民事訴訟法Ⅰ　佐藤先生

１、２００３年度学年末
２、民事訴訟法
３、佐藤歳ニ先生

次の二問のうち一問を選択して答えよ。（六法使用）

Ａ問

　裁判所は、第一回口頭弁論期日において、原告に訴状を、被告に答弁書を各陳述させた後、事件を弁論準備手続きに付した。
　その後の弁論準備手続期日ないし口頭弁論期日において、次のようなことがあった場合、裁判所又は相手方当事者は、どのような措置がとれるか。その訴訟上の意味を説明して答えよ（各小問は独立の問いとする）。
　１、弁論準備手続期日に、当事者の一方が出頭しない場合又は裁判所が提出を命じた準備書面を提出しない場合。
　２、弁論準備手続期日に、当事者双方が出頭しない場合。
　３、弁論準備手続を終了してからの口頭弁論期日において、当事者の一方が新たな攻撃防御方法を提出した場合。

Ｂ問

　次のような当事者の訴訟行為の撤回は、許されるか。それが、許、不許いずれの場合であっても、その訴訟上の効果を述べよ（各小問は独立の問いとする）。
　１、不法行為による損害賠償請求訴訟において、被告はいったん「自己に過失があることを認める」と陳述したが、その後これを撤回した。
　２、被告は、争点整理手続において、「請求債権は支払済み（弁済の抗弁）」と主張したが、最終口頭弁論期日において、右の主張を撤回し　　　た。
　３、原告は、証人Ａの取調べを申請していたが、主尋問が終わった時点（次回期日に反対尋問の実施を予定）で、右証人申請を撤回した。
　

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２００２年

佐藤　歳二　　民事訴訟法

次の二問のうち一問を選択して答えよ（選択した問題を「甲問」又は「乙問」でと明示した上で答えること。）

甲問　民事訴訟の事実認定過程において、当事者と裁判所はどのような役割分担をしているか。

乙問　当事者が期日に無断で欠席したり、約束した期限に訴訟資料等をを提出しないなど、訴訟追行に不熱心な態度を示した場合、裁判所はどのような措置が執れるか。