397 :フレラバ:2016/09/28(水) 16:39:48.13 ID:0a2Gp6mq0

SMEEの「フレラバ」投下します

○登場人物
青葉 恭介(あおば きょうすけ)
本作の主人公。ノリのいい性格で気の合う友人はあるが彼女はおらず、いい加減彼女が欲しいと思っている

皆原 陽茉莉(みなはら ひまり)
恭介の幼馴染。しばらく疎遠となっていた主人公と久しぶりの再会を果たすも、距離感が図れず戸惑っている

望月 理奈(もちづき りな)
陽茉莉と入れ替わるように恭介と親しくなった女友達。人望が厚く、男女問わず人気がある

柊 ゆずゆ(ひいらぎ ゆずゆ)
恭介たちのクラスメイト。根はしっかりとしているが言い方がきつく、親しい友人はいない

沢渡 岬(さわたり みさき)
恭介たちの1年先輩の女子生徒。その立ち居振る舞いからお嬢様と思われている

野々村 智美(ののむら ともみ)
陽茉莉の親友。常にテンションが高く、何かにつけ陽茉莉に絡んでくる

綾部 まひろ(あやべ まひろ)
理奈の親友。常に淡々とした冷静な性格の持ち主だが、洞察力に優れ物事をよく見抜いている

水澄 真子(みすみ まこ)
ゆずゆの部活の後輩。ゆずゆの態度にも動じず、ひらすら練習に打ち込む真面目な性格


398 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:40:24.90 ID:0a2Gp6mq0

○プロローグ
春休みのある日。どうしても彼女が欲しいと考えた恭介は、友人・元気を誘いナンパに繰り出すことに
しかし結果はことごとく失敗。ついには顔見知りの理奈に声をかけてしまう。
理奈にも激励され、元気と分かれた恭介は一人公園へと足を運ぶ。
と、そこには犬を連れた女の子が。そしてこの子と会話に持ち込むことに成功した恭介。
しかし、ふとしたアクシデントから女の子のパンチラを目撃してしまうと彼女の態度は一変
恭介に徹底的な罵声を浴びせ、怒り顔で立ち去ってしまった。

そして翌日の新学期。新しいクラスの顔ぶれを確認していた恭介は、見知った顔を発見する
幼なじみの陽茉莉。しばらくぶりに再会し、どうしても彼女の現状が気になる。
と、ここで同じクラスになった理奈から話しかけられた恭介。先日のナンパが空振りに終わったことを話すと、
理奈は、女子は男子のどういうところを見ているのかをアドバイス。恭介は、改めて彼女作りへの闘志を燃やす。
そしてホームルームが始まり、担任からも恋について熱く説かれている中、一人の遅刻者が教室に入ってくる。昨日の公園の女の子であった。
恭介の隣席に座った彼女、ゆずゆは相変わらずの毒舌家で、今年は一段と騒がしいクラスになりそうだと感じる一同だった。

こうして始まった2年目の学園生活。と、ある日帰宅すると皆原親子が自宅を訪ねていた。
相変わらず二人の関係を冷やかす母親二人だが、本人たちは気まずいことこの上なし
本人たちも、想定以上に二人の距離は離れていると感じていた。その原因はお互いの変化。
しかしだからこそ、時折見せる昔のままの姿に、どこか安心感のようなものを覚えるのであった。

ある日、この日はやたらと理奈と関わる一日となった
朝の登校中に出会って会話をしているところをまひろに冷やかされ、
体育のレクリエーションでは理奈のチームとバスケで対戦、
さらには放課後、理奈が恋愛本を読んでいるところに遭遇してしまう。
「自分がこんな本を読んでいるのは変だろうか」と聞く理奈に、恭介はそんなことないと答える
恭介は、理奈の意外な一面を見るのであった。


