266 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/07(火) 00:33:11 ID:bQgZJv7c
物語の舞台、楢崎町には二つの不可思議現象がある。
一つは決して消えない虹。晴れの日も雨の日も、昼も夜も、そこに在り続ける。
もう一つはGIFT。人から人へ、大切な贈り物をする事が出来る。
これにはいくつか条件があり、お互いの合意である事、楢崎町の生まれである事、一生に一度だけである事。
また、GIFTの内容は様々であるが何が贈れるか等の境界線は未だ不鮮明。
以下、綸花ルート。

主人公はある日、夜中に現れる謎の剣士と魔女っ子という不思議な噂を聞く。
その時はそんな馬鹿なと相手にしなかったが、ある夜の散歩中上空から降って来た女剣士に遭遇。それは同じ学園の下級生だった。
翌日、その生徒を探し回ると外園綸花という剣道少女であるらしい。
なにか興味を引かれ綸花に付きまとう事にした主人公。
そこへ奈美という同級生も付きまとうようになる。聞けば綸花に暴漢から救ってもらい一目惚れしたらしい。
奈美のあまりのしつこさに疲れた様子の綸花に主人公はある提案をする。
「恋人のふりをして奈美を諦めさせよう。」
こうして綸花との恋人ごっこが始まる。
そんなある夜、主人公の枕元に幽霊が現われる。そして、自分は綸花の姉の椿と名乗る。
椿は綸花に自分のGIFTを受け入れるよう説得してくれと頼む。
外園家は代々凰爪流を受け継ぐ武家であり、家伝によると開祖はその昔「ナラカ」という化け物を封じたとある。
しかし倒した訳ではなく、占いにも長けていた開祖によると今年の5月15日、つまり一ヵ月後には復活するという。
そしてナラカを倒すには凰爪流奥義「七つ胴落とし」が必要だが綸花は未だ習得出来ていないという。
さらに家伝によれば開祖一人では障壁を崩すのがやっとで、高弟と二人の七つ胴落としで封じたとある。
椿は綸花に自分の力を送ろうとしているのだった。
しかし負けず嫌いの綸花はGIFTを受け入れず自分のみの力で立ち向かうつもりらしい。
話を聞いた主人公は綸花と付き合いながら徐々に説得していこうとする。

267 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/07(火) 00:35:08 ID:bQgZJv7c
そうして数日が過ぎ、恋人ごっこのデート帰り、奈美が「恋人ならキスして見せて」と迫る。
それは無理だと諦めようとするが、綸花は自分なら大丈夫とキスの姿勢で待つ。
それなら、とキスしようと近づくと寸でのところで綸花に突き飛ばされてしまう。そしてごっこだったことがバレてしまう。
また逆戻りか、と思って登校するとなにやら奈美の様子がおかしい。
すると突然、奈美が鉈で綸花を襲ってきた。主人公は奈美を咄嗟に弾き飛ばす。
どうしたんだ?という問いに、奈美は「我々はお前たちがナラカと呼ぶものだ」と告げる。
奈美の体を乗っ取ったナラカは、体を人質に綸花の持つ刀全てを三日以内に折れと脅迫する。
対策を二人で練っていると家伝に同じような事例が見つかる。
開祖は「粉通し」と呼ばれる技で内に宿るナラカのみを切ったという。さっそく粉通しの特訓を開始する綸花。
その夜、椿に相談すると粉通しは通常一年かけて習得する技で、七つ胴落としのみ練習していた綸花には無理だと言われる。
それでも綸花を信じ特訓を手伝う主人公。そしてギリギリで粉通しのマスターに成功する。
ナラカとの対決時間、従う意志のない様子を見て暴れるナラカ。
これでは粉通しを打てないと思った主人公は力ずくで奈美を押さえつけ、自分ごと切れと綸花に言う。
意を決した綸花は粉通しでナラカを切り、成功。しかしコレは分身のようなもので本体ではないらしい。

