72 名前:EXE 1[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 17:28:37 ID:jhPYddTG0

ゆずソフトの「EXE」。途中までですが。

(共通パート)
主人公・伏見籐矢は、10年前に八坂総合病院で起こった火事で、母・鈴乃を失った。
父親も既におらず、事故以来、妹の真姫奈と共に、母の助手だった白峯沙耶の世話になり、
日々を過ごしていた。

ある朝、登校前の籐矢が火事の慰霊碑に参りに行くと、孤独な影を持つ少女・野宮悠と出会う。
転校生としてクラスに入ってきた彼女は、人を寄せ付けない頑なな雰囲気をまとっていた。
だが、ふとした事から籐矢が10年前の事件の関係者と知ると、奇妙な事を尋ねてくる。
「身体の一部に、バーコードのような模様はない?」
さらに、籐矢が八坂病院でアルバイトをしていると知った悠は、病院への嫌悪感を露にする。
彼女の言動に、戸惑いを隠せない籐矢。

そんなある日、籐矢は死んだはずの母の姿を目撃する。成り行きで悠と共に探すが、再会した母は
別人のように冷酷だった。
驚異的な運動力で2人を捕まえようとする母に、悠は突然、炎を生み出して反撃。
さらにクラスメイトの籠夏希が、鎖鎌のような武器を携えて割って入り、2人を助ける。
籠とその仲間――魔術師と名乗る人間達は、2人に事件への深入りを禁止するが、母を諦めきれない籐矢は、籠に頼み、調査を続けさせて欲しいと熱望。
熱意に押された籠は、護身用として籐矢に魔術(光の弓)を教え、事件への介入を許す。

さらに、籐矢の前に現れた言葉を話す黒猫が、かつて病院で行われていた忌まわしい研究――不老不死の研究について教える。
事件の根に近付いていく籐矢だったが、時を同じくして、八坂総合病院には不穏な影が集いつつあった。
10年前に行われていた不死の研究を再開させようと望む人間たちが集まり、動き出していた。

73 名前:EXE 2[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 17:29:58 ID:jhPYddTG0
野宮悠

超能力者である悠は、10年前、不死研究の実験体の一人として、病院に軟禁されていた。
バーコードの刺青は、その時に入れられたもの。
実験漬けの辛い日々を送る彼女の数少ない楽しみは、友達の男の子と遊ぶ事と、時折父親が見舞いに来てくれる事だった。
しかし彼女の父も、火事で消息不明――遺体の発見されないまま死亡認定――となる。
悠は父の死についての真相を暴くために、病院に近付こうとしていたのだった。
彼女を放っておけない籐矢は一緒に調査を行い、やがて互いに惹かれあっていく。
そして明らかになる過去。籐矢こそ、10年前の友達の少年だった。
だが思いを寄せ合う2人の前に、再び母・鈴乃が現れる。しかも彼女は、悠と同じパイロキネシスを使い、襲ってくる。
魂の情報を書き換えて、悠の力をコピーしたと笑う鈴乃は、籐矢を圧倒。
そして彼女は、衝撃的な告白をする。
自分は悠の父で、研究の成果を使い、仮死状態だった鈴乃の肉体を使って蘇ったのだと。
10年前、研究者であった悠の父は、研究の為に、喜んで自分の子供を実験台に差し出していたのだった。

衝撃を受けながらも、籐矢を失う事を恐れた悠は、自分の身柄と引き換えに彼を助けようとする。
しかし籐矢は、自分の魔術の「弓」という特性に着目。
相手の炎の届かない長射程から攻撃する事で、辛くも勝利を収める。
だが全てが終わったと思われた矢先、悠の前に、事件の首謀者であった紅葉と名乗る少女が現れる。
前世の記憶を持ち、強力な魔術師でもある紅葉は、しかし必ず短命であるという宿命ゆえに、不死を求めていた。
転生のための肉体を捜していた紅葉は、自分の能力を疎ましく思う悠に、その力を消す方法があると言って近付き、肉体を奪おうと画策。
籐矢に諭された悠が誘いを断ると、紅葉は強引に奪い取ろうとするが、抗う2人の姿に、ゲームをしようと提案する。
それはこれまでの前世で彼女が迎えてきた悲惨な死を籐矢に体験させ、どれほど精神力が持つかを試すというものだった。
絶望に満ちた記憶を流し込まれ、悶絶する籐矢だが、悠への思いを支えにゲームに勝利。敗北した紅葉は、寂しげに笑いながら病死する。
真に事件が終わり、籐矢はこの先も悠と共に生きていく決意を新たにするのだった。