399 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:40:38.09 ID:0a2Gp6mq0

別の日、ゆずゆと親睦を深めるため、恭介は水泳部の雑用を買って出ることに。
ところが、ゆずゆは部活内でも一匹狼を貫いており、顧問教師も困り果てている状況だった。
しかし、恭介とのやり取りで調子を狂わされたゆずゆは、部の仲間や顧問教師から取り囲まれる羽目になり、
その中でゆずゆが根っこからコミュニケーションを拒んでいるのではないと察した恭介は、
ゆずゆとの親睦をより深めたいと感じるのであった。

ある日の全校集会、この日は、コンクールで入賞を果たした生徒が表彰されていた
その生徒こと岬は大変なお嬢様であるとの噂は恭介も聞き及んでおり、ここで彼女の態度を見た恭介もそれに強く同意するのだった。
と、その日の放課後、恭介はひょんなことから岬とのコンタクトに成功する
恭介のノリも軽く受け流し、また岬自身の意外な素顔も発覚する中、
最後には岬の方から「またお話ししたい」という衝撃の一言を受け、会話を終えるのであった。

かくして4人の少女との親睦を深めた恭介
彼女作りの目標にまた一歩前進したのである。

☆お知らせ
こんな感じでプロローグが終わりまして、この後この作品は各ヒロインの好感度を上げる作業に入ります
その間にいくつかヒロインごとのイベントが挿入されたのち、告白シーンから個別ルートに進んでいきますので、
ここでは、まず挿入イベントの内容をご紹介した後、個別ルートのご紹介につなげていきたいと思います。


400 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:41:15.81 ID:0a2Gp6mq0

(陽茉莉ルート)
ある日、青葉親子は皆原家を訪ねることとなり、恭介と陽茉莉は二人の母親からひたすら冷やかされることに
その勢いから脱出するべく、陽茉莉の部屋に逃げ込んだ二人は、その後の会話の中で、
関係性が途切れていた数年間、実は連絡手段が通知されていなかっただけだったという衝撃の事実を知る。
これに脱力しつつも気まずさが無くなった二人は、改めて連絡先を交換するのであった。

飯盒炊爨の実習で二人で作業を任された恭介と陽茉莉
その最中、陽茉莉が過去恭介に恋心を抱いていたことを告白する。しかし陽茉莉は平気な顔
それもそのはず、「もう終わった話」と、陽茉莉の中では完結済みの話だったからだ。
また別の日、陽茉莉と二人きりで会話をする機会を得た恭介はあの日のことを再度問う
すると、引っ越しを機会にお互い変わってしまった、恋はタイミングが大事なのだとの言葉が。
もし引っ越し前に気付いていれば、別の未来もあったのだろうと思う恭介だった。

二人でお出かけをすることとした恭介と陽茉莉。その中で、恭介はなぜ誰とも交際しなかったのかと陽茉莉に問いかける。
すると陽茉莉は「ドキドキが足りなかったから」とし、自分の中で気持ちが積極的になれなかったのが原因と分析
ならばと恭介は、自分ならどうかと問いかける。恭介は、陽茉莉に恋愛的な気持ちを抱き始めていたのだ。
一方、陽茉莉の側は「久しぶりの二人でのお出かけにはしゃいでいた」と、過去の延長のような気持であったと告白
しかし、恭介のまっすぐな想いをぶつけられ、陽茉莉もまた恭介を意識するようになっていく。

こうして陽茉莉との仲を確実に深めていった恭介は、ついに告白を決意
そこで恭介は、陽茉莉をレストランに呼び出し、陽茉莉に自分が本気であることを見せたのち、
この町一のデートスポットに移動、ついに告白の言葉を述べる
恭介の本気の気持ちをぶつけられた陽茉莉もこれを受け入れ、二人はカップルとなった。


401 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:41:26.47 ID:0a2Gp6mq0

ところで、この交際はしばらくの間家族には伏せられることとなった
あの母親二人にばれたらどんなことになるか分かったものではない、というのが理由だ
しかし、だからといってイチャつけないのは悲しいと考えた恭介は、クラス内に交際をオープンにし、
自宅でできない分、学校で思い切り楽しもうと考えたのだ

