乳腺症

  • 良性の乳腺の変化を意味し,乳腺異形成,乳腺炎等.原因は明らかではないが,エストロゲンの関与が考えられ,発症率は全女性の60%程度にみられ,30−50歳の女性に多く,閉経後の女性では稀な疾患である.症状としては,乳房のしこり感,緊満感,鈍痛,圧痛等がみられる.触診では,可動性の腫瘤を認める.マンモグラフィーによる判読の困難な場合が多く,鑑別除外するために乳腺生検を施行する.症状を軽減するために経口避妊薬を投与する.重症例では,ダナゾールを投与する.食事療法が奏功する場合もある.
2008年09月12日(金) 22:12:26 Modified by docsurf




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