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※現代パロ注意

 小学生の頃、友人の家から自転車で帰る途中普段とは違う道を通ってみることにした。住居が立ち並ぶ狭い道を縫うように自転車を走らせていると、小さな家の前に置いてある変な像が目に留まった。気になった僕は自転車を止めてその像をじっと眺めていた。粘土でできた動物みたいな像は、よくわからないけれど雰囲気があって目を離すことが出来なかった。
「君、それ気に入った?」突然声がして顔を上げると、扉から頭巾を被った大人の女性が顔をのぞかせていた。
それが袿姫さんとの出会いだった。

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袿姫さんは芸術家らしく、粘土で色々な像を作っているらしい。時折僕みたいに像を気に入ってくれる人が現れては買っていき、そのお金で暮らしているそうだ。
「私の作品を気に入ってくれるなんて、君は見る目があるねぇ。」黄色いワンピースに緑のエプロン姿の袿姫さんはにこやかに笑ってお茶をごちそうしてくれた。袿姫さんの家の一階のアトリエには家の前に置いてあったものと同じような像が所狭しと並んでいて、作業台の上には作りかけの作品と大量の粘土が置いてあった。
「それは狼をイメージして作った奴。顔を上に向けて遠吠えしてるように見えるでしょ?そっちはカワウソがたくさん集まって丸くなっているのをイメージしたの。今作っているのは鷲が翼を広げて大空を飛んでいるところなんだ」袿姫さんは自分の作品一つずつ説明してくれた。

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袿姫さんの話を聞くのが楽しくてつい長居してしまった。気が付くと陽が沈み始めて空は暗い色に変わっていた。慌てて僕はソファから立ち上がり帰り支度を始める。
「大分引き止めちゃったみたいだね。ごめんね、私作品の事になると話長くってさ。」袿姫さんは照れ臭そうに頭をかいていた。
「あの…またここにきていいですか?」気が付けば、僕は袿姫さんにそう話しかけていた。自分でもよくわからなかったけど、もう一度この場所に来たいと感じ始めていた。袿姫さんは一瞬だけ驚いた顔をしたけど、すぐに微笑んでくれた。
「いいよ。どうせ独り身だし、基本家にいるから好きな時においで」
こうして僕は袿姫さんの家に通うようになった。

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休みの日になると僕は袿姫さんの家へ向かい、作品を眺めながら話を聞く日々が続いた。袿姫さんの作品はどれも動物をイメージしたもので、精密ではないんだけどイメージした動物がはっきりとわかる、不思議な雰囲気をまとっていた。その内に、「君も何か作ってみるかい?」と誘われ、袿姫さんの隣で粘土をいじって作品を作るようになった。最初は不格好なものしか作れなかったけど、袿姫さんが色々教えてくれたおかげで、だんだんと粘土いじりが楽しく感じられるようになってきた。お礼の事を相談したら、「君みたいな子供から何か貰うほど生活に困っちゃいないよ」と返されてしまった。袿姫さんのことは友達にも家族にも話さなかった。袿姫さんとの土いじりの日々は僕一人だけの秘密だった。

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しばらく経って中学校に進学した僕は美術部に入った。平日は部室で絵や彫刻を学びながら、休日は袿姫さんの家で造形をする事が習慣になった。僕はすっかり造形に夢中になっていた。
「こんなにのめり込むなんて、君には才能があるのかもねぇ。」顎に肘をつきながら、袿姫さんは朗らかに笑った。袿姫さんの笑顔を近くで見た途端、僕は少し照れてより一層目の前に作品に集中するようにした。
「にしても、私みたいなおばさんと毎週一緒にいて飽きないの?クラスに可愛い子一人くらいいるんでしょ?」と袿姫さんに質問された時は「いや…興味ないから…」とどもりながら答えた。
僕の生活の大半が芸術漬けに変わっていくのと同時に、僕の心境にも変化が現れていた。「袿姫さんの作品」だけでなく、「袿姫さん」そのものに興味を持つようになった。

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エプロンに包まれた袿姫さんの胸がとても大きい事に気が付いたのは中学にあがってすぐの事だった。今までは何とも思わなかった袿姫さんの体を、それ以降妙に意識するようになってしまった。作品作りも楽しいけれど、袿姫さんに会う事自体も目的になっていった。楽しそうに作品の事を話す袿姫さんの唇や、集中して前屈みになった時に机に触れている胸をちらりと見ては、バレないように目をそらす事が多くなった。
ある暑い日のこと、いつものように袿姫さんの家に行くとソファの上で眠りこけている袿姫さんが目に留まった。作業台の上に作りかけの作品があることから、仮眠をとろうとして寝入ってしまったのだろう。週末になると僕が来ることを知っているからか鍵はかかっていなかった。