その後も、デートに出かけたり、クラスの皆に冷やかされて席を隣同士にされたりと充実な毎日を送る二人
ある日には皆原家に招待され、両親ともが自分と陽茉莉をくっつけようとする姿を見て安心するのであった
しかし、だからこそ些細なことが気になるもの
ゲームセンターや体育の授業など、要所要所で理奈の名前が出てくることに、陽茉莉は嫉妬に似た感情を見せる
しかし恭介は、他人と比べることなどない、俺はお前が一番なのだと、陽茉莉を安心させ、絆をより深めていく

その後も、プールに行ったり、弁当の食べさせあいをしたりとラブラブな毎日を送る二人だが、
ついに恐れていたことが起こってしまう。陽茉莉の母・陽子に、二人の関係がバレてしまったのだ
こうなっては仕方がないと、二人は関係性を明かすことに。
そして、ようやく解放され陽茉莉の部屋でのんびり過ごす二人。と、恭介はふと出会ってから今日までのことを思い出す。
昔は一緒に遊んでいたものの、年齢とともに同性のコミュニティ同士となり、次第に疎遠になった二人。
再会後話しかけてこなかったのも、そのコミュニティを壊してはいけないという陽茉莉の想いがあったのだろうか
しかし、陽茉莉本人に問いかけると、それもまた不正解であった
実は、陽茉莉もまた自身の気持ちを確かめていたのだ。一旦は終わらせた恋。それがまた再現するかどうかを。
その結果は今の現状。こうして気持ちを確認しあった二人は、これからもずっと一緒だと誓うのだった。

(陽茉莉ルート エピローグ)
あれから数年、二人はついに結婚を迎え、新婚生活を満喫していた
長い同棲期間を経て結婚。そして今、陽茉莉の中には新しい命が宿っていた。
こんな幸せがあるのも、あの時告白したおかげだ。そう感じずにはいられない恭介であった。(END)


402 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:42:05.76 ID:0a2Gp6mq0

(理奈ルート)
ある朝、いつも通りのノリで軽い言い争いをしていた恭介と理奈だったが、それを聞いていた理奈ファンが反発
何と、理奈が恭介を誘惑する勝負をすることとなってしまった
ところがその最中、理奈が誤って水をかぶり、理奈の服が透けて見えるアクシデントが
それにて勝負はうやむやとなったが、恭介は否応なく理奈に異性を感じてしまう
別の日も、ゲームセンターで理奈・まひろペアと対決中、まひろがからかって理奈の胸のサイズを教えようとする場面で
理奈のなんぞをと思いつつも反応してしまった。哀しきかな、男の性である。

理奈の家で開催される勉強会に参加することになった恭介
陽茉莉の家を除けば初めてとなる女子の家の訪問に緊張を隠せないうえ、
まひろや他の参加者から理奈との関係を冷やかされ、恭介は否応にも理奈を意識するのであった。

まひろによる攻勢はまだ続く。別の日には、理奈と自分と3人でプールに行かないかと誘われるも自身は欠席
理奈と恭介の二人きりのシチュエーションを作られ、まさしくデート以外の何物でもない
これには恭介だけでなく理奈の方も意識するしかない。微妙に気まずい空気の帰路となった。
そして、この一件でますます理奈のことを意識した恭介は、今度は自らデートに誘うことに
ところが、その待ち合わせ前、理奈が他の男に詰め寄られている場面を目撃
思わず割って入り男を怒鳴りつけた恭介。完全に無意識の行動であった。

ここまでの理奈との関係を振り返ると、自分は完全に理奈のことを女性として好意を抱いている
その気持ちを隠し切れなくなった恭介は、ついに理奈に告白
これには理奈も驚きを隠せないが、しかしそれは理奈とて同じこと。告白を受け入れ、二人はカップルとなった。

翌朝、理奈はさっそく特別な関係が欲しいと、自分のことを苗字ではなく名前で呼ぶよう頼み、
いきなりすぎると考えた恭介も、理奈の望みならとこれを受け入れる。
どうやら、理奈は積極的にオープンにはしないまでも、交際を隠すこともしないようだ。
交際初日、この日はメールや些細な行動一つ一つに幸せを感じずにはいられない恭介だった。


