11/05/09(月)22:19:34

巷では自分より弱い存在を性奴に堕とすのが流行っているらしい。
そのような噂を聞いた私は、自分もそれにあやかろうと
適当な妖精を捕らえに出かけたは良いのだが、
最初に目を付けた相手が悪かった。
「チルノ」と名乗ったその妖精はまるで妖怪のごとき力を持っており、
私は完膚無きまでに叩きのめされた挙句、
逆にチルノ専用のオナホとして飼われる羽目になってしまった。
チルノの性欲はそれはもう凄まじく、
私は朝から晩まで休む間もなく犯され続け、
抵抗する意思を完全に失うまでにそう時間はかからなかった。
しかし…このチルノという妖精、元来熱しやすく冷めやすい性分なのか、
一週間も過ぎるころには私の穴にすっかり飽きてしまったようで、
今日、とうとう私はチルノの仲間の妖精に売られる事となった。
それも木苺ひと籠と交換というあんまりな価格で。

1

新しい私の主人は、緑色の髪と
縁取りをしたような羽が特徴的な大人しそうな妖精で、
やや臆病な所があるのかやたらと厳重に拘束されてしまったが、
精液塗れで異臭を放っていた体を
湖で優しく洗ってくれた事は本当に嬉しかった。
さらに住処には柔らかい寝床まで用意されており、
食事も満足に与えられなかった昨日までと比べれば
信じられないほどの待遇である。
ところが当の妖精といえば一向に私を使う気配が無く、
先ほどまで熱心に薬草と思しきものを煎じていたかと思えば、
今度は鍋でなにやら煮炊きしている。
薬膳でも用意してくれるのだろうか?
不審に思った私は妖精の目を盗んでその中身を覗いてみる事にした。
するとその鍋の中では一本の小刀が煮沸されていて……

2

私の前にあるのはご丁寧にも煮沸消毒された小刀と薬草の山、
あの妖精がこれで何をするつもりなのかは知る由もないが
それが私にとって好ましい事である可能性は限りなく低そうだ。
何とかして危害を加えられる前にここから逃げなければ。
「そこで何をしているんですか。」
不意に後ろから抑揚のない声が掛けられた。
突然の事に体は硬直し、背に冷たいものが流れる。
恐る恐る振り向くと不快感を露にした表情で妖精がこちらを見ていた。
「あの…いや…」
動揺した私は目を逸らしながら、
しどろもどろに要領を得ない返答をする。
「何をしているかと聞いているんです。」
それは火に油を注ぐ結果となり、
妖精はさらに表情を険しくし強い調子で聞き返して来た。

3

「っ…!」
自分の腰ほどまでの背丈しか無い妖精に気圧され混乱した私は、
事態の解決を放棄し出口に向かって走り出した。
この妖精の住処は天然の洞穴を利用しており、
出口付近は人間の私がやっと通れるほどの広さだ。
おまけに私は後ろ手に縛られている、
妖精が本気になればすぐに追いつかれてしまうだろう。
しかし、チルノならともかく普通の妖精の能力などたかが知れている、
仮に追いつかれたとしても大の男相手に何が出来るというのだ。
事実、あの妖精は追って来ない。
諦めたのだろう、チルノとは違って中々に賢いや
ヒュン!
耳が鋭い風切り音を捉えたと同時に、右足に衝撃が走った。

4

踏み込んでいた足を崩された私は、そのまま地面に倒れこむ。
受け身も取れずに叩きつけられた体が酷く痛むが、それ以上に足が熱い。
それが脹脛からの出血によるものだと視認した瞬間、熱が痛みへと変わる。
一体何が起きた?
激痛に耐えながらも身をよじり周囲を確認すると、
妖精の指先が私の方に向けられ、薄らと光を纏っている。
なるほど、恐らく妖精の放った光弾が足を貫いたのだ。
通常あれは目くらまし程度の物でしかないはずだが、
大方こいつもチルノと同類だったのだろう。
そう余計な事を考えている間に、妖精の指先の光量が増している。

二発目が来る!

5

私は慌てて起きあがろうとするが、
痛みで足に力が入らず、縛られているために腕も使えない。
せめて急所だけでも避けようと、光弾の軌道を読むべく目を見開くが、
放たれた瞬間、情けなくも反射的に目を瞑ってしまう。
暗闇の中、脇腹に鋭い痛みが走った。
悲鳴を上げ体をのけ反らせるが、出血は無い。
先ほどよりも威力に加減がなされているようだ。
私は哀願するように妖精の方を向く。
先方もそれに気がついたようだが、特に意に介した様子も見せず、
今度は複数の光弾を一度に放って来た。
避けるどころか腕で庇う事すらままならない私は、
我が身に降り注ぐ光弾の雨に対し、
ただ海老のように丸まりながら耐え続けるより他が無かった……

6

暫く後、弾幕の斉射が止む。
私はボロ雑巾のように成り果て、びくびくと麻痺しながら横たわっていた。
体中が痛み四肢の感覚が曖昧になる、そして何より呼吸が辛い。
犬のように短い呼吸を繰り返しながら、
自身の状態を確認すべく体を捩り首を上げると、
妖精がぶつぶつ呟きながらこちらに近づいて来ていた。
その目は虚ろで、手にはすりこぎ棒のようなものが握られている。
明らかに正常じゃない。私は恐怖のあまり俯いたが、
傍まで来た妖精に棒で顎を起こされ、強制的に対面させられてしまう。
「どうしてですか。」
何やら問いかけて来るが、その目は相変わらず焦点が合っていない。
「あ、あ…「どうしてですかっ!」
私は半泣きになりながら口を開くが、
直ぐに遮られ、同時に棒が私の顔に振り下ろされた。

