福祉の社会学

１．2005年度（前期）
２．福祉の社会学
３．成富正信
４．次の四問のうち、三問を選んで回答しなさい。
　　＊三問とも、最大十五行以内にまとめて回答しなさい。

一、戦後成立した日本の社会福祉の制度は、今「基礎構造改革」という名の下で、大きな変革期をむかえている。この変革のうちで、あなたがもっとも重要と考える点は何か。

二、社会福祉のおける「ニーズ」とはどのような概念か。またケアマネージメントで、実際に「ニーズ」を把握する手順はどのようなものか。

三、ニーズ充足の方法にはどのようなものがあるか。また、それぞれの方法の特徴はどのようなものか。

四、これからの地域福祉を進める上で、政策立案から実際の活動まで、住民参加が最も重要な要素になっている。住民参加を推進するために、あなたはどのような方策が有効だと考えるか。あなた自身の考えを述べなさい。

１．２００４年度春学期
２．福祉の社会学
３．成富正信先生
４．

次の二問に解答しなさい。
一、わが国の社会福祉基礎構造改革によって生じる一番大きな変化は何か。またこの改革ではなぜ権利擁護問題が重視されるようになったのか。

二、ある都会の住宅地で知的障害者グループホーム用の住宅を建設することになりました。ところが、近隣住民から「障害者施設ができると周辺地価が下がる」「子供たちが安心して近くを歩けなくなる」「家の中をのぞかれる」「大きい声を出したり人の出入りが増えて騒がしくなる」「救急車などが来るようになりうるさい」「事前説明がなかった」などの建設反対の声がでてきました。建設を容認する人たちもいますが、会合に出てきません。あなたは、福祉を学んでいるものとしての意見を求められました。あなたはどのように答えますか。