第９４章
レンタルバイク屋でバイクを借りた。
男５人、小さな島を制するべくオフロードへ！！
はたして悲運は始まる…
◇
アツい国だからこそ、バイクの風が気持ちいい。
ノー免許、ノーヘル、まぁ外国だから大抵ＯＫだ。
アスファルトに整備されていた道路は、
人も少ないし、車もマバラ。
同じようにバイクを借りた白人旅行者も駆け抜けていく。
「島の端っこまで行ってみよう！」
次第にオフロードへ入っていく。
ガタガタな悪路、急な昇り坂。
ハイな道にはあまり向かないバイクであったのと、
けっこうバイク不慣れだったり、初めての者もいて、
次第に転倒が相次いだ。
１人４−５回はこけてたような。。
◇
レンタルバイク屋で面倒なのは、
傷を付けてしまったときの賠償である。
とりわけ外国だと面倒くさい。
さらに、こんな島だと警察もいないので、余計に面倒。
結局、
ある者は日本円で３０００円、
ある者は日本円で９０００円、
ある者は日本円で３００００円、
さすがに三番目のヤツはド凹んでいた。
タイという物価を考えれば、
確かにこれは法外な料金である。
我々は大いに抗議をしたが、バイク屋のオヤジは聞く耳を持たない。
悪いことには、双方が十分な英語力を持ってないこと。
そして、この時点でパスポートを保証として預けていることだ。
未払いで立ち去ることも難しい。
近くのビーチに、日本人５人ぐらいでサーファーショップをやっている人たちがいて、
その人たちに相談してみた。
交渉も十分に手伝ってくれて、とても親切にしてくれた。
しかし、法外な料金ではあるが、
契約書にはバイクに傷を付けたら
○○○円などという詳細は確かに書かれていた。
確かに、こちらにも非がある。
というか、かなり傷物にはなっていたので、
一辺倒に、こちらが正しいわけではない。
契約書を十分に確認しなかったことも悪いといえば悪い。
それにバイクというやつは、少し傷がついた場合、
その部分を取り替えるとなると、けっこう大掛かりになって
料金もかさむということを、私は何となく知っていた。
相手はタチ悪い間違いなく悪徳だが、
こちらにも十分に非がある。
それでも自己主張を通して、なんとかするのも一つの立派な手段なんだけど、
私はこれらの材料から、こちらに非があり、これは賠償がかかるもの、
と冷静な判断をした。
泣き寝入りといえばそうだけど、実際あまり文句を言える立場でもないのである。
そんな感じで、手痛い、思い出痛い、そんな経験となり、
しばらく我々の間にはドンヨリとした空気が流れたけど、
「いつか笑い話になれたらいい」
失敗は教訓となり、旅行記のネタにもなり、そう悪いものでもないんだよな。
あのバイク屋のオヤジめ…！
今では僕らの中では、思い出ある笑い話の１つである。
つづく。
男５人、小さな島を制するべくオフロードへ！！
はたして悲運は始まる…
◇
アツい国だからこそ、バイクの風が気持ちいい。
ノー免許、ノーヘル、まぁ外国だから大抵ＯＫだ。
アスファルトに整備されていた道路は、
人も少ないし、車もマバラ。
同じようにバイクを借りた白人旅行者も駆け抜けていく。
「島の端っこまで行ってみよう！」
次第にオフロードへ入っていく。
ガタガタな悪路、急な昇り坂。
ハイな道にはあまり向かないバイクであったのと、
けっこうバイク不慣れだったり、初めての者もいて、
次第に転倒が相次いだ。
１人４−５回はこけてたような。。
◇
レンタルバイク屋で面倒なのは、
傷を付けてしまったときの賠償である。
とりわけ外国だと面倒くさい。
さらに、こんな島だと警察もいないので、余計に面倒。
結局、
ある者は日本円で３０００円、
ある者は日本円で９０００円、
ある者は日本円で３００００円、
さすがに三番目のヤツはド凹んでいた。
タイという物価を考えれば、
確かにこれは法外な料金である。
我々は大いに抗議をしたが、バイク屋のオヤジは聞く耳を持たない。
悪いことには、双方が十分な英語力を持ってないこと。
そして、この時点でパスポートを保証として預けていることだ。
未払いで立ち去ることも難しい。
近くのビーチに、日本人５人ぐらいでサーファーショップをやっている人たちがいて、
その人たちに相談してみた。
交渉も十分に手伝ってくれて、とても親切にしてくれた。
しかし、法外な料金ではあるが、
契約書にはバイクに傷を付けたら
○○○円などという詳細は確かに書かれていた。
確かに、こちらにも非がある。
というか、かなり傷物にはなっていたので、
一辺倒に、こちらが正しいわけではない。
契約書を十分に確認しなかったことも悪いといえば悪い。
それにバイクというやつは、少し傷がついた場合、
その部分を取り替えるとなると、けっこう大掛かりになって
料金もかさむということを、私は何となく知っていた。
相手はタチ悪い間違いなく悪徳だが、
こちらにも十分に非がある。
それでも自己主張を通して、なんとかするのも一つの立派な手段なんだけど、
私はこれらの材料から、こちらに非があり、これは賠償がかかるもの、
と冷静な判断をした。
泣き寝入りといえばそうだけど、実際あまり文句を言える立場でもないのである。
そんな感じで、手痛い、思い出痛い、そんな経験となり、
しばらく我々の間にはドンヨリとした空気が流れたけど、
「いつか笑い話になれたらいい」
失敗は教訓となり、旅行記のネタにもなり、そう悪いものでもないんだよな。
あのバイク屋のオヤジめ…！
今では僕らの中では、思い出ある笑い話の１つである。
つづく。
2007年10月19日(金) 23:31:14 Modified by c037022g