7

「あぎぃっ!」
殴られた拍子に舌を噛んでしまい、悶絶しながら転げまわる。
私は妖精の方を向き直し、この理不尽な暴力に対して許しを乞おうとする。
「ふぁ、ふぁめてふぎぇっ!…………」
今度は喉仏に容赦ない一撃が加えられた。声が出せない、呼吸が出来ない。
「私がっ!あんなにっ!」
苦しむ私に対しさらに追撃が加えられる。
「優しくしてあげたのにっ!もし私が貴方を買ってあげなかったら!
妖怪に売られて今頃食べられてしまっていたかも知れないのにっ!
それをっ!……!…!……!…!……!…!…!……!……!!!!」
妖精は恨みごとの様なものをヒステリックに叫びながら、何度も棒を振り下ろす。
骨を、内臓を殴打され、私は言葉にならない悲鳴を上げ続ける。
このやり取りが延々と続く中、いつしか妖精の口元には笑みが浮かび、
その股間は異常に膨れ上がっていた……

8

「はぁ…はぁっ……」
永遠のように感じられた暴虐は、妖精の体力の限界を持って終わりを告げた。
「ふぐっ…ふぃっく……」
額に汗を浮かべながら肩で息をする妖精の眼前で、
私はうつ伏せになりただ嗚咽している。
「ひっ…」
突如として首に回された手に、私は怯え短い悲鳴を上げた。
しかし更なる加虐が与えられる事は無く、そのまま優しく抱き起こされる。
「これでわかりましたか。」
ひとしきり私を痛めつけた事で溜飲が下がったのか、
私に問いかける妖精の表情はとても穏やかだ。
「ふょふぇんなふぁい、ふゅるふぃてふゅだふぁい……」
私は質問の意味を精査せず、涙と血で顔をぐしゃぐしゃにしながら、
ただ必死に許しを乞う台詞を舌足らずに繰り返す。

9

「まだわからないんですか!」
途端、妖精の顔から笑みが消え、怒りに満ちた形相に変わった。
「ひぃぃぃ!」
何が地雷だったのか見当もつかない私は大いに錯乱する。
「もっときついお仕置きが必要なようですね…」
妖精はそう呟くと、棒の先端を足の創口に押し当て
捻じり込むように力を加えて来た……
「おごぉぉぉぉお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
私は今まで発した事も無いような叫び声を上げ、
上下の穴から体液をまき散らしながらのた打ち回る。

「これでわかりましたか。」
少しの間をおき、再び同じ質問が来る。

10

「ふげ…えふっ……」
慌てて何か言お言うするが、喉に胃液が絡み発音できない。
「まだ足りないみたいですね。」
悪魔のような言葉が投げかけられた。
いやだ、いやだ。必死に思案を巡らせる。
ふと、チルノの所でさせられていた事を思い出す。
私は出来る限り呼吸を整えた後、意を決して返答をした。
「ふぁたしは……ご、ごしゅじんふぁまのオナふぉでふ……
ど、どうか…ふぉじゆうにおつかいくだふぁい……」
そして"ご主人様"に向かって尻を突き出し、媚を売るかのように振る。
「………」
正解?だったようだ。無言で腰に手がかけられる。
そして次の瞬間、強引に巨大な物が捻じ込まれた。

11

「ふぎぃっ!」
いきなり全てを受け入れされ、殴打されるのとは全く異なる痛みが私を襲う。
なんとか力を抜こうとするが、突かれる衝撃で傷が痛み体が強張ってしまう。
「あはっ。なかなか良いですよ。やっと良い子になれましたね。」
"ご主人様"はそれが気に入ったのか、
腰の動きはさらに乱暴になり、時折足の傷まで踏みつけて来る。
「あがぁ!!」
その度に私は悲鳴を上げながらのけ反り、更に強い力でちんぽを締め付けた。
「ああっ…良い子です。本当に良い子…んっ…」
地獄のような責め苦を味わう私とは裏腹に、
"ご主人様"の声は歓喜に満ち溢れ、正に極楽といった様相だ。

そして私の意識は次第に薄れて行き、
体内に熱いものが放たれた瞬間、完全に気を失った。

-

1

不意に目が覚めた。
体中の至る所が痛み、特に貫かれた右足から周期的に鈍い痛みが走る。
私は自分の状態を確認しようとするが、
痛みと拘束のため満足に体を動かす事が出来ない。
呻き声を洩らしながらどうにか背を曲げ下半身を確認する。
見ると傷口には布が巻かれ、一応の手当てがなされているようだが、
両膝関節が添え木と共に一緒くたに縛られており、
一切足を動かす事が出来なくなっている。
また、腕は相変わらず後ろ手に縛られているため、
体は横に倒すしか無く、体重を受けている方の腕が痺れて感覚が無い。
「あ、目が覚めましたか。」
そうこうしているうちに、"ご主人様"もといあの妖精が私に気付いた。
直ぐにに妖精から受けた被虐の数々が思い出され背筋が凍る。
そんな私を尻目に妖精は小走りにこちらに寄ってくると、
枕元にぺたんと座り込み、私の顔にを伸ばして来た。

