2024年6月15日
プロ
ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024/6/29
上映時間 89分
製作会社 FANTASIA Inc.＝YOIHI PROJEC（制作プロダクション：ACCA＝スタジオブルー）
配給 マジックアワー＝リトルモア
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ（1：2.35）
カラー/サイズ カラー／シネスコ
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル
ＳＴAＦＦ
監督 飯島将史
脚本 飯島将史
原作 飯嶋和一:(（小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載）)
エグゼクティブプロデューサー 原田満生
製作 近藤純代
プロデューサー 菅野和佳奈
瀬島翔
撮影 大塚亮
美術 堀明元紀
音楽 安川午朗
音楽プロデューサー 津島玄一
録音 中里崇
音響効果 松浦大樹
照明 後閑健太
編集 普嶋信一
衣裳 大塚満
ヘアメイク 豊川京子
制作担当 吉田幸之助
助監督 塩崎竜朗
VFX 豊直康
特殊造形 石野大雅
ガンエフェクト 遊佐和寿
マリン統括ディレクター 中村勝
山岳ガイド 石沢孝浩
マタギ監修 田口比呂貴
伊藤一雄
田口洋美
ＣＡＳＴ
杉田雷麟 信行
寛一郎 礼二郎
三浦誠己 信行の親父
占部房子 信行の母
渋川清彦 田島
小林薫 下山
解 説
飯嶋和一の同名小説を、杉田雷麟と寛一郎のダブル主演で映画化。マタギの伝統を受け継ぐ東北の町。役所から今年の熊狩り禁止の通達が届く中、高校を出て親の仕事を手伝う信行は、兄貴分の礼二郎から、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられる。共演は「ケイコ 目を澄ませて」の三浦誠己、「首」の小林薫。「せかいのおきく」に続く“YOIHI PROJECT”の劇場公開作品第2弾。
あ ら す じ
マタギの伝統を受け継ぐ東北の山間の町に、春が訪れる。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行（杉田雷麟）は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるまま日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従う中、信行の兄貴分の礼二郎（寛一郎）だけは、それを頑なに拒み続けていた。後日、礼二郎から呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられるが……。
7．その他
映画 【 プロミスト・ランド 】
生きるための強靭な意志を持つ
テレビでも、限界集落と呼称される山村や小さな島があり、
ポツンと一軒家となり、そして、誰もいなくなったというストーリーを、
全国津々浦々で展開されるであろうことが予想されますよと、
島国日本の隅々を映像として紹介している。
そのような番組でも、
厳しい自然環境の中で長年培った伝統文化、慣習は、
何代にも亘る人間の育んできたものであり、
力強く感じるものの、
それでも世の中の事情、流れ等外的な要因により、
生活様式の変更を余儀なくされる場面が痛々しい時がある。
この映画でも、
冬場の生業として引き継がれたマタギ生活に、その波が押し寄せる。
お上の言う事に逆らえないと渋々従わざるを得ない長老達。
唯一の自分たちの生き方に他人から否定されることに納得できない礼二郎と信行。
そして、二人だけで行動をとる。
それは、その土地柄での摂理に基づいた捕獲であり、
自然環境に必死に向き合って得るご褒美ともいえるものであるが、
世に反した生き方を選択したという責を背負ったことでもある。
生きるための選択として、
長老達のしがらみを超えた行動は、
逞しく気高く、ある意味で風土、文化を守り踏襲するという姿であり、
「世に流される」という傾向の中では、
よくぞやってくれたという誇るべきものである。
この映画に描かれる、
自然の厳しさのなかで生活するということ、
四季折々に描かれ感じる喜怒哀楽の美しさに溢れ、それを今までとおりに続けることが出来ない現実。
しかし、生きるための熱情とでもいうべき若い魂の塊が、
自然のなかでの緊迫感を経て、
延々と伝えられているマタギとなる。
後日、なりきった信行の顔は、鶏の餌やりの場面で
、その地に生きる覚悟をした顔になっていた。
マタギ同様に、自然と対峙し生きる者にとっては、
誰にも頼れない職業従事者といえる。
いわば、そこで育んだものが武器である。
そのような素材を選択し、作品にしたという監督、スタッフの挑戦は、
壮大な自然の息吹を生き生きと音と映像で描き、
その中においても人間は、
生きるための普遍的な強靭な意志を持つこと、その意義を教えてくれている。
８．
プロ 
ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024/6/29
上映時間 89分
製作会社 FANTASIA Inc.＝YOIHI PROJEC（制作プロダクション：ACCA＝スタジオブルー）
配給 マジックアワー＝リトルモア
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ（1：2.35）
カラー/サイズ カラー／シネスコ
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル
ＳＴAＦＦ
監督 飯島将史
脚本 飯島将史
原作 飯嶋和一:(（小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載）)
エグゼクティブプロデューサー 原田満生
製作 近藤純代
プロデューサー 菅野和佳奈
瀬島翔
撮影 大塚亮
美術 堀明元紀
音楽 安川午朗
音楽プロデューサー 津島玄一
録音 中里崇
音響効果 松浦大樹
照明 後閑健太
編集 普嶋信一
衣裳 大塚満
ヘアメイク 豊川京子
制作担当 吉田幸之助
助監督 塩崎竜朗
VFX 豊直康
特殊造形 石野大雅
ガンエフェクト 遊佐和寿
マリン統括ディレクター 中村勝
山岳ガイド 石沢孝浩
マタギ監修 田口比呂貴
伊藤一雄
田口洋美
ＣＡＳＴ
杉田雷麟 信行
寛一郎 礼二郎
三浦誠己 信行の親父
占部房子 信行の母
渋川清彦 田島
小林薫 下山
解 説
飯嶋和一の同名小説を、杉田雷麟と寛一郎のダブル主演で映画化。マタギの伝統を受け継ぐ東北の町。役所から今年の熊狩り禁止の通達が届く中、高校を出て親の仕事を手伝う信行は、兄貴分の礼二郎から、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられる。共演は「ケイコ 目を澄ませて」の三浦誠己、「首」の小林薫。「せかいのおきく」に続く“YOIHI PROJECT”の劇場公開作品第2弾。
あ ら す じ
マタギの伝統を受け継ぐ東北の山間の町に、春が訪れる。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行（杉田雷麟）は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるまま日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従う中、信行の兄貴分の礼二郎（寛一郎）だけは、それを頑なに拒み続けていた。後日、礼二郎から呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられるが……。
7．その他
映画 【 プロミスト・ランド 】
生きるための強靭な意志を持つ
テレビでも、限界集落と呼称される山村や小さな島があり、
ポツンと一軒家となり、そして、誰もいなくなったというストーリーを、
全国津々浦々で展開されるであろうことが予想されますよと、
島国日本の隅々を映像として紹介している。
そのような番組でも、
厳しい自然環境の中で長年培った伝統文化、慣習は、
何代にも亘る人間の育んできたものであり、
力強く感じるものの、
それでも世の中の事情、流れ等外的な要因により、
生活様式の変更を余儀なくされる場面が痛々しい時がある。
この映画でも、
冬場の生業として引き継がれたマタギ生活に、その波が押し寄せる。
お上の言う事に逆らえないと渋々従わざるを得ない長老達。
唯一の自分たちの生き方に他人から否定されることに納得できない礼二郎と信行。
そして、二人だけで行動をとる。
それは、その土地柄での摂理に基づいた捕獲であり、
自然環境に必死に向き合って得るご褒美ともいえるものであるが、
世に反した生き方を選択したという責を背負ったことでもある。
生きるための選択として、
長老達のしがらみを超えた行動は、
逞しく気高く、ある意味で風土、文化を守り踏襲するという姿であり、
「世に流される」という傾向の中では、
よくぞやってくれたという誇るべきものである。
この映画に描かれる、
自然の厳しさのなかで生活するということ、
四季折々に描かれ感じる喜怒哀楽の美しさに溢れ、それを今までとおりに続けることが出来ない現実。
しかし、生きるための熱情とでもいうべき若い魂の塊が、
自然のなかでの緊迫感を経て、
延々と伝えられているマタギとなる。
後日、なりきった信行の顔は、鶏の餌やりの場面で
、その地に生きる覚悟をした顔になっていた。
マタギ同様に、自然と対峙し生きる者にとっては、
誰にも頼れない職業従事者といえる。
いわば、そこで育んだものが武器である。
そのような素材を選択し、作品にしたという監督、スタッフの挑戦は、
壮大な自然の息吹を生き生きと音と映像で描き、
その中においても人間は、
生きるための普遍的な強靭な意志を持つこと、その意義を教えてくれている。
８．
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