268 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/07(火) 00:35:47 ID:bQgZJv7c
ともかく自由になった奈美を抱き起こす主人公。
するといきなりキスされる。「さっきのカッコよかったよ・・・。」今度は主人公に惚れる奈美。それを見た綸花はショックを隠せない。
ヤキモチを妬く自分をみて主人公の事が好きになっていることに気づく綸花。
しかしもうすぐ二人は修学旅行で離れ離れ、しかも奈美とは一緒。
これ以上奈美と仲良くならないよう、押しかけでこっそり付いて行くことにする。
そして恋愛成就の神社で奈美が改めて告白するさまを隠れて見守る。
しかし主人公は、俺が好きなのは綸花なんだと断る。嬉しさのあまり隠れていたのがバレ、自分も好きだと伝える。
晴れて両思いになった二人は、いよいよ七つ胴落としを完成させるべく特訓へ。そのことを椿に報告する。
すると、粉通しを三日で習得できた綸花はもはや自分を超えている、これなら七つ胴落としも習得できるだろう、しかし一人ではやはり無理だ、と語る。
七つ胴落としとは居合い系の技で、打った後にどうしても溜めができ、同箇所への連発は難しいとのこと。
それでも綸花は特訓を続け、ついに七つ胴落としをマスター。
そして5月15日。ナラカを待ち受ける綸花は、自分だけでやってみたいそれで駄目なら姉のGIFTを受け取る、と語る。
綸花は現われたナラカに七つ胴落としを放つ。一発目、成功。二発目、成功。しかしわずかにズレる。途端に回復するナラカ。
失敗、自分の実力を悟った綸花は姉を呼びGIFTを受け取る。
すぐさま七つ胴落としを放つ。一発、しかし二つの刃がナラカの障壁を破り本体を切る。
見事ナラカを打ち倒した後、姉の姿は何処にも無かった。
その後、二人は一生添い遂げる事を硬く誓いEND。

_| ̄|○疲れた。
続きは何時になるやら。

331 :GIFT◇l1l6Ur354A:2005/06/13(月) 10:20:15 ID:KX59uCaq
神代 縁

記憶喪失だが親切な藤宮家に居候させてもらっている。
もうしわけないのでメイドとして家事全般をこなしている。

主人公と二人で夜の散歩中、パジャマ姿のあやしい幼女を見つける。
数日後、再度見かけた二人は気になり付けて行くと、丘の上で一人ぽつんと居た。
最初は不審に思われたが縁の神がかり的な人徳で仲良くなる。
幼女の名前は野々村美凪。原因不明の頭痛(死にたくなる程の)で入院中。
気晴らしに夜だけ散歩しているという(夜は頭痛が出ないから)
そうして毎夜密会をしていた三人だが美凪の母親にばれてしまう。
ヒステリーな母親にうんざりしていた美凪は主人公の修学旅行についてきてしまう。
美凪を連れて帰ってもらおうと縁を呼び寄せるが、夜行列車で帰るという約束で少し遊ぶことに。
そして、いよいよ帰ろうという時に頭痛が。(夜なのに)
しかもそこへ暴走トラックが。主人公と縁があわてて飛び出すが間に合わない。
と、思ったらトラックが突如上空へ跳ね飛び横転。美凪の前には縁が立ちふさがっていた。
心配で駆けつけた野々村親子は和解するも、縁の力を不審に思う主人公。
数日後、縁が全てを語る。自分は別宇宙から来た魔法使いだと。
記憶喪失は嘘だったが、昔の事は忘れてしまいたいと思っていること。
そして自分の元の世界を滅ぼした「ナラカ」のこと。
ナラカはその宇宙のあらゆるものを吸い尽くすまで行動を止めないという。
だから最後の生き残りの自分目指してナラカが現われると。

332 :GIFT◇l1l6Ur354A:2005/06/13(月) 10:20:34 ID:KX59uCaq
縁は主人公にGIFTを送ってくれと頼む。「死」のGIFTを。
常時保護魔法で包まれている縁は死ねないが、GIFTなら自分も死ねるという。
そうすることで世界を守ろうというのだった。
悩む主人公だがGIFTを送る決断をする。
しかし縁は無事のまま。縁の本心が死にたくないと思っていたから。
そこへ美凪が現われる。「久しぶりだなユカリ」
美凪には、かつて縁が仕えていた「姫」という最強魔法使いが憑いていたのだ。
日中頭痛が起きていたのは、姫が太陽の加護を受けて増幅した魔力が悪影響を及ぼした為だった。
姫はナラカを倒す方法はある、と言う。
まず出現直後であること。まだ力を吸う以前に大魔法をぶつければ倒せる。
そして縁の魔力をGIFTにより増幅させる事。これには町の住人大半から集めなくてはならない。
こんな話をどうやって信じさせるのか悩む主人公。
しかし、突拍子も無い話も縁の神がかり的な人徳で信じてもらうことに成功。
そして海岸。楢崎町住人が待ち受ける中、ナラカが現われる。
増幅された縁の魔法でナラカは一撃で消え、世界は救われる。
役目を終えた姫は、これ以上美凪に負担をかけまいとGIFTで自分を消してくれと主人公に頼む。
しかし、そんなことはさせない。自分に移り変われという主人公。
縁の頼みもあり承諾した姫は主人公のGIFTで移り楽しい生活を続けていく。

335 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/13(月) 17:06:34 ID:ezC6Ia+0
ちなみに千紗、霧乃はマジでつまんないから短縮で・・・。
千紗
噂の魔女っ子として偽Giftを振りまく。その力は母親からのGift。
理由は、人から与えられた幸せで満足できるのか?という疑問から。
千紗にはお見合い話があり家の為に受けようとしていた。(両親は千紗を思い反対している。)
しかし、主人公が好きになり思い悩むも、結局お見合い破談。魔女っ子も辞める。