2

怯えた私は慌てて身を引こうとするが、体は殆ど動かず、ただ傷口だけが痛む。
「大丈夫、怖くないですよ。」
妖精はそう言って、一度は止めた手を再び動かし私の額に触れる。
「……熱が下がらないですね。いま、お薬を作ってあげます。」
妖精は木の葉に包まれた粉末状の物を湯呑みに移すと、
薬缶からお湯を注ぎ撹拌し、何やら怪しげな液体が完成した。
「はい、ちょっと苦いけど我慢してくださいね。」
私の前に湯呑みが突き出されるが、この体勢で飲めるはずもない。
「あはは、ごめんなさい。吸い飲みでもあれば良かったのですけど。」
妖精はばつが悪そうに苦笑ながら、液体を口に含むと肘をつき、
口移しでその内容物を送り込んで来た。
私は大人しくそれを受け入れるが、口の中に広がる強烈な味に思わず吐き戻しそうになる。
しかし、その様な事をしたら眼前の妖精に何をされるのか知れたものではない。
恐怖が反射に打ち勝ち、私は涙目になりながらそのすべてを飲み込んだ。

3

「ふふ、苦いのちゃんと飲めましたね。」
薬を飲み終え息を荒げている私を見て、妖精は満足そうに目を細める。
「もうすっかり良い子ですね。よし、よし。」
そして、私の頭に手を回すともう片方の手で子供をあやすかのように優しく撫でられる。
あの非道な仕打ちを行った妖精ととても同じ妖精とは思えない。
……そう言えば、ここに来た当初もこの妖精はチルノよりも優しかった。
少なくとも、私が逃げ出そうとするまでは。
逃げ出そうとしたからいけない?反抗したからいけない?
なら、反抗さえしなければ酷い目にもあわない?
極限状態に置かれた私は、受けた仕打ちの不均衡さも忘れ、
ただ、自分にとって都合が良い事ばかりを考える。

4

「良い子なら言う事もちゃんと聞けますか。」
妖精の腕に抱かれながら、私はこくんと頷く。
そして上目遣いに顔色を窺うと、妖精はにっこりとほほ笑んだ。
何故だかこちらまで嬉しくなって来る。
多分、これで良いのだろう。
少なくとも当面はこの妖精の言う事に素直に従って生きて行くしかない。
これでもチルノの所よりは大分ましなはずだ。
私は自分自身にそう言い聞かせ、無理やりこの状況に納得することにした。

「じゃあ。」

「手術も我慢出来ますね。」

5

???…手術?何を言って……

少しの間をおいて私はここまで痛めつけられた主原因、
脱走に至った経緯を今更に思い出した。体がガクガクと震え全身の力が抜けて行く。
「我慢出来ますよね。」
返事が無い事をを訝しがったのか、妖精が怪訝な顔で問う。
私はぽろぽろと涙を流しながら哀願する。何でも言う事を聞く奉仕もする仕事もする、
だからこれ以上傷つけるのだけは止めて下さいと。
「いま約束したでしょう。」
妖精の表情が目に見えて険しくなった。それがさらに私の恐怖を誘い
半狂乱になりながら、動かない体を精いっぱいゆすり泣き叫ぶ。
「はぁ、全くもう。」
泣き叫ぶ私を尻目に、妖精は呆れたように立ち上がると直ぐに何かを手に戻って来た。
「嘘ばかりつく悪い子には、もう一度ぐりぐりが必要ですか。」
私の頬にあのすりこぎ棒が押し当てられる。

6

その先端には私の血がべったりと付着し赤黒く光っていた。
「う……」
一瞬にして私の動きが止まった。脳裏にあの筆舌にし難い痛みがはっきりと再生され、
意思に反して股間に熱い物が広がる。
「お漏らしが答えですか。わかりました。」
妖精は冷たく言い放つと足の包帯に手をかけて来る。どうやら本気らしい、
あれはもういやだ、痛いのは怖い、いやだよ。頭の中で答えの出せない二択がぐるぐると回る。
しかし包帯が巻き取られ患部が冷たい外気に晒された時、とうとう私は観念した。
「……ます…っく……ゆうことき…ます…ひっく…うう……」
俯きながら消え入りそうな声で降伏を宣言する。
「よかった、悪い子はいなかったんですね。」
妖精の声の調子はとたんに明るくなり、軽い足取りで準備を始める。
周りに道具が置かれて行く中、私は目を瞑り体を震わせながら泣いていた。

7

「あらあら、酷い顔ですよ。」
準備が終わったのか、傍に戻って来た妖精はそう言いながら涙に濡れた私の顔を布で丁寧に拭う。
「はい、綺麗になりました。ほら、あーん」
言われるがままに口を開くとその布が口にねじ込まれる、
さらに別の布が口に噛ませられた後、頭の後ろで縛られ固定された。
「舌を噛むといけないですから。怖くないように目隠しもしましょうね。」
長めの布が顔に近づけられる、私は一瞬躊躇し頭を引くが何が出来るわけでもなく
そのまま視界が奪われた。
「良く似合ってますよ。我慢していれば直ぐ終わりますから。」
体の自由が殆ど効かない私は、非力な妖精に少し押されただけでころんとうつ伏せに転がされてしまう。
こうなってしまうと、今の私には自力で起き上がることは不可能だ。
「これは貴方の為にやるんです。大丈夫ですからね。」
視界を塞がれたせいで他の感覚が鋭敏になる、必死に落ち着こうとするが心拍数が増し
小刻みな震えが止まらない。そして、踵の上、足の腱辺りが確かめるように何度も掴まれた。

