イカルス星人

「ウルトラセブン：第10話本編」より

異次元宇宙人
イカルス星人

【INDEX】

◆Data

呼称：	イカルス星人【ALIEN ICARUS】
登場作品：	ウルトラセブン(1967) 第10話『怪しき隣人』
別名：	異次元宇宙人
身長：	2.5～40m
体重：	300kg～1万8千t
出身地：	イカルス星（第17惑星）
分類：	宇宙人、
共演怪獣：	ウルトラセブン

◇演：鈴木邦夫（人間態：山本廉）
◇デザイン：成田亨
◇関連：ファイト版、SD

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◆Profile

第17惑星から来た宇宙人。
全身から発射するアロー光線は辺り一面を焦土化するほどの威力を持っている。この光線は仲間のイカルス円盤も発射可能。
そのほか、人間への変身も可能。地上では、常に人間体で活動を行っていた。
異次元空間と地球とを連結するマシンを造り上げて、そこに自分達の基地を建造し、一気に地上を総攻撃しようと目論んだ。
仲間のイカルス円盤に石油コンビナートを襲撃させたが、異次元コントロールマシーンをダンに破壊されてしまったために、正体を明かして巨大化。
セブンと対決し、アイスラッガーを腹部に受けた後、ウルトラサイコキネシスで遠くへ飛ばされ絶命した。
イカルス円盤の方は、ウルトラ警備隊により破壊された。

◆Story

別荘で療養していたアキラ少年は何日も同じ場所で何かを作っているらしい隣人を気にしていた。そのうち隣人の頭が発光するなどの奇妙な光景を目にするが誰も信じてはくれない。しかし、死んだ鳥が空中に静止しているのを見つけてついにウルトラ警備隊に通報する.同じくしてその別荘地に異様な反応をキャッチした地球防衛軍はダンとアンヌを派遣する。怪しい空間に飛び込むダン。そこはゆがんだ四次元の世界であった。四次元世界では不思議な機械の前に黒づくめの男が立っていた。男の正体は第17惑星からきたイカルス星人。機械を使って四次元の通り道を作り地球を侵略しにきたのだと言う！変身も出来ない、カプセル怪獣も使えない、そんな四次元空間に閉じ込められてしまうダン。ダンの、地球の運命は・・・

◆Trivia

鳴き声はガマクジラのアレンジ

名前は、1967年最も近づいた小惑星『イカルス』から採っている。

デザインのモチーフは「魚」と「コウモリ」。

イカルス星人の耳が動く場面で、耳を動かすスタッフの手が一瞬だけ映っている。

劇中では一体しか登場していないが「我々」と呼称している事から仲間がいることになる。一峰大二版の漫画版では星人が倒れた後円盤が警備隊、セブンと戦っている。

舞台と思われるのは三浦半島城ヶ島付近。ラストに橋を渡るシーンは城ヶ島から城ヶ島大橋を通って半島に向かう方の撮影である。イカルス星人が戦う山の中も浅く見えるわりに谷底があるわけだが、三浦半島の景色と思われる。

四次元空間内での脚本には、カプセル怪獣にどのような怪獣が入っていたのか具体的な記述がない。

チビラくん(1970)では、快獣町の郵便屋として登場。

レッドマン(1972)にも登場。スーツはウルトラファイト(1970)のものを使用している。
- 第7話では、竹林で竹を引っこ抜こうとしていたが、その様子をじっとを眺めていたレッドマンを発見し対決。最期はレッドマン目掛けて体当たりしようとしたところにレッドナイフで斬られて絶命した。この時の鳴き声はスカイドンの流用。
- 第9話では、池の近くでレッドマンと対決。レッドナイフを奪うも、レッドマンがもう一本レッドナイフを持っていたため切り合いになるが、両者とも途中でナイフを落としたため格闘戦へ。しかし、隙を見てレッドナイフを拾い一転攻勢を図るも、レッドキックを喰らって倒れた。この時の鳴き声はカメレゴンの流用。
- 第65話では、砂浜でレッドマンに追いかけられるも、途中で砂の中に隠れてレッドマンを奇襲。しかし、最期はレッドアローで腹部を突き刺された後、そのまま投げ飛ばされて絶命した。鳴き声はザラガスの流用。
- 第71話では、砂山でレッドマンと対決。レッドナイフを奪い取ってるも、最期は取り返されて腹部を突き刺された後、口元をメッタ刺しにされて絶命した。
- 第75話では、浜辺でジラースと共にレッドマンと対決。瞬間移動能力を見せるも、最期はレッドナイフで胸を突き刺されて絶命した。鳴き声はシーボーズの流用。
- 第114話では、レッドマンと一対一で対決。レッドマンを飛び越える程の高いジャンプ力を見せるも、最期はレッドキックで胸を蹴られて絶命した。鳴き声はザンボラーの流用。
- 第118話では、ザゴラス、サドラ、グドンと共にレッドマンと対決。最期はレッドナイフで4体全員田楽刺しにされて絶命した。ちなみに、このときの鳴き声はザンボラーの流用。
- 第119話では、サドラ、シュガロン、グドン、ザゴラスと共にレッドマンと対決。レッドナイフを無効化する謎の特殊能力を使って有利に戦いをすすめるが、最期はレッドナイフの爆発で全員同時に倒された。ちなみに、このときの鳴き声はシーボーズの流用。
- 第121話では、レッドマンと戦うバット星人の助太刀に登場。レッドナイフを奪うなど活躍するも、最期は高いところからのレッドキックを頭部にくらって絶命した。鳴き声はシーボーズの流用。
- 第124話では、ビーコンと共にレッドマンと戦うが、最期はレッドキックを首に受けて絶命した。ちなみに、このときの鳴き声はマグラーの流用。
- 第125話では、サドラ、ドラキュラスと共に砂山から出現してレッドマンと対決。最期はレッドアローで胸を突き刺されて絶命。