403 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:42:24.30 ID:0a2Gp6mq0

ところが、この関係変化をすぐに察した人物がいた。まひろである。
しかし、交際前散々恭介との交際などあり得ないと言っていた理奈にとって、交際バレはこれ以上ないほどの屈辱
無条件で誤魔化すようになってしまった。
ところがこの日の体育の授業中、理奈が負傷してしまい、事態は急変する
いくらなんでもこの状況は見過ごせない。恭介は、自ら理奈の彼氏であることを告白し、理奈を保健室まで運ぶ。
これにより、怪我の方は大事にならずに済んだものの、まひろに交際がバレてしまった。
しかしそんなことよりも自分を気遣って、また彼女として認めてもらえたのがうれしかったと、理奈は笑っていた。

この一件で吹っ切れた二人は、その後ますますラブラブな毎日を送り、
恭介を起こしに行った理奈はそのまま恭介の母親に紹介され、清掃ボランティアで告白場所に近くに行けばあの日を回想しと、
ラブラブっぷりは加速度を増すばかりである。

ある日、恭介はまひろと一緒に買い物にやってきていた
理奈の誕生日が迫ってきており、プレゼントのアドバイスをもらうためである。
紆余曲折ありつつ何とか決まり購入すると、ちょうどバイトを終えた理奈が合流してきた。
ここで待ち合わせをしていたのである。
と、ここで理奈が、当日は自分の両親と会ってくれという
余り急展開に動転する恭介だが、実は理奈の両親は海外暮らしをしており、しばらくぶりの帰国になるのだという。
どうせ両親は自分のことなど関心がないと言い切る理奈。恭介は、それを聞いて複雑な感情にとらわれるのだった。


404 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:43:17.03 ID:0a2Gp6mq0

しかし、彼女の両親と会うのに緊張するなというのが無理な注文
当日になると恭介は完全に緊張の色を隠せない状態となっていた。
ところが実際に会ってみると何ともフランクな対応で、理奈も「だから大丈夫だと言ったのに」とあきれ顔。
その後も対応すればするほどイメージとかい離していく状況に、恭介も段々と緊張がほぐれていくのを自覚していた。

が、その状況も一変する
何と、両親は理奈の誕生日を覚えていなかったのだ。さすがに文句の一つもつけたい恭介だったが、それを理奈に止められる。
いくら普通の親子、家族とは違うとはいえ、これはさすがにあんまりである。
それは理奈も内心思っていたようで、両親と別れ、恭介と二人きりになるや否や泣き崩れてしまった。
ここで恭介は、理奈と出会ってから今までの出来事を回想する。
両親があんな状態では、理奈は誰より愛情に飢えていたのではないか。本当に自分を見てくれる人を求めていたのではないか。
それを再認識した恭介。もう二度と、理奈に寂しい顔はさせないと誓うのであった。

(理奈ルート エピローグ)
卒業後、同じ大学に進学した二人は、正式に同棲を始めていた。
恭介との交際を通じて心に余裕が生まれた理奈は、日本に戻るという両親の申し出を断るほどになっていた。
恭介がいるからもう寂しくないと言わんばかりである。
そんな理奈の強い愛を感じた恭介。これからの幸せな未来に想いを馳せるのであった・・・(END)


405 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:44:18.08 ID:0a2Gp6mq0

(ゆずゆルート)
ある放課後、恭介は物陰でコソコソ何かをしているゆずゆを発見する
聞けば、部活の後輩から逃げているのだという。
憧れの先輩についていく後輩の何が悪いというのか、気になった恭介は様子を見に行くことに
すると、指導を懇願する後輩を無視し一人黙々練習するゆずゆの姿があった。
これではさすがにその後輩、真子がかわいそうだと感じた恭介が助け舟を出すと、
ゆずゆは、自分は口下手でうまい表現が見当たらないという悩みを吐露する。
根はまじめで優しい性格のゆずゆのこと、やり方さえ見つければなんとかなるだろうと恭介はアドバイスを送るのだった。