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僕はソファに近寄り、仰向けで寝入っている袿姫さんをじっと見下ろしていた。彼女の大きな胸が寝息に合わせてゆっくりと上下している。日に日に増していく僕の性欲が、袿姫さんの胸から僕の目をそらさせなかった。
どれくらいそうしていただろうか、僕はとうとう我慢ができず眠っている袿姫さんの胸に手を当てた。服の上からでは感触はよくわからなかったが、大人の女性の胸に触れているというだけで僕の心の中に罪悪感と満足感が広がっていった。手を離さないといけないとわかっているのに、僕の指は袿姫さんの胸から離れなかった。僕に胸を触られている事にも気づかず、袿姫さんは眠ったままだ。僕はゆっくりと指を動かし、袿姫さんの胸を揉み始めた。服の下で何か柔らかいものが動いているのがわかる。

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家の外で自転車のベルの音がした。その音で我に返った僕は、たった今しでかしたことを大きく反省した。あんなによくしてもらっていた袿姫さんの胸を触ってしまうなんて…怒られる前に今日は帰ろう、と思った瞬間、
「あれぇ?もう終わり?」と袿姫さんの声が聞こえた。
叫び声をあげて僕はソファから離れた。袿姫さんは起きていたのだ。それに気づかず僕は彼女の胸をずっと揉んでいたのだ。恥ずかしさと申し訳なさで顔が焼けるようだった。
「ご…ごめんなさい!」と僕は帰ろうとする。もうこの家には来れないかもしれない。せっかくの楽しい時間だったのに、僕のせいで台無しになってしまった。そう感じた瞬間、袿姫さんが僕の腕をつかんだ。
「ま、待って、別にどうとも思ってないからっ!むしろ気持ちいいかな、っていうか…」そう言った瞬間、袿姫さんの顔がみるみる赤くなっていった。

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「え…?」僕は愕然として袿姫さんの顔を眺めていた。僕に胸を触られて気持ちよくなっていただなんて信じられなかった。
「ま、前から気づいてたんだ…君が私の胸をちらちら見るようになってたことに…」袿姫さんは恥ずかしそうに告白するが、チラ見していたことがばれていた僕もとても恥ずかしかった。
「最初は君も思春期なんだねぇとしか思ってなかったんだけど…段々君と二人っきりでいるとドキドキするようになっちゃったんだ……じ、実は私男の人と付き合ったことなくて…ほら、ずっとこんな事ばっかしてきたからさ…君みたいな子供でも男の人とずっと二人きりって初めてだったんだ…」袿姫さんは顔を真っ赤にしている。

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「そ、そうしたらなんだか君のこと格好良いかななんて思ったりなんてしちゃったり…ほ、ほら最近背も伸びてきたしさ…君なら体を触らせるくらい、って何言ってんの私…き、気持ち悪いよね、私みたいなおばさんが子供を意識するなんて…」袿姫さんは頬に手を当ててうつむいている。その姿がとてもかわいく思えて仕方がなかった。姉弟以上に年の離れた袿姫さんが僕の事を好きになってくれていた。その事が不思議とたまらなく嬉しかった。
「ぼ、僕も袿姫さんのこと…好きです」僕ははっきりと袿姫さんに言った。袿姫さんは顔を上げ、涙目になった顔で僕を見つめていた。
「わ、私も君のこと好きだよ…ってあれ、これって、両想いで、いいのかな?」うろたえる袿姫さんはまるで幼い少女のようだった。
「…キ、キスしていいですか…?」僕はいつの間にかそんな事を言っていた。
「い、いいよ…両想いだもんね…♡」袿姫さんは小さな声で返事をする。

