883 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:45:45 ID:N+flD32P0
子供時代の各プロローグは共通部分で、時系列順。
それ以降はねこねこ恒例、子供時代の分岐で、妹世界、ぽんこつ世界、やかま世界に分かれる。
普通のルート決定と違うのは、それぞれの分岐世界で各キャラを攻略できる。
つまりメインキャラのみで3×3の9ルートがある。
ラムネの世界観を継承してるので、ラムネを知ってること推奨。

■愛衣プロローグ 〜他人から友達へ、幼なじみ候補から…そして、突然妹へ〜
主人公・初芝健士は父に連れられら田舎(ラムネの舞台)で夏休みの間、親戚の初芝さん家で世話になる。
そこで初芝愛衣と知り合い、また来年も来ることを約束する。
次の年、去年はヤドカニ狩りで20回ほど愛衣を浜辺に置き去りにしたことを健士は謝り、二人は他人から友達へ。
その翌年も、健士は夏の間、愛衣と一緒に過ごす。健士の父親は愛衣の母親と再婚することになり、
こうして幼なじみになろうとしていた二人は、兄妹へ変わり、田舎でずっと一緒に暮らすようになる。

■つばめプロローグ 〜お隣にやってきた、ちょっとぽんこつな幼なじみ〜
お隣の家に友坂つばめが引っ越してきて、一緒に風呂に入るなどのハプニングがある。
ある日つばめが迷子になり、健士は素直につばめを迎えにいくことができなくて、
暗闇の中で鬼浜という蛍光塗料の字が光るトレーナーを着て、つばめの前を走り、
背中からついてくるとてとてと聞こえる足音を確かめながら、家路につく。
その日の夜、二人はベランダで休戦協定を結ぶ。今まで行き違いから素直に仲良くできずケンカしていた二人だが、
初めて二人の約束を交わしたその日から、二人の距離は1、2メートルになった。

■花子プロローグ 〜妹の友達、無駄に元気で面白い後輩〜
ある日、妹の愛衣が友達を連れてくる。それがやかましい後輩の篠原花子だった。
花子は、健士が野球の助っ人で活躍し、夕方の浜辺で一人練習する姿を見て、憧れをもつようになる。

884 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:47:39 ID:N+flD32P0
■花子世界・花子
花子が助っ人してる女子バレー部の合宿を手伝うことになったが、
主将のジャージ先輩の陰謀で、健士と花子だけは宿直室で二人きりの一夜を過ごすことになる。
健士と花子はお互い好きだと気持ちを確認しあい、結ばれる。

花子は部活の助っ人をやっているが、その様子が無理に頑張っているようで楽しそうでなくて、健士は心配する。
健士がスポーツの助っ人をやめたのは、試合で負けた時、チームの敗因を、
練習に来ないで試合だけ参加する健士ひとりに全ての責任を押し付けられたから。
花子もいずれ理不尽な目に遭うかもと心配だが、花子は助っ人を頑張る理由を告げてくれず、
自分には隠し事をしなくてもいいじゃないかと、健士は思う。
花子が助っ人を頑張るのは、健士にまた助っ人をやるようになってほしいから。
しかし、健士はやめた理由を話してくれたことは無いので、
自分には教えてくれてもいいじゃないかと、花子は思う。
二人はギスギスした感じになる。健士はどうにかしようと決意し、ジャージ先輩に相談して、助言をもらう。
健士と花子はお互い話があると、思いを打ち明けて、わだかまりは無くなる。

久々のデートをすることになるが、健士は、トラブル続きで約束の時刻から数時間遅れて、ようやく辿り着く。
すでに真っ暗になった場所に花子は立っていた。
降り注ぐ月の光に伸びる二人の影、それはまるで、時計の長針と短針。
そして二人の影時計が告げる時間は、約束の時間5分前を指していた。