この出来事をきっかけにゆずゆとより親しくなりたいと感じた恭介は、
ある日の放課後、ゆずゆを遊びに連れ出すことに
水泳以外に関心などないという態度だったゆずゆだったが、新たな発見の連続に顔をほころませるのであった。
また別の日は、家族が出かけて家に帰れなくなったというゆずゆを自宅に招くことに。
友人宅に来るのは初めてだというゆずゆ。そして恭介もまた、ゆずゆの新たな一面を多く見ることとなった。
そしてこれを機に連絡先交換をした二人。これからもっと仲良くなれるのだろう。

ある日、今日もバイト先の雑貨店に出勤した恭介。と、今日はもう一人臨時バイトがいるという。
なんとそのバイトはゆずゆ。お互い驚きを隠しきれないが、勤務開始時間なのでまずは仕事をすることに。
今日の二人の仕事はビラ配り。しかし、もともと口下手なうえ慣れない仕事をしているゆずゆは大苦戦を強いられる
結果足を引っ張るだけの結果に終わり責任を感じるゆずゆであったが、恭介の弁護もあり何とか事なきを得る
そして二人は、完全にお互いのことを意識しあうのだった

ついにゆずゆへの気持ちを悟った恭介は、いよいよ告白を決意し、ゆずゆを呼び出す。
まずはゆっくりデートを楽しみ、終盤、ついに恭介はゆずゆに告白
動揺するゆずゆ、なぜ自分なのかと問うが、恭介の言葉は止まらない。
それを聞いたゆずゆは、自分も好きだと答え、二人は気持ちを通じ合わせた。


406 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:45:05.74 ID:0a2Gp6mq0

そして迎えた交際初日の朝、恭介が起きるとそこにはゆずゆがいた。
母親によれば、恭介を待っているゆずゆに偶然遭遇し、家に招き入れたのだという。
まさか初日からこんなことになるとは、驚きと嬉しさにあふれる恭介は急ぎ準備し同伴登校。
そのまま教室に入ると、クラスメイト一同はいったい何事かと驚きの声。
事情を説明すると、ゆずゆの変化っぷりにさらに驚きを隠せない様子のクラスメイト達だった。

さらに後日、水泳部に顔を出した恭介は、ゆずゆから水泳のコーチを受けられることに
しかし、熱心に指導してくれているにも関わらず、恭介はゆずゆの水着姿に興奮を隠し切れなくなってしまう
そして、気まずい空気のまま練習を終え、帰路でゆずゆはこんな話をし出した。
自分はこれまで家族以外の男性との付き合いがほとんどなく、男性について何もわかっていない
これまでは偏見的な目で見ていたが、これからはもっと知っていきたい、と。
そんな気持ちを受けた恭介は、自分もまだ勉強不足だからお互い理解しあっていこうと返すのだった。

こうして本格的に交際を始めた二人。それからゆずゆは劇的に変化していく
デートではおめかしをして周りの注目を浴び、クラスではゆずゆの真の魅力に気付いた男子たちが大騒ぎ
さらには手作り弁当まで用意してくれており、恭介は幸せをかみしめずにはいられない
さらに、ゆずゆの部屋を訪問した際には、元々無趣味だったゆずゆが今では自分の趣味に合わせてくれていることを知り、感激する恭介だった

別の日、デートに出かけようとゆずゆを迎えに行った恭介、出発しようとすると女性から声をかけられる
その女性はゆずゆの母親であった。まだ交際を伝えていなかったゆずゆは冷やかされて恥ずかしがるが、
母親は特に交際に反対するそぶりもなく、一安心の恭介だった。
一方、恭介の母親もしばらくぶりにゆずゆに会いたがっていた。そこで恭介は、休日にゆずゆを自宅に招くことに。
一緒に料理をしているその様は、とても出来たてのカップルには見えないとは母親の弁
さらに、すでに将来のことまで視野に入れて考えているという二人に、母親は安堵するのであった。


