憲法Ｉ　今関先生

※年度不明過去問アリ　情報求ム

１．出題年度 2005年度　春学期定期試験
２．科目名　憲法ＩＡ
３．担当教員名　今関源成
４．問題文
次の二問から、一問選択して解答しなさい。

一　国旗国家法の制定は日の丸・君が代問題にいかなる変化をもたらしたか。また、日の丸・君が代問題にかかわって、学校における生徒と教員の思想良心の自由の保障はいかにあるべきか、生徒と教員のそれぞれについて憲法論として論じなさい。

二　名誉・プライバシーの保護と表現の自由の間では、いかなる調整が行なわれるべきか。名誉とプライバシーの違いを踏まえ、具体的な事例にも触れながら論じなさい。

１．出題年度 2004年度　春
２．科目名　憲法ⅠＡ
３．担当教員名　今関先生
４．問題文

一、二とも必ず解答すること。

一　次の二問のうち、一問を選択して解答しなさい。
①エホバの証人剣道受講拒否事件を素材に、信教の自由と政教分離原則の衝突といわれる問題について論じなさい。
②表現の自由の優越的地位とは何か。その論拠と帰結について論じなさい。

二　次の用語または事件のうちから2つ選び、三行から五行の範囲で簡潔に説明しなさい。
Ａ近代立憲主義、Ｂピアノ伴奏拒否事件　Ｃ目的効果基準　Ｄ検閲と事前抑制

１．出題年度 2004年度　秋
２．科目名　憲法ⅡＡ
３．担当教員名　今関先生
４．問題文

※問一、問二ともに解答すること。

問一　次の二問のうちのどちらかを選択して、解答しなさい。ただし、[　]内のキーワードをすげて用いること（使用順序は問わない）。

Ａ　法人の人権共有主体性について論じなさい。
[法人の目的、強制加入団体、構成員の思想・信条の自由、八幡製鉄事件最高判決、南九州税理士会事件最高判決]

Ｂ　生存権の裁判的保障は、いかにあるべきか。
[社会権、抽象的権利説、朝日訴訟判決、堀木訴訟判決、生活保護とプライバシー]

問二　次の用語群から、任意に二つを選択し、五行程度で説明しなさい。

①司法消極主義　②薬事法薬局距離制限違憲判決　③付随的違憲審査制
④『宴のあと』事件　⑤間接適用説　⑥生存権的団結権論

１．２００３年度前期
２．憲法Ａ　
３．今関　源成先生

次の二問のうち一問を選択して解答しなさい。
（「参考文献等の使用不可」の注意書有）

一．公立学校において「君が代」を国歌として歌唱指導することは、思想良心の自由との関係でどのような問題を惹起するか。問題点を整理したうえで、自分の見解を述べなさい。

二．政教分離原則に関する、いわゆる目的効果基準の問題点を論じ、それにかわる審査基準について自分の考えを述べなさい。

以上

２００３年度
１．違憲審査基準について説明し、日本における運用の問題点を論じなさい（合憲性の推定、立法事実、厳格な合理性の審査、規制目的二分論、司法消極主義）。
２．名誉・プライバシーと表現の自由は共に重要な憲法上の人権であるが、両者の間の調整はどのように図られるべきか。判例法理を踏まえて論じなさい（表現の自由の優越的地位、「言論には言論で」（モア・スピーチ）、真実性の誤信、公的存在、比較衡量）。

２０００年度
１．外国人の人権享有主体性、とりわけ参政権付与の法的当否について論じなさい。
２．憲法81条の規定する違憲審査制の性格を明らかにし、近時主張されている抽象的違憲審査導入論について各自の見解を述べなさい。

１９９７年度
１．法人の人権共有主体性について論じなさい。八幡製鉄所政治献金事件最高裁判決と南九州税理士事件最高裁判決には必ず言及すること。
２．「極端な軍国主義者、無政府主義者、はっきりした共産主義者は、その思想は憲法上は自由だが、裁判官として活動することには限界がありはしないか。法律的な意味ではなく、常識的に言うと道義的には国民から容認されないのではないか。憲法を是認し、それにそったもの（思想）でなければ少なくとも道義的には好ましくない。」
「裁判官はあくまで政治的に中立でなければならない。ある色彩を持つような政治活動をする団体に密接な関係を持つと、その人の裁判は公平であっても、世間からは『ああ言う人だからそういう結論が出た』と思われる。極端にいうと、人と日常の交わりも、非常に密接になることは慎むことだと思う。」
以上の石田最高裁長官の談話（70年5月2日）について論評しなさい。また、あるべき裁判官像について各自の考えを述べなさい。

？年度
１．社会的権力と人権の私人間効力の問題について論じなさい。
２．内閣総理大臣が靖国神社にいわゆる公式参拝を行い、供花料を名目に公費から三万円を支払った。この行為は政教分離原則に違反するか。また、裁判でこの行為の違憲性を争うことができるか。判例、学説を踏まえて論じなさい。

？年度
１．「国家による自由」という概念の意義と問題点を整理したうえで、この考え方に対する評価を述べなさい。
２．外国人へ参政権を付与することの憲法上の可否を論じなさい。