444 :ONE 〜輝く季節へ〜:2005/06/22(水) 19:37:14 ID:f10hBgD7
【ストーリーの大筋】
主人公の折原浩平は学園生活を送る中、ときどき夢(?)を見ている。
・永遠の世界は空虚な場所であり、そこからはどこへもたどり着けない。
・そこから抜け出すには誰かとの絆が必要である。
・本当のぬくもりはそこにあり、そこから離れてしまうのは悲しいことだ。
・元の世界へ居続けようと願ったけどダメだった。
・永遠の世界では、ある女の子と一緒にいられる。
…というようなことが語られる。

以前、浩平にはみさおという妹がいたが、病死する。
浩平はそこで、楽しい日々がずっと続くことは無い(=永遠なんてない)事に気付く。
その時幼い頃の長森と出会い、「永遠はあるよ。私はずっとそばにいるよ」と聞いた。
ずっと一緒にいるという、「永遠の盟約」。それは自分の世界からいなくなることを意味していた。
「永遠の盟約」を浩平はずっと覚えていて、それに囚われたまま。
でも、現在の長森はもちろんそんな口約束など忘れていた。

浩平は、存在感が薄れてゆき、永遠の世界に向かってしまった。
この世界からいなくなるが、ヒロインとの仲が深ければ戻ってこれる。

※自分なりの考察
子供時代からの脱却がテーマではないかと思う。
「永遠の世界」とは子供時代。それはとても楽しくて空虚なもの。
みさおが死んだことで、いつまでも楽しい時間を過ごせる訳ではないと気付いた。
幼い頃の長森と交わした「永遠の盟約」とは、子供のまま留まるということ。
浩平は周りと違って、口約束に囚われたまま大人になれずにいた。
また、「永遠の世界」から戻ってくるということは
大人になるということであって、それには人との絆が必要であった。

(人により解釈が様々。あくまでも一意見として捉えて)

445 :ONE 〜輝く季節へ〜:2005/06/22(水) 19:40:19 ID:f10hBgD7
【長森瑞佳】
幼馴染で世話焼き。
ある日、友人の住井が提案したくじ引きの結果、長森に告白をする事になる。
でも、長森はそれを真に受ける。
保護者面をする長森を疎ましく思い、浩平は冷たい態度をとる。
長森の態度が気に障り、それを踏みにじりたくなった浩平は、
夜の教室で他人にレイプさせようと計画した。
だが、レイプの直前で浩平は自分の気持ちに気付き、長森と共に逃げた。
本当は、浩平も長森が好きだったのだ。
冷たい態度をとり続けても、それでもなお長森は愛情を注いでくれた。
そんな方法でしか、長森の愛情を実感できなかったのだ。
浩平は、ボイスレコーダー付きのウサギのぬいぐるみを買い、メッセージを録音する。
浩平がいなくなった後、長森はその声を励みにする。

永遠の世界から戻ってきた後。
浩平は、長森に改めて告白する。長森は恥ずかしながらも告白を受け入れた。

【七瀬留美】
「乙女」を目指して頑張る、(浩平だけには)やたらと暴力を振るう転校生。
男子の中で人気投票があり、留美に協力することに。
見事1位を獲得したが、それを快く思わない広瀬が留美に嫌がらせをする。
留美は本性を出しそうになるが浩平が押さえ、半ば無理やりデートに誘う。
色々あって仲良くなり、彼女が乙女を目指す理由を聞く。
彼女は以前剣道部の部長をしていた。当然、逞しくないとやっていけない。
引退するときに先輩の言葉で、自分は女の子の幸せを
味わってこなかったことにやっと気付いたのだ。
浩平が留美を助けてくれて、留美はやっと乙女になれたのだ。
クリスマス、二人は制服のままで公園でダンスをしてしまった。
もう一度きちんとやり直そうと、浩平は留美にドレスを送り、待ち合わせる。
だが留美がいくら待っても、浩平は来なかった。(浩平は永遠の世界に行った)

留美はドレス姿で一年間待ち続けた。そこに浩平が自転車で迎えに来る。

448 :ONE 〜輝く季節へ〜:2005/06/23(木) 16:18:30 ID:szKdNVKb
【椎名繭】
やたらと癇癪を起こす、別の学校に通っている子。
裏山で、ペットの死体を埋めている繭に出会い、浩平と長森で手伝う。
その事が嬉しかったのか、浩平たちの学校に来るようになる。
彼女は肉親の愛情を知らず、自分から心を閉ざしていた。
ペットの死をきっかけとして繭を成長させて欲しいと繭の義母も願う。
だが、繭はてりやきバーガーを買うことすらままならなかった。
それでも心を鬼にして、甘やかさないようにする。
雨の日、はぐれた子犬の飼い主を二人で探すことに。
だが浩平は、繭の成長を見届けたいため、わざと隠れる。
雨の中、繭は必死で飼い主を探し、見事、飼い主の所に子犬が戻った。
そのご褒美として二人でバーガーショップへ。
しかし繭が注文したてりやきバーガーを持ってきたとき、
席に浩平の姿は無かった…。(永遠の世界に行った)