407 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:46:40.62 ID:0a2Gp6mq0

交際開始からしばらくたち、今日も放課後デートを楽しむ二人
しかし恭介にはどうしても気になっていることがあった。それは、出会った当初のゆずゆの態度である
こんなにも可愛らしい笑顔で笑えるような人間が、なぜあんなにつんけんしていたのか
それが恭介にはどうしても気になっていたのである。ゆずゆは、ついにその事情を明かすことに。

実は、本来のゆずゆは明るい性格で、友達も多くおり遊んでいた。しかし、ある事件が彼女を変えた。
親友が突然不登校に陥ったのだ。不思議に思ったゆずゆが調べると、親友がいじめを受けていたことが発覚
一旦はゆずゆ達グループの尽力もあって収まったものの、しばらくすると再発し最終的に親友は転校
しかも、あろうことか主犯格はあの時尽力したグループのメンバーだったのだ
これに我慢できなくなったゆずゆは、主犯格の子と大喧嘩。
さらにこの件では、ゆずゆ自身いじめに気付けなかったことに対する後悔の念に悩まされることに
そしてこの件以降、ゆずゆは仲間や友情といったものを一切信じられなくなってしまったのだ、と

しかし、その事情は汲みつつも、恭介は今は違うはずだと返した
真子をはじめ、部活のメンバーたちは心からゆずゆのことを気にかけているはずだ、と
それにはゆずゆも気づいており、いつか謝罪したいがきっかけがつかめず悩んでいたのだという

ならばと、恭介はお菓子でも作って差し入れたらどうかと提案、
後日、練習時間の一部を使って、ティーパーティを開催、ゆずゆはここでこれまでの態度を詫びることに
しかし部員たちは、謝る必要などないと返す
そう、ゆずゆは言葉こそ悪いが、練習には真面目に取り組んでおり、みなそれを評価していたのだ
そしてそのままパーティへと流れ込み、恭介もゆずゆも、今のこの幸せを大切にしたいと誓うのだった

(ゆずゆルート エピローグ)
数年後、学園を卒業した二人はそれぞれの道へ進んでいた
恭介は大学に進学、ゆずゆは調理の専門学校へ進み、二人ともバイトに汗を流す毎日だった
そしてこの日は4度目の交際記念日、さらに今後同棲する予定も決まっており、順風満帆な毎日である
今や二人は並の夫婦以上に強い絆で結ばれている。そう実感した恭介は、ゆずゆに似合う男になろうと一層の努力を誓うのだった。(END)


408 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:48:01.43 ID:0a2Gp6mq0

(岬ルート)
プールのチケットを手に入れた恭介は、さっそく岬を誘うことに
初デートでプール、勇み足だったかと思いきや、なんと返事はOK
岬はこれまで友達と一緒に遊んだ経験が少なく、誘ってもらえてうれしかったというのだ
やはり岬は特別な存在なのだろうか、数々の噂が駆け巡る中、その信憑性はどうなのか。
そんなことを思いながら岬を家まで送り届けた恭介は驚く。なんと、岬はごく普通の青果店の娘だったのだ
人の噂など所詮こんなもの、当てにならないと感じる恭介だった

別の日、昼休みを迎えた学園では大騒ぎが起こっていた。岬が恭介に手作り弁当を届けたのである。
当然周囲は大騒ぎ。二人の関係を詮索するもの、岬に、恭介は似合わないと宣告するものなどさまざまであるが、
それもこれも、岬を特別な存在だと祭り上げている周囲の幻想にすぎないのである。
恭介は、岬を特別視せず、普通の女友達として扱うようになった

しかし、その行動が岬の心理に大きく影響することとなる
放課後、一緒に変える約束をしていた恭介が待ち合わせ場所に向かうと、同級生から遊びに誘われている岬の姿があった
少しづつでもコミュニティを広げていくのが重要であると、待ち合わせをキャンセルし一人帰路に就こうとする恭介だったが、
岬に腕を掴まれ、一緒じゃないと嫌だと懇願される。岬は、恭介に友情以上の感情を抱き始めていたのだ。
そして、そんな岬を見た恭介もまた、岬への気持ちがどういうものであるのかを意識するようになる。

