486 :ゆきうた 1/6:2005/06/24(金) 22:31:12 ID:GAXc+nc8
【共通パート】
主人公の長谷川秋臣が住む町には、願いの木があった。
雪が降る日に、その木に真剣に願い事をすると、それが叶うという伝説がある。
ただし、祈った人の大切な何かと引き換えに…。
普通の学園物。キャラは以下の5人。
藤見雪那 :裕福な家庭の転校生。
長谷川菜乃:めちゃくちゃアホな義妹。
青嶋摩尋 :周囲から浮いているツッコミ役のクラスメート。
今井由紀 :町で出会う盲目の少女。
蓮田弘美 :落ち着いた雰囲気のある新任の女教師。

487 :ゆきうた 2/6 藤見雪那ルート:2005/06/24(金) 22:32:51 ID:GAXc+nc8
10年前に秋臣は雪那と遊んだことがあり、追っかけてきた。
雪那の母親の聡子は雪那にやたらと厳しいようで、強情な雪那は疎ましく思う。
ある日、雪那が学校を休む。さらにHRで、彼女が転校すると聞かされる。
雪那は元々海外留学の予定があった。
しかし雪那は親の厳しさに耐えかねて抜け出し、秋臣の家に来た。
雪那はどこか知らない町で暮らすつもりだった。お嬢育ちで常識も無い彼女を
秋臣は黙って見ていられず、電車に乗る雪那についていくことにする。
町でホテルに泊まり、二人は結ばれる。
しかし町に聡子が雇った探偵が。また、聡子自身も来ていた。
秋臣は聡子の口車に乗せられて雪那の奪還計画に加担し、雪那は連れ戻される。
家に帰った後、秋臣は自分のとった行動を後悔する。
そして雪降る木の下で、「雪那の記憶から自分に関する記憶を全て消してくれ」と願った。
その後、秋臣の家に聡子がやって来て話を聞いた。
雪那は激怒し、ろくに顔も合わさない上、ついには睡眠薬を大量に飲んでしまった結果、
精神がおかしくなり、さらにここ数年の記憶が抜け落ちてしまっているのだという。
病院で雪那に会っても、秋臣はろくに言葉もかけてやれない。
自分のした事は間違っていたのかと、聡子は涙を流す。

(ハッピーED)
聡子は秋臣の通う学園に雪那を再び転入させることに。
雪那と今まで過ごしてきた学園生活の分の記憶は抜け落ち、
雪那にとっては10年ぶりに秋臣と再会したということになる。
でも、これからもう一回やり直せばいいじゃないか。
(バッドED)
雪那は幼児退行が進み、ついには赤子同然に。
さらに、雪那の妊娠が発覚。秋臣は責任を取らされて雪那の婿養子にさせられる。
秋臣と、赤子同然の雪那と、子供で一緒に食事。これも幸福の形の一つなのだろうか。

488 :ゆきうた 3/6 長谷川菜乃ルート:2005/06/24(金) 22:34:39 ID:GAXc+nc8
菜乃がやらかすことといえば、サンマが煙を出してるところを水鉄砲で消火しようとしたり、
ゲームで負ければ「完全体だったら負けないのに…」と言ってみたり、
欲しい物として戦車や飛行機を挙げてみたり、他多数。
まぁそこら辺は実際にやってみてくれ。

菜乃は父の友人である千歳の子。水商売でできた子だった。
千歳は家に不在がちで、託児所も菜乃には苦痛でしかなく、長谷川家に引き取られた。
秋臣はなんだかんだ言っていつも菜乃を助けていた。
二人で一緒に風呂に入った時に菜乃に告白され、そのままHへ。

ある日、千歳が菜乃を引き取りに来る。
だが菜乃は「何を今更…」と突っぱねる。
菜乃がきちんと成長していることをわかって、千歳は菜乃をあきらめる。
それでも秋臣は、千歳ときちんと話をして欲しくて菜乃と口論になり、
菜乃はついカッとなって家を飛び出し、走り回り、車に轢かれそうになる。
それを、秋臣が身を挺して守るが、入院することに。
秋臣はなかなか目を覚まさない。さらに菜乃は「長谷川くん」の容態が悪いと小耳に挟む。
菜乃は雪降る木の下で、「お兄ちゃんを助けて。何でもあげます」と願った。
一晩たち、携帯に秋臣が目を覚ましたと連絡が入って、
菜乃は病院に向かったが、途中で車に轢かれる。
(ハッピーED)
菜乃は病院で目を覚ました。骨折したが命に別状は無かった。
兄の容態が悪いと言うのも菜乃の勘違い。まさしく骨折り損だった。
二人とも退院し、これからもずっと一緒に、幸せに生きていくだろう。
(バッドED)
『菜乃は病院で目を覚ました。骨折したが命に別状は無かった。
兄の容態が悪いと言うのも菜乃の勘違い。まさしく骨折り損だった。』
…という夢を、事故で昏睡状態に陥った菜乃が見ている。
秋臣はただそばで見守ることしかできなかった。
最後に、菜乃から兄への、出されることの無かったラブレターが読まれる。

