商法(手形・小切手法)　正井先生

※年度不明過去問有リ　情報求ム

１．2005年度　春学期（教場試験　60分　参考文献等の使用不可）
２．商法（手形法・小切手法）Ｂ
３．正井章筰先生

次の３問中２問を選択して答えること。
問１　
統一約束手形用紙の支払場所の欄には、銀行の店舗名（例：「東西銀行八王子支店」）が印刷されている。
このような手形と、支払場所の欄に「高田馬場駅前」と記載されている手形との違いについて説明せよ。

問２
Ａは、Ｂから300万円借りるために、Ｂを受取人とする約束手形を振出した。
その際、Ｂから「金額はこちらで書いておきます」といわれたので、手形金額欄白地のまま、手形をＢに渡した。
Ｂは、その金額欄に300万円ではなく、500万円と記入してＣに譲渡した。満期になって、ＡはＣから500万円の手形金の支払を請求された。
Ａは支払わなければならないか。理由を付して説明せよ。

問３
ＡはＢから車を買って、現金ではなく手形で支払った。
それによって、ＢのＡに対する売買代金（車の代金）支払請求権はどのような影響を受けるか。

１．出題年度　　2005年度秋学期
２．科目名　　　商法(手形・小切手法)Ｂ
３．担当教員名　正井章筰先生
４．問題文　【六法・参考文献使用不可。試験時間６０分】

次の４問中２問（のみ）を選択して説明しなさい。
１．手形の裏書が連続していることから発生する法的効果について。

２．約束手形の振出人Ａは、受取人Ｂに手形を交付し、ＢはＣに隠れた取立委任裏書をした。Ｃがその手形を所持している時にＢが破産宣告を受けた。Ｂの破産管財人は、どのような主張をすることができるか。また、Ｃが破産したとき、Ｂは、どのような主張ができるか。

３．支払呈示期間経過後、手形所持人は、その手形をどこに提示すべきか。

４．小切手は一覧払であり、しかも持参人払い式で振り出されることが多い。その結果、盗難･紛失によって、小切手の所持人が権利を失う虞が大きい。それに対処するため、小切手法は、どのような仕組みを定めているか。

1.2004年度春学期
2.商法（手形法・小切手法）
3.正井章作先生
4.参考文献等の使用不可　60分

次の３問中、２問を選択して説明せよ。

(1)有価証券としての手形・小切手の法的性質〈属性〉

(2)制限能力者による手形行為

(3)手形の偽造における、偽造者Ｂと被偽造者Ａの各責任

２００２　学年末

次の３問中、２問を選択して答えなさい。

（１）Ａ(本人)の代理人Ｂが、自己または第三者の利益を図る目的で、約束手形用　　紙に「Ａ代理人Ｂ」と記載して、それをＣ(受取人)に交付した。満期になっ　　　て、Ｃは、Ａに手形金の支払いを請求した。これに対し、Ａは、Ｂの権限濫用　　を理由に手形金の支払いを拒む拒むことができるか。

（２）裏書が連続している手形の所持人と裏書が連続していない手形の所持人との　　間では、手形法上、どのような違いが生じるか。

（３）手形所持人Ｂが、約束手形の振出人Ａに、支払呈示期間内に支払いのための　　呈示をした場合の効果について説明しなさい。

２００１

商法　手形小切手　正井-

次の4問中2問を選んで説明せよ（3問以上回答は無効）。

（1）AはBから車を購入し、約束手形に振出人として署名して、それを
Bに渡した。この手形の振り出しは、原因関係の権利（売買代金支払い
請求権）にどのような影響を及ぼすか。
（2）第三者方払い手形
（3）人的抗弁の切断
（4）善意取得

１．出題年度　？年後期
２．科目名　商法(手形・小切手)B
３．担当教員名　正井正筰先生
４．問題文

次の3問中2問を選択して説明せよ。
1)AはBへ車を販売し、BはそれをCへ売った。Cは、その支払いのためにBを
　受け取り人とする約束手形を振り出した。Bはその手形をAへ裏書譲渡した。
　その後、車に欠陥があることが分かり、C-B間、B-A間の売買契約が
　合意解除された。AはBに手形を返さずに、振出人Cに手形金の支払いを
　求めた。Cは支払わなければならないか。
2)AはBを受取人とする約束手形を振り出した。満期(支払期日)が到来したので、
　BはAに支払いのための呈示をした。この呈示によって、どのような法律効果が
　生ずるか。
3)手形の所持人Aが手形を盗まれたため、公示催告を申し立てて除権判決を得た。
　ところが、公示催告申立後、除権判決が出るまでの間に、金融業を営むBが
　手形割引により手形を取得した。AとBのどちらが手形について権利を有する
　ことになるか。