885 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:49:39 ID:N+flD32P0
■花子・愛衣
健士は花子と一番仲がよいのだと、愛衣はそう思っていたのだが、
林間学校のフォークダンスで健士は愛衣を選び、またその後も愛衣ばかりを構うようになる。
愛衣はこれまでは控えめだったが、お兄ちゃん好き好きビームを積極的に出すようになる。
ヒートアップして過激なアプローチをする愛衣を見て、花子は愛衣に対し、
いくらお兄ちゃんがスキスキでも愛衣は先輩の妹だ、と言ってしまう。
それを聞いた愛衣はテンパって無我夢中で、
「妹じゃダメなの…? じゃあわたし今日で妹やめる。だって……お兄ちゃんのこと、大好きなんだもんっ…」
と、三人の前で真摯な想いを吐き出す。
花子は、愛衣が妹をやめたなら一緒に住むのはまずいと、愛衣の手をとって家の外に引きずっていってしまう。
健士は、愛衣がいなくなると思った瞬間、追いかけて反射的に愛衣の手を引き留めていた。
「……行くな、愛衣。ハレンチだろうがなんだろうと、愛衣がいなくなるなんて…いやだ」と口にもする。
妹とか妹じゃないとか全てをひっくるめて『愛衣』という女の子が何より大切だと悟る。
つばめは花子と二人で満面の笑顔を浮かべ、愛衣をうちに引き取らなくてもよくなっちゃったねと会話する。
花子とつばめの背中を押すような祝福を受け、健士と愛衣は恋人つなぎをして歩き出す。

■花子・つばめ
つばめは、新谷理沙美沙先輩から、「誰かにとられても、おかしくはない」と言われたことで健士を意識しだす。
つばめは、つばめママ(七海)にお父さんとずっと一緒だったのかと尋ねる。
“私もお父さんも他の人と付き合ったりしたことはないわ。でもね、ずっと一緒だったというのは、違うわね。
あの時は、ちょっとつらかったな…。それでも、私にはあの人しかいなかったから。
何も出来なくても。何もしてあげられなくても。ずっと待って…待って……”
という、つばめママの話を聞き、他の誰かじゃなく自分が健士の隣にいたいと決心する。

台風が来て停電になり、雷で怖がるつばめが心配で、健士は1、2メートルのベランダを飛び越える。
いい雰囲気になるが、つばめの両親が帰宅して、健士は逃げるようにベランダから帰る。そして自分の気持ちを確信する。
健士はつばめに告白する。つばめは健士をデートに誘って、そこで自分も告白する。二人は結ばれる。

886 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:52:00 ID:N+flD32P0
■愛衣世界・共通
健士は、花子に、黙ってればお嬢様っぽくてやかましいよりはそっちがよいと言う。
つばめには、テキパキしないとだめ3倍は速くならないとなと言う。以後、愛世界での性格に影響がある。
愛衣は夏風邪で高熱を出した後遺症で、昔の記憶が曖昧になり、実の兄妹と思い込んだまま成長する。

■愛衣・愛衣
愛衣は、実の兄妹じゃないことを忘れていなくて、忘れたフリをしてウソをついているだけだったと告白する。
健士は昔のことを思い出していた。はじめて愛衣に出会ったころ、愛衣を置き去りにしてヤドカニ取りで遊んでいたこと。
愛衣の母に仲良くしてたかと訊かれた時、仲良くしてたと愛衣にウソをつかせてしまったこと。
一言『ごめん』と言えば、それから『一緒に遊ぼう』と手を差し伸べればよかったのに。
そして、最初のひと夏を無駄にしなければ、兄妹になる前に、幼なじみに…あるいはそれ以上の関係に──
結局そうなる前に兄妹になり、両想いになるまで十年近くの遠回りをしてしまった。
更に今もまた、同じ過ちを繰り返してしまった。愛衣を寂しがらせ、長い間誰にも言えないウソをつかせてしまった。
健士は、あの時出来なかったことを、今するために、愛衣に手を差し伸べる。

それから二人は、夜の海辺で月明かりを頼りに、ヤドカリ取りをする。
愛衣は、ヤドカリ王国の国民第1号に、『健士くん』と名前を付けた。
そして女王にも名前を付けた。『健士くん』のお嫁さんに、健士のよく知る二文字からなる綺麗な名前を──
翌朝、水平線から昇る朝日によって、今へと至る二人の関係を象徴するかのように移り変わる空の色の下、
健士と愛衣は、ごく自然に口づけを交わす。

887 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:55:37 ID:N+flD32P0
■愛衣・花子
林間学校のフォークダンスで、健士は花子に好きだと告白する。花子も好きで、お互いの気持ちを確認する。
二人は付き合うことになり、押しかけ女房のごとく初芝家に毎日くる花子。