霧乃
幼馴染で過去に主人公へGiftを贈っている。内容は心の繋がり。
妹にしか見ていなかった主人公は突然告白され断ってしまう。
しかし、これを期に女として見るようになり前言撤回、付き合うことに。
いちゃつく二人だが、霧乃はGiftのせいで好きになったのではないかと思い始める。
それは無い、と主人公があれこれ頑張ってようやく納得した霧乃はGiftを返還してもらいEND。

368 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/16(木) 12:01:10 ID:k0ZXwrOX
深峰 莉子

昔離れ離れになった妹。数年ぶりに楢崎町へ帰ってくるところからスタート。
ブランクを埋めるかのように仲良く暮らす二人。
そんなある日、二人は修学旅行前夜祭のダブルミスコンにエントリーされる。(男は女装して参加する)
ミスコン優勝者にはその他大勢から告白を受ける決まりがあり、莉子は迷惑そうに優勝はしたくないと語る。
しかし親友マキの情報戦略により莉子の人気は鰻上り。対して主人公の女装はそれを凌ぐほどの豹変っぷりを魅せる。
正体不明の美少女(主人公)と莉子に人気が二分され勝敗は微妙に。
しかし、莉子を守るため優勝させまいと主人公は完璧な美少女を演じきり、結果優勝する。
このことで、莉子が好きな気持ちを知った主人公は、その夜告白。しかし断られる。(霧乃に遠慮?)
がっくり肩を落とす主人公を元気付けようとマキは肝試し大会を催す。
莉子は霧乃に遠慮して二人で行かせたが、抱き合う二人を見て我慢できなくなり修学旅行中に前言撤回。
ようやく二人は付き合いだす。

369 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/16(木) 12:01:29 ID:k0ZXwrOX
以降いちゃつく二人を見て諦めた霧乃が、昔送ったGiftを返して欲しいという。しかし、失敗。
そんなことを莉子に言うと、Gift現象そのものを消滅できないか方法を探そうという。
それをマキに相談する。「原因があり結果がある、Gift発生の年、何が起こった?」
それは主人公が生まれ、そして母親が亡くなった年だった・・・。
主人公は意を決し父親に聞いてみる。もしかして母親は魔法使いかなにかか、と。
答えはYES。しかし、母は魔法を嫌っていたらしい。
またマキに相談すると、何かやむを得ぬ緊急事態だったのではないか、とのこと。

主人公は未熟児で生まれてきた。命が危険なほどの。
ということは自分の命を助けるためGiftを作ったのだろうか?だとしたらGift消滅=死を意味する。
しかし父親に確認すると、自分が生まれて母が死ぬ二週間の間にそんな危険はなかったという。
では何のためにGiftを作ったのか?理由はわからないが返還を決意する。
実は主人公は莉子に母親の面影をずっと見ていたのだった。
しかしそんなことではいけない。親離れの意味を込めてGiftを返した。
町からはGiftが消えたが幸せに生きている。

※消えない虹は、離れ離れになる時に莉子が「虹を見るたび自分を思い出して」という思いを込めてGiftしたもの。
 当時の主人公は虹が好きだったが、そのことを何故か忘れている。(霧乃のGift効果で忘れさせた?)

370 :GIFT ◆l1l6Ur354A :2005/06/16(木) 12:03:01 ID:k0ZXwrOX
GIFT

主人公誕生から晴(母親)死亡までの4月1日〜4月15日のお話。
保育器の中の主人公を見守る両親。
そこには何本もチューブが刺さった我が子の姿が。
自分がもう長くないことを知っていた晴は子に何か遺してやれないか考えるように。
自分が亡き後、父親のみで子育てをする事になる。
良い人だが不器用な夫に不安を抱えていたのだった。
幸い自分には魔法という力がある。それを使って何かを・・・。
死期が迫った4月15日。保育器から出てきた我が子を抱き上げる晴。
そして遺すものを決める。
それは町全体を対象にしたGiftの魔法。
これからGiftを巡って色んな人との関わり合いが見られるだろう。
愛情、友情、欲望、憎悪、それらいろんなことを我が子に教えてくれる情操教育として。
それが母からの贈り物・・・。

372 :名無しさん@初回限定 :2005/06/16(木) 21:32:56 ID:qOCdXSrh
>>370
乙、
良かったら、母親がなんで死ぬのか説明希望

373 :名無しさん@初回限定 :2005/06/16(木) 22:08:51 ID:yDrU6p2O
生れつき体が弱く色々な疾患を患ってたらしい
直接的には心不全かな

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