会社法Ⅱ　正井先生

１．出題年度 2006年度　春学期
２．科目名会社法Ⅱ
３．担当教員名　正井章筰先生
４．問題文
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問１
Ａは百万円出資して、ソフトウェアを開発する甲株式会社を設立し、その取締役に就任した。そして甲株式会社取締役Ａの名前で、Ｂから百万円で車を買った(割賦払い)が、まもなく事業に行き詰まり、車の代金を支払うことができなくなった。Ａは、再度、資本金一万円の乙株式会社を設立し、甲会社の建物、機器類を使って、同じ事業を始めた。ＢはＡに車の代金を請求したが、Ａは、車を買ったのは甲株式会社であり、自分には弁済する責任はない、と主張する。Ｂはどうすればよいか。

問２
甲株式会社は、2005年会社法にいう公開会社で、かつ大会社である。甲会社の代表取締役社長Ａは、自己が所有する土地、甲会社の取締役会の承認を受けることなく、甲会社に市場価格よりも三割高い価格で売却した。この場合、Ａはどのような責任を負うか。

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問３
2005年会社法の一般的特徴を述べ、次に具体的問題点を二つ以上挙げ、それについて批評せよ。

問４
2006年6月に、多くの上場会社で、2005年会社法施行後初めての定時株主総会が開催された。そこでは、どのような議案が提案され、そして議論されたか。二つ挙げて説明せよ。