74 名前:EXE 3[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 17:30:52 ID:jhPYddTG0

籠夏希

感情に任せて突っ走りがちな籐矢を、冷静にたしなめ、導き続ける夏希。
感謝と尊敬の念を抱く籐矢だったが、夏希はなんでも無いと流す。
夏希の両親は高名な魔術師であったが、彼女は才能では凡庸だったため、両親を失望させた。
だから少しでも力を磨き、良い行いを積んで名声を高め、いつか両親に聞かせてやりたいのだという。
籐矢は彼女の強さに憧れると同時に、歳相応の遊びや家族とのふれあいを知らない事を不憫に思う。
せめてもの礼と、自宅に招いて夕食を共にするうち、真姫奈や沙耶も夏希を歓迎し、親しく付き合い始める。
だがそんなある日、籐矢が10年前の事件の生き残りであることが敵方に知れ、籐矢はさらわれてしまう。

籐矢に興味を抱き、調べようとする紅葉たち。彼らの中には八坂紫織という、顔見知りの少年がいた。
調査の中、突然紫織は紅葉を裏切り殺害する。「前から気に食わなかった」と、無邪気に笑う紫織。
籐矢は仲間達に助け出されるが、紫織は「魂を抜き取る」という謎の能力を使い、籐矢を倒そうとする。
普通ならば助かる状況ではなかったが、何故か籐矢は無事だった。
その事に驚いたものの、すぐに何かを確信した紫織は、笑いながら自らの魂を抜き取り昏倒する。
その日から、寝るたびに紫織の夢を見るようになる籐矢。
ただの夢とは思えない現実感に、籐矢は次第に不安を募らせていく。
そして突如、夏希の仲間の魔術師達が、籐矢の命を狙って動き始める。籐矢は「世界の脅威」であるとして。
かつての不死研究での最大の成果、「入り口」、「部屋」、「出口」という段階で人間の魂を循環させるシステム。
紫織はその「入口」、籐矢は「部屋」だった。紫織は籐矢の内側から魂を歪め、共鳴作用で周囲の人間の魂を連鎖的に崩壊させようとしていた。

75 名前:EXE 4[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 17:33:10 ID:jhPYddTG0

(夏希―続き)
内側から紫織に蝕まれ、外からは魔術師達に命を狙われる籐矢。
組織の正義と、恋との板ばさみになった夏希は苦悩するが、全力で籐矢を助ける事を決意する。
解決法として、黒猫はかつての研究の成果を使い、魂に寄生した紫織を追い出そうと提案。
護衛に付いた夏希は、襲撃してきた同僚の魔術師達と戦い、なんとか撃破する。
しかし魂への干渉は上手くいかず、最終手段として黒猫が藤矢の「部屋」にもぐりこむ。
だが、精神世界で藤矢の前に現れた黒猫は、なんと母・鈴乃の姿をしていた。
驚愕する藤矢を尻目に、紫織は鈴乃に恨み言をぶつける。
かつて鈴乃が、死に瀕していた藤矢を助けるために研究に参加し、「部屋」としての機能を与えることで、藤矢を生き延びさせた事。
そして、自分はそのための犠牲となった事。
怒りの言葉と共に精神戦を仕掛けてくる紫織を、藤矢は母の助言を受けて、辛うじて倒す。
しかし自分の罪を認める鈴乃は、紫織を抱きしめ、自分の存在をかけて償うと宣言。
孤独に震える紫織の魂を抱きしめ、藤矢に生きろと言い残し、共に消滅する。
真に母を失った藤矢は深い悲しみを覚えるが、夏希に支えられ、立ち直る。
後日、夏希は両親に会いに行く事を藤矢に告げる。
組織を裏切ったけど、今の自分に後悔していないから、ちゃんと向き合えるという夏希に、藤矢も力強く頷くのだった。

BADED
誘拐された時の選択肢で分岐。
魂を調べるという紅葉が「痛いのと気持ちいいの、どっちがいい?」と訊いてくる。
ここで怖気づくと、悦に入った紅葉が、調査と称して性交を迫ってくる。
次第に彼女の体に溺れ、何も考えられなくなる籐矢。一方で、紅葉も快楽に溺れて籐矢の体を貪る。
当初の目的がどうでもよくなったのか、紅葉は「君が気に入ったから、気が変わっちゃった。ずっと傍に置いてあげるね」と言う。