つばめに頼まれ、隣町の商工会企画の宝探しイベントのリハーサルをすることになる。
手分けして宝探しをすることになり、初芝姉弟+花子と、新谷姉弟の、2チームに分かれる。
GPS機能搭載マルチ通信ガジェットに表示されるヒントをもとに毎日宝探しをする。
数日後、理沙美沙先輩はぶっちゃけ飽きたと言って、皆んなで海水浴をする。
理沙美沙先輩が愛衣を釣りに誘い、愛衣は花子の水着を釣り上げ、オパーイポロリ。
水着が破けたので、健士のTシャツを渡して物陰で着替えることに。今なら二人きりで誰も見ていないと、青姦。

花子が宝探しのヒントが分かったので確かめてくると、夜に電話してくる。
こんな夜中に一人じゃ心配と、健士は花子を探しに出る。
理沙美沙先輩がもつ端末に表示される、花子の端末の位置を掴むが、最終バスで移動中なので、足がいる。
理沙美沙先輩は自分の先輩から借りたバイクを持ち出し、健士を乗せて爆走する。
理沙美沙先輩には連絡役のために待っててもらい、健士は端末を頼りに探し、防空壕後で花子を見つける。
別の出入り口から防空壕を抜けると、二人の目の前には蛍が無数に飛び交い、森を照らしていた。
そのままそこで野宿をし、山を下りて皆んなと合流する。宝のことは二人の秘密にする。
これからも、こんな夏を花子と過ごすのだろう──

888 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:57:26 ID:N+flD32P0
■愛衣・つばめ
幼馴染で距離が近すぎて、事故チューしようが、いつもと全く変わらない二人の関係。
台風で帰れなくなって二人きりで旅館に泊まることになった時、
何かに抗うように、お互い好きだと気持ちを吐露して一線を越えようとするが、落雷で停電になって中断。
たったそれだけで、二人がエメラルドの弱さを乗り越えようとする決意も失せてしまう。
暗闇の中で二人は昔の話をする。子供の頃にも大きな台風が来たことがあって、
もしそのとき健士が1、2mの距離を乗り越えていたら…
二人の溝がどうしようもないくらいに広がる前に、埋めることができていたら…

翌朝、嵐の通り過ぎた、澄み渡った空。どこまでも透き通るようなスカイブルーの下。
帰り道で、つばめは陥没している1mちょっとの溝を飛び越え、けじめはつけなきゃと想いを告げる。
「健ちゃんに、いつか本当の恋人が出来たら… わたし、絶対応援するからね…っ」
…結局埋まらなかった、二人の溝。だけど…もしやり直すことが許されるのなら…その時間が残されているとしたら…
健士は溝を飛び越し、つばめのもとへ駆けた。まるで…十年ものあいだに空いてしまった、二人の溝を飛び越えるように。
「…遅くなってごめん」
「これからはすぐ行くから。お前が泣いてる時は、すぐ駆けつけるから」
つばめはの瞳から、涙がぽろぽろと溢れ出す。つばめは、もう悲しくないのにっ…どうして…今頃…、と言う。
溢れてくる涙を、健士は拭ってやる。止まるまで、拭い続けてやる。
…こんなことで、つばめとの溝が埋まったとは思わない。
だけど、こうして側に居続ければ… いつかきっと、埋まる日が来るのだと。そう……信じていた……

…2学期が始まって数日。二人はまた新しい日々を積み重ねていく。
健士は、つばめを起こすために1、2mのベランダを飛び越えながら、思い起こしていた。
あの、目が覚めるほど濃い青色の空のことを。少しだけ、背伸びをしてみた日のことを。
そして、これからも忘れることはないだろう。
あいつとの日々を積み重ねていく限り、永遠に…