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僕は袿姫さんに近づいて、彼女の湿った唇に僕の唇をそっと重ねた。
「ん…♡」袿姫さんの声は今までと違ってとても柔らかく、甘えるような声だった。
「キス、初めてだったんだ…♡なんだか気持ちいいね♡」にやけ面の袿姫さんが恥ずかしそうにしている。
「あの、もっと…」僕は性欲にまかせて手を伸ばそうとしたが、袿姫さんは待ったをかけた。
「さっきは胸を触らせてもいいかな、って思ってたけど…気持ちよすぎて止まらなくなっちゃいそうだから、今はやめとこっか♡君が大人になってもまだ私の事が好きだったら、続きをしてあげる♡」袿姫さんは優しく微笑んでいた。
その日の夜、夢に裸の袿姫さんが現れた。見たこともない袿姫さんの裸を必死に想像し、夢の中で人に言えない行為を繰り返していった。翌朝、僕の下着はぐっしょりと濡れていた。

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その日以降、僕は袿姫さんの家に行く理由が増えた。単に造形の事を教えてもらうだけじゃない。両想いになった人の家に行くのだから、楽しくないわけがなかった。
「いらっしゃーい、待ってたよ♡」扉を閉めるなり、袿姫さんは出迎えのキスをしてくれた。中学生でまだ初々しかった僕にとってはそれだけで絶頂するほど嬉しかった。
作品作りの最中、袿姫さんの胸が机に乗っかっているのを見つめていると、「こら♡どこ見てるの♡」と僕の鼻を粘土まみれの指でつついたりした。帰り際、「それじゃ、また来てね♡」と再び僕にキスをしてくれた。部活で作った作品が賞を取った際には「頑張ったごほうびだよ♡」と胸を触らせてくれた。服の上からだったけれど、指に触れる柔らかい感触と「ん、あぁん♡」という袿姫さんの甘い声で僕の頭の中は痺れていった。
袿姫さんと僕は外へデートに行くことはなかった。袿姫さんのアトリエが、僕と彼女との秘密の花園だった。

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三年生になった僕は、美術系に力を入れている高校を進路に決めた。偏差値の高い人気校だったため、今まで以上に勉強に力を入れなければならず、袿姫さんの家にはしばらく行けなくなった。
「そうなんだ…頑張ってね、応援してる♡」袿姫さんはがっかりしたようだったが、エールとして僕の頬に口づけしてくれた。

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1年間の猛勉強の末、僕は志望校に無事受かることが出来た。親や教師からもお祝いの声を貰ったが、一番うれしかったのは袿姫さんのハグだった。
「すっごーい!おめでとう!」両腕でしっかり僕を抱きしめると、彼女の大きくて柔らかい胸が僕の体にしっかりと当たっていた。
残念な事が一つだけあった。これから行く高校は家から遠く離れているため寮生活をすることに決めていた。つまり、袿姫さんとは頻繁に会えなくなるのだ。
「そっか…でも君が決めたことなら応援するよ」袿姫さんは僕の頭を撫でてくれた。
「……そうだ、合格祝いに贈り物しなくっちゃね。明日、また私の家に来てよ♡」

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春休みになっていた僕は翌日の昼過ぎ、再び袿姫さんの家に向かった。
1階のアトリエに袿姫さんはいなかった。「おーい、こっちだよー」と2階から袿姫さんの声が聞こえる。2階にあがるのは初めてだった。声のする方に行ってみると、寝室らしき部屋に行き当たった。簡易ベッドと数冊の部屋しかない、僕の部屋よりも簡素な部屋に袿姫さんは立っていた。
「は、はい♡少し大人になった君へのお祝いだよ…♡」袿姫さんはいつもの緑色のエプロンを身にまとっていた。正確に言えば、エプロンだけを身に着けていた。
「は、ははは…おばさんなのに、無茶しちゃったかな…♡」袿姫さんは顔を真っ赤にしているが、エプロンからはみ出している大きな胸とちらりと覗かせるふとももの付け根のせいで僕の股間には一気に精気が集まっていく。

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「はい、これなーんだ♡」袿姫さんは手に持っている小さな包みを僕に見せた。包みの中には輪ゴムのように丸い何かが入っている。クラスの悪友がこっそり学校に持ち込んで自慢しようとしたところを先生にばれて叱られているのを見たことがある。袿姫さんが手に持っているのは避妊具だった。
「さ、さすがに何に使うかはしってるよね…♡知らなかったら私何してんのってなっちゃうから…♡」裸エプロンの袿姫さんはもじもじしている。勿論、何に使うかなんて知らないわけがない。
「な、生はだめだけど…君が大人になって新しい道に進んでくれたら嬉しいなって…♡こんな年で未経験なんだけど、それでよかったら…私のこと、あげちゃう♡」

