犯罪学　守山先生

１．出題年度　2005年前期小テスト
２．科目名　犯罪学
３．担当教員名　守山正
４．問題文
※持ち込みOK
（１）「公的犯罪統計上」、犯罪発生件数、検挙件数、検挙率等が年度によって変化した場合、どのような要因が影響しているかを考察せよ。
（２）犯罪行動の説明ないし犯罪原因の分析は、犯罪学上、あるいは刑事政策上、どのような意義を有すると考えられるか。
（３）ロンブローゾを代表とするイタリア実証学派が「科学的である」といわれる理由を述べよ。
（４）犯罪学において、「犯罪の作品性」が論じられる意義を検討せよ。

１．出題年度　2005年後期小テスト
２．科目名　犯罪学
３．担当教員名　守山正
４．問題文
※持ち込みOK
問一　児童虐待について、以下の問いに答えよ。
（１）欧米とわが国における親子観の違いが児童虐待に対してどのような対応の違いをもたらしているか。
（２）「虐待」概念について、欧米とわが国との異同を説明せよ。
問二　環境犯罪学について以下の問いに答えよ。
（１）環境犯罪学とハーシの「社会統制理論」に共通する見方は何か。それは、伝統的な犯罪原因論とどのような相異がみられるか。
（２）「ロンドンのある地区では、街路照明を改善した結果、犯罪率が減少した」という調査結果を環境犯罪学的視点から検討せよ。
問三　これまでに教材として鑑賞したビデオのうち、最も印象的に残ったものを挙げ、犯罪学的にどのような意味があるかを述べよ。

１．出題年度　2005年定期テスト
２．科目名　犯罪学
３．担当教員名　守山正
４．問題文
※持ち込みOK
問題１　犯罪原因論について、以下の問いに答えよ。
（１）歴史的にみて、犯罪原因論が、犯罪学上主流になった理由・背景を論ぜよ。
（２）1970年代以降、犯罪原因論が衰退した理由を論ぜよ。また、これに代わる理論には、どのような理論がみられたかを述べよ。
（３）「全ての人は何らかの法違反行為を行っている」という主張を批判せよ。

問題２　以下は、いずれもわが国の法制であるが、これに関して次の問いに答えよ。
（１）暴力団対策法が、すべての暴力団ではなく「指定暴力団」に限定して規制するのは、どのような理由に基づくのか、述べよ。
（２）ストーカー規制法が、「つきまとい等」の行為に対して、刑事処分ではなく行政処分を規定したのは、どのような理由に基づくのか、述べよ。
（３）児童虐待防止法が、虐待を発見した者の「不通報」に対して、刑事罰を科さない理由を述べよ。

１．2003年度学年末
２．犯罪学
３．守山正先生

参考文献等の使用不可

第一問　各犯罪に関して、以下の問いに答えよ
(1)わが国の組織犯罪において、昭和５０年代に民事介入暴力が増大するが、その背景には組織犯罪内部の変化が考えられる。どのような変化であるか、説明せよ
(2)刑法に「危険運転致死傷罪」が導入された契機として、近年、交通犯罪に対する見方が変化したことが考えられる。どのように変化したか、またその理由・背景は何かを述べよ。
(3)児童虐待に対する対応については、欧米とわが国で相違が見られる。どのような相違か、またその根底にある考え方の相違を説明せよ。

第二問　状況的犯罪予防と社会的犯罪予防について、以下の問いに答えよ。(1)状況的犯罪予防論は犯罪原因論を不要と主張するが、その理由は何か。
(2)社会的犯罪予防論では、少年期における「ゴミ拾い」体験が後の遵法意識に対して優位にプラスに作用するという調査結果がある。その考えられる理由を述べよ。
(3)状況的犯罪予防論に対しては、「その予防策の効果は一時的であり、対症療法に過ぎない」という批判がある。これに対して反論せよ。

２００２　学年末

＜犯罪学＞守山先生
　
以下の２問とも解答すること（解答順番は前後しても良い。裏面の使用可）

問１　次の「交通犯罪」について述べよ。
（１）犯罪学の見地から、交通犯罪が他の一般犯罪と異なる点を述べよ。
　　　また、近年その変質が指摘される点にも言及せよ。
（２）交通犯罪者に対する刑事的対応には２極化がみられる。
　　　近年の動きを含めて論ぜよ。
（３）車社会は人々のモラルの低下を招くとされる。
　　　これについて例を挙げて説明せよ。
問２　実証学派は科学的な犯罪学（伝統的犯罪原因論）を生み出したと
　　される。これについて述べよ。
（１）イタリア実証学派の手法はどのような点で科学的であったか、
　　　例を挙げて説明せよ。
（２）犯罪原因論を不要ないし軽視する見解を批判的に論ぜよ。
（３）犯罪原因論が１９７０年代アメリカで衰退した背景とこれに代わる
　　　犯罪予防論を指摘せよ。　　　