489 :ゆきうた 4/6 青嶋摩尋ルート:2005/06/24(金) 22:37:28 ID:GAXc+nc8
摩尋はヤクザの家の娘。そのため、わざと他人を遠ざけていた。
でも秋臣たちにとっては家柄など取るに足らず、むしろ彼女を守ろうと思った。
摩尋はヤクザ同士の抗争に巻き込まれ、海沿いの倉庫に監禁される。
秋臣はなんとか摩尋を助け出そうとするが、途中で摩尋は撃たれる。
警察が来て、ヤクザは逃げた。摩尋は病院に入院した。
秋臣は雪降る木の下で、「摩尋を普通の女の子として生きさせてくれ」と願った。
(ハッピーED)
彼女の本名は千尋。
摩尋は3年前に射殺されていたが、長女に死なれては困ると言うので、
妹の千尋を「摩尋」と名乗らせて生活させてきた。
そして「千尋」は長期療養中ということにしていた。
しかし今回の事件で親も考え直し、この事件で摩尋が本当に死んだということにして、
千尋は「摩尋」と名乗らずに済むようになった。
千尋は無事退院でき、さらに母方の姓(佐藤)に変えることで、名前に縛られずに済むようになった。
(バッドED)
摩尋の母親から手紙が届く。
摩尋は名前を変え、顔も変え、海外で別人として過ごすことになった、と……。
最後に、元気でやってるよー、という摩尋からの手紙が。

ちなみに、両方のEDにサイネリアの鉢植えが出てくる。EDで色が違う。
ハッピーED時の花言葉は「恋の悩み」バッドED時の花言葉は「望みある悩み」

490 :ゆきうた 5/6 今井由紀ルート:2005/06/24(金) 22:41:51 ID:GAXc+nc8
秋臣が路上に置いていたバイクに由紀がぶつかったことがきっかけで出会う。
他人から助けられるのを非常に嫌い、最初は秋臣に対して
杖で殴るなどして冷たくしていたが、徐々に打ち解けていった。
由紀は学校に行かず、音楽などを聴いた後、
「雪が見られますように」と木にお祈りをするのが日課だという。
でも、祈りの効果に対して彼女は半信半疑だった。
由紀は、目の手術を受ける予定であった。医者が言うにはそんなに難しくないものだという。
やがて深い仲になった二人は結ばれる。
だがそれを知った由紀の父親が激怒。倫理的な問題だけでなく、
手術前に体に負担をかけたことに対しても怒っていた。
簡単な手術だろ、という秋臣に父親は、
由紀の手術は本当は大変困難なもので、未だ成功例は無いのだと話す。
秋臣は、木に祈ることを思いつくが、そこで伯母の話を思い出す。
伯母は、母の出産の際に木にお願いをした。
母は無事秋臣を産めたが伯母は一生子供を産めなくなった、と。
木に祈ったら何を失うかは、分かりきった事だった。
秋臣は迷った。菜乃や友人を尋ね、顔をじっくり見てまわり、最後に病院内の由紀のベッドへ。
由紀は「本当は雪じゃなく秋臣が見たかった」と語る……。
(ハッピーED)
秋臣は木の下で「自分が光を失ってもいい、由紀の手術が成功しますように」と祈る。
手術は見事成功、そして秋臣は目が見えなくなる。医者でも原因が分からない。
二人は町ですれ違う。由紀は秋臣の姿を知らず、秋臣は由紀の事が見えないのだから。
それでも最後には声が決め手となって、由紀が秋臣を見つけた。
今度は、由紀が秋臣の杖となる番。彼女は医者を目指し、秋臣の目を治すと誓った。
(バッドED)
秋臣は怖くて祈ることができなかった。手術は失敗、由紀の目は見えないまま。
でも由紀は悲しくなかった。目が見えないからこそ、秋臣に会えたのだから。
秋臣は罪償いとして、盲学校の教師になるための勉強を始めた。

491 :ゆきうた 6/6 蓮田弘美ルート:2005/06/24(金) 22:44:27 ID:GAXc+nc8
彼女は人生に退屈し、毎日を適当に生きている様子だった。
二人で飲みに行ったりラブホに行ったりするうちに、
昔恋人と別れ、今でもずっと引きずっていることを知る。
気分転換をさせるため、雪那から借りた制服を着させてデートに誘う。
偽名を使うことにし、弘美は「小夜」と言う名を提案した。
駅前で伯母と会い、伯母は昔の友人、由美ではないかと聞いたが弘美はその娘だと答える。
弘美と別れた後、伯母は木にまつわる伝説を話して聞かせる。
二百年前、将来を誓い合った男女がいたが、女が殿様に逆らい、斬り殺される。
男は木に祈り女は生き返ったが、男は代わりに死んでしまう。
そしてその男は、秋臣の先祖だった事も判明した。

……ここまでくれば分かると思うけど、
ずばり、伝説に登場する女は弘美のこと。本名は「小夜」。もちろん弘美は偽名。
男の想いが強すぎて、彼女は不老不死の体になったのだ。
彼女は、彼のことを忘れたいため、木に願っていた。
(トゥルーED)
弘美は、男のことを忘れられた。ところが、彼女は倒れてしまう。
弘美の命は男が願った奇跡によってもたらされたもの。
男を忘れるということは、彼女自身の命も無くなるという事を意味していた。
もう動かない弘美を背負って町を歩く秋臣。空から、雪が降り始めていた……。
(バッドED)
弘美は、結局男を忘れることができなかった。
彼女はこの町を去って行ったが、彼女に幸せになって欲しいため、秋臣は今日も祈り続ける。

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