許してあげようと思ったのに……何よ、一人で満足してさっさと帰ってしまって!」
先程までとは一転して、輝夜は柳眉を逆立て口を尖らせる
「いや、あの、僕にむかって怒られましても……」
「怒ることがあるのは貴方にも、よ」
突然、輝夜の手が少年の肉棒を鷲掴みにした
「いい、夜伽は私が愉しむためのものなのよ?貴方一人で何度も達していてはダメよ」
「す、すみません、今後はもっと頑張ります」
「今後ではく今この時からよ?言ったでしょ、私を満足させなさいって」
輝夜は少年の腰に跨ると、手の中の肉棒、その先端を秘裂にあてがい、粘膜を馴染ませるかのようにゆっくり擦りつける

13

「無理、もう無理ですって!か、勘弁してくださいよー」
「黙りなさい、これは覗きへのお仕置きでもあります」
少年の抗弁をあっさりと無視して、輝夜は腰を沈めた
「うああっ、無理、無理なはずなのに、いいっ、おちんちんがとろけちゃうぅ」
「ふふふ、いよいよ本当に持たなくなったら、その時は私の能力を使ってあげる♥勿論、私が愉しみ続けるために、ね♥」
「そ、そんな事が出来るなら今すぐその能力を使って下さい!」
「ダメよ、お仕置きだと言ったでしょ?それに……」
薄く微笑みながら、輝夜はゆっくりと腰を動かし始めた
「たぁっぷり搾ってそれでもよがり狂わせてやるのは、鬱憤晴らしに最適なのよ♥さっきの男の分まで、あなたのおちんちんを苛めさせてもらうわ♥」
輝夜の動きが徐々に加速し、複雑さを増していった
部屋の中に濡れた肉のぶつかり合う音が響きだし、そこに二人の甘い悲鳴が混じりあう
それは、とても長いこと途切れずに続いたのだった

編集にはIDが必要です