繭は復学して、友人もできる。彼女は繭が立派に成長していた姿に惹かれたのだ。
繭の卒業式に、浩平は繭の前に現れる。
【上月澪】
声を出すことができない、人懐っこい後輩。
意思伝達の手段はスケッチブックに字を書くこと。
それとは別にボロボロのスケッチブックを肌身離さず持っていた。
深山に頼まれ、浩平は演劇部の手伝いをすることに。
澪は今回が初舞台なうえ、演劇部は人手不足だった。澪と、演技の練習をする。
ドジだけれども無邪気な笑顔を見せる澪に浩平は惹かれる。
やがて、浩平は過去のことを思い出す。
浩平と澪は幼い頃にも会っていた。声を出せないせいで、澪は無感情で無反応な子だった。
そんな澪に、浩平はスケッチブックとクレヨンを押し付け、自己紹介をさせた。
また会う約束をしていたものの、約束の日はみさおの葬式で会うことができなかった。
その約束を澪は覚えていて、今でもそのスケッチブックを手放さずに持っていたのだ。
演劇の舞台を見届け、その夜に校舎でお別れをする。

一年後、再開のデートで、澪は浩平の背中の温かさを感じるのだった。

449 :ONE 〜輝く季節へ〜:2005/06/23(木) 16:23:37 ID:szKdNVKb
【里村茜】
無口なうえ、「嫌です」などと冷たい態度をとるクラスメート。
空き地で、雨の中傘を差してただ一人突っ立っている姿に浩平は目を留める。
無理やり一緒に弁当を食べたりするうちに仲良くなる。
他校に通う詩子がやって来て、澪を含めて4人でクリスマスパーティーをすることに。
去年までは楽しそうにしていたのに今回はやや態度が冷たいのを詩子は不審がる。
そして茜から過去の話を聞くことに。
茜には幼馴染の男がいて、彼もまた永遠の世界に旅立ってしまった。
雨の日のあの空き地で、彼は消え、茜はずっと待っていることしかできなかった。
詩子は彼を忘れていたため、パーティー前の茜の態度の変化が分からなかった。
そして浩平もまた旅立とうとしていた。同じ悲しみを再び味わいたくないため、
茜は浩平のことを忘れようとするが、もちろん忘れることなどできなかった。

一年後、雨上りに二人は再会する。
【川名みさき】
盲目だけど大食いでお茶目な先輩。
屋上で、みさきが夕焼けを見上げていた所に出会う。「夕焼け、きれい?」と聞かれ、
浩平は夕焼けを65点、みさきは風を95点と評した。
みさきは深山という演劇部部長の友人で、演劇部のお手伝いもしていた。
みさきの家は学園の目の前にあり、小さい頃はよく学園の中で遊んでいたが、
小六のとき、資料室での事故で目が見えなくなってしまった。
それでも、そこは遊び慣れた場所だったため、心の眼で学園内を把握できるのだと言う。
卒業式の日の夜、図書室で、浩平は電気をつけずに歩いてみた。
浩平はとてつもない恐怖に襲われ、やっとみさきの心情が分かった。
みさきにその事を伝えると、彼女は色々なことを語った。
眼が見えないと知った時、死のうと思っていたこと。
でも、眼は見えなくても、今ここにいる世界には素敵な風景があるし、
別の方法で感じることもできるから、この世界にいたいということ。
次の日、公園でのデートで、ベンチで待つ浩平にみさきはアイスを買ってくる。
既に浩平が永遠の世界に行ったことにすぐには気付かず、みさきは話しかけ続けた…。

一年後の卒業式。屋上で、みさきが浩平の卒業を祝う。

450 :ONE 〜輝く季節へ〜:2005/06/23(木) 16:28:53 ID:szKdNVKb
余談だけど一応攻略可能キャラ
【氷上シュン】
「家族に大病を患った人はいるかい?」とだけヒントをくれる。
彼については何もかも謎。


まぁ、シナリオ全体で色々考察はありますけどそれは葉鍵板と考察サイトに任せます。

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