・葦牙の谷川は『だめんず・うぉ〜か〜』に出てもおかしくないようなチンピラとして描かれているが、彼女がヤラレた途端に激昂して椎菜に襲いかかったり(即座にシバき倒されたが)、原作でケータイの待受画面に彼女の写真を使っていたりと彼なりに愛していたようではある。
余談だが、暴力男から別れられない女は、女をブチのめした後に見せる優しさにツンデレ的な愛を感じそのままズルズルと随従してしまうらしく、八嶋と谷川の二人もそのような関係だったのかもしれない。
・ビジュアルコレクションブックでの作者コメントによると、「こんな境遇のセキレイもいる」という描写を描きたかったために登場したことが明かされている。
・八嶋本人ではないものの、12巻の美哉の見せた過去の記憶の世界において、敵対する勢力のセキレイとして真っ黒にコーディネートされた彼女に似たセキレイが登場している。他には
蜜羽や
織刃らに似たセキレイの姿も確認できる。残念ながら、やられシーンは描かれなかった。
・後に登場した
廻衣(セキレイ)も、八嶋同様に葦牙には恵まれなかったものの、戦いの中で彼女なりに答えを見つけている。ある意味、終盤まで生き残った場合の八嶋のIFと捉えることもできる。