76 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 17:39:36 ID:jhPYddTG0

以上です。
貴船未緒、上御霊円、白峰沙耶のシナリオは未見。
いつかやるかもしれませんが、当分目途が立たないので、よければ他の方、
お願いします。

904 名前:E×E[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 21:41:06 ID:Gp/aS+GD0
○貴船未緒
共通パートで省略されているが、母・鈴乃の襲撃時、夏希とほぼ同時に未緒も登場。
夏希と未緒に彼女の相棒である影臣の3人は同じ魔術師の組織に属しており、
今回の八坂総合病院の件に対処する命を受けていた。
未緒は籐矢に関わらないよう忠告するが、諦めようとしないため面倒を見ることにする。
実は未緒は沙耶の昔馴染み。その関係もあり未緒は籐矢の家に来るようになる。

未緒と影臣はそれぞれ、10年前に八坂総合病院に所属していた被験者と研究者。
未緒は自分が参加していた研究の内容、そして10年前の事故を悔やみ、
贖罪として、当時自分を助け「生き残った責任を果たせ」と言った影臣と共に、
その全てを賭けて研究の完全抹消を目指していたのだった。
だが病院の捜索中、影臣は紅葉達に接触し、そのまま研究に協力し始めた。
実は、影臣が悔やんでいたのは「研究が未完成だったこと」であり、
影臣の目的は最初から「研究を完成させること」に他ならなかったのだ。
(未緒も影臣も、本気で相手が自分と同じ目的で行動していると思っていた。)

協力を求める影臣に対し未緒は攻撃を仕掛けるが、手も足も出ず完敗。
影臣は研究のため鈴乃や紅葉をサンプルに使い、さらに他にも被害を広げていく。
これまでの10年間を否定され、失意と無気力に捕らわれる未緒だったが、
影臣を止めようと立ち上がる籐矢の姿を見て立ち直り、
自分の過去から逃げずに戦っていくことを決心。二人協力して影臣を倒す。

残った尚之も拿捕して一件落着、イチャイチャ生活を始める二人。
しかし紫織の肉体に入れられた紅葉から提供された情報で、未緒は異変を察知する。
影臣は自分の魂情報のデジタル化に成功し、紅葉の肉体へ魂を「上書き」していたのだ。
だがその一部が何物かに書き換えられており、また紅葉の肉体にも問題があったため、
影臣は身体に不調を起こし満足に動けなくなっていた。
寿命が数日間とはいえ、失敗作の肉体でいることを拒否した影臣は、未緒に討たれ散る。

全てが終わり、贖罪を続けるため未緒は去ることになる。
一緒にいたいと思いながらも、籐矢は未緒を信じて待つことに決めた。
未緒は再開の約束として籐矢に愛刀を預け、旅立っていった。

905 名前:E×E[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 21:41:44 ID:Gp/aS+GD0
○白峰沙耶
 ※夏希ルートから派生。
籐矢が紫織に蝕まれていることを知り、彼を守りたいと思う沙耶。
一方藤矢は夏希と恋人同士になり、夏希をこれ以上巻き込みたくないと考えたことから、
沙耶に頼んで彼女に遠出の任務を与えてもらう。
代わりに沙耶と、実は組織に属さない陰陽師だった寿士を戦力に、作戦の決行を待つ。

直前になって夏希に正直に言えなかった後悔で落ち込む藤矢を、沙耶は励ます。
そして藤矢は「異性として好き。一時でもいいから抱いて欲しい。」と言う沙耶を受け入れる。、
組織の命で藤矢を抹殺しに来た未緒と影臣をそれぞれ沙耶と寿士で止め、
その間に魂の干渉を行い紫織の除去に成功する。(干渉に関する描写は全くなし)

そして戻ってきた平和な日。
だが、藤矢にとっては「夏希と沙耶との三角関係」という新たな問題に
頭を悩ます日々がやってきたのだった。

○上御霊円
 ※共通パート鈴乃襲撃手前で分岐。殺伐とした裏事情に全く関わらない。
頼まれごとが多い円。藤矢が気にして放課後手伝っていると、円にキスされる。
戸惑っている藤矢を見て円は「無かったことにしてほしい」と告げるが、
逆に藤矢から円に告白、再度キスをして二人は恋人同士となる。
沙耶&真姫奈に軽く嫉妬込みでいじられたりしながら、
バイト後に携帯で話しだり、デートに行ったり、弁当を作ってきたりと、
仲良くしていく藤矢と円。

ある日、キスの最中に藤矢が円の胸に触れると、円は驚いて逃げてしまった。
円は「考えさせてほしい」と言い気まずい状態になってしまうが、
円は「やはり藤矢が好き、キスから先に進むのも嫌ではない」と再確認し、
それを藤矢に告げることで一件落着。
二人はいつまでも仲良くやっていくのだった。

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