889 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 19:58:54 ID:N+flD32P0
■つばめ共通
台風で停電してつばめが怖がったので、健士は1、2メートルの距離を飛び越えてつばめの部屋に行く。
また鬼浜という字が光ってるのを見たつばめは、わたしも見せてあげるねと言って、
黄色と青い色の2匹のサカナの風鈴を取り出す。
明るい昼間では気づかない程、暗闇の中で初めて気づくような、淡い光を放っていた。
1、2メートルの距離が消えた日…つばめは幼なじみと呼ばれる存在から、少しだけ特別な存在へと変わろうとしていた…
かつて最初に交わした約束、休戦協定に基づいて、幾つもの共有エリアを拡大してきた二人。
幾つもの季節を共にして、幾つもの二人だけのヒミツを、ルールを、エリアを、数え切れない夜を語り明かした。

しかしある時、つばめはまた街へ帰るんだってと、泣き出してしまう。
つばめが田舎に帰ってきた理由は、喘息の転地療法だった。
幼かった日の健士は、つばめにけっこんしようと言う。そうすれば、ずっと一緒にいられるから…
神戸の聖堂ではなく、近所のバス停で。道端で雨に咲いていたハマナスの花を一輪飾り。
そして、かつて見た光景を思い出しながら… 二人は、結婚式を挙げた…

翌朝、二人は七海に、ずっと一緒に居たいこと、結婚したことを告げる。
七海は、これからもずっとここに住むので、最初から街に帰るつもりはなかったと言う。

■つばめ・つばめ
成長して、原付免許が取れる年齢になった二人は、
原付で、健士の両親が結婚した神戸まで2泊3日の遠征に行くことにする。
レンタルバイク屋をやってるつばめパパの健ちゃん(健次)から、
ルーフ付きの業務用バイク(ジャイロ)を譲って貰い、二人は旅行に出る。
神戸に着いた二人は、観光名所の教会を模した建物で、宣誓の儀を挙げる。
二度目の結婚式を挙げた日、神戸から見た、二人で見上げた空は、
どこまでも、高く、青く、澄み渡っていた。初めて結婚した時に見た、哀しい雨空と違い。
そんな移り変わる空を見つめながら、二人は変わらずこれからもずっと傍にいることを確かめ合う。
帰路についた二人は、途中で大雨に遭う。このまま走るのは危険と二人は原付を停める。
そして派手なネオンで飾られた宿泊施設で夜を明かす。
旅行から帰ってきてから、二人はこれまで以上にいつも一緒に過ごすようになった。

890 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 20:03:12 ID:N+flD32P0
ある日、つばめは嗚咽をもらしながら、子供が出来てしまったと健士に告げる。
二人とも、何をすればいいのか分からず、途方に暮れる。
健士は、学校をやめて働くことを、なおざりに決めてしまう。
つばめの両親にすべてを打ち明けると、七海は厳しい顔をして、つばめを詰責する。
健次は健士を呼び出し、二人で話しをする。
健士が、学校をやめた働くつもりだと言うと、
健次は、働くって簡単に言うが…誰かを背負って生きるというのはそんな甘いもんじゃないと、訓諭する。
なおも食い下がる健士に対し、健次は告げる。
「よく聞け、お前達のは所詮…”ごっこ”の遊びだ。
 まだお前達は…対の片方ではない。
 只、偶然、今に至っただけ…
 まだ何も乗り越えていない、まだ一人だ」
そして、大人じゃないと親になる資格がない、子供に子供は育てられないと諭し、
社会の厳しさを教えてやるから、明日から店を手伝えと言う。
つばめの退学届けを出しに学校へ行くが、健次に辞めるなと強く言われていたので、健士は退学しない。
つばめと会うことは禁止され、学校が終わると健次の店を手伝い、もう遊ぶ余裕もない生活を続ける健士。
ある日、健次は話があると健士を呼び出し、自分達は小児白血病で早くに長女を亡くしたこと、
その病は遺伝性だと言われてることを告げる。
健士は、このことはつばめにはヒミツにしたまま、もしもの時は恨まれ役になると、健次に誓う。
健次は、娘が寂しがってるからたまには会ってやれくれという言葉を最後に、踵を返す。

健士とつばめは、一緒にいる為には偶然だけでなく、意志なり努力なりで、必然にしないと駄目なんだなと、
以前言われたことを、少しだけ理解したのだった。
そして無事子供も産まれ、学校も卒業し、本当の意味で親へと変わろうとしていた。


