幼馴染みで結婚したことの良さと言えば、昔から家族同然だったからこういうことになるだろうと予測ができるところだ。
特に梅子はすぐに顔に出るからわかりやすい。
でも結婚して初めて知ったこともすごく多い。

・梅子は案外察しが良い。
特に俺が言いにくいようなことを察してズバズバと切り捨てる。
あいつのボケは実は計算なんじゃねぇかと思うことがあるくれぇだ。

・梅子は風呂が短い。
子供たちと入っても自分がカラスの行水だから、さっさと洗ってそそくさ出てくる。
もっと風呂で遊んでやってもいいんじゃねぇかと思うからつい俺は子供たちを引き受けることになる。

・梅子は寝像が悪い。
寝像が悪いと言うより、熟睡しすぎるから箪笥手をあれだけぶつけても起きねぇんだろう。

・梅子は寝つきが良い。
まぁこれは俺にも原因はあるけれど、あいつはとにかく一瞬で寝る。

・梅子は柔らかい。
あいつはの肌は餅みてぇにやらわけぇ。
顎の下の皮をつまんで引っ張ると柔らかいから面白いぐらいに良く伸びる。
触ると気持ち良いし、おもしろいから俺は結構良く梅子の顎で遊んでる。

・梅子はカワイイ。
まぁ、その、なんだ。
夜に関してもあいつは正直で、良けりゃイイと反応するし、物足りなけりゃ違うと要求してくる。
男と女として付き合わなけりゃ梅子のあんな顔は見られなかったんだと思うと、結婚してよかったなぁとつくづく思う訳で…。
おい、俺の息子…反応早すぎ。

それにしても遅くねぇか?梅子…

「ただいまー」

俺は往診帰りの梅子を迎えに、いそいそと階段を降りて行く!

「おかえり。風呂入って温まってこいよ。梅子サン♪」

<おわり>

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