386 :化石の歌:2016/09/27(火) 14:35:35.10 ID:/cB7tuCd0

≪超簡略ストーリー≫

人類が別惑星に移住した未来のお話。交易途絶や大気汚染でその星の人類は衰退期に入る。
物語の始まりは、孤児エミールが妹プリエと一緒に貴族の御屋敷に拾われるところ、なのだが……。

エミールは仕事を与えられる。人形と呼ばれる人工生命に意思を与える『調律』という仕事。
それは巨大コンピューターの演算する仮想世界で、人形に人間を演じさせるというもの。

が、そもそもこの物語は開始時点で仮想世界。
現実世界でのエミールは演算装置の開発者の一人。他の登場人物も大体は開発者や関係者。
元々は衰退する人類を人工的に進化させる計画だったが、病魔に侵される恋人マリーのために変更。
しかし協力者の義兄ミハイルが暴走、開発メンバーは全員殺害されて仮想世界に放り込まれる。
本来仮想世界はマリーの楽園だったはずが、汚染で発狂した仲間によりマリーを虐げる世界に。

エミールも記憶を失い、同じ時間を無数に繰り返させられていたが、
死ぬ前に用意していたプログラムの力を借りて記憶を取り戻す。
その過程で、プリエが元々の人類進化計画のために用意された存在だと知る。
すべてを終わらせて欲しいというマリーの願いもあり、エミールは仮想世界を崩壊させる。
新人類であるプリエ、そして旧人類のエミールは現実世界に再構成され、子作りをする。
旧人類のエミールは環境に適応できず、プリエの幸せを祈りながら力尽きていく。
プリエは心地良く吹く風の中、とうに終焉を迎えていた旧人類の痕跡を眺める。


387 :名無しさん@初回限定:2016/09/27(火) 16:05:23.29 ID:SSysSLI30


プリエってどういうふうに作られたの?

388 :名無しさん@初回限定:2016/09/27(火) 16:22:37.09 ID:/cB7tuCd0

>>387
人類を守護するための『シオン・グローヴ』というシステム(超高度なAI的なもの。詳細は不明)が存在していて、
元々最終的な実行はこのシステムを使う予定だったが、実は計画が破棄された後も人類進化計画を継続実行していた
仮想空間の維持も実質的には『シオン・グローヴ』の能力を使って行われてる。演算装置はあくまで端末みたいなもの


389 :名無しさん@初回限定:2016/09/27(火) 16:50:07.58 ID:/cB7tuCd0

「なぜ仮想空間にプリエを作り出す必要があったのか?」という疑問が生まれるだろうが、
作中の説明を大雑把に解釈すると「プリエに意思を宿らせるため=調律」という事になる

余談が入るけど、作中の表現では「人形」=「人が作った人」という意味が微妙に含まれていて、
「神」と「人間」と「人形」の関係に思い巡らせられるような示唆が結構あって、
人形に魂はあるのか、人間と人形の違いは一体何なのかみたいなお話がある
プリエを生物として誕生させたのは『シオン・グローヴ』だけど、魂を宿らせたのはエミールで、
誰が神で、誰が人間で、誰が人形なのかを考えると、複雑で置き所のない気持ちになる


この補足で簡略した理由をお察しいただけると思う。とてもじゃないが説明し切れない

390 :名無しさん@初回限定:2016/09/27(火) 16:57:53.96 ID:/cB7tuCd0

あとちなみに、化石の歌はマブラヴオルタネイティヴの遠未来に当たる。裏設定的なお話で関連性はほぼない

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