会社法Ⅰ　正井先生

１．出題年度　　2006年度秋学期
２．科目名　　　商法Ⅰ(会社法)
３．担当教員名　正井章筰先生

４．問題文
①次の問に答えなさい。(60点)
(問1)甲株式会社(会社法上の公開会社で、かつ大会社)の代表取締役Aは、株主Bから、「自分の持ち株を暴力団に売る、いやなら1億円よこせ」といわれ、仕方なく、それに応じた。その後、Bが恐喝の容疑で逮捕され、世間に知られるところとなった。Aは、株主総会で責任を追及されるのをおそれ、株主Cに、総会を早く終わらせてくれるように依頼し、その対価として1000万円を渡した。A、B、Cの行為は、会社法上、どのように評価されるか。また、甲会社の株主Dは、Aらの責任を追及したい。どのようにすればよいか。

②次の2問中1問を選択して答えなさい。(40点)
(問2)会社法で認められている種類株式にはどのようなものがあるか。また、その問題点として、どのようなことが考えられるか。
(問3)いわゆる三角合併について説明せよ。

(注)②から先に答えてもよい (問の番号を記入すること)。