8

「消毒です、怖くないですよ。」
液体がかけられ丹念に拭きとられる。臭いから察するに焼酎か何かだろう。
いよいよかと思い覚悟を決めるが、震えはさらに増し心臓は今にも張り裂けそうだ。
「いきます。力を抜いて。」
冷たい物が皮膚の上をなぞる、同時に鋭い痛みが走り周囲が血で濡れるのが分かる。
そして細い指が切り開いた皮膚を押し広げながら侵入し、中に鎮座する腱を捕らえ強引に引きずり出す。
さらに刃物のようなものが当てられると、何の抵抗も無いままあっけなく切断されてしまった。
「ぎぃ!!……ぐぐぅ………」
私は必死に歯を食いしばり耐える、激痛だがあの痛みと比べればまだ耐えられる。
「大丈夫ですか。もうすぐ終わります。」
濡れた踵周辺が再び拭われる、きっと後は止血して終わりだろう、
私は安堵の息を洩らし、可能な限り体を弛緩させるよう努めた。

9

「じゃあ止血しますね。ちょっと熱いですよ。」
突如として、切り開かれた個所に熱い物が突っ込まれた。じゅうじゅうと肉の焦げる音と共に悪臭が立ち込める。
「むぎえ゛ぇぇええぇぇぇぇ!!!……!!!…!!!!!!」
勝手に加虐はもう無いと思い込み、油断していた所を未知の痛みが襲う。
海老反りになりながら猿轡越しに叫び声を上げ、本日何度目かの失禁をする。
「終わりました。しっかり焼いたので出血も無いですし、二度と繋がらないです。」
妖精が何か言っているが耳には入らない、私は顔を埋めビクンビクンと背を震わせながら悶絶し続けた。

「お終いです。良く頑張りましたね。えらいえらい。」
数分が経ち、息も絶え絶えになる中、やっとの事で聞き取れた妖精の言葉が何よりの救いに感じられた。
頭を撫でてくれるその手には愛しさすら感じられる。


「こっちの足は終わりです。この調子で反対側もやりましょうね。」

10

処置が終わり、拘束を解かれ仰向けに寝かされた。
妖精は腹のあたりに跨ると、両手で私の顔を挟み自分の方に向ける。
「終わりましたよ。良く我慢しました。」
指が愛おしげに顔を拭う。そして、額に差し掛かった辺りでぴたりと止まった。
「そうだ、頑張ったご褒美に"しるし"を付けてあげますね。」
そう言って妖精は火鉢を傍に引き寄せた。
前髪が掴まれ、熱せられた鏝が近づけられる。手足は自由だが、
最早抵抗する気は起きない。ただ目を瞑り、その切っ先が額をなぞるのを受け入れた。
妖精は額をしげしげと見つめると、その出来栄えに満足したのか、
ふぅとため息をつくと、私に抱きつきながら言う。
「これで貴方は私の物です。もう、どこへも逃げられませんよ。
ずっと私と一緒に暮らすんです。」
安堵と絶望、どちらとも付かない感情が湧き、涙が止め処なく流れる。
「どうしたんですか。大丈夫です、大丈夫ですよ。」
私は妖精にあやされながら、いつしかその腕の中で眠りについてしまった。

-

1

あれから幾日も過ぎた。厳重だった拘束は無くなったものの、
未だに歩くことはおろか立ち上がることもままならない。
幸い妖精が良く世話を焼いてくれるのでなんとか生きては行けるが、
稀に些細な事でおしおきと称した暴行が加えられるため気が休まらない。
しかし今の私は妖精の庇護の許に生きてゆくより他はなく、ただ従うのみだ。
そんな妖精は今日は朝から遊びに出かけてしまった。
一人取り残された私は特にする事も無く、頼まれてもいない家事の類を行っていたが
それにすら飽きてしまい、思い出したかのように張形を手に取ると、
尻穴にねじ込みぐりぐりとかき回していた。これは決して自慰に耽っている訳ではなく、
妖精の物に引き裂かれないよう予防的に解しているだけなのだが、
使い続けられた穴はすっかり敏感になっており、思わず声が漏れそうになる。
ふと、入口付近からの物音を感じ、慌てて張形を引き抜くと、
身なりを整え四つ這いになりながらその下へ這って行った。
「ただいま、ちゃんとお留守番出来ましたか。」