こうして岬との交流を深めるにつれ、自分の持っている岬に対する気持ちが男女のそれであることを意識した恭介は、
いよいよ告白を決意することに。
岬をデートに誘い、その日の夕方、ついに告白。岬も、恋愛が何たるかをよく理解できていないながら、恭介と一緒にいたいと答えた。
これでめでたくカップル成立なのだが、それを岬のクラスメイト数人が目撃していた。
やはり騒ぎが起きたが、折しもこの全員がカップル成立の証人となったのである。


409 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:49:25.18 ID:0a2Gp6mq0

こうして交際を始めた二人、一緒に昼食をとったり、同伴の登下校となったりと、ささやかながら充実した毎日を送る
と、ある日岬を家まで送りとどけると、岬の母親と遭遇。流れで家に上がらせてもらうことに。
岬が友人を連れてくるのは初めてのことらしく、興奮さめやまぬといった感じである
さらにここで父親も配達から帰宅。と、ここで岬が恭介を友人ではなく恋人であると暴露してしまう
これに恭介は気が気ではない。ところが、両親とも感激の涙を流し、怒られるような空気は一切なかった
このにぎやかさに、ただただ圧倒されるばかりの恭介であった。

さらに数日、そういえばクラスの友人にまだ岬を紹介していなかったと、ここで改めて紹介することに
そのまま岬は質問攻めにあう羽目になったが、岬が淡々と語る恭介の良さに、一同はそれ以上の追及は出来なかった
また、ここで親睦を深めた一同は、一緒に遊びに出掛けるほどの仲になり、皆岬の本当の姿に驚くのであった。

こうして岬との仲を深めていく恭介。と、ある日帰宅すると岬が母親と一緒に自宅を訪れていた
突然のことに驚きを隠せない恭介。野菜を届けてもらったついでに色々話をしていたのだという
恭介、岬共に母親から続々と普段の行動を暴露され赤面状態である。
ついには酒盛りが始まり、収拾がつかなくなったと判断した二人は恭介の部屋へ避難することに
ここでやっと落ち着いた二人、まったりと過ごすのであった。


410 :名無しさん@初回限定:2016/09/28(水) 16:49:52.21 ID:0a2Gp6mq0

二人の交際が始まってしばらくたち、学園内でも二人の関係は相当知れ渡っていた
しかし、いまだに岬がお嬢様であるという誤解は解けておらず、それを解消するため、
二人は、店のチラシを学園内で配布し、実際に見てもらうことで誤解を解消しようと考えた。

さっそくチラシ作りを始める二人。元々あった店のチラシに、岬がアレンジを加えたものを配布する予定なのだ
その中で、自らの持つ野菜の知識を披露する岬。これが本来の彼女の姿なのだ。
そして配布開始。と、ここにいまだに恭介を認めていない岬のクラスメイト達が現れる
恭介が岬をたぶらかしていると思い込んでいる彼女たちは、案の定恭介を強く糾弾
しかし、ここで岬が助け舟。恭介がどれだけ素晴らしい人かを説く
さらにすかさずチラシを渡し、百聞は一見に如かずと岬の家まで案内することに。
確固たる証拠を見せられ、黙りこくる岬のクラスメイト達。
そして、今まで岬や恭介の話を聞いていなかったことを詫びるのであった。

(岬ルート エピローグ)
あれから数年、岬は栄養学を、恭介は商売を学び、二人は新たに鮮魚店を開業するに至っていた
持ち前の人気とセンスで店はすぐ軌道に乗るだろう。あとは式を挙げるタイミングだけ。
仕事でもプライベートでもずっと一緒。二人は、幸せな未来に向けての第一歩を踏み出したのだ。(END)

(ノーマルエンド)誰ともフラグを立てないか、フラグを立てても告白しなかった場合
彼女を作ると意気込んで活動すること数か月、ついぞその目標は達成されることはなかった。
気の合う友人の元気と桃、今日もまた3人で遊んでいる。
しかしそれも悪くはない。恋愛だけが青春のすべてではないのだ。
きっと来年こそは。その思いを胸に、今日もまた一日を過ごすのだった。(END)

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