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「ちゅ…♡くちゅ♡」ベッドの上で裸エプロンの袿姫さんとキスをしていた。中学最後の春休みに、初体験に臨む中学生なんて僕のクラスでは自分だけだろう、と思った。
「はい、君のだいすきなおっぱい♡」袿姫さんはエプロンを脱ぎ捨て、僕の前で一糸まとわぬ姿になった。数回触れた大きな胸とそれに負けないくらい大きなお尻、股間には陰毛がしっかりと生えていた。
「自分の体の事無頓着だったからさ…予想と違ってがっかりした?」袿姫さんは緊張した面持ちで尋ねるが、僕はずっと好きだった女性の裸体にすっかり見惚れ、あそこも今までにないくらいガチガチに固くなっていた。
「うわ…すっごく大きくなってる…君も脱いじゃいなよ♡」袿姫さんに言われるがままに僕も服をすべて脱いだ。最後にパンツを脱ぎ捨て、アソコを袿姫さんの前に曝した瞬間、袿姫さんは「うわぁ♡」と声を漏らした。
「君くらいの年だともうしっかり毛が生えてるんだね…♡」袿姫さんが感心したように言った。

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しばらくの間、僕と袿姫さんはお互いの体に触れあっていた。袿姫さんのおっぱいを直に触ると、指が沈み込んでいった。お尻も触らせてほしいと言うと、袿姫さんは「い、いいよ…♡今日は君の好きにさせてあげる…♡」と震えた声で返事をした。本当に未経験なんだな、と思いつつ、僕も震える指で袿姫さんのお尻を撫でながら、中心にある陰毛に紛れた割れ目を眺めていた。
「結構腕引き締まってるね♡ずっと粘土いじりしてたからかな♡」袿姫さんは僕の腕をさすりながら嬉しそうな声で喋っている。
「こ、こっちも引き締まってるね…♡」袿姫さんは僕のアソコを指で優しくなでていた。初めて異性に触れられるそれは、袿姫さんの指が触れるたびビクンと反応していた。

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袿姫さんはベッドの上に横たわり、僕に向けて大きく脚を開き、一番大事な場所をさらけ出している。僕の方も慣れない手つきで避妊具を付け終え、準備万端になったそれを袿姫さんに向けていた。
「さ、さぁ、君が大人になる瞬間だよ…♡」袿姫さんも僕の事がお待ちかねのようだった。僕は袿姫さんの脚をしっかりとつかみ、アソコを袿姫さんの中にゆっくりと入れていった。袿姫さんは粘土みたいに湿って柔らかく、でも粘土と違って暖かくてうねっていた。
「はい♡卒業おめでとう♡」袿姫さんの声を合図に、僕は腰を動かしていく。僕と彼女の荒い息遣いが部屋に響き渡る。
「あっ♡あっ♡んっ♡いいよっ♡もっとっ♡あぁんっ♡」袿姫さんの喘ぎ声と、激しく揺れる胸が僕の動きを更に加速させる。粘土をいじる時よりもずっと夢中になって、袿姫さんの体を味わっていた。

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「あぁっ♡あぁんっ!♡」ひときわ大きい喘ぎ声と共に、袿姫さんの体が強く締まった。それと同時に、僕のアソコから何かがあふれ出る感覚があった。
「はぁ…♡君もイっちゃった?♡」汗だくになった袿姫さんの顔はスッキリとした表情だった。僕は袿姫さんからアソコを引き抜き、避妊具にたまった自分自身の精液を眺めていた。
「さぁ、これで君も大人の仲間入りだね…♡高校でも、頑張ってね…♡」袿姫さんは少し寂しそうに僕の頭を撫でる。今日という日が終わったら、袿姫さんとはしばらく会えなくなるのだ。
「僕…もっと勉強して、袿姫さんみたいなすごい芸術家になります」僕は袿姫さんの顔を見てはっきりと言った。袿姫さんは嬉しそうに微笑んでいる。
「君はもう立派な芸術家だよ♡私みたいなおばさんを、すっかり男に夢中な“女”に変えちゃったんだもの♡」

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「また…一緒に何か作ってください。今度はずっと一緒に…」僕は思わず口走っていた。
「君は私よりずっと若いんだから、もっと色んな事を経験してね♡高校でも、もし大学に行っても、何かに夢中になることを忘れないでね♡」
「卒業して、その時でもまだ芸術が…私の事が好きだったら、また続きをしようね♡その時は生で…♡一緒に“作品作り”しよっか♡」袿姫さんは僕にキスをした。

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