2

帰って来た自分の"主人"に対して媚び諂いながら挨拶と報告を済ませる。
この体勢だと必然的にこちらが妖精の顔を見上げる事になり、それが一層の被支配感を私に与え、
また頭を撫でるべく伸ばされた手にも一々恐怖を感じてしまう。
私はどさくさに紛れ妖精に抱きつくと、股間に顔を埋め甘えるように頬ずりを始めた。
「きゃっ。こ、こらやめなさい。」
顔を真っ赤に染め、慌てて引き離そうとするその仕草は本当に愛らしく、私が欲した妖精のものだ。
但しその股間はむくむくと膨らみ続け、硬さも増して行く。
「もう、仕方のない子ですね。こういう時はどうするんでしたか。」
妖精がとうとう観念して裾を捲りあげると、愛らしいとはとても言えない大きさの男性器が姿を現す。
私はそれに正対し改めて奉仕させて頂く旨伝えた後、裏筋に舌を這わせ、ゆっくりと亀頭まで舐め上げた。
独特の塩辛いような苦いような味が舌に広がる。
「ひゃん。それにしても、貴方はおちんぽ舐めるのが好きですね。」

3

別に好き好んでの行動ではない。こうやって頻繁に発散させてやる事で、私に対する攻撃的な行動が
抑制できる事を経験的に学んだからだ。上手くゆけば一日これだけで満足してしまう事すらある。
意を決して、口を大きく開けると一気に咥えこんだ。
そのあまりの大きさに、先端しか口に入れていないにも拘らず顎が外れそうになるが、
口全体を使って丹念に刺激を与える。
「あっ、そこです。好いですよ、なかなか、様になっています。」
妖精が私の額の焼き痕を指でなぞりながら言う。痛いようなむず痒いような何とも言えない感じがする。
蚯蚓腫れのようになったその痕は、鏡で見た限り何らかの意匠のようなのだがその意味する所は分からない。
必死に嘔吐反射に耐えながら顔を上下させ、更なる刺激を与えた。
「んっ、だしますっ。ちゃんと飲むんですよっ。」
興奮した妖精は両手で私の髪を掴むと、思い切り引き寄せ強引に喉奥まで挿入する。
「!……むぐっ……っ………………」

4

胃の内容物が思い切り逆流しせり上がって来るが、妖精の物に阻まれる。
さらにそれから大量の精液が吐きだされ、行き場を失った二つの液体は互いに混じり合い、
一部は気道にまた一部は鼻孔から漏れ出した。
逆流する液体が更なる快感を与えたのか、妖精は一層腰を突き入れると、
声にならない叫びを上げる私を尻目に気持ち良さそうに目を瞑り、
ふるふると体を震わせながら射精を続けた。

5

妖精が長い射精を終え、ようやく解放される。
私はその場にへたり込み盛大にむせ返すが、息も戻らないうちに急いで妖精の方へ向き直り、
胃液と精液に塗れ、しな垂れた妖精の男性器に口付けすると、
尿道に残った精液を吸い出し、さらに亀頭から順に丁寧に汚れを舐め取り始めた。
「ふぅ。そうです、良く分かっているじゃないですか。ちゃんと隅々まで綺麗にしてくださいね。」
その最中にもそれは徐々に硬さを取り戻し、根元まで掃除し終えた時には先ほどと寸分変わらない状態まで回復してしまっていた。
おそらく日中に処理する事が出来なかったのが原因だろう。
「ごめんなさい。まだ物足りないみたいです。」
妖精は催促するかのように男性器の腹を顔に擦り付けて来る。
私はそれに応え、再び咥えこもうと口を開ける。
「あ、そうじゃなくて、今度は、ごろんってなってください。」

6

残念ながら今日は口だけでは済まないらしい。
私は仕方なく命令通り仰向けになり、尻を突き出すよう両足を抱える。
余りに屈辱的なこの体勢は未だに慣れる事が出来ない。
恥ずかしさのあまりささやかな抵抗として妖精から目を逸らしたが、それすら妖精を興奮させただけのようだ。
「かわいい格好ですね。ほら、もっと良く広げて見せてください。」
私は顔面を紅潮させながら両手で尻を広げ、穴を妖精に晒す。
つい先刻まで張形を咥えこんでいたその穴は、緩く開いておりまた薄っすらと濡れている。
「今更恥ずかしがる事も無いでしょう。つい此間まで一人でお便所にも行けなかったのに。」
妖精はくすくすと笑いながら指先で穴を弄る。少し力を加えただけで指が一本二本と滑り込んで行き、
引き抜かれた指には、腸液混じりの潤滑油が細く糸を引いていた。
「すっかり準備万端ですね。ひょっとして、期待してたんですか。」
妖精はいやらしい笑みを浮かべ、私の鼻先までその指を持ってくると、
ねちゃねちゃと見せつける様にすり合わせる。

7

余りの羞恥に顔面の温度はさらに上昇し、私は逃げるように目を閉ざした。
「だんまりですか。私は、質問しているんですけどね。」
急に声の抑揚がなくなり高圧的になる。明らかに機嫌を損ねた時の兆候だ。
刻み込まれた恐怖が蘇り、びくんと体が震える。
咄嗟に何か言おうとするが口がぱくぱく動くだけで肝心の声が出ない。
その間にも妖精の表情はどんどん陰って行く。
「ご、"ご主人様"に心地よく使って頂くために……じゅ準備をしておきました。」
やっとの事で声を振り絞り心にもない弁明をした。
「そうなんですか。本当は、我慢できなかったんじゃないですか。」
違う、断じてそんな事はない。あくまで自分の身を守るための行動だ。
私は力無く首を左右に振りそれを否定する。
「ふふふ、慌てるところもまた怪しいですよ。」
妖精は私の反応に満足したのか、浮かれた調子へと戻っていた。

