カンボジア記 No.5
ロリュオス遺跡群というところにバコンという遺跡がある。
バコン自体は本章に直接関わるものではないが、
その遺跡の近くの休憩所でご飯を食べていたときのこと。
店員さんのクメール人女性と英語でお話をしていたところ、
「日本語を教えている日本人の先生がここには来るの」
と言った。この日本人の先生は３ヶ月ほどボランティアとしてここで日本語を教えているらしい。この地に留まり、クメール人たちへの日本語教育に身を捧げているとは何とも尊敬に値するものがある。小生が偉そうに語れるものではないが、とても素晴らしいことだと思う。
「へぇー、そんな熱心な人がいるんですね」
その日の夕刻、ゲストハウスに戻ると、
その先生がいた。
さっき話に出てきたのはアナタですか…！Σ（￣▽￣；
しかも美人。
だからというわけではないが、遺跡を回りつくしてしまい時間を持て余していたところだったので、この日本語ボランティアというのにちょっと興味を持った。
「もしよろしければ、自分も行ってみたいんですが…」
二つ返事で喜んでOKしてくれた。
ちょっと楽しみだ！
☆ ☆ ☆
とりあえず僕が参加させてもらったのは夜間クラス。
寺小屋のような教室に、子供たちがひしめくように集まっていた。
夜間クラスはほとんど日本語が分からない子たちばかりだ。
「オハヨウゴザイマス」とか
「アリガトウ」とか
「イッテラッシャイ」とか
そんな簡単な挨拶がその日の内容だったのだが、
日本語を教える
というのが初めての経験で、もう何をしたらよいのか、どうしゃべったらよいのか、よく分からず、
先生にいろいろアドバイス等をいただきながら、自分なりにがんばってみた。
その日は１時間ぐらい。
「分かるかな？」と聞いても「分かりません」と返ってきたりして、あぁどう教えればいいのか俺が分からんとか、英語を交えて説明した方がいいのか？とか、遊んでる子供にどう対処すればよいのかとか、もうチンプンカンプンだった。
全くお役に立てずにすいません…。
でも、
普通にひらがなを読んでたり、
簡単なあいさつをしゃべってたり、
「カノジョハイマスカ？」とか聞いてきたり（こういうのは万国共通だなぁ。笑）、
すごいみんな勉強熱心だなぁと驚かされたし、
俺もがんばんなきゃ！って気にさせられた。
ボランティアというのは、「教える」ことよりも「教えられる」ことの方が多いし、それがすごい経験になって、自分自身が成長する機会になるんだ、と改めて思った。１日だけだったけど、すごくよい経験をさせてもらいました。
今も日本語を勉強してるカンボジアの子供たち、みんながんばれ！
俺もがんばろ！！
つづく。
バコン自体は本章に直接関わるものではないが、
その遺跡の近くの休憩所でご飯を食べていたときのこと。
店員さんのクメール人女性と英語でお話をしていたところ、
「日本語を教えている日本人の先生がここには来るの」
と言った。この日本人の先生は３ヶ月ほどボランティアとしてここで日本語を教えているらしい。この地に留まり、クメール人たちへの日本語教育に身を捧げているとは何とも尊敬に値するものがある。小生が偉そうに語れるものではないが、とても素晴らしいことだと思う。
「へぇー、そんな熱心な人がいるんですね」
その日の夕刻、ゲストハウスに戻ると、
その先生がいた。
さっき話に出てきたのはアナタですか…！Σ（￣▽￣；
しかも美人。
だからというわけではないが、遺跡を回りつくしてしまい時間を持て余していたところだったので、この日本語ボランティアというのにちょっと興味を持った。
「もしよろしければ、自分も行ってみたいんですが…」
二つ返事で喜んでOKしてくれた。
ちょっと楽しみだ！
☆ ☆ ☆
とりあえず僕が参加させてもらったのは夜間クラス。
寺小屋のような教室に、子供たちがひしめくように集まっていた。
夜間クラスはほとんど日本語が分からない子たちばかりだ。
「オハヨウゴザイマス」とか
「アリガトウ」とか
「イッテラッシャイ」とか
そんな簡単な挨拶がその日の内容だったのだが、
日本語を教える
というのが初めての経験で、もう何をしたらよいのか、どうしゃべったらよいのか、よく分からず、
先生にいろいろアドバイス等をいただきながら、自分なりにがんばってみた。
その日は１時間ぐらい。
「分かるかな？」と聞いても「分かりません」と返ってきたりして、あぁどう教えればいいのか俺が分からんとか、英語を交えて説明した方がいいのか？とか、遊んでる子供にどう対処すればよいのかとか、もうチンプンカンプンだった。
全くお役に立てずにすいません…。
でも、
普通にひらがなを読んでたり、
簡単なあいさつをしゃべってたり、
「カノジョハイマスカ？」とか聞いてきたり（こういうのは万国共通だなぁ。笑）、
すごいみんな勉強熱心だなぁと驚かされたし、
俺もがんばんなきゃ！って気にさせられた。
ボランティアというのは、「教える」ことよりも「教えられる」ことの方が多いし、それがすごい経験になって、自分自身が成長する機会になるんだ、と改めて思った。１日だけだったけど、すごくよい経験をさせてもらいました。
今も日本語を勉強してるカンボジアの子供たち、みんながんばれ！
俺もがんばろ！！
つづく。
2006年06月17日(土) 22:23:20 Modified by c037022g