ここで、晴れ(Normal)か雨(True)かを選択肢で決定。
○晴れ
──5年後。田舎で、娘の佳奈子とともに、三人で慎ましくも幸せな日常を送るのだった。

891 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 20:09:01 ID:N+flD32P0
●雨
──5年後。田舎で、娘の佳奈子とともに、三人で慎ましくも幸せな日常を送っていたが、
佳奈子が小児白血病を発症してしまう。
治療は街にあるような大きな病院でないといけないので、田舎で働く健士とは離れ離れになることに。

街に引っ越したつばめは、パートで朝の8時から夕方6時まで、惣菜屋の調理補助で働いてた。時給は600円。
娘を思えばこそ今まで健士に甘えてきた自分も頑張れるつばめだったが、
小児白血病は抜本的な治療法はなく、根治か死の二極。決めるのは時間と運だけ。
そんな曖昧でいい加減なものに左右される娘の運命。
もし避けられない運命ならば、運が悪かったと、しょうがないねと…諦めるしかないのだろうか…
…それとも…この世界の、どこかを、なにかを、誰かを…呪えばいいのだろうか…
そんなふうに葛藤するつばめだった。

街までやってきた健士に、つばめは泣き言を漏らす。
健士は、今こそ神聖な誓いの証を立てる時だと、ヒミツを打ち明ける。
全て俺が一人で決めたせいだから、俺に出来ることならなんだって聞いてやると、健士が言う。
じゃあ……時を戻してよ… あ、あなたと知り合う前まで……15年……時を戻してよぉ…と、つばめの震える声がする。
泣き続けるつばめを、健士は強く抱き寄せる。
「つばめ……時は戻らない」
そして、積み上げたモノは減らない、消えない。
「だから俺達も……きっと大丈夫…」

一年後 晴れ。
健士は田舎に帰ってきたつばめを迎え、一年ぶりに再会する。
家までの帰路、例のバス停で、二人は3度目の結婚式を挙げる。
それを佳奈子は不思議そうな顔で見つめるのだった。
それは神聖な誓い。…いつまでも…褪せることのない誓いだった…

浜辺で遊んでいた佳奈子は、近所に引っ越してきた男の子と知り合う。
見上げれば、常にそこに在る空。
でも、常に移りかわり、片時も同じ姿をせぬ者。只、その全てを眺め、知る者。
…きっと今も……そしてこれからも…

892 名前:そらいろ[sage] 投稿日:2010/12/28(火) 20:11:53 ID:N+flD32P0
■つばめ・愛衣
愛衣の気持ちが昂ぶって健士にキスするが、健士はそれを無かったことにしてくれと頼む。
しかし愛衣はそれでも気持ちを抑えられず、健士を押し倒し、健士も受け入れる。
つばめに二人の関係を言わなきゃと決意するが、事実を知らずいつも通りのつばめを見て、
二人はヘタレて今日はやめておこうとズルズル引き伸ばす。
やっぱり言うのはやめにしようと決意し、半年ほど妹とセックスして現実逃避しながら過ごす。
ある日、両親から話があると言われ、二人の関係を問いただされる。
正直に話すと、両親は自分たちが従姉妹同士で結婚したせいで、
兄妹として気持ちを抑えなければいけなくしてしまったが、こんなことになることを覚悟していたと告げられる。

その後、つばめから三人で列車旅行に誘われ、今度こそ言わなきゃと決意するがヘタレて言い出せない。
そうこうしているうちに停車駅に着くと、つばめはホームに降り、
泣き笑いしながら、「ここからは…もう、いっしょに乗れないから」と微笑む。
全て悟っていたことに気づいた二人は、もう田舎の町には帰れないと、町を離れて暮らすようになる。
そんなある日、つばめから『また会いたい』と手紙が届き、二人はつばめに会いに田舎へ行く。

■つばめ・花子
電車で遊びに行くが、降りる駅を間違えてスタンド・バイ・ミー(死体は見つけません)。
目的地のホタルの群棲地でホタルを観賞しつつ、お互い告白。結ばれてよかったね。

■理沙美沙
理沙美沙先輩は、複雑な家庭の事情で悩みがあったが、
七海と知り合い、全てを打ち明けると、助言をもらって悩みが無くなる。
この人ともう少し一緒にいたいと思った理沙美沙先輩は、七海の喫茶店でバイトをするようになる。

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