8

「そろそろ、頂かせてもらいます。」
と言いながらも妖精は直ぐに挿入れに来るわけでもなく、
自身の男性器を私の男性器の上に見せつけるように重ねて来た。
元より大きく、さらに血管を浮かべながらギンギンに勃起している妖精の物と比べ、
自重で萎れている私の物はあまりに粗末で、これだけでも自分が
支配される側だという事を納得してしまいそうになる。
「なんだか元気がありませんね。ほらほら、起きてください。」
妖精が面白半分に腰を動かすだけで、私の物は抗いもせずに右へ左へ付き転がされる。
その甲斐あってかなんとか勃起といえる状態には達する事が出来た。
「可愛いおちんぽさん、やっとおっきしましたか。まあ、使う事もないんですけどね。」
ペチペチと自身の物で私の物を叩きながら妖精が言う。
妖精一匹にここまで馬鹿にされると屈辱を通り越して解放感すら感じられる。
「ところで、"お願い"がまだのようですが。」
私は半ば自棄になりながら叫ぶ。
「"ご主人様"のおちんぽで私の意地汚い穴に栓をしてください!」

9

「はい、良く出来ました。お利口さんにはたっぷりご褒美をあげないといけませんね。」
妖精は男性器を私の穴にあてがうと、その先端に溜まっていた先走り汁を何度か私の穴に擦り付け、
さらに一呼吸置いた後、一気に挿入を始める。妖精の腕ほどあろうかという物が
さして抵抗なく飲み込まれて行き、それがもたらす形容しがたい感覚に私はつい声を漏らした。
「ほら、見えますかぁ、全部入ってますよ。」
それに対し妖精は満足そうに私を見下すと、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
自分で弄っていた所為か何時も以上に激しい疼きが下腹部を襲い、これ以上声を上げまいと床を掴みながら口を固く閉ざすが、奥まで貫かれる度にくぐもった声が私の意志とは関係なく発せられる。
「はあっ、はぁ、どうしたんですか、何時に無く、素直じゃないですか。」
それが妖精を更に興奮させたのかその動きはさらに激しさを増す。
「あふう」
そして男性器の裏側を強く抉られた瞬間、背に痺れる様な快感が走り私はひと際高い喘ぎ声を上げる。
「あっ、ここですかぁ。貴方がもっと素直になれるぽっちは。」

10

しまった、そう思った時にはすでに遅く、妖精は悪戯っぽく笑うと私の身体を折り畳みながら覆い被さり、ごりごりとそこを重点的に責め立てて来た。
行き場を失った私の男性器が眼前でぷらぷらと空しく揺れている。
「…あひっ……あんっ…あっ……」
蕩ける様な快感の波に最早抗う事など不可能で、私はされるがままに甘い声で鳴く。
そして体を蝕む疼きが最高潮に達した瞬間、びくびくと穴を収縮させながら顔から腹までを自らの精液で汚した。
私はしまりの無い顔でその様子を見つめていたが、
熱が冷め意識がはっきりとして来るにつれ、自分の行動に対して強い嫌悪感を覚える。
もし許されるならいますぐこの妖精を突き飛ばして逃げ出したい。
「ご褒美、気持ちよかったですか。次は私の番ですよ。」
当然そのような事が出来るわけもなく、再び乱暴に動き出した妖精のそれに、
敏感になっている腹の中を嫌というほどかき回されて私は泣きながらよがり狂う。

11

結局妖精が果てるまでに、幾度も無理やり絶頂させられてしまった。
「はっ、ああっ、でますっ。中にだしますよぉっ。」
妖精は私を絶対に逃がすまいと確りとしがみ付きながら、腹の中に熱い物を並々と注ぎ込む。
そして腰を震わせ最後の一滴まで出し尽くすと、ゆっくりと引き抜き私の腹の上に倒れ込んだ。
そのまま二人息を荒げながら暫くの間身体を重ねていたが、妖精は精液で汚れた私の顔を軽く拭うとそっと口を触れた。
「貴方は私の物です。素直に私の言う事を聞いてさえいれば、痛い目にあう事も無くて
こうやって気持ちいい思いがいっぱい出来るんですよ。わかりましたか。」
その唇の柔らかさと肌越しに伝わる体温に、私は母親に抱かれているような安堵感を感じていた。
言う事を聞いてさえいれば良い、妖精の言葉が麻薬のごとく頭の中を駆け巡り、だんだんと瞼が重くなる。
……
妖精の手が私の男性器に触れた。私は驚きと僅かな期待を持って妖精の顔を見つめる。
「ところで、これ邪魔ですよね。要りますか。」

12

質問の意図が理解できない、いや、したくなかった。
「要らないですよね。使いませんものね。」
「いる!要ります!」
言質を取るかのように言葉が重ねられ、私は慌てて叫ぶ。
「何故ですか。使いもしないのに何時もぶらぶら、正直邪魔でしょう。」
妖精の顔がみるみる曇る、が、ここで引くわけにもいかない。
「あ、あの…大事なものです、必要です……」
身に刻まれた妖精に逆らう事への恐怖が意志を蝕み、口の勢いを奪う。
「貴方を繁殖させる予定は無いのですけどね。そもそも、使い物になるんですか、それ。」
半ば呆れたような妖精に見つめられ、動悸は激しくなり嫌な汗が止まらない。
「つ…つかえます……」
なるべく反抗的に取られないよう、眼を伏せ独り言のように呟いた。
「ふーん、そうですか。なら、試してみましょう。」

