商法（保険法）

１．２００５年度秋学期
２．商法（保険法）
３．大塚英明先生
４．問題文　

次の三問のうち、いずれかを選択して解答して下さい。

一　商法６４４，６７８条の告知義務制度と生命保険約款の詐欺無効条項を運用するにあたっては、どのような共通の問題が存するか。そしてその問題にはどのように対処したらよいか。考えを述べなさい。

二　商法６７３条の「生命保険」契約は、その法構造からして、モラル・ハザードを完全に排斥することができないといわれる。それはなぜか。

三　商法６４１条にいう「悪意」と刑法の「故意」概念の関係について論じなさい。

１．出題年度 2004年度学年末
２．科目名　商法(保険法)
３．担当教員名　大塚英明
４．問題文

次の二つの語群のいずれか一方を必ず用いて、「保険契約と道徳危険(モラル・ハザード)」というタイトルの論文を書いてください。冒頭にどちらの語群を選択したかを明記し、用いた語句は傍線で強調してください。

語群①　被保険利益　　保険代位　被保険者　保険金受取人
　　　　被保険者の同意

語群②　告知義務　危険の著増　改正試案　故意による事故招致
　　　　保険金不正取得の意思

２００２年

大塚　保険法　

次のいずれか一つの視点から、保険契約がどうして「公序良俗違反」とされる場合があるほど危険な契約なのか論じなさい。

一　損害保険契約における被保険利益と生命保険契約
二　生命保険における「受取人指定と不労の利得
三　告知義務と「道徳危険事実」
四　故意による事故招致と立証の困難さ

２００１

☆商法(保険法）大塚英明教授☆

次の二問のうちいずれかを選択して答えよ。

1商法641が定めるような、契約者・被保険者の「故意による事故招致」の免責は、どのような根拠に基づいて認められるものなのか。授業で用いた具体例を必ずひとつ以上あげながら論じなさい。

2いわゆる「主観的危険の著しい増加」とはどのような場合をいうのか。授業で用いた具体例を必ずあげながら論じなさい。