13

そう言うや否や、妖精は下着を完全に脱ぎ、私の顔を挟むように膝立ちになると、男性器をへそ側に押しやり、普段は隠れている無垢な幼女のそれを見せつける。
「ほら、見えますか。」
さらにもう一方の手で筋を左右に押し広げ、禁断の領域までもを私に晒した。
それは使い込まれ赤黒く色素が沈着した男性器とは対照的に、薄桃色で薄っすらと艶を帯びている。
「聞きましたよ。チルノちゃんを手籠にしようとしたって。全く、自分の身の程すら理解出来ないんですか。」
妖精は私を蔑む言葉を吐きつつも、ゆっくりとその腰を下ろす。
結果、夢にまで見た妖精の花園が舌を伸ばせば届きそうな位置にまで近づけられ、甘酸っぱい香りが鼻孔をくすぐる。
私は困惑しつつも視線をそこから離す事が出来ない。
「ちっちゃな女の子のここを、滅茶苦茶にしたかったんでしょう。良いんですよ、好きにして。」
思わず妖精の足に手をかけ、胸一杯にその香りを吸い込んだ。
しかし、すぐに我に返り恐る恐る妖精の顔色を窺う。
「どうしたんですか。ほらほら、私が良いって言ってあげてるんですよ。」

14

度重なる妖精の挑発にとうとう私の理性が根を上げる。
もう、どうなっても良い。
先ほどとは違う意味で鼓動は高まり、息を荒げながら手に掛ける力を強めると、緊張のためかぷるぷる震える舌をじわりじわりと寄せて行く。
少し進む毎に躊躇し動きを止めるが、その時改めて目に映る光景に興奮は更に増す。

そして、私の男性器は痛いほどにいきり立って……いなかった。

15

信じ難い事に千載一遇の機会を前にして、私の股間はぴくりとも反応しない。
焦りに支配された私はすっかり興奮も冷め止んでしまい、
楽園を目前に控えたまま石のように固まっていた。
「どうして止めちゃうんですか。良いって言ってるでしょう。別に、後で何かするなんて事はないですよ。」
挙動不審な私に対し妖精は訝しげに尋ねる。
「もしかして。おちんちん使えないんですか。」
う゛……。図星を突かれ、平静を装うも叶わずに体がびくんと縮こまった。
「本当にそうなんですか。また嘘をついたんですか。」
妖精は少し身を引き、私の顔を確りと見下ろすと、
ひと際低くなった声で返答を求めて来た。
ざらざらとした空気が妖精の周りに張りつめて行くのが目にも見えそうだ。
「ごめんなさい……」
私は今にも泣出したくなる気持ちを抑え、ぽつりと謝罪を口にする。
「しんじられないっ。」
妖精の悲鳴のような叫び声と共に私の喉にその膝がめり込んだ。

16

「本当に信じられませんっ。不能のゴミおちんちんのくせにっ、主人の身体を好きに出来ると思っていたなんて。」
妖精はそのまま両膝で首を締め付け、その小さな手で何度も力任せに殴りつけて来る。
私は叫ぶ事も泣く事も封じられ、歯も食いしばれないまま痛みに耐えるより仕方がない。
「最近お利口に見えていたのも上辺だけで、本当は適当に調子を合わせているだけの悪い子だったんですか。」
そして膝からは解放されるが、今度は左耳が引き千切れんばかりに掴みあげられた。
「ねえ、どうなんですか。」
耳を引く力がさらに強くなり、そこに言い聞かせるように妖精が囁く。
耐え切れなくなった末端が裂け始め、激痛と一緒にぬるぬるした物が首を伝い流れた。
「…ぐ…"ご主人様"ごめんなさ…い…最近褒められて…申し訳…ございません…ぎ…調子に乗っていました…あ…ごめんなさい、ごめんなさい……」
私はとにかく思いつく限りの言葉を捲し立てた。
「それだけですか。まだあるんじゃないですか。」
しかし妖精は不満そうに私を睨みながら、さらに耳を捻じ切らんとするかの如く力を加える。

17

「いぎいっ!!…わ…私は…"ご主人様"の…オナ…ホでした…うぐっ…オスとしての…機能なんて必…要ないし…うぇ…付いていません…でした……許してください…ごめんなさい……」
初めて妖精に制裁を加えられた時の様子が鮮明に浮かび、私は微かに残っていた自尊心すら捨てて妖精を満足させるであろう台詞を並べる。

「そうですよね。なぁんだ、ちゃんと理解しているじゃないですか。」

18

「しっかりお勉強しましたものね。忘れるはずがないですよね。」
一転して穏やかな顔を取り戻した妖精は、
私の目頭に溜まった涙滴を親指で弄びなから言う。
「…はい」
私は小さくそれに同意した。
「ならこのざまはっ、どういう事ですかっ。」
ところが、これが逆鱗に触れてしまったらしく、再度怒りを沸騰させた妖精に髪を乱暴に掴み上げられ、床に打ち付けられる。
「…ふぐっ…うぇぇぇ……」
妖精に対しての恐怖なのか、
はたまた失望させてしまった事に対しての悲しみなのか、
正体の解らない感情に苛まれ錯乱した私は、
つい幼子の如く泣きじゃくってしまう。
「あああああ、もう、世話の焼ける子ですね。」

19

突然の事に流石の妖精も狼狽の色を見せた。しかしそれも一時の事。
「泣けば良い訳じゃないってのも、教えたつもりなんですけどね。あぁ、全く。」
妖精は心底面倒くさそうな面持ちで、男性器を私の顔に載せた。
べちゃりと顔にへばり付くそれは、中に挿入れられてからまだ"お掃除"がなされておらず、生暖かい粘液に覆われ不快極まりない匂いを放っている。
以前なら直ぐにでも払いのけたく思っていたはずだ。
しかし今何故かそのような気は起らない。代わりに身体がぞくりと震える。
「へへ、やっぱり泣く子には飴、なんですかぁ。」
妖精はそれを見逃さず、口元をいやらしく歪めながら腰を動かし、涙の代わりに粘液で顔を汚していった。
「…っく…うう……」
この辱めに私もようやく泣くのを止め、またとうに消えたはずの敵愾心が微かに蘇る。
「良かったですねぇ。今日は棚ぼたでおかわりが貰えそうですよ。はい、ありがとうございますは。」
「あ…ありがとうございま…す……」
だがそんな態度はおくびにも出せない。

20

「いやぁ、おちんちんさえあげておけば、随分と素直なんですね。扱いやすい子になってくれて私も助かります。あ、褒めているんですよ、とってもお利口さんです。」
苦笑交じりの妖精の言葉に、つい、今までなるべく避けて来た事を考えてしまう。
人間よりも下等な妖精の、性処理の為に飼われているだけ。
しかも身体はそれに順応しつつあり、近頃は快感…悦びすら感じる。
「ああ…あ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
私はこの期に及んで自分の惨めさを認識し、途端に押し殺していた感情が爆発した。
「あら、今度はうれし泣きですか。貴方も忙しいですね。」

21

妖精は狂乱し喚き暴れる私を歯牙にもかけない。
「はいはい、いま挿入れてあげますからね。」
そのまま強引に脚を担ぎあげ、淡々と私を犯す体勢を整えて行く。
もう限界だ、ここから解放してくれ。
妖精を押しのけ、そう叫ぼうと息を吸い脚に力を込めた矢先。
「こら、暴れちゃだめですよ。」
右脹脛の傷に妖精の手が触れた。一瞬で身体が反応し畏縮する。
そしてその期を逃さずして妖精の物が私を貫く。
「ひんっ!」
結局私の口から零れたのは反意では無く甘い喘ぎ声だった。
「どうです。おちんちんに虐められて気持ち良いですか。」
不規則に私の腹を抉るのに加え、傷痕に触れる指がのの字を描く。
一応塞がってはいるそこは、違和感こそあれど強い痛みは感じない。
しかし、未だ鮮やかに残る被虐の記憶から、まるで心臓を握られているかのような錯覚に陥る。
今指を突き立てたら、私は死んでしまうのではないだろうか。

22

「ま、聞くまでも無かったですね。」
指が動く度に怯え、竦み、小さく縮こまる私は、幼女の持つ人形のように弄ばれている。
但し、その体格の比は反転しているが。
「んっ!…くぅ…はふぅ……」
鋭敏になった感覚が、肉をかき分け自身を貫く存在を一層強く意識させ、湧きあがるぞわぞわした疼きに、切ない声が漏れるのを抑えられない。
「ふふ、貴方はオスとしてはどうしようもない不良品ですけど、"こっち"の才能は十二分にありますよ。」
妖精の動きは明らかに私に悦楽を与えるのを優先しており、さらに空いている方の手が胸に伸ばされる。
「ひあ…んあぁぁ……」
乳首を軽く弄られ、そこから下腹部に繋がる快感の波に、緩んだ顔で身を捩らせる。
「だから、もう見栄なんか張るのは止めちゃいましょうね。諦めて、女の子として、毎日おしりまんこで私に奉仕してればいいんです。」
脳が蕩ける快感と妖精の甘言、そして恐怖に正常な思考が奪われる。
だが認めてはいけない、ここで、嫌だ、と言わなければ私は……

「ほら、お返事は。」

23

腹奥深くまで突き込まれると同時に、乳首が爪で潰され、ようやく塞がったばかりの傷痕にも妖精の細い指ががめり込む。
「んがぁぁあ゛ぁぁぁぁい゛いぃぃぃぃ!!!!」
私は身に走る快感と激痛がごちゃ混ぜになる中絶頂し、承服の叫び声と共に無念の精を周囲に振り撒いた。

「あら。こっちの子はまだ元気なんですね。じゃ、見逃して差し上げますよ。」
ぐったりとその場にへたるも、これが最後とばかりに精を吐き続ける私の睾丸を掴み、妖精が言う。
「良かったですね。嬉しいですよね。」
ドスの効いた言葉に併せ睾丸を握る力が増す。
「…ぐっ…ありが…とうございます……とっ…とてもうれしい…です……ううぅ……」
私は止まらない涙に顔を引き攣らせるも、精いっぱいの作り笑顔でそれに